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データベース接続の設定
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Database Adapterの接続設定方法
はじめに
JDeveloperからDatabase Adapter(DB Adapter)の設定を行う際に、以下のような接続先データベースの設定画面が表示されます。

この設定画面にJNDI名という設定項目がありますが、ここが接続先データベースの設定になります。
JNDI名を設定しなくても、JDeveloperで作成した接続情報が、Database Adapterによって作成されるWSDLに含まれますので、この情報を利用して実行時には、Databaseに接続されます。ただし、JNDI名を利用しないと以下の問題がありますので、簡易的なテスト時以外は、必ずJNDI名を設定するようにしてください。
JNDI名を設定しなくても、JDeveloperで作成した接続情報が、Database Adapterによって作成されるWSDLに含まれますので、この情報を利用して実行時には、Databaseに接続されます。ただし、JNDI名を利用しないと以下の問題がありますので、簡易的なテスト時以外は、必ずJNDI名を設定するようにしてください。
- コネクション・プールが利用できないのでパフォーマンスがでない - グローバル・トランザクションが利用できない - 環境移行の際に、WSDLを環境に合わせて書き直さないとならない
※サーバー上で、該当するJNDI名が定義されていない場合は、JDeveloperで設定した接続情報が使用されます。逆にサーバー上に該当するJNDI名が設定されている場合は、サーバー上の設定が優先されます。
手順としては、Database Adapter設定時に設定したJNDI名に対応する接続をサーバー側で定義しておきます。このように、接続先情報をサーバー側にもたせることで、テスト環境から本番環境への移行時などに、環境の違いを意識することなくデプロイすることが可能です。
では、具体的な手順をみていきましょう。以下、Oracle Databaseへの接続を前提として記述します。
接続プールの設定
まずはじめに、接続プールを作成します。OracleASの管理ツールであるApplication Server Controlにログインして作業を始めましょう。以下のURLにブラウザからアクセスしてください。
http://<サーバーのホスト名>:<ポート>/em
すると以下のようなログイン画面が表示されますので、ユーザー名「oc4j」、パスワードはインストール時に指定した管理ユーザーのパスワードでログインします。

ログイン後に[co4j_soa]のリンクをクリックします。
※ oc4j_soa以外に、BPEL/ESBをインストールしている場合は、BPEL/ESBを インストールしたoc4jインスタンスを指定します。SOA Suiteを基本インストールで 入れた場合は、homeインスタンスにBPEL/ESBがインストールされています。

以下の画面ショットのように[管理]タブの[JDBC]リソースをクリックします。

接続プールの[作成]ボタンを押します。画面上部にあるデータソースの[接続]ではありませんのでご注意を。

以下の画面ショットのように、デフォルト値のまま、[続行]をクリックします。

[名称]に、この接続プールの名称を入力します(データソースを作成する際にこの名称を使用します)。
[接続情報からURLを生成]を選択し、[DBホスト名]に接続先のデータベースのホスト名を、[DBリスナー・ポート]にリスナーのポートを、[SID/サービス名]にサービス名をそれぞれ入力します。
最後に、データベース・ユーザーのユーザー名、パスワードをそれぞれ、[ユーザー名]、[パスワード]のフィールドに入力し、[接続テスト]ボタンをクリックします。
[接続情報からURLを生成]を選択し、[DBホスト名]に接続先のデータベースのホスト名を、[DBリスナー・ポート]にリスナーのポートを、[SID/サービス名]にサービス名をそれぞれ入力します。
最後に、データベース・ユーザーのユーザー名、パスワードをそれぞれ、[ユーザー名]、[パスワード]のフィールドに入力し、[接続テスト]ボタンをクリックします。

すると、[接続テスト]画面が立ち上がりますので[テスト]ボタンをクリックし、先ほど入力した接続情報で接続可能かをテストします。

次の画面ショットのように、[接続が正常に確立されました。]と表示されたことを確認して[終了]をクリックします。接続できない場合は、再度、接続情報を確認してください。

これで、接続プールを作成できました。

次にデータソースを設定します。
データソースの設定
次の図のように、データソースの[作成]ボタンをクリックします。

アプリケーションとして[default]、データソース・タイプとして[マネージド・データソース]を選択し、[続行]をクリックします。


これで、データソースの設定が完了しました。

次にいよいよ、アダプタの設定を行います。
アダプタの設定(JCAリソースアダプタの設定)
再度、Application Server Conrtolのホーム画面に戻ります。画面上部にある[クラスタ・トポロジ]リンクをクリックすることでホーム画面に戻ることができます。
ホーム画面から[oc4j_soa]のリンクをクリックします。
ホーム画面から[oc4j_soa]のリンクをクリックします。

次に[アプリケーション]タブをクリックし、以下の画面ショットのように[default]を選択します。

[DbAdapter]のリンクをクリックします。

[コネクション・ファクトリ]タブに移動し、[作成]ボタンをクリックします。

[コネクション・ファクトリ。インタフェース]は、規定値のままで[続行]をクリックします。

[JNDIロケーション]に名称を入力します。ここで指定した値をJDeveloperのDatabase Adapterの設定ででてくるJNDI名に指定します!
接続プロパティのxADataSourceNameに先ほど作成したデータソースのJNDIロケーションの値を設定します。
以上の項目の入力が完了したら、[終了]ボタンをクリックします。
接続プロパティのxADataSourceNameに先ほど作成したデータソースのJNDIロケーションの値を設定します。
以上の項目の入力が完了したら、[終了]ボタンをクリックします。

以上で、Database Adapterの接続設定が完了しました。JDeveloperからDatabase Adapterの設定を行う際には、ここで設定したJNDIロケーションを指定しましょう。

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