302 : ◆FB0Vu0hpIc:2011/06/25(土) 20:49:50
DC残党と連邦軍の最前線部隊
TEXチームが戦闘しているほぼ中間の地点に“隕石”が一つ落下。一時、戦闘が中断する程の衝撃で落ちてきた隕石。落下地点の地表にはクレーターが出来、剥き出しになる。既に民間人は一ヶ所に集められていた為、人的被害こそ無いだろうが。
その“隕石”から機動兵器が出てくる。黒いマントに包まれた怪人の様な機体はフワフワと宙に浮かび上がり、ご丁寧に会釈する。その場にいる全員の視線を浴びていた。
「……くすくすくす。どうですか~地上の皆さん?なかなかの登場シーンだったのではありません?いかがでしょう、皆さま方」
機体からは大音量で女性の声が聞こえる。まるで大掛かりなサプライズが成功したかの様に本当に嬉しそうに笑っている。
303 : ◆gnI8YzVxOo:2011/06/25(土) 21:38:29
暗室に一人の青年がいる。唯一の光源は無数に存在するモニタである。
ミュルメコレオからリアルタイムで送信される上海での戦況を、青年は愉快そうに見つめていた。半分近くは俗に言う砂嵐の状態だったが、それでも半分以上は生きていた。
レヴァン・メトロファネスである。
「面白くなってきたじゃないですか、ファンブー中佐」
この場にはいない人物へ語りかける。たぶん本人が聞いたなら激怒するだろうな、と思いながら。
レヴァンもファンブー中佐の決起が成功するとは思っていない。あまりに中佐が逸り過ぎるので、いさめようかと考えたほどだ。……無論、折角の商談がご破算になってはたまったものではないので、人好きのする笑みを浮かべたまま差配をしたが。
レヴァンは中佐が嫌いではなかった。むしろ好きだった。一生懸命に任務に従事してなお報われること少なく、それでも懸命に闘うだろう
ファンブー・ジェン中佐が好きだった。けれどもレヴァンは公私は完全に分割して考える男だったので、それはそれとして商談を行なったまでのことだった。
それにしても、予想外の事態が重なったものだ。杜撰で引っ括りたくなる無能で無謀な無策も然ることながら、白い特機に青と黒の機動兵器の出現。更にはL5戦役の終息から部隊の規模の縮小を余儀なくされていたTEXチームがかなり戦力を増強させていた。こんなこと、誰が予測出来る?
ミュルメコレオの増援による拮抗も一時だけのこと、元々数で勝っていた連邦軍が明らかに押して来ている。頼みにしていた援軍も遂には気配すらない。ファンブー中佐より有能な指揮官でも、この状況から勝利するのはちょっと無理だろう。
「もうこれは運が悪かったとしか――って、おおっ?」
レヴァンは手にした携帯端末を弄びながら、周辺のミュルメコレオのモニタが一斉に揺らいだのに見入った。
隕石だ。隕石は巨大なクレーターを市街に穿ち、その衝撃によって戦闘が一時中断された。ミュルメコレオも何機かが破壊されたらしい。
そこから姿を現すヒトガタ――黒いマントの機動兵器。
架空の砂嵐を映すだけのモニタのスイッチを消しながら、レヴァンはただの男の子に戻ったように眼を輝かせ、モニタにかじりついた。
「やっぱりメインイヴェントにはボスが必要だよね!」
304 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/06/25(土) 22:42:51
>>301
『そう……敵じゃない。わたしたちはあなたを守るから』
会話が成功したことにほっと安堵すると同時に、再びイータは念による会話を試みる
>>302
「なにあれー?」
ケイトは感嘆の声をもらしながらTHE MAGICIANの方を見る。
「……何? この悪意のような……?」
ドス黒いオーラのようなものをイータは感じ取る。
「みんな注意して……! あいつから、嫌な予感がする」
そんなことを聞く前に、ケイトはすでにTHE MAGICIANに近づいていた。
子供のように顔を輝かせながら、様子を観察していた。
305 名前:◆hrBR6tpC7Y :2011/06/25(土) 22:54:24
>>302
エレナ「……!? 嫌な感じがするわ……あの機体」
隕石から出現した機体から不吉さを感じ、身を強張らせる。
AECPカノンを目標に向けてロックするが、相手の出方を伺う為に発射はしない。
