「-CROSS ENCOUNTER ZERO-魁の鳥-」
作者:本スレ 1-710様
343 :-CROSS ENCOUNTER ZERO-魁の鳥-:2012/04/30(月) 20:00:05
本スレ1-710です。
本スレ1-200様のお子様とうちの子のスピンオフ?な二次SS・ネタを仕上げましたので、投下します。
以下、属性表記です。
・
本スレ1-200様のお子様(本スレ1-200)の設定と、
うちの子の設定(創作してもらうスレ1-110)を足した
ファンタジーな世界観での二次SSです
・エロなし、台詞のみでのネタ的SSです
・主な登場キャラクターは、エルとメサイアですが、二人の会話の中で、ほんの少しだけ、
アレスさんの事を話してたりします
・エル17歳、メサイア18歳という年齢設定になってます
・彼等の方でも、まだ色々なエピソードが起こっていない比較的平穏な時期での話です
・エルとメサイアが何気ない?会話で遣り取りを交わしつつ、少し離れた場所から、アレスさん
とルーシェさんの楽しげな様子を見てる…といった感じの場面設定になっています
・また、うちの二人は、そんな中でも、本来の腹黒さを発揮してます!ので、ご注意くださいw
・設定準拠ではない表記を若干含みます(多分)
こんな感じですがよろしかったらどうぞ
344 :-CROSS ENCOUNTER ZERO-魁の鳥-:2012/04/30(月) 20:03:22
「メサイア! 何を視てたんだ?」
「……エルか、ちょっと、興味深いものがあって……それを視てただけだよ」
「君もさ、今、この場で改めて人の名前を呼ぶなよ。
気配で俺だって、とっくに判ってただろ。で、興味深いって……ああ、あれか。.
紅い翼、か……あんなに美しい色合いは初めて見たな。彼、元気良くて、楽しそうだね」
「だろう?」
「そうだね、メサイア、君と彼は、どこか似ているね」
「どこが?」
「一途な想いを秘めてそうなところ、とか、かな」
「面白い事を言うね」
「そうでもないと思うよ。
悪いけど、うちのは、まだ、君にはやれない。あれは、俺の大切な弟だから。
あいつに課せられている誓いと、契約が切れるまでは。あれが二十歳になるまでは、君には絶対にやれない」
「エル、君の方も人の事を、どうこう言ってる場合じゃないと思うけど?」
「そうだね……でも、まあ、俺は、まともに家督継ぐつもりは無いから。良いんじゃない?」
「父上が聞いたら、泣くぞ」
「君の方もね」
「メサイア、言っておくけど。
他人の思惑に乗せられるな。あれの誓いと契約が切れる前に事を起こしたら、本気で君を殺すよ」
「そんな事、出来ないくせに」
「ま、俺は、君には到底、敵わないんで。多分、そんな事、出来ないけどね。
それでも、気は心というだろう。君と刺し違える位は出来るかもしれない」
「随分と物騒な話だ。君と刺し違えるような事態になるのは、俺だって避けたい。そういうのは、遠慮しておく」
「おや、メサイア、君よりも彼の方がほんの少しだけ、素直なようだ。面白そうだから、ちょっと、手を出してくるよ」
「エル……また余計な事を……って、まあ、放ってなんておけないか。俺も行けば良いんだろう」
「良く分かってるね。じゃあ、そろそろ行こうか」
「ああ、君に付き合ってやるよ」
「楽しみだね、久し振りに、本気で剣を交わし合えそうだから」
「エル、君自身の事も、相手の事も、下手に傷付けたりするなよ」
「もちろん、少し遊ぶだけだ」
【END】
本当は、もうちょっと、アレスさん達にご登場いただきたかったんですが、
上手く会話が振れなかったです…本当にすみません…orz
それから、エルは元設定の方では17歳位になるとこんな感じに、結構、腹黒い人になりますw
まあ、この1、2か月後位に、想い人を異世界に放逐されて、本気で切れたメサイアを止める為に、
彼と刺し違えたり、自分の命を軽んじるような真似をした事をシオンにえらく怒られつつ、少々無理
矢理気味に致されたり(未遂かも?)するんですけどw
でもって、実際のところ、こんな風に黒い感じで、紅い翼の御方の所に遊びに行かせるかどうかは
別として、これに懲りずに、いつか、必ず! 正式なSS形式で、ご一緒させていただけると幸いです!
これからも、どうぞよろしくお願いいたします!!
《 以下、台詞SSの場面設定の補足等&1-110の設定補足コメントです よろしかったら、どうぞ 》
こっちの1-110の元設定verだと、一応、四公領共に表面的な和平が成り立ってますが、水面下での各公王間
の権力抗争と各公領内での跡目争いの駆け引きは、絶えない状況にあるという設定がついてまして、うちの
子達は、皆さん、かなりしたかかな遣り取りを繰り広げる事になっていますw
そんな状況にあっても、彼等四公の跡目が結構、仲良さげなのは、四公領の高位官僚や貴族階級にあたる子
弟が共通で通う学舎があるからwという厨設定によるものだったりしますw
で、先の台詞SSは、そんな学友同士のエルとメサイアの日常の1コマを切りだした感じですw
何処かの園遊会か何かに呼ばれてた、うちの子達が、市街に面したかなり大きな邸宅のバルコニーなどから、
人々が道行く往来の場所で、賑やかに?遣り取りをするアレスさんとルーシェさんを見てたよw
ルーシェさんは、アレスさんに急に呼びとめられて、後ろから軽く抱きすくめられたりして、そんな不埒な
事をする紅い翼の御方に対して、すっごく、怒ってるみたいだねww
というシーンを妄想しておりましたw
でもって、エルは美人さんがちょっかい出されてるの見て、放ってなんておけないしw
上手くすれば、腕の立つ奴と剣を交わせるかもねwと思って、手を出しにいく感じですw(ノリが軽いよw)
あと、メサイアさんは、幽閉されてからは、エルとか、限られた権力者(アレスさんみたいに秀でた能力の
ある方を含む)しか会えない形式で、かなり長期間に渡って、監禁される状況に置かれる人です
監視者の塔に身を置いてはいますが、その場所から、世界のあらゆる出来事を全て目にしながらも、一切の
手出しをする事が叶わない状況で悶々と過ごす予定でして、彼の身を案じて定期的に訪れるエルともかなり
揉めますw
おまけにメサイアさんは、この頃から、とある権力者の御方(wikiに紹介してる子ではないんですが)の受
けとして、望まない関係を強いられる予定のある人で、想い人や、一部の大切な人に関する事を除いては、
人生諦め気味の状態wなのでw そんな中、アレスさんが来てくれたら、
「こんな場所に予期せぬ客人が来るとはな。随分と稀な事もあるものだ。私に何の用があるというのか」
などと、かなり冷たくあしらいそうですが、暫く遣り取りをするうちに、アレスさんの邪気の無い人柄に癒
されてそうですw
ということで、重ね重ね恐縮ですが、そんな彼に一時の安らぎを与えてやっていただけると幸いですw
最終更新:2012年09月06日 21:11