オリアカしよっ
SS_無人の酒楼
最終更新:
oriacasiyo
-
view
郿塢-無人の酒楼(サイドストーリー)
出現条件:10章クリア
アイコン:張春華
説明文:酒楼空き巣事件、真相はいつも一つ!
報酬:通常召喚券×1
アイコン:張春華
説明文:酒楼空き巣事件、真相はいつも一つ!
報酬:通常召喚券×1
主人公
やっと食事ができる酒楼に入れた! 腹減った~!
番頭さん、牛肉を二斤ください!
主人公
……番頭さん? あれ、いないみたいだ。
主人公
あれ、誰もいないのかな?
孫権
テーブルには料理がまだあるってことは営業はしていたはず……。
主人公
店主さん! 店主さんはいませんか?
-
それは主人公が、
いきつけの酒場にいつも通りやってきた時のことだった。
張春華
呼んでも無駄、誰もいないわよ。
主人公
あなたは……!
張春華
アハッ。お久しぶりね……主さん?
主人公
……この酒場の人はどこへ行ったんだ?
張春華
ウフフ、さあねどこかしら? あなたはどう思う?
主人公
どうって……まさか、殺したというのか……。
張春華
フフ……ワタシは何かをした、それは正解よぉ……。
でも……。
主人公
でもなんだ!
張春華
さぁね……あなたがアタシの遊びに付き合ってくれたら、
思い出すかもしれないわねぇ。
主人公
…………。
張春華
ああ、でもね……気を抜いたら、死ぬわよ?
-
張春華が愛用の鎌をすらりと取り出し、
意味ありげにあなたの首に武器の柄を掛けた。
張春華
でもこんなにあっさりお終いなら……とっても残念ね……。
-
緊迫した空気にごくりと唾をのむ。
しかしその時、急に扉が開き、店員と店主が慌てて入ってきた。
酒楼店主
お、おい! 大丈夫か!?
主人公
店主さん!?
無事で良かった……けど、どこに行ってたんですか?
酒楼店主
それは……食材の仕入れに……行ってたんだが。
主人公
そうなんですね。でもお客さんも一人もいないし、びっくりしまし
た。
酒楼店主
それがなあ……さっきこのお嬢さんが店に来て、
お客さんを追い出しちまったんだよ。
酒楼店主
残っている人は殴るって言うし。
そんなこと言われたら、誰も残りなんかしないだろ?
主人公
……横暴だな。
張春華
アタシ、人に見られながらご飯を食べるのが嫌いなの。
張春華
ああでも、あなたならここに残って、
アタシと一緒に食べてもいいわよ?
主人公
俺でいいならなぜ人を追い出す必要があるんだ?
そもそも、本当に食事だけが目的でここに来たのか?
張春華
そうよ、アタシって単純なの。
お腹が減ったから、おいしいものを食べたかっただけ。
張春華
だけど、男共がアタシを見てくるから気に入らなくて。
少し文句を言っただけよ。
張春華
でもあなたと一緒なら、ジロジロ見られることなく
ゆっくり食事ができるでしょう?
張春華
それに、あなたにならどんな目で見られても
嫌な気分にならないしねぇ。
主人公
貴様っ!
張春華
あら、だめってこと?
張春華
ウーン、今回はタイミングが悪かったのかしら。
なら、また次の機会にするわ。
-
張春華はほほえみを浮かべたままゆっくりと後ずさると、
酒場の入り口からかき消すように消えてしまった。
やっと食事ができる酒楼に入れた! 腹減った~!
番頭さん、牛肉を二斤ください!
主人公
……番頭さん? あれ、いないみたいだ。
主人公
あれ、誰もいないのかな?
孫権
テーブルには料理がまだあるってことは営業はしていたはず……。
主人公
店主さん! 店主さんはいませんか?
-
それは主人公が、
いきつけの酒場にいつも通りやってきた時のことだった。
張春華
呼んでも無駄、誰もいないわよ。
主人公
あなたは……!
張春華
アハッ。お久しぶりね……主さん?
主人公
……この酒場の人はどこへ行ったんだ?
張春華
ウフフ、さあねどこかしら? あなたはどう思う?
主人公
どうって……まさか、殺したというのか……。
張春華
フフ……ワタシは何かをした、それは正解よぉ……。
でも……。
主人公
でもなんだ!
張春華
さぁね……あなたがアタシの遊びに付き合ってくれたら、
思い出すかもしれないわねぇ。
主人公
…………。
張春華
ああ、でもね……気を抜いたら、死ぬわよ?
-
張春華が愛用の鎌をすらりと取り出し、
意味ありげにあなたの首に武器の柄を掛けた。
張春華
でもこんなにあっさりお終いなら……とっても残念ね……。
-
緊迫した空気にごくりと唾をのむ。
しかしその時、急に扉が開き、店員と店主が慌てて入ってきた。
酒楼店主
お、おい! 大丈夫か!?
主人公
店主さん!?
無事で良かった……けど、どこに行ってたんですか?
酒楼店主
それは……食材の仕入れに……行ってたんだが。
主人公
そうなんですね。でもお客さんも一人もいないし、びっくりしまし
た。
酒楼店主
それがなあ……さっきこのお嬢さんが店に来て、
お客さんを追い出しちまったんだよ。
酒楼店主
残っている人は殴るって言うし。
そんなこと言われたら、誰も残りなんかしないだろ?
主人公
……横暴だな。
張春華
アタシ、人に見られながらご飯を食べるのが嫌いなの。
張春華
ああでも、あなたならここに残って、
アタシと一緒に食べてもいいわよ?
主人公
俺でいいならなぜ人を追い出す必要があるんだ?
そもそも、本当に食事だけが目的でここに来たのか?
張春華
そうよ、アタシって単純なの。
お腹が減ったから、おいしいものを食べたかっただけ。
張春華
だけど、男共がアタシを見てくるから気に入らなくて。
少し文句を言っただけよ。
張春華
でもあなたと一緒なら、ジロジロ見られることなく
ゆっくり食事ができるでしょう?
張春華
それに、あなたにならどんな目で見られても
嫌な気分にならないしねぇ。
主人公
貴様っ!
張春華
あら、だめってこと?
張春華
ウーン、今回はタイミングが悪かったのかしら。
なら、また次の機会にするわ。
-
張春華はほほえみを浮かべたままゆっくりと後ずさると、
酒場の入り口からかき消すように消えてしまった。