エレナ「――地球の技術には見えないわね。尤も、あの3体の巨人もそうなんだけれど。」
>>304
「"ボマーガール"、不用意に近付くな!」
が、警告も遅かった。
307 名前: ◆FB0Vu0hpIc :2011/06/25(土) 23:30:18
「ところでお客様の中にどなたか念動力者様、あるいは、煌波発現者様はおられますか!?」
この場にはそぐわない、どこまでもふざけた様な態度の少女はそう言うが早いか
黒いマントの中から10本以上はあるナイフを取り出し、宙に停滞させる。臨戦態勢に入っている様子だ。
>>304
「尚、能力を持たない一般のお方は揃ってあの世にご招待いたします」
展開したナイフを大袈裟な身振りで投げ、
アインツェルとその場に纏まっていたDCのリオンへ襲いかかる。
一見、どれも見当違いな方向に投げられたナイフは一度、対象を通り過ぎる。
リオンに乗った兵士が余裕綽々だと鼻で笑った瞬間、地面に突き刺さる筈のナイフの軌跡がくるりと変わり、リオンのコクピットを背後から貫通した
「魔術師のナイフ。いかがでしょう、皆様方?」
どうだ?とでも言わんばかりの笑みを浮かべる銀髪のパイロット。
さっきリオンを貫いたのと同様にアインツェルにも追尾ナイフが向かって来ている。
308 名前: ◆o4yQ/QC5tg :2011/06/25(土) 23:32:05
>>302>>304
『そう…敵じゃない。わたしたちはあなたを守るから』
言葉は
アルムを包んで、暖めてくれるようだった。
心が奮え、力が湧いてくる。
『あなたは…』
溢れてくるものを、形にして伝えようとしたその時、強い衝撃を
ソムニオを襲った。
隕石の落下は強い衝撃を伴って、戦場を一時沈黙させた。
集中が途切れる。
凝視すると、隕石から黒いヒトが出てきて会釈した。
「……くすくすくす。どうですか~地上の皆さん?なかなかの登場シーンだったのではありません?いかがでしょう、皆さま方」
余りの音量に顔をしかめて、耳を塞ぐ。
嬉しそうな声だった。
しかし、アルムはその内に、漠然とした不吉を感じて体をすくませた。
309 名前: ◆vGTe9D4z5Y :2011/06/25(土) 23:48:16
>>305
「えっ、何か言いましたか?」
>>307
「攻撃?」
す、と横にスライドすることでナイフを避ける。
ところが、避けたはずのナイフが背後からアインツェルに直撃した。
「これ、ヤバいかもー!?」
かなりの損傷を被ったところへ、更に追撃のナイフが彼女の元に近づく。数は七つ。
瞬間、彼女の脳裏に数秒後の光景が浮かび上がる。そのビジョンに従ってソードを揮う。全てのナイフが切り払われていた。
相手側から見れば、超絶的な反応をしているように見えるだろう。
「何するのさ!」
ケイトにはまだ未来のビジョンが見えていた。
相手の回避方向に向かって、ツインビームライフルを連射する。
【損傷率40%】
310 名前: ◆hrBR6tpC7Y :2011/06/25(土) 23:58:05
>>309
エレナ(……初撃こそまともに喰らっているが、途中からは先読みの様に対処してるわ、あの娘。これが彼女の力とでも云うのか・・・!)
アインツェルの切り払いを目撃し、エレナはケイトの予知能力を垣間見た。
エレナ「悪いが、これ以上は野放しには出来ない。仲間が落とされるのは困るからな・・・!!
当たれっ!!」
【直感】
そう言うとエレナはAECPカノンのトリガーを引き>>307に向けて放つ。そしてヒット&アウェイの要領で
ブリューナクを移動させる。
311 名前: ◆FB0Vu0hpIc :2011/06/26(日) 00:11:16
>>309
(……っふ!?……おかしいですねムーンの感じた情報によるとこの機体のパイロットからは念動力を感知しなかったはずですが)
念動力者でも無い者にナイフを簡単に対処された事に驚きを顕にする。
「……ムーンめ。あの出来損ない」
ビームがマントを霞め、僅かに焼ける。
【THE MAGICIAN 残りHP90%】
>>310
「あなたは当たりですか?」
ACPキャノン自体は回避したが射線状に投げ込んでいたナイフが全て撃墜されてしまう。
312 名前: ◆hrBR6tpC7Y :2011/06/26(日) 00:19:58
>>312
エレナ「・・・そういう事か!?
