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美鈴3
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orz1414
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紅い館の玄関を開け、何時ものように歩を進める。
俺は軽く手を挙げながら、真剣な目つきで門の傍らに立つ彼女に声を掛けた。
「よう、美鈴」
「あ、○○さん」
「今日もお勤め、ごくろーさんです」
挙げた手をそのまま曲げて、軽く敬礼のマネゴトなんぞをしてみせる。
「どうも。 ○○さんは…散歩ですか?」
「うんにゃ、昼飯。 たまには外でと思ってな」
そう言ってもう片方の手に持った包みを見せると、急に彼女がもじもじしだした。
「あー…うー…そのぉ」
「どした美鈴?」
意味のない言葉と共にぐねぐねと身を捩る美鈴。その目は俺の持つ包みに注がれて…って
「…もしかして、昼飯?」
「はいぃ…午前中の失敗で」
(うおおおおぉぉぉぉ………)
言い終るより早く、どこぞの初号機とタメ張る位の唸り声が彼女のお腹から響く。
やがてそれが収まると同時に、真っ赤になった美鈴が蚊の鳴くような声で、
「抜かれちゃい、まして」
「…それはそれは」
そう言えば少し前に例の白黒魔法使いが来ていたっけか。
「…それで、良ければ分けてもらえない、かな…と」
断る理由は見当たらないが、如何せん量が量だ、分けるには心許ない。
数秒間考えた後に俺が出した結論は、
「よし、俺が軽く作って来てやる」
「え? そんな、そこまでして貰うわけには」
「いいからいいから。 気にすんなよ」
美鈴の答えを一笑に付して、俺は館へとんぼ返りする。 さて、何にするかな?
「ほい、ぅお待たせぇ!」
「わ、早いですね!?」
「はっは。 軽くって言ったろ?」
「はぁ。 で、それは?」
怪訝そうな顔で、俺の手にしたお盆-正確にはそれに乗った楕円形の物体を指差す美鈴。
「うむ、俺のいた世界の食べ物でな。 ヤキソバパンだ」
「やきそばぱん…」
流石に知らないか。 だがなぜ紅魔館に中華ソバやオタ○クソースがあるのか、
俺としてはそっちの方が気にかかるのだが…今度咲夜さんに訊いて見るとしよう。
「こ、これ、頂いても?」
ンな飢餓感に満ち満ちた目をして訊かれるとコッチが恐いですメイリンさん。
「どーぞどーぞ」
「では、いただきます…」
ぱくりと一口かじった美鈴の横に俺も腰を下ろし、包みを開ける。
ふと隣を見ると、俯いたままで小刻みに体を震わせている美鈴の姿が目に入った。
「な、なぁ美鈴? どうかし」
「…お」
「お?」
「美味しいですぅ~…」
よく見ると目じりに涙まで溜めて口をもぐもぐさせている。
「そ、そうか? そりゃ何よりだ」
尻がむず痒くなるような居た堪れなさを感じつつ弁当を口に運ぶ俺の隣、
美鈴が栗鼠の如くパンを頬張る光景は、それからしばらくの間続いたのだった。
「ごちそうさまでした…」
「お粗末さんでした…でいいのか?」
「たぶん」
「そっか」
どちらからともなく笑いが漏れる。 空の弁当箱を包み終えた俺に
「○○さん、その、また…お願いできます?」
「あぁ、ヤキソバパン? お安い御用だ」
「ありがとうございます…」
ニコリと笑う美鈴を見て、俺の心に暖かいものが広がる。 ついでに僅かな悪戯心も。
「ところで…俺からも一つお願いがある」
「はい?」
いざ言うとなると緊張するが、チャンスは今しかないのだ、踏ん張れ俺!
「食休みに…その、膝枕を、だな」
「はぁ、いいですよ。 どうぞ」
「…あれ、意外にあっさり? もうちょっと照れるとか」
「言わないで下さい、これでも心臓バクバクしてるんです」
「そりゃ触って確かめろと言う…いや待て膝蹴りよりも膝枕がいいなぁ俺は!」
さっき食ったばっかの弁当との対面を全力で拒否して、座り直した美鈴の膝に頭を乗せる。
おお、やっぱり女の子の体ってーのはやーらかいもんなんだなぁ…。
「…悪いな」
「はい?」
「こんな状態じゃ門番が出来んだろ」
「いえいえ、これもやきそばぱんのためです」
「左様でございますか」
ある意味正直な返答に思わず苦笑を漏らしてしまう。
そんな俺を見たからか、彼女も笑みを浮かべる。 柔らかな笑顔の頬に、僅かな朱色。
「でも、貴方にこうしてあげたかったのも本心ですよ?」
「…………」
「あのぉ、○○さん?」
まずい、今のは非常にまずい。 完全な不意打ちです、クリティカルです。
彼女の顔を直視出来ず、強引に顔を横に向けながら、何とか一言だけ口にする。
「…眠くなってきたから、寝る」
「あ、もしかして照れて」
「…ぐー、ぐー」
「こら、狸寝入りしない!」
ポコポコと側頭部を打擲されながら、ではあるが。
俺は柔らかな日差しと柔らかな枕と共に、至上の昼下がりを堪能したのだった。
after?
