『しまず ただひさ』
『
皇国の傑物を十挙げるなら、かの一門の者は必ず入れるべし』とまで言われる武家の現当主。
顔面に斜めに走る向こう傷と口髭が特徴の眼光鋭い壮年の男であり、『二の太刀要らず』の一刀流を極めた剛剣士。
髷を結った髪には既に白いものが混じっているが、その身に纏いし"剣気"は未だ健在。
数多の死線を掻い潜ったであろう剣客衆であっても『かの御仁の正面に立つ事すら憚られる』と言わしめる程である。
だがその一方で凄まじいまでの愛妻家であり、数人の子宝に恵まれているとの事。
そして厳格さと同時に柔軟さも持ち合わせており、息子の1人が武者修行の旅に出たいと申し出た際には快くその背中を押したと言う。
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最終更新:2023年12月06日 17:02