―― 各機、敵の狙いは念動力者だ。あの白い巨人を含め念動力者は特に警戒を。」
ケイトをハズレ、自分をアタリと語る敵の発言から逆算して真意を探った。エレナはAECPカノンの射程圏内を駆け回り攻撃の機会を伺う。
エレナ「足止めにはなるか・・・!!」
命中する事を気にせずにブリューナクはグレネードランチャーで攻撃。
313 名前: ◆vGTe9D4z5Y :2011/06/26(日) 00:29:15
>>311
「あれー、ビームはあんまり効かない? それなら!」
ツインビームソードを連結させ、グロウエッジを形作る。
強力なビームフィールドすら貫く刃、それをふりかぶり、突撃する。
音速の壁を超え、肉薄すると、振り戻すようにふるった。
「ロック完了――ハイゾルランチャー、シュート」
シグルド改からケイトの突撃に合わせ、重金属の粒子砲が迫る。
下手なPTならば一瞬で蒸発するほどの威力だ。
314 : ◆FB0Vu0hpIc:2011/06/26(日) 01:42:04
>>312
黒いマントにはフィールドバリアの膜でも貼っているのだろうか、AECPキャノンを受け止める。【THE MAGICIAN 残りHP75%】
「……んふ。ご名答です。我々にはあなた方が必要ですので。それもとびっきり能力の優れた」
又もや大袈裟な振りで投げナイフを撃ち出す
>>313
宙に浮かしたナイフを操作してビームクロウを受け止めさせるが、刃の耐久度がもたず次々と突破される。
「あらあら?これでは」
流石にシグルド改な距離までは今からナイフでの妨害は届かない。誰もが直撃を予想したが……
「……夜光剣」
少女の声がする。
突如、シグルド改の目前にTHE MAGICIANとは違う黒騎士が四体現れる。
「雪月花……!!」
そう言い放つと同時に四体の黒騎士が一斉にシグルド改に特攻を仕掛け、触れると同時に甲冑騎士は起爆し、周りには黒い爆発の花が咲く。
四体の黒騎士はデコイの様なものだったのだろう。
「……はあっ!」
その黒い爆発に紛れて、本体であろう刀を構えた黒い甲冑騎士が紫のマントを翻しながらもの凄い突進速度でシグルド改へ切り込む。
斬撃の直撃を避けようと砲身が明後日の方向を向いてしまい、THE MAGICIANへのハイゾルランチャーはそれる
「……ナイスな登場タイミングですよムーン?」
THE MAGICIANのパイロットが黒い甲冑騎士と仲良さげに会話する所から見て敵なのだろう。
「……
マジシャン。油断するな。あれらは普通では無い」
黒い甲冑騎士のカメラアイは青い闘士
アンドロマリウスを見ている様な気がする
【敵第三勢力
THE MOON出現】
315 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/06/26(日) 02:02:38
>>314
エレナ「冗談じゃない・・・!あなた達に捕まる理由はないわ」
ブリューナクはAECPカノンを持っていない左手にロシュセイバーを持ち、向かって来るナイフを切り払いする。エースパイロットならではの技量の見せ所である。
エレナ(敵の狙いが念動力である以上、
下手にティータン・システムを晒すワケにはいかない・・・。)
アスケラ「えっ・・・、アタシ???」
彼女は新たに登場した刀持ちの黒騎士に見られていることに気づく。
アスケラ「う~、何か思い出しそうだけど・・・・・・こうなったら!」
何を思ったのか、アンドロマリウスは一目散にMOONに飛びかかる。
サウザンド「何をしておるか、アスケラ!?」
アスケラ「アタマで分からないなら・・・、カラダで思い出す!!武王乱撃拳っ!!!」
アンドロマリウスからは目にも止まらぬ早さの連続パンチが奔る。
316 : ◆FB0Vu0hpIc:2011/06/26(日) 02:29:22
>>315
「……久しぶりやね、アスケラ・ルクバード。キミもこっちへ来てたんや?」
武士の様な喋りから一変。関西弁の様な言葉になり、声色も先程よりも和やかなイメージを感じられる。
「……どうしましたムーン?我々の任務は念動力者以外の消去です。速やかに破壊してください」
「……理解している」
水を差されてまた喋りを変える黒騎士の少女。
「……これで何度目かわからんが、勝負だアンドロマリウス」
夜光剣とアンドロマリウスの拳が火花をあげてぶつかる
「君達は私を許せんやろ?いいよ、おいで。そして私を…」
全てを諦めた様な目をしたTHE MOONのパイロット。
一旦、距離を離すと夜光剣を高速で振り、三日月型の斬波を発生させる夜光剣・乱れ三日月でアンドロマリウスを攻撃。アスケラにとっては何度も見馴れた技であろう
317 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/06/26(日) 02:36:28
>>314
「攻めまくりますよ!」
対特機用の大剣・グロウエッジを振り回し、攻め立てる
フルスピードにのったアインツェルは暴風のごとく暴れる