「どうするんだ、この二人」
「しばらくこのまま、が一番かしら」
「………起こさないのか?」
「起きた時の反応が楽しみでしょう」
「…天狗が来て記事になるかも、だぜ?」
「それもまた面白、よ」
「うっへぇ…悪い上司だぜ」
「ぅん…め~りん~」
「くぅ…くぅ…」
7スレ目>>217-218
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「ごろん」
美鈴の膝枕。
「んん……めーりん、柔らかい…………」
「もう、何を馬鹿なこと言ってるんですか……」
「ほんとのことだもん……」
「って、ちょっと膝枕でうつぶせは……!」
美鈴のお腹に顔を埋めてみる。
「めーりん、温かい……いい匂い…………」
「もう…………本当にしょうがないですね、○○さんは…………」
抱えるようにして頭を優しく撫でてくれた。
7スレ目>>293
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今日から、ゴールデンウィークで久しぶりに出かけることにした。
「美鈴は何処に行きたい?」
て、聞いてみたら
「私は、○○さんと一緒なら何処にでも付いて行きますよ」
7スレ目>>303
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「俺も今日付で門番になった。そんなわけだから頼むぜ相方さん。ああ心配すんな、
俺は思ってるほどヤワじゃないぞ。足腰は強い方だから長時間突っ立ってるのも
苦じゃないし、日射病への防御も済んd……あ?戦力外?うるせーな、どうせ凡人だよ。
だがよ、侵入者を門前に暫く留めておく位は出来るぜ?口は達者だからな。言わば
お前が錠前なら俺はドアノブだ、多少は通り難いように渋くなってやるさ……何より、
勤務中はお前を退屈させない、これが俺の最大の任務だ」
7スレ目>>674
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今にも雨が降り出しそうだった。
俺は傘を片手に、紅魔館の庭をかける。
もう片方の手には、あいつへのプレゼント。
何日もかけて素材を手に入れて、メイド長に教えてもらいながら作り上げた物だ。
真っ白な箱にいれて、大事に脇に抱えたまま走る。
「美鈴!」
大きな門の向こうにあいつはいた。
今日も紅魔館の門を守り続ける、あいつ。
長く、炎のように赤い髪を風に流し、肩幅に開いた足はどっしりと地面に立っている。
ただ、そこに在るだけで、何者をも通させまいとする意志が読み取れる。
「お~い、美鈴! ……あっれぇ、聞こえてないのかな」
さっきから結構な大声で呼んでいるのに、美鈴は返事をしない。
不思議に思った俺は通用口から門を出て、美鈴の前に立った。
湖の方を見据える目。一瞬それが俺のほうを向いて――そらした。
何故かその仕草にあせった俺は、美鈴に傘を差し出す。
「ほら! 雨降りそうだから傘持ってきた!」
「……………………結構です」
「え?」
「必要ありませんって言ったんです」
耳を疑った。美鈴の口からこんな言葉を聞くとは思わなかった。
いつもいつも、一緒にいたのに。
仕事をサボって湖畔で昼寝をしたこと。厨房に忍び込んでメイド長秘蔵のお菓子をつまみ食いしたこと。あれやこれや、美鈴と一緒にやったことが頭を過ぎる。
ぐうの音も出ない俺を、美鈴は冷めた視線でねめつける。
「大体、何で貴方は私に親しくするんですか? 私と貴方は仕事上の関係でしかないはずです。なのになんでこんなにベタベタ付きまとうんですか?
正直、うっとうしいんです。貴方が」
「美……鈴…………」
「そこ、どいてもらえますか。仕事の邪魔です」
美鈴が俺の身体を押す。細い腕に込められた、拒絶の気持ちが俺の身体を突き動かす。
それでも、それでも俺は退かなかった。必死に彼女の背中に語りかける。
「いきなりどうしたんだ? 俺が何かしたか?」
しかし、まだ、美鈴の足は止まらない。大股に歩いてゆく彼女の背中を追いながら、俺は取って置きのプレゼントを箱から出した。
きっとこれを見せれば、彼女の機嫌も直るはず――。そう思った。
「美鈴、これ見てくれ! 俺、お前のために作ったんだ。
ほら……お前何時も同じ服着回してるだろ?
だからちょっと豪華にしてみたんだ。…へへ、下手くそだからあんまり見せられたもんじゃないけどさ、受け取ってくれよ」
ピタリと、美鈴の足が止まった。ゆっくりこちらを振り向く。
手を伸ばして、プレゼントを手に取る。眼の高さまで持ち上げて、裏、表とねぶるように見る。
そして――地面に叩きつけた。
踵でグリグリと服を踏みつける。泥に汚れてゆく、糸がほつれ、縫い目が崩れ、服はただの布に戻ってゆく。
「なんですか、これ。私を馬鹿にしてるんですか?
こんなもの、里の子どもにだってもうちょっとマシなものが作れますよ。
それを自慢げに見せて……よくそんなことが出来ますね。尊敬します。
ああ、私はこんなもの必要ありません。着替えは何着もありますし、もっと豪華なものもありますから。
持って帰って下さい」
そう言って、また俺に背を向ける。
気がつけば、ぽつりぽつりと雨が降り出していた。
地面に仄暗い染みがつくように、俺の心は暗く沈んでゆく。
次第に雨は強く、雨粒は大きなものへと変化していく。
ふとあげた視線の先、紅色の髪が雨に濡れている。
この強い雨ではずぶ濡れになってしまう。風邪を引いてしまう。
意識しないうちに、俺は美鈴の傍によって傘を差していた。
そんな俺に、歯噛みした美鈴が怒鳴る。
「だからっ――私の傍に寄らないで下さいって言ってるでしょう!? 何の用なんですか、私は忙しいんです!」
「雨が……濡れると風邪引くから…………」
「…ああもう、貴方は馬鹿ですか!? 妖怪の私がそう簡単に風邪なんて引くわけないでしょう、貧弱な人間と一緒にしないで下さい!
