カタル

ガイオウ共和国南東の島に存在する都市国家。
『知識の宝物殿』とも称され、各地から集った賢者錬金術師達が日夜知識の研鑽をし続けている。

元々はかつて『四つ目の竜』が自らの保有する膨大な“遺産”を収蔵する為に建築した『城の如くな書庫』であった。
そして人間の生み出す文化を愛する四つ目の竜は、この地が人間達の発展の助力になる事を期待して島を開放。
やがて島には知識を追求する者達が集まるようになり、四つ目の竜が眠る古城を中心に街が増築されていったという。

現在は竜の意志を引き継いだ竜人一族が君主として統治している。
安易に島の知識が流出して悪用されないよう、入出国にはかなり厳しい規制が敷かれているようだ。

入国を許された選りすぐりの学者達により、魔術や錬金術を始めとするあらゆる分野の研究が今も弛まず続けられている。
昨今は失われた古代文明の解明を目指しているらしく、噂では技術の一端の復元に成功し手中にしているとも。

都市中央にある城の地下には四つ目の竜の亡骸が朽ちる事なく収められているという。


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最終更新:2024年07月29日 21:37