まるで、固めているかのように、相手に行動をさせない
「くっ・・・」
突如として乱入してきたTHE MOONにより、砲身はそれ、明後日の方向にハイゾルランチャーは発射される
近接戦闘は不利と判断したイータはシールドを犠牲にし、距離をとった
アンドロマリウスが敵機に接近しているのに、合わせ、レンダグルランチャーにて狙撃する
(このざわざわした感覚──この人も念動力者か)
318 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/06/26(日) 02:45:30
>>316
アスケラ「やっぱり・・・この子、アタシを知ってる!」
ぶつかり合う剣と拳の間で、アスケラは記憶奥に沈んでいた筈の何かが目覚めてくる。
アスケラ「そんな攻撃っ!!」
アンドロマリウスはさっと身をこなし、敵の攻撃を分身で回避した。
アスケラ(・・・あの攻撃、何度も見てきた・・・そんな気がする)
その感覚が内なる戦意を高揚させる。アスケラはこの戦いを心の底から愉しんでいる・・・そんな風にも見えるだろう。
アスケラ「今度はこっちの番だよ!はあぁぁぁ、武王蒼鱗掌!!!」
アスケラは闘気を右手に集中させ、オーラを纏った必殺の拳を叩く。
319 : ◆FB0Vu0hpIc:2011/06/26(日) 07:38:56
>>317
「……っふふ。あなた1人、突出し過ぎたのではございませんか?」
見れば、アインツェルは味方の援護を受けられない位置まで誘導されている。
クロウエッジに押されながらも頭では戦力の分断を狙っていたのである
「突進するだけの猪では魔術師を倒す事は出来ませんよ。……さて、次は。こんな魔法はいかがでしょうか?」
不気味な笑いをあげながら次第にTHE MAGICIANの姿が透明になっていく。
完全に姿を消したTHE MAGICIAN。同時に強力なジャミングでレーダー、センサー類は異常が発生する。マジシャンに言わせればこれは消失イリュージョンである。
「くふふ。しばらくナイフとダンスを踊っていて下さい。早く私を見つけないと体が八つ裂きになりますよ~」
前後左右上下よりもはや数10本にもなるナイフがアインツェルを襲う。
シグルド改のパイロットはかなりの念の資質があるとTHE MOONのパイロットは感じていた。
先程の打ち込みをあの鈍重そうな機体で咄嗟に避けてみせた。避けていなければ完全に戦闘不能に出来る程のものてあったと確信していた。
「……お前たちも相当の修羅場をくぐって来た様だな。アクイラ・プラネタの念動力者に勝るとも劣らない」
気合い一閃。レクタングルランチャーの弾丸を剣圧で真っ二つにし、すぐに爆風を盾がわりのマントで受ける。
【THE MOON 残りHP85%】
>>318
「……既にそれは見切っている。単発では当たってはやらん」
乱れ三日月を回避されたのと同様にTHE MOONも残像を見せる幻影奥義・月影の分身回避能力で拳を惑わせる。
一体の分身が青鱗掌に貫かれ、そこから黒のスモークが勢い良く溢れていく。
「まだや。まだ私の心臓には届かへんよ?」
黒のスモークに紛れて月をバックに高く飛ぶ。視界を乱されたアンドロマリウスの頭上からまずはガード弾きの為の振り下ろし攻撃を一段。
「……夜光剣。月閃光!」
二段目は下段からの強烈な打ち上げ斬撃を加える。まともに当たればウェイトに相当な差が無い限り、真上へ吹き飛ぶ
320 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/06/26(日) 10:58:26
>>319
「あっ・・・あれ、消えた?」
肉眼からもレーダー上からもTHE MAGICIANが消滅し、ケイトはきょろきょろとあたりを見回す
「これどうしよう・・・」
周りをナイフで囲われ、レーダーもジャミングのせいでうまく機能していない
「やるっきゃないか!」
マニュアル操作に切り替え、肉眼でナイフの動きを追っていく。
360°カバーできるように、くるくると回転しながら器用にツインビームライフルを放つ
精密射撃でナイフを捌いていくが、数の暴力、全てに対応できるわけではない。
──そんな中、敵が止めをさしに、出撃する未来を視る。
「そこかぁ!」
肉を切らせて骨を断つ、ナイフがささるのはお構いなしと言った風に連結型ビームキャノンでビジョンの通り、狙撃した
【損傷率60%】
レンダグルランチャーを両断されたのに驚愕するイータ
どうにも相手への要領が得られない
このような機体はエアロゲイターのものでもにし、ただのテロリストにここまでの機体を作れるとは思えない
「あなたたち、何者?」
レンダグルランチャーのロックは外さず、相手に威圧感を与えながらの発言
素直に答えてもらえるとは思わないが・・・
321 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/06/26(日) 13:37:20
>>319