それとも私を哀れんでいるんですか? 毎日毎日つらい仕事ばっかりで可哀想って? お生憎様、この仕事は私が自分で選びました、つらくなんてありません!」
美鈴は傘も乱雑に奪い取り、地面に叩きつけた。
バシャ、と音を立てて地面に突き立つ傘。それはまるで墓標のように見えた。
美鈴は湖の方をむいて、微動だにしない。声をかけるなと、横顔が言っている。話しかけるな、近寄るな、親しくするな。
――私を愛すな。
俺は汚れてしまったプレゼントを小脇に抱え、とぼとぼと紅魔館へ引き返した。頭の中では、「どうして」の疑問だけがぐるぐると渦巻いている。
俺が一体何をしたと言うのか、彼女が一体何をしたと言うのか。
天を仰いでみても、落ちてくるのは生暖かい涙雨だけで、何の答えも見ることは出来なかった。
……そう、涙。
最後、湖を睨みつける美鈴の横顔は泣いているように見えた。
うpろだ253
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「釣……よく飽きませんねぇ」
退屈そう、というよりも物珍しげな口調でそういったのは紅魔館の門番、紅さん。
門番なのに僕の趣味である釣りに付き合ってくれているわけは、館の客人である僕にはまったく戦う力がないからだ。
館のすぐ傍といっても力のない人間には結構危険なのだ。
ここ幻想郷は妖怪が住む世界なのだから。
「よく言われます。でもすみませんね。趣味の時間につきあわせちゃって」
「え? あ、いや、別に嫌味とかじゃなくてですね」
「わかってますよ。紅さんがそんな人じゃないことくらい」
「よかったぁ……」
紅さんはカラカラと笑う僕に真剣に安堵する。なんとも人間くさい妖怪だ。
それが彼女のとっつきやすい理由なのだろう。
「でも本当に、わざわざすみません」
「私は気にしませんよ?」
「そうですか? それはよかった。僕がこうして誘えるのって紅さんだけですから」
「え?」
「お恥ずかしい話で、僕は女性とのつき合いとか……苦手で……
だから、紅さんだけなんですよ。こうしてお誘いできるのって」
紅魔館の人達って妙に気難しそうだもんな。
妖精のメイドたちは何考えてるかわからない。
図書館組は引き篭もり。
メイド長の十六夜さんはお嬢様一筋の上になんとなく怖いし……
お嬢様? 僕は別に自殺志願者ってわけじゃない。
やっぱり、紅魔館の女の人と普通に話したりするのは苦手だなぁ
「えっ……あ、あの……」
「だから、紅さんと二人で来たかったんです。本当に嬉しいんですよ」
「わ、私と……二人で……ですか?」
「はい。紅さんとじゃないと駄目なんです」
「…………」
「……今日は調子悪いですね。このくらいにして帰りましょうか」
「○○さん!」
「はい?」
……? 紅さんって僕のこと普段は名字で呼んでなかったっけ?
「え、えっとですね、そのですね……」
「は、はい」
「わ、私も二人で来れて嬉しいです!!」
「は、はぁ……ありがとうございます」
「それ、それじゃぁ、帰りましょうか」
「はい…………ッ!!」
って、どうして急に手を握りますか!? 『えへへ』じゃありませんよ紅さん。
つか、武術やってるのにやわらかい手をしてますね。いや、そうじゃなくて……
行きがけは手をつながなかったじゃないですか!? それが急に何故?
むしろ腕組んで胸当てて欲しい。いやいやいや、だから違うって。それでもないだろう。
おいおいおいとりあえず落ちつけよ僕。
「どうしたんですか? 顔赤いですよ?」
紅さんも赤いです。
とかなんとか、そんな簡単な切り替えしすらままならないほどに混乱している僕。
だから落ち着けって。
いったいどんな魔法だ? いつ何が起こったんだ?
深呼吸深呼吸……も一つ深呼吸。
「よし、落ち着いた」
「何か言いましたか?」
「へ? あ、ううんなんでもないれす紅さん」
噛んだ。緊張のしすぎだ。ちっとも落ち着けてない。
「あ、あのですね、○○さん」
「なな、なん、なんですか?」
「そのぅ……ですね……あのぅ……」
なんだろう? なんとなく良い予感のような嫌な予感のような。
「……名前で呼んでください」
「へ?」
「だから、名前。『紅さん』じゃなくて『美鈴』って呼んでください」
なして?
「……呼んで……くれないんですか?」
「いや……その突然だったもんですから」
「あは、あはは……やっぱり、そうですか?
でも私嬉しかったんです。好きな人と両思いだってわかって」
な、何で知ってんの?
え? 言ったっけ僕? いつ? どこで? え?
いやいやいや、落ち着けよ僕。
ほら、急に態度変わっただろ、その前だよ。何いったんだよ僕。
(「だから、紅さんと二人で来たかったんです。本当に嬉しいんですよ」
「わ、私と……二人で……ですか?」
「はい。紅さんとじゃないと駄目なんです」)
こ、これかぁ!!
紅さんとじゃないと駄目とか、告白じゃないかほとんど。
「あ、あのですね、紅さん」
あ、めっちゃ悲しそうな顔してる。
「さっきの、紅さんじゃないとっていうのは、その……そういう意味じゃなくて」
「え? も、もしかして、私の勘違い……
そ、そうだったんですか……あは、はは……だめですね、私って……」
悲しそうな顔がほとんど泣き顔に変わって、そのまま寂しそうに手を離す。
「さ、最後まで話を聞いてください」
「いいんです。ごめんなさい。えへへ、でも、ちょっと幸せでした」
「だから!! 聞いてください」
自分でもびっくりするくらい大きな声が出た。
紅さんも僕がこんなに声を出すのは意外だったらしく、ようやくこちらの話を聞いてくれそうな間が出来た。
「僕はあなたが好きです。付き合ってください」
「え?」
「美鈴さん。僕はあなたが好きです」
「でも、さっき……」
「あんな伝わり方するのは本意じゃなかったですから……その、きちんと言おうと思って……
