当時のリクレシアにおいて大国であったエルフ王国は
シードリアとの戦争で歴史的な大敗を喫し、財政を始めとした様々が破綻寸前にまで追い込まれていた。
王国は戦費等の補填の為、南部のシードリア人の血を引く
ハーフエルフとそれらを擁する地方領主であったハーレン家に重い税を課す。
しかし、王国中央の純血エルフから長きに渡る圧政を受けていたハーフエルフ達の不満は既に爆発寸前にまで達していた。
その背景から民と共にあったハーレン家は国からの離反を決意。王家との紛争状態に突入する。
当所はハーレン側が圧倒的に不利に思われた。
だが王国の支配下に置かれていた周辺の島嶼小国家群がハーレン家と歩調を合わせ、次々と王国からの離反を敢行。
これによって元より枯渇していた王家側は疲弊が加速し、急速に瓦解していく事となる。
戦争はその後七年に渡って続いたものの、ついに国王は王権を放棄して逃亡。
そして旧王家から政敵として僻地に抑えつけられていた融和派の
フォレエルフ家が戴冠する事となり、新たな王として
フィルフタンへと凱旋。
こうして戦争は終結し、ハーレン家は新興国『
ハーレン海防連合王国』の盟主として独立を果たす事となった。
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最終更新:2025年07月15日 23:45