アスケラ「ああぁっっ!?」
MOONの攻撃をまともに喰らってしまい、目論見通りに打ち上げられるアンドロマリウス
【残HPり75%】
323 : ◆FB0Vu0hpIc:2011/06/26(日) 13:53:49
>>320
「ふふっ。見えてますかー?見えませんよね??」
空には一面のナイフナイフナイフ。いくつもの金属が弾かれる音がする。
このままナイフを投げ続けるのはエンターテイメント的につまらない。演出を大事にするマジシャンはそう思っている。
だから最後は自らの手でとどめを刺そうと必ず姿を現す
「くふふふ。これでフィナーレです!ああ、他愛ない」
高笑いと共に機体が実体化。いきなりアインツェルの背後から完全に虚をついた刺突をコクピット周りへ……
「っ!!私の動きが解析されているとでも言うの……ですか?」
しかし、THE MAGICIANのナイフがアインツェルに触れる事は無かった。
THE MAGICIANのナイフを構えた右手がビームによりごっそり持っていかれる。
どういう訳か自分の出現地点に射撃を合わせられた。ただ解ったのはこいつに消失イリュージョンをどの様な形でも破られたと言う事実だけだ。
「……」
【THE MAGICIAN 残りHP60%】
>>320
「……我々の任務はサイコドライバーと呼ばれる者の捜索。……それだけ……本当にそれだけの只の人形だ。そして……乙女よ。私は君の中にその力の片鱗を見た気がする」
迷い?と言ったものだろうか、彼女の念動力は乱れていた。まるで造り物の言葉を言わされているかの様な違和感
「ムーン!?余計な情報を勝手に提供してんじゃねぇんですよ!?もういいですよ、お前?命令をこなせないなら今すぐこの場でコード入れて自爆しやがれです!お前が欠けてもマスターの計画に支障など!」
何やらタブーを犯してしまったらしくマジシャンはムーンと呼ばれる少女を口汚く怒鳴りつける。
「……っ」
ただその暴言に耐えるだけのツーサイド・アップの少女。
324 : ◆FB0Vu0hpIc:2011/06/26(日) 14:11:18
>>321
「……アスケラ。キミやったら私を終わらせてくれると思ってた。……けど、それはただの願望やったみたい」
何故か憂いを帯びた表情。
打ち上げと同時に自身も空中へ飛翔。乱れ三日月を飛ばしてからの夜光剣を構えての中心への突撃。
「……さよなら」
神速の刺突がアンドロマリウスへと迫る。
325 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/06/26(日) 14:29:41
>>324
アスケラ(・・・ここで、終わるの・・・!? まだ兄さんにも会えてないのに・・・・
それに・・・・・レネとの約そ・・・、レネ・・・せレネ・・・せ、せ、セレネ!!!)
絶対絶命のアンドロマリウス!だが、その時・・・アスケラは遂に思い出を取り戻しあのであった。あのアイクラプラネタでの日々を・・・トウジロウやリュコス、カイル・・・・・・そしてかけがえのない友であるセレネの事を!!
アスケラ「・・・アタシって、馬鹿。でもねっ!!!」
【気合×3】
アンドロマリウスはMOONの太刀筋を白刃取りし、足を踏ん張って勢いを押し殺す。その姿は強烈な闘気に包まれ、
ボディの一部が本来の色である赤色に変色していた。
サウザンド「ーーーこれは、もしや・・・」
そう、アンドロマリウスは覚醒し究神武王と呼ばれる形態になったのだ!
アスケラ「セーレーネぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
湧き上がる闘気だけで周囲ごとMOONを吹き飛ばし、その場に留まって力を一層蓄える。
【必中、熱血】
アスケラ「今度こそ、セレネ・・・アナタを取り戻す!!究神武王拳ッッ!!!」
闘気を纏ったアンドロマリウスはまるで龍の様に見えるだろう。赤と蒼の双撃がMOONに迫る!!!
326 : ◆rJzb6vv1uA:2011/06/26(日) 14:51:15
>>300
「頑張れよ!お前らな出来る!中途半端な俺と違ってな……」
トウジはイータを守るためにリオンやバレリオンを迎撃していく
>>323
「セレネ!てめぇはまだそんなサイコドライバーなんてばかなことをいってんのか!」
姿を見せた仇敵……
「まだ!まだ生きていやがったのか!あいつの気持ちを踏みにじっておいて!」
トウジの念が爆発し、周囲に拡散する
かつて、友を裏切った少女、それをトウジを許すことはできない
サイコドライバーとしての素質は皆無、念能力者としての伸びしろはもうない
それでも戦いの日々がトウジの念を一流とは言えないまでも高みに押し上げた
もちろんセレネがあのセレネならトウジがそうであるということをしっているだろう
>>325
「アスケラ……いけぇ!」
撃てばアスケラにあたるなら……
「俺の念を受け取れぇ!!」
自分の念でアンドロマリウスを後押しするようにぶつける