すみません、紛らわしいことしちゃって……」
「いえ、いいんです。私今とっても幸せですから」
本当に幸せそうな彼女の笑顔を、僕はきっと忘れないだろう。
何せこれから毎日ずっと見ていくんだから。
うpろだ257
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「美鈴」
声に反応した美鈴が、振り返ると同時に銀のナイフが彼女に突き立てられた。
こんな芸当が可能な人物の心当たりなんて、たった一人しかいない。
「咲夜さんっ?!なんのつもりですかっ!!」
降りしきる雨の中、二人の女性はにらみ合っている。
「何のつもり?それはこっちの台詞よ。あなた○○をフッたでしょう?」
咲夜は、音もなく周囲にナイフを展開した
「お互い好きなくせに、そんなの馬鹿げてる。その根性叩きなおしてあげるわ」
――戦いが始まり、そして咲夜が押していた。
だが、咲夜は途中で攻撃をやめ「つまらないわ」とこぼした
「つまらない、って言ったのよ美鈴。本気を出したら?『妖怪として』」
『妖怪としての本気』それは触れれば即死する攻撃を繰り出し、相手に1000の細切れにされてもいつかは癒える生命力を駆使しろということだ。
いかに咲夜が人間として優れ過ぎた能力者でも、いつかは消耗し、致命的なミスを犯して死ぬ。人間と妖怪の差はそれ程のものなのだ。
「それとも、人間のような弱い生き物相手では本気になれない?恋も戦いも。」
「――違うっ!そんな事ないっ!」
次の瞬間――時を操る相手に次の瞬間など関係ないが――美鈴の視界をナイフが埋め尽くした。
そのナイフを正面から突っ切り、咲夜の首に右手を伸ばす。
咲夜は動かない、いや動けない。
「やれば出来るじゃない美鈴、人相手に本気になれるなら、○○にだって――」
「違いますっ!…私が○○をフったのは 咲夜さんが○○さんを好きだからですよ」
咲夜は顔色1つ変えず「ええ、その気持ちはあなたにも負けてないつもりよ」と言い切った。
「○○には、幸せを掴んでもらいたいわ」
「私は妖怪ですよ!○○さんの幸せを思えば、咲夜さんの方がっ…」
言葉にならない。○○のことを考えれば考えるほど、自分は邪魔者なのだと思えてくる
「・・・・・・これだから、妖怪は身勝手だって言われるのよ」
咲夜の意思は揺らがない。
「○○が好きなのは美鈴、あなたよ。私じゃない。」
美鈴は手を、咲夜の喉から力なく下ろした。
「咲夜さん、妖怪って馬鹿ですね。」
「人間もね。さ、○○と仲直りしてきなさい。あの服、かなり苦労したんだから。」
うpろだ258
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「おい!町の腕自慢はあんたに挑戦するのが常らしいな!俺も挑戦させてくれ!」
「人間が私に勝てるとでも?」
「モノは試しだっ!!」
それが俺とあいつの出会いだった―
「よう美鈴、遊びに来たぜー」
「○○さん!待ってたんですよ~」
朝起きて、柔軟して紅魔館へ出かけるのが俺の日課だ
もちろんこいつに会うために
美鈴も俺を待っていてくれたらしい、それは喜ばしい
「ちゃんと柔軟しましたか?私は待ってる間に済ませてますよ」
「問題無い、準備オーケーだ」
互いに表情を変え、腰を落とし、構えた
動かない、あいつは待ち伏せ方、しかし此方が隙を見せたら殺りにくる
………
「シッ!セヤッ!」
下段、避け上段で反撃をかえそうと身をひねる
「ふっ!せy」
メメタァ!って音がした気がした
「ぐ・・・やっぱ人間が反応できる身体能力じゃ無いか」
避けたはずの下段がすぐに俺の首を薙いだ、人間がやったら関節壊れるぜ?
「当たり前です!紅魔館の門番を任されたこの紅 美鈴が人間に遅れをとる訳ないじゃ無いですか」
「・・・俺らがやりあってる間に白黒が入っていったけどな」
あ、落ち込んだ、周りが見えてないんだって
「ううう、また咲夜さんに怒られてしまいます」
「まぁ気を落とすな、俺にも一因がある、怒られるなら一緒だ」
いや、ね?かっこつけたいじゃ無い?かっこ悪い続きだし
「○、○○さん!」
こらこら、抱きつくんじゃない、胸が当たってるよ胸が当たってるって胸があたってr
その後咲夜さんにこっぴどく怒られました、そして強制帰宅です、せっかく・・・なんでもない
気がついたら食料が尽きていた、仕方ないので今日明日は山に行って三彩と山女でもとってこよう
「・・・うぉ、日が暮れはじめた、帰らねば」
くれてしまったら危ないので夕方には家にたどり着くように行動せねばならんのだ
「ただいま~ってだれも・・・誰だ」
家の中に人の気配、勝手に入るなんてならず者め、この俺が成敗し・・・て
「遅かったじゃ無い?どこに行ってたのかしら?」
「咲夜さん・・・人の家の鍵を壊すほどの用ですか?」
いきなり頬を叩かれた、ばちんと乾いた音が響く
「な、なにを」
「貴方、何で昨日も今日も来なかったの!?美鈴がどれだけ待ってたと思ってるの!?」
あいつ、今日も昨日も待ってた?待ってて・・・
「美鈴が、あんたの事どう想ってるかもわかってないんでしょ!?この鈍感!来れないならせめて一声かけていけばいいじゃない!」
「いや・・・その・・・」
自分が嫌いになりそうだ、俺はあいつの事を、どうして―
「何つっ立ってんのよ!行くべき場所があるんじゃないの?」
「あ、ああ!」
俺は紅魔館に向かって付かれきった身体を走らせた、いつもより速く走れた気がした
「美鈴!」
「○○さん!?こんな時間に」
「昨日と今日、すまなかった、せめて一声掛けていくべきだった」
きょとんとして、戸惑って、いった
「そんな、いいんですよ、私が勝手に待ってただけなんですから、約束もしていたわけじゃ」
「それでも俺は、君を待たせた、謝らなきゃいけないんだ、ごめん」
「・・・はい、許しちゃいます、だから頭を上げてください」
