デスコヴィル

『討伐済み』
東大陸の砂漠地帯に生息していたエンペラースコーピオン突然変異個体

尾を含めれば10メートルを超える巨体を誇り、全身を覆う深紅の甲殻は生半可な剣や矢は通らない程に分厚かったらしい。
兵隊サソリは引き連れていなかったが、単独であっても凄まじい強さを有していたとの事。
特に尾から噴射される毒液は浴びただけで肉が焼け爛れ腐り落ちる程の凄まじい毒性を放っていたという。

今から数十年前にペルシニア近郊で現れるようになり、旅人やキャラバンを襲い続けたらしい。
やがてその存在とそれによってもたらされた被害がペルシニア王家の耳に届き、王国軍と一部のジンが討伐に向かう事となった。

激闘の末に討伐は完遂。
だがその死骸から流れだした毒液は一帯を汚染し、そこにいるだけで目や肺が焼けたという。
結果誰もこの死骸を処分する事が出来ず、棲み処にして戦いの舞台となった地下洞窟にそのまま放置する決定がなされた。

洞窟の入り口はジンによって岩で塞がれているものの、現在でも近づけば目や鼻に激しい痛みが生じる事があるという。


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最終更新:2025年05月20日 22:15