327 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/06/26(日) 15:45:36
>>323
「私には『見えています』」
読んでいるのではなく見えている
ヒントでもなんでもなくそれが正解
勘のいいものなら気づくかもしれない
「止めです!」
グロウエッジで相手を両断せしめんと近づいていく
「……えっ」
急に頭がぐらつく
現実にいるものが未来と現実を同時に見ることがどれだけ負荷になるか
その処理にどれだけ膨大な演算を使用しているか
故に、彼女の頭はパンクしたのだ。現実を見る力が薄れていく
未来の映像がフラッシュバックし、検討違いの方向にグロウエッジを放つ
当然外れる
その瞬間、我に返ったケイトはツインビームライフルで牽制しつつ距離をとった
サイコドライバー、その言葉を聞いて、思い浮かぶのはいまはいない兄と慕った少年、そして、姉と慕った少女
「人形……違う!本当の人形なんていやしない!」
いつになく強い口調でイータは叫ぶ
イータ・ラングレン
ラングレン基地にて作られたη(7)番目のデザインズチャイルド
そのような存在だからこそ、こうして強く言い返すことが出来る
「そんなに人形がいいなら…わたしがあなたを解放する!」
彼女の念の力が膨れ上がると同時に、ハイゾルランチャーを放った
ちょうどアンドロマリウスを補助するように
328 : ◆FB0Vu0hpIc:2011/06/26(日) 18:37:32
>>326
「……こんばんはトウジクン。月の綺麗な夜やね?」
柔和な笑顔で答えてみせる。何やらトウジロウとの間に浅からぬ因縁があるようである。
「トウジクン、まだ念動力の根幹が黒くなったままやね?わかるんよ、私には。……念動力は陽の力。そっちにいくら進んでも道は無いよ?破滅してしまうだけや」
諭す様に告げる。最も力を正しい方へ導こうとしても、トウジロウは裏切り者の“セレネ”の言う事などには聞く耳を持たないだろうが。
「……トウジクン、私はキミ達のくれた好意を平気で踏みにじれる気持ちなんか無い只の人形なんや。前にそう言ったよね」
ただ、元の世界に居た時と違い、目が明らかに違う。これは全ての事を諦めた様な目。
「私が憎くて憎くて許せやんやろ?……ええよ、トウジクン。そのドス黒い念で、私の事を終わらせて…」
まるで、死に急いでいるかの様に、小さな声でぼそっと告げる。
>>327
「まさか彼女も似たような人工物だと!?」
ハイゾルランチャーがイータの言葉を聞いて動揺したTHE MOONを狙う。
もう完全には回避出来ない。そう判断し、紫色の対エネルギーコーティングのマントを盾に使う。
「……ぐふぁっ!?」
エネルギーコーティングを持ってしても大きく後方へ吹き飛ばされるその威力。
マントがボロ布みたいになりながらも機体はまだ問題無しに動く。
【THE MOON 残りHP55%】
「…わかるぞ。乙女よ、君も私同様に人形なのだな?」
何となくそうだろうと念動力の邂逅で解っていた。
しかし、今のイータはもう何にも縛られていない。戦う為の人形では無いのだが。
>>325
「白刃取りだと……!?」
終わったかに見えたアンドロマリウスは息を吹き返していた。
先程とは気迫がまるで違う。まるで別人の様だ。そして、アンドロマリウスの少女が“セレネ”と叫ぶ。そう呼ばれると何故だか胸が熱くなった。
「……アスケラ、それは……偽りの名前や……私にはただ番号とコードがあるだけ」
彼女の心はぐちゃぐちゃ。もはや任務を果たすどころでは無い。宇宙に戻れば間違い無く『再調整』が待っているだろう。
アンドロマリウスの赤と青のオーラが大きくなっていく。龍の様な型を纏ったアンドロマリウスが突進してくる
「……夜光剣っっ!」
弾道は見切れる真正面からの突進。THE MOONは夜光剣でその龍の様な突撃を正面から受け止め、
「ぅぅぁあぁ!?そんな、夜光剣が……!」
否、受け止めなれなかった。セレネの動体視力が捉えたどんぴしゃの切り払いだった。
だが、予想を上回る究神武王拳の威力に夜光剣が持ちこたえる事が出来なかった。夜光剣の刀身内の爆薬が連鎖爆発して白い爆発が起きる。
そして、コーティングマントを突き破り、アンドロマリウスの一撃がTHE MOONに届いた。
「……見事やよ、アスケラ。……これで」
THE MOONは耐えた。いや……耐えてしまったと言えるか。ただ、これ以上はもう動く事が出来ないだろう
【THE MOON 残りHP1%】
329 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/06/26(日) 18:48:12
>>328
アスケラ「・・・そんなの関係ないっ!アタシにとってセレネは・・・セレネだよ!!」
アンドロマリウスはボロボロのMOONに向かって歩き、コックピット周りを無理矢理引き剥がそうと取り掛かる
アスケラ「もう離さない・・・離したくないよっ!!だって、だってぇーー」