優しい声だ、こんな寒い中、こんな優しい女の子を待たせてたのか俺は
「もう一つ、言わなきゃならないことがあるんだ、聞いてくれるか?」
何を言われるのかという不安、好奇心、本当に表情の豊かな女性だ
「……俺は君の事が好きだ、大好きだ、最初の出会いは無礼極まりない俺だったが、君が許してくれるなら、君を好きでいてもいいだろうか?」
驚いてる、すごく驚いてる、この様子じゃきっと駄目なのか、いや驚きすぎだろ、其処まで驚かなくてもいいじゃ無いか
「私は、ずっと一人でした、此処にきて、一人じゃなくなりました、そして生まれて初めて、好きな人ができたんです」
一言一言、噛み締めるように呟く
「その人はよわっちいくせに何度でも挑んでくるんです、でもすごく優しくて、私は妖怪なのに、当然のように、壁なんかないように接してくれる人なんです」
「俺で、いいか?」
「貴方じゃなきゃいやです」
俺らは初めて「抱き合った」強く強く抱きしめ合った
その後メイド長はじめとする紅魔館軍団に冷やかされたが、そんな事は全く問題ない、幸せに酔っていた
「美鈴ー!俺は人間をやめるぞぉ~!!」
「いきなりなんですか!?」
「いや、俺妖怪になろうかと思って」
「なんで!?」
「そりゃあ・・・惚れた女より弱いままってのも癪だ」
「そ、そんな理由で!?馬鹿ですか?」
「はっ!馬鹿でけっこう、頭いいまま生きててもつまらんぜ」
「う~ん、そんなもんですか」
「それに、妖怪になればお前とずっと一緒にいられるしな!」
「○○さん・・・」
俺が美鈴を抱き寄せて、キスを促す、彼女もそれを、眼を閉じて待つ、この瞬間が一番好きだ
「昼真っ赤ら門前で何やってるのかしら?」
「「さ、咲夜さん!!」」
「少しは自重しなさいっ!」
今日もお仕置きを喰らってしまった、基本的に痛いのは嫌だが
彼女と一緒ならそれもまた楽しいのだと、そう思ったりもした
~未完~
うpろだ299
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「こんにちは美鈴さん」
「こんにちは○○さん」
今日もまた自分は紅魔館へと足を運ぶ
「で、今日は何の御用ですか?」
用など無い
「いや、用って程のこともないし、客として呼ばれたわけでもないんだけど……」
「通しませんよ?」
「え、いや……」
「通しませんよ?」
「少しくらい……」
「通しませんよ?」
にべもない
「……んじゃさ、せめて隣……いいかな?」
返事は聞かず彼女の隣に座り込む
「座ったらどうですか?」
「門番ですから」
彼女と同じ方向を見る、湖、そのむこうには森
ただ時間だけが過ぎていく……
「門番って暇だ」
「まぁ、忙しいときは忙しいんですけどね」
おもむろに彼女の腰に抱きついてみる
「な、なんですか!?」
「ふふふふふ、これで貴様の動きは封じたぜ」
「いや、上半身は自由じゃないですか」
「そしてこのまま貴様を持ち上げると……」
全力を込めて彼女を持ち上げようとして
「お゛……」
「え?」
「腰が……」
「そ、そんなに私重たいですか!?」
「多分……運動不足なだけだと……」
「大丈夫ですか?」
「動けそうに……ない……」
「……もう、しかたないですね」
彼女は自分を軽々と抱きかかえる
とここで問題がひとつ浮上する、それはお姫様抱っこってことだ
「ちょっと待って美鈴さん!!お姫様抱っこはやめて!!」
「もう、怪我人が文句言わないでください」
「駄目だって!!このまま館入らないで!!せめておんぶで!!恥ずかしいから!!」
「ふふふ……」
たぶん医務室に運ばれるんだろうけど
どれだけの晒し者にされるんだろうか……
っていうか晒し者か?
うpろだ376
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「○○さん、これを・・・どうぞ」
いきなり渡された紙袋、ずっしりと重い
「美鈴?これはいったい・・・なんだ?」
「い、いいから開けてください!」
怪しいと思いながらも、恐る恐ると開けてみる
「おお」
マフラー(恐らく)が入っていた
しかしマフラーだけでこんなに重いはずがない・・・あるぇー
「・・・長っ!!?」
喩えるならそうだな・・・紅魔館の屋根から地面に余るぐらいのながさ
「・・・ありがとな・・・でもなんで?」
「ええっ!?自分の誕生日を忘れないでくださいよ」
ああ、言われて見ればそうだったな、そうか、今日は俺の誕生日か
「忘れてた・・・ありがとう、祝ってもらえて嬉しい」
「いえ・・・あんまり上手に編めなかったんですけど・・・」
なるほど、つまり綺麗に編めてるのが後ろなわけだ
「でもあれだな・・・こんなにいいものを貰ったのに美鈴の誕生日を祝えないのは残念だなぁ」
祝ってもらったら祝い返す、これ常識
でも彼女に誕生日はない、いやあるんだろうけど知らないのだろう
「そうだな・・・よし!今日がお前の誕生日という事に決定しました!」
「ええっ!?決定ですか!?」
「異論は認めぬ・・・来年は俺もプレゼント用意するからな、今年は・・・まぁ・・・来年倍にして返す感じで」
「あ、じゃあ今年のプレゼント、リクエストしてもいいですか?」
「?」
何を思いついたのか、とても嬉しそうに、珍しく彼女がお願いをした
「明日一日ぎゅーっとしててください」
「What?それはずっとくっ付いてろって事?」
「YES!YES!YES!」
翌日
「さて、今朝・・・正確には昨晩からくっ付いてるわけですが・・・」
「・・・動きにくいですね」
「だから言ったのに」
俺と美鈴は文字通りくっ付いている
「もう離れていいだろ?」
「いえ!今日は一日これで行きます!」
「ムキになるなって!?ちょあ、まて、あああぁぁぁあああ」
その日一日、門の前に腰掛けた俺に美鈴が腰掛けるような感じで一日を過ごしましたとさ
足と腕がしびれて動きませんが何か?
