古代文明

ロクシアース世界において現代であるロクシア歴より以前、遥か昔に栄えた古の文明。
主に魔導機械による高いテクノロジーを持った『オープ歴』と滅竜戦争による世界大戦があった『ヴィーパ歴』を指す。


【オープ歴】

現代から恐らく4000~10000年以上昔に存在した謎多き超古代文明。
『古代魔導科学』と呼ばれる魔術と科学を掛け合わせた極めて高度な技術力を有し、ロクシアースで最も文明が発達した時代。
機械仕掛けの装置や機構の並ぶ巨大都市が数多く存在した他、生命や自然の理すら書き換えるといった凄まじいテクノロジーを持っていたとされる。
しかし世界の法則すら意のままにしようとした傲慢が祟ったのか、突如現れた『変遷の三獣』によってその栄華は終焉を迎えた。

現在では僅かに残された古代遺跡等から機巧人形等の遺物や残骸が発掘される事がある。
多くは長い年月による破損やエネルギー切れによって動作不能となり、現代の技術では修復も不可能。
だが極稀にいまだ稼働する物が見つかる事もあり、その力は総じて現代の武具や魔道具とは比べ物にならない程の性能を誇ると言う。

【ヴィ―パ歴】

現代から2000年以上前、オープ歴終焉を生き残った人類により興された新たな文明。
変遷の三獣によって全ての技術が崩壊した世界を一から再建し、『剣と魔法の世界』として生まれ変わらせた。
現代のロクシア歴に見られる文化形式の多くはこの時代に形作られたとされる。

長い年月をかけ多くの国々が興されたが、ある時から人々の心が乱れ世界各地で戦争が巻き起こったとの事。
そんな中、世界中に蔓延した負の心から史上最悪の怪物『黒滅竜』が誕生。
各国は人知を超えた脅威の出現に激しく混乱、だが一人の英雄の尽力により争いをやめて団結し立ち向かったと言う。

後に滅竜戦争と呼ばれるこの戦乱は『暗黒時代』と呼ばれる程の凄惨な時代であった。
しかし同時に黒滅竜の率いる魔物の軍勢に対抗する為、当時の人類が総力を結集し強力な武器や魔法の数々が作り出された発展の時代であったとも。
だが滅竜戦争終結後は後世の火種とならぬよう、大部分が意図的に破棄されたり各地に隠されてしまったらしい。
現在ロクシアにおける『伝説の武器』と呼ばれる様な強力な聖剣や魔剣の類も、多くはこの時代に生み出された物と言われている。


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最終更新:2025年07月10日 10:36