アスケラは操作部で泣きじゃくりながら、コックピットの強制解除のために力を入れアンドロマリウスを動かす
無駄な行為かもしれない。それでも、彼女は諦めたくなかった。あの懐かしき日々を、最高の思い出をーー
330 : ◆FB0Vu0hpIc:2011/06/26(日) 19:49:55
>>329
「んふっ。ところがそうは行かないのでした~」
ずっと姿を消していたTHE MAGICIANがアンドロマリウスの作業を妨害する。
「ムーン、あなたは負けましたがまだ駒として使えます。解っていますよね?」
「……切り札。自爆か?」
原則的に彼女達に失敗は許されない。無駄にあがくよりも潔く消える。その為の自爆装置が搭載されている。そして命令とあらば、それを迷い無く実行出来る人形。それが人工生命体
アルカナシリーズである。
「ご名答!そのちっぽけな命の炎。最期に美しく咲かせて見せて下さい」
わくわくしながら、THE MOONの自爆を待ち望んでいる
「……私は」
しかし、当のセレネは自爆コードを入力出来ず、迷っていた。彼女にはもう人形としての義務を果たせない。
人形をやめる。その決心がついていた
「……」
THE MAGICIANの自爆指示を聞く事が出来ず、僅かに温存していた力で奥義・月影。黒騎士の分身を作り出す。分身は何かに触れて起爆すると目眩ましの黒のスモークを噴出する。
その隙にTHE MOONは無言で撤退する。なんと逃げ足の速い事か。敵前逃亡と罵られても仕方がない。
先程のアンドロマリウスの一撃を受けて、何故か憑き物が落ちた様な気がする
【THE MOON撤退】
「ムーン!!すでに狂っていやがったんですかぁぁぁ!?許されないですよ、これは!」
激昂して、コンソールを叩くマジシャン。反逆者としてムーンを必ず殺す心構えだ。
孤立したTHE MAGICIANもスモークが晴れる前に透明化して行方を眩ます。
【THE MAGICIAN 撤退】
331 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/06/26(日) 19:56:04
>>330
アスケラ「へ・・・、嘘でしょ・・・セレネ・・・セレネぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」
発狂したように泣き叫びながら、アンドロマリウスもMOONを追うようにして撤退した。
サウザンド「馬鹿弟子めが!仕方ない・・・、征くぞ・・・
フラウロス!!」
ソムニオの近くで闘っていたフラウロスも、
アンドロマリウスを追跡するために去る。
サウザンド「小僧、なかなか大した勇気であったぞ!!」
最後にアルムの健闘を讃えた。
332 : ◆gnI8YzVxOo:2011/06/26(日) 20:02:30
>>330
「あー、面白かった!」
小学生並の感想を呟くレヴァン。AM部隊、ビル内部共々制圧されつつあるようだった。
「それじゃ、ポチっとな」
携帯端末――ファンブー中佐に手渡した端末のマスター――に番号を打ち込み、送信。モニタが全て砂嵐に変わる。
上海でなお抵抗を続けていたミュルメコレオを一機残らず爆散させたのだった。連邦側もDC側も容赦なく巻き込む、それは一種の自爆テロだった。
333 : ◆gnI8YzVxOo:2011/06/26(日) 20:14:25
逃亡の果てに、ファンブー中佐は追い詰められていた。
突きつけられた無数の銃口を目の前にして、ようやく自分が地獄の淵に立っており、そこへ蹴落とされる直前だという事実に気付いた。
窓の外では爆音が響いている。部下たちの最後の抵抗だろうか? 彼らの何も報いてやれなかったことがなんとも残念だった。
これではまるで道化だ――では笛を吹いていたのは?
レヴァン・メトロファネス、という名前が脳裏に思い浮かんだ瞬間、心臓が軋んだ。酷く痛んだ。
やがてその痛みが消えた。そして全身の感覚も消えた。
ファンブー・ジェン中佐の悩み多き軍人としての生はここで終わりを迎えた。
334 : ◆o4yQ/QC5tg:2011/06/26(日) 21:11:19
>>330>>331>>332
隕石から出て来た者達は銀色の機体の仲間たち、そして闘神機と戦い、傷を負って去っていった。
彼女達に得体の知れない恐怖を抱いて、アルムは動けなかった。
片方の闘神機が敵を追う。
「小僧、なかなか大した勇気であったぞ!!」
そう言い残して黒い闘神機もまた、彼女達を追って消えていった。
アルムは仄かに憧憬するサウザンドの言葉をとても嬉しく思ったが、しかし、隕石から来た者達が胸に落としていった陰を晴らすことは出来なかった。
――彼女達は一体、何者なんだろう?
上海市街、地上には残骸がまみれ、黒煙が空を覆っている。
茫然として見ると、街の彼方此方から上がる炎の輪郭が、強く目に焼き付いた。
「ひどい…」
その一部の残骸や黒煙を、自分が作ったかと思うと胸が締め付けられるようだった。
自分にコンタクトをくれた銀色の機体は、無事だろうか?