オマケ
「○○さん!来年は何をくれる予定なんですか!?」
「いやいや、今言ったらお楽しみも何もないだろ!?こういうのは秘密にしておくんですよおまえさん」
「私はトレンチコートか新しい道着を上げる予定です」
「人の話し聞けって!言うなって」
「私が言ったんですから・・・教えてください」
あう、そんな眼で見るな、がんばれ俺
「~っ!言わねぇぇぇ!」
俺 は逃げ出した
しかし回り込まれた
「ちっ!ならば!・・・あ、メイド長」
「えっ!?っていないじゃ無いですか・・・って○○さん!?」
「ふぅ、俺の逃げ足ははぐれメタル並だぜ」
門前から逃走と見せかけて紅魔館の中を通り裏口から脱出に成功した
「しかし・・・婚約指輪をやるつもり、なんて恥ずかしくて言えねぇよ」
たぶん来年を待ちきれないかもしれない、俺の方が、いやお互いにかもしれない
ああ、早く来年の今日が訪れないかなぁ
~終~
10スレ目>>331
───────────────────────────────────────────────────────────
中国「いいなぁ、私も休みを取って〇〇さんと……」
〇〇「呼んだか?」
中国「ひゃあ!いつの間に!?」
〇〇「本の精に……否、愛に不可能はないのさ。邪魔する奴は指先一つでダウンだぜ」
中国「それは止めてください」
〇〇「冗談だ」
中国「冗談に聞こえません」
〇〇「よし、めーりん。門番しながらイチャつこうか」
中国「無茶を言わn」
ひょい
中国「え、もしかしてこれって」
〇〇「ああ、お姫様抱っこ。さあ、行こうか俺達の幻想郷へ!」
中国「……はい」
部下A「隊長、たぶん腰が立たないだろうから頑張るよ」
一同「「オー」」
7スレ目881
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さぁ、美鈴。共に行こうか
7スレ目999
───────────────────────────────────────────────────────────
「美鈴!へたれてるお前も門番してるお前も大好きだー!今度お弁当差し入れするから!一緒にお昼を食べよう!!」
8スレ目 >>399
───────────────────────────────────────────────────────────
「美鈴、交代だ」
俺の仕事は日が暮れてから日が昇るまでの門番、日が在る時は館内で仕事
「ちょっと早くないですか?後1時間くらいありますよ」
「やること無くてさ、先に上がっていいよ、後は俺がやっとくから」
自分は無能な為に仕事が回ってこない、と言うかメイド達(主にメイド長)が優秀すぎるだけだと思う
「う~ん、それじゃああと1時間、二人で門番しましょう!」
「・・・まぁ俺は別にかまわないよ」
それから話をした、今日の昼食は何だったとか白黒も紅白も来なかったから平和だったとか
彼女は彼女なりに門番楽しんでいるようであった
「○○さんも自分の仕事を楽しんでください、楽しんでるうちに何かを見つけられますよ」
「何か?見つける?」
「やりがいだったり生きがいだったり、使命感だったり、楽しみだったり」
「む・・・」
「何度でも何度でもやってみればいいんです、それでも駄目ならもっと、もっと」
「よく・・・わからないよ」
彼女が何を言っているのか理解できない、でもそれは今の俺にとってとても重要なものに思えた
「そのうち解かります、近いか遠いかは○○さんしだいです」
いつも誰かに怒られている彼女、情けないデカ乳チャイナぐらいに思っていたが
こんなにシッカリした奴だったとは、見直した
「美鈴・・・お前すごい奴だったんだな」
「な、何言ってるんですかー誉めても何も出ませんよ?」
照れてる、前々から思ってたけど・・・こいつ可愛いな
なんと言うか・・・いい奴、お人よしで損するタイプだ。俺はこういう奴を放っておけない
「真っ直ぐなのはいいが、あまりお人よしなのも考え物だぞ?」
「あはは、咲夜さんにもよく言われます」
「・・・ま、それがお前の好い所なのかもな」
「だといいですけどねー」
「本当にいい女だお前は、お前みたいなのが損するような世界じゃなくて良かった」
「ふぇ?い、いい、いい女だ何てそんな」
照れてる、うん、可愛い
「○○、美鈴とイチャイチャしてる暇は無いんじゃない?」
「「さ、咲夜さん!!」」
「い、イチャイチャだ何てそんな!?」
「違いますよっ私は別に○○さんと乳繰り合ってなんかいません!」
「ふーん、○○と美鈴が・・・」
「だから!違うってー!」
「まぁそんなことより○○、早くや方に入らないと塵になるわよ」
いつの間にか夜が明ける時間、後30分もあれば朝日が差し込むだろう
「危なかった・・・咲夜さんありがとうございます」
「全く、吸血鬼のクセに日光に鈍感な奴ね」
「ははは、美鈴!悪いな付き合せちゃって」
「いえいえ!私も楽しかったですから、それじゃまた夜に!」
「ああ、また夜に」
少し日の光が恋しくなった
8スレ目 >>446
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「~♪」
「……おい」
「~~♪」
「……なぁ」
「~~~♪」
「なぁってば!」
「もう、何ですか? 人が折角和んでるっていうのに」
「和むのはいいけどな……俺を抱き人形みたいに扱うなよ!?」
「えー……だって、可愛いんですもん」
「男が可愛いって言われて嬉しいわけないだろ!」
「別にいいじゃないですか。…それとも、私に抱きつかれるのは嫌ですか?」
「…嫌じゃないけど…」
「じゃあいいじゃないですか」
「そういうことじゃなくて! ……その、男のプライドっていうか、何て言うか…」
「あぁ、もうっ! 可愛いなぁ……♪」
「って、だから人の話を聞けー!!」
8スレ目 >>494
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美鈴が珍しく休みだと言うので山にピクニックに来たんだが・・・
「○○さん!これくらいでへばってどうするんですか!」
「う、うるさい、こっちは人間なんだぞ・・・妖怪の体力と一緒にするな」
楽しいピクニックでうへへへへと思っていたんだが、いつの間にか山岳修行?山篭り?
になっていた、何か間違えたorz
「いいですか、達人と言うものはですね、常に修行を」
器用に後ろを向きながらあるいてやがる、木やら何やらを上手く避けてる
「・・・器用な奴め、こけても知らんぞ」
「私ほどの達人になればですね、このていd !?」
急に視界から美鈴が消えた
「なッ!?美鈴!?」
どうやら3mほどの崖になってたらしく、見事に落ちやがった
「おいおい、どうした達人」
「いてて・・・あれ?」
上がってくる気配が無いので崖を降りる
「どうした、足でもくじいた・・・か・・・」
何か変なほうに足首が曲がってる・・・いやいや、そこは足首じゃ無い
「あ、足首がふえてる!!?」
「違いますよ!折っちゃったんですよ!!」
「妖怪でも骨折れるんだな・・・と言うか骨あるんだな」
「・・・○○さん・・・どうしましょう、立てません」
「だろうな、そんな足で歩行が出来たらお前を人型と認めぬ」
言いつつ泥だらけの美鈴の顔を拭いてやる、所々擦り剥けてるし
なんだ、普通に人間みたいだな、何て思った、少し親近感(?)がわいた
「しょうがねぇ、おぶって帰ろう」
「え、いや・・・でも」
「だってそれしかないだろ?ほら」
美鈴をおぶったがそこまで重くは無かった、乳の分重いかと思ってたのはナイショだ
そのまま崖を一気に上る・・・上れない、上る・・・上れた
「じゃあ紅魔館まで帰るぜ」
「スイマセン、迷惑ばかり・・・」
「きにスンナ!俺は思えの尻を触れてとてつもなく元気だ、胸も当たってるし」
「○、○○さん!!?そ、そんな・・・その・・・あわわわわ」
何か後ろでオーヴァーヒートしたが気にしない
結構山道は険しく荷物は置いてきた、後日回収する事にしよう
「重く・・・無いですか?」
「いや軽い、もちょっと重いと思ってたがお前スタイルいいもんな」
「何か嬉しいような複雑ですね」
すっかり日が暮れた、何とか下山した俺等は・・・日付が変わる前に紅魔館にたどり着くことが出来た
「美鈴!」
正面の窓から咲夜さんが・・・降りてきて門を開け
「美鈴!○○さん!こんな遅くまで・・・」
「スイマセン咲夜さん、美鈴が怪我しちまって、手当てをお願いします」
「え、ええ、すぐに」
美鈴を部屋に運び込む、咲夜さんは救急箱をとりに行った
「じゃあ、俺は帰るよ」
「あ、ありがとうございました・・・すいません、迷惑かけて」
「全く疲れたぜ・・・ま、俺も少しはいい思いが出来たし」
「今度御礼をしますね・・・」
おいおい泣くなよ、何で泣くんだよ、泣くなって
「じゃあよ、一つ俺の要求を聞け、それでチャラだ」
「・・・な、なんですか」
どんな要求をされるのか、美鈴は身構えてまった
「怪我が治ったら・・・今度は里でデートだ!」
「え・・・・・・は、はい!喜んで!」
時間も遅いので俺は家に帰った
次の日、門に美鈴の姿は無かった、気になったけどすぐに帰った
次の次の日、美鈴に起こされた
「美鈴?怪我は・・・まだあれから3日も立ってない」
「治りました!治しました!ですから出かけましょう!」
「わかったわかった、着替えるからちょっと待ってろ」
「ハイ!」
「それと美鈴・・・もう俺を心配させるなよ」
彼女は笑ってうなずいた
8スレ目 >>496
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○○「うわぁ~、すごいなメイリン」
俺の目の前には色とりどりのご馳走がならべられていた。
美鈴「ふふっ、いっぱい作ったんで、たくさん食べてくださいね」
○○「うんうん、じゃっ、頂きます~~」
とりあえず俺は近くにあったチャーハンに蓮華を伸ばしほおばり始めた
○○「すげぇ旨い、うまいよ美鈴ゴハンがパラパラしてる、おっ、こっちのスープも最高。」
美鈴「○○さん、おちついてくださいよ、そんながっつかなくても料理は逃げませんよw」
俺のほおばる姿を見ながらやさしく微笑む美鈴。
~青年暴食中~
~少女見守中~
○○「ふ~~~、おいしかったぁぁ~」
美鈴「ふふっ、おそまつさまでした」
そういってにこっと微笑んだ美鈴の顔に
一瞬なんか不気味な影が・・・・・・
○○「・・・・・・」
美鈴「ふふっ、○○さんゆっくりしててもらっていいですよ」
にこにこしながらゆっくり俺の背後に回る美鈴
○○「美鈴?」
美鈴「私でもいちお妖怪なんですよ、だ か ら、お腹いっぱいになった○○さんを・・・・・・」
い た だ き ま す
(性的な意味orカニバリズム的意味はみんなの判断にまかせます)
8スレ目 >>537
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俺は狂ってるらしい
あいつを見ると変な感じで高揚して、あいつを見てるとイライラする
あいつが他の男と話してると嫌な感じだ、あいつが胸元の開いた服を着てると他の奴に見せたくないと思う
スリットなんかもってのほかだ
紅色の長髪が揺れるたびに綺麗だと思う、胸が揺れると鼻時が出る
これはたぶんあいつに惚れてる・・・と思う、恋と言う病の狂気
告白って奴をせねばならんのだろう、普通は
だが拒絶されるのが怖い、拒絶されて今の関係が壊れるのも怖い
怖いものなど無いと思っていたら世界はこんなにも恐怖と不安にあふれていたのか
それでも告白せねばならんのだろう、恐怖に打ち勝てなくては敵に打ち勝つ事は敵わぬ
迷っている間に他のやつにとられてしまうやもしれん
「留守番を頼む、知人が来たら適当にもてなして帰ってもらえ」
式にそう命じ家を出た
俺は今からあいつに告白する、誰にも邪魔はさせんぞ
紅魔館に着くまでに告白のセリフを考えねばな
喝を入れて、夜の森の中を駆け出した
~終~
8スレ目 >>543
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「○○さんて・・・恐面ですよね」
組手中に、いきなり言われてびっくりである
「ああ、親にも言われた事がある893とかになるんだろうなってよ」
かのじょの下段をかわしざまに胸部に拳を叩き込む、しかしそれは流される
「ソレが今は妖怪のいる国で畑仕事に漁業をしてるとは思わないでしょうね」
「だろうな」
下段をかわされ空振り、其処で距離をつめようとした美鈴に足刀を叩き込む
「・・・しかしいきなり顔が怖いなんて、どういうつもりだ美鈴」
「いえ・・・咲夜さんがおっしゃってたので」
「・・・お前も恐いと思うか?」
「いいえ?だって○○さんはとっても優しいんですから」
面と向かって微笑まれるといまだに直視できない
「それを知ってるのが私だけだっ手思ったら・・・その・・・何だか嬉しくて」
「~~~ッ!お前はっ!恥ずかしい事を言うんじゃない、コッチが恥ずかしぃorz」
「!隙あり」
右中段正拳、俺の鳩尾をすさまじい衝撃が駆け抜けていった
おお○○よ、死んでしまうとは情けない
なんてな、死んじゃいないらしい、まだ体が動かん
「まだ起きないのかな・・・ちょっとだけ」
後頭部が柔らかい、恐らく美鈴の膝か
え、ちょ、美鈴さん顔近いですy
柔らかい唇が、優しく降ってきた
「・・・」
「・・・」
ばっちり目が合いました、4~5cmの距離で
「○、○○さんっ!?これはですねそのあのええとですから」
慌て過ぎ、ちょっと落ち着け
あたふたしてる美鈴を、強引に抱き寄せ、唇を奪った
「んっんーんー」
何か言おうとしてるようだが関係ない
「ぷはっ・・・これでおあいこだろ」
「ふあぁぁ」
何かオーヴァーヒートしてます、真っ赤です、茹蛸?