アルムは彼女を探した。
335 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/06/26(日) 21:24:22
>>328
「イータは人形じゃない」
静かな声でセレネの言葉を否定する。
かつての、2年前の一人称に自然と戻っていた
「愛する気持ち……それさえあれば、人形ではない。あなたにも大事な友達がいるんじゃないの」
イータはアンドロマリウスの方を見ながら言う
アスケラの方から流れ出る悲しみの念。絶対救い出すという強い念
それを感じ取れたからこその発言だ
そして、言った言葉は兄から教わったことだ
イータは人形なんかじゃないと否定してくれた
その言葉で彼女はどれだけ救われたか
336 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/06/26(日) 21:49:36
>>334
隕石とともにやってきたアンノウンを退け、その戦いの影響によるものだろうか、ミュルメコレオも全て自爆した様子で、DC側も連邦側も被害は甚大であった
まるで、地獄のようだ、とイータは思う。
先ほど念話を試みていた少年はどうなったのだろうか。
アンノウンとの戦いは熾烈を極め、他を気にする余裕はなかった。最後に見た時には最初に落ちてきた機体の悪意に圧倒され、動けずにいたのを確認していた
「──あぁ、無事だったんだ」
ソムニオの巨体を見てほっと安堵する。
「わたしたちと一緒に来ない?」
それだけを通信で伝えた。
337 : ◆rJzb6vv1uA:2011/06/26(日) 22:21:47
>>328
「てめぇに言われる筋合いはねぇ!俺の力を否定したのもお前だ!」
怒りに任せた荒れ狂った念が勢いをます
「その態度はいった次は何を企んでやがる!」
トウジはもはやセレネを信じようとは思ってはいない
>>331
「おい!アスケラ!おい!」
トウジの声は届かない、逃げるセレネ、追うアスケラをどうすることもできなかった
>>332
DC残党の抵抗はミリュメコレオを爆発を最後にピタリと止まる
すぐに戦闘終了の通信がはいり、多くの兵が安堵の息を漏らすがトウジはまだ怒りに燃えていた
「セレネ……この世界にまで奴がきた、そこまでサイコドライバーにこだわるのかよ!
使命がそんなにも大事なのかよ!」
ディスプレイに拳を叩き付けると鮮血が一筋流れた
338 : ◆o4yQ/QC5tg:2011/06/26(日) 23:14:57
>>336
銀色の機体はすぐに見つかり、無事な姿に胸を撫で下ろした。
「──あぁ、無事だったんだ」
声はコンタクトの時と変わらず優しい。
「わたしたちと一緒に来ない?」
アルムは頷き、答えた。
「ボク、アルムっていいます。この白いのはソムニオ」
闘神機に導かれた先の、彼女たちの手を掴んで、ともに行こう。
339 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/06/26(日) 23:58:14
【そして、TEXチームはソムニオを連れて伊豆基地に帰還した】
TEXチームのブリーフィングルームで顔を合わせている。
340 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/06/27(月) 00:17:14
>>338
「そう、アルムっていうの。私はイータ、よろしく」
にこりと笑いながらイータは挨拶をした
基地に帰投すると、イータはアイノクス少佐を説得し、TEXチームが身柄を預かることになった
>>339
帰投したアルムを迎えるTEXチーム一同
その中には当然ケイトの姿もあった
「はいはーい!私は
ケイト・ラインハルト少尉であります!よろしくねアルム君」
元気だけが取り柄の馬鹿娘だ
341 : ◆o4yQ/QC5tg:2011/06/27(月) 20:22:09
>>339>>340
イータたちは、『にほん』にある『いずきち』に向かうとのことだった。
なんとか融通を効かせたものの、巨体で、それでいて重いソムニオは輸送の手段で周囲を苦心させ、アルムはバツの悪い思いをした。
――ソムニオも空を飛べたらよかったのに…
アルムは伊豆基地の物々しさと、自分を伴うクーガー少佐の厳つさにすっかり畏縮して歩いた。
変化の無い通路を右に左に曲がって、ようやくブリーフィングルームに到着する。
部屋には既にTEXチームが集合し、騒々しい場をクーガー少佐は素早く静めると、アルムの紹介をした。
「アルム君・・・か。私は連邦軍のエレナ・キサラギ大尉だ。」
「はいはーい!私はケイト・ラインハルト少尉であります!よろしくねアルム君」
「え、えっと…、エレナ・キサラギタイイさんに、ケイト・ラインハルトショウサさん…ですね。よろしく、おねがします」
ペコリと、頭を下げて挨拶する。
エレナは灰色の髪をショートカットにした冷静そうな大人の女性で、反対に、快活そうなケイトは金髪をポニーテールに結っている。
アルムはクーガー少佐、トウジロウ、サクラ、タツキ、そしてイータと、緊張でぎこちなかったものの、TEXチームのメンバーそれぞれと言葉を交わした。
最終更新:2011年06月28日 21:39