「○○さん・・・い、いきなりなんて卑怯です!!乱暴です!」
「いや、お前だって俺にその・・・した、じゃん」
「う、わ、ぁぁぁぁ」
コイツはいちいち赤くなりやがって、これはこれで可愛いんだが
「おい、俺そろそろ帰るぞ」
「はっ!?え、もう少しぐらい・・・」
「あー・・・」
捨てられた子犬みたいに、すごく可愛い目で俺を見るな、俺はそういうのに弱いんだ、豆柴が好きだ
「・・・もう少しだからな」
そうやって夜は深けていくのだった
「・・・見せ付けちゃって、私だってイチャイチャする相手ぐらい・・・」
残念、メイド長には相手がいなかった(でろでろでろーん
「う、五月蝿いわね、別に羨ましくなんかないんだから!」
8スレ目 >>932
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「・・・はぁ」
「・・・はぁ」
「よう嬢ちゃん、溜息ばっかり吐いてると不幸になっちまうぜ?」
「あ、○○さん・・・こんにちは」
門前で溜息をつく門番、いつになく落ち込んでいる
「今日は三人通っていきました・・・」
「たまには止めたらどうだい?門番じゃないのか君」
「は、はい、あの紅白とか強くって・・・」
「なぁ嬢ちゃん、本気で戦ったことあるか?」
唐突に、ある質問をした
「本気で、ですか?」
「ああそうだ、自分の全てを投げ打って何も残らなくとも、唯倒すと言う気概にのみ動かされ敵を討つ」
「いえ・・・そんな事はないですね」
「そりゃそうだ、普通はない、皆何処か手加減するし妥協する」
「・・・」
「本気で戦うって事は、自分の全てをかけるに値する何かを見つけられるって事だろ?それは素晴しいじゃ無いか!俺はそうなって見たいな」
隣で語る彼が、とても遠くにいるような錯覚、妖怪化人間かも解らないアンノウン
しかし彼が此処で話す言葉には、確かなる重みが感じられた
「○○さんは・・・本気で戦ったことは?」
「前に、一度だけ、戦うなんて綺麗な事じゃなかった、一方的な―」
遠くを見つめる、それだけで彼は何かを失ったのだと、失くしてしまったのだと感じる事ができた
「さて、帰ろうかな、可愛い子供達が待っている」
「え!?○○さん子供さんが!?」
「いや、私は未婚で独身だよ?私の使い魔が暖かい夕食を作って待ってくれているだろうから」
「あ、あはは、びっくりしたじゃ無いですか~」
「すまないね、ちょっとややこしい言い方だったね・・・それじゃあお嬢ちゃん、さようなら、またね」
「は、はい!さようなら、ま、また!」
にこりと微笑むと、彼はゆっくりと消えていった
少し寂しいな、なんておもったり
9スレ目 >>124
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おおっと、そろそろ時間だ
ん?何の時間かって?そりゃーあれだ、これのトコ(小指を立てる
昼飯前に組手するんだよ、危なくないかって?危ないからこそいいんだろ
あのチャイナな格好で激しく動けばスリットからちらちらと・・・もっと見るために、更に見るために、そのたびに腕が上がっていくのさ
おお、話し込んじまったな、じゃあ行って来るよ
ん?ああ、その魚はやるよ、嫁に料理してもらえ・・・照れるな、気持ち悪い
じゃあ・・・いってくるぜ
9スレ目 >>270
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暑い、幻想郷始まって以来の猛暑に妖怪人間問わず・・・だれていた
「○○さん・・・」
「何だ美鈴」
傍らには愛しい恋人、でも今は暑いのだ
「その・・・ぎゅーってしてくれませんか?」
なぜこの糞暑いのに抱擁を求めるかね?でもそんな瞳で見つめられてしまったら・・・
「・・・暑いのに?」
虐めたくなってしまうじゃ無いか
「え、あ・・・う・・・すいません」
落ち込むな、悪いのは俺だけど
しょうがないので帽子を取って頭をなでなで
凄く嬉しそうな顔の美鈴、猫か何かを撫でているような気分だ、可愛い
暑くても、抱きしめて良いかな何て思ってきた
「美鈴、ぎゅーってしていいか?」
「はぃ・・・い、嫌ですよ、暑いじゃ無いですか・・・でも○○さんがどうしてもと言うならその・・・」
「・・・そうだな、暑いし・・・嫌がる事を無理には出来ないな」
美鈴墓穴を掘る
「う~」
また落ち込んでる、もうなんか可愛すぎるぜ
保護意欲がもくもくと
「美ー鈴♪」
がばっ!っと抱きしめる、暑かろうが気にしない、彼女を抱きしめる障害なんてない
「○○さんっ!?あ、暑いですよ?」
「いいよ、気にしない・・・お前を抱きしめていられるから、暑さなんか気にならない」
汗だくになろうとも気にしない、今はただ美鈴を抱きしめる事に意識を向けよう
9スレ目 >>362
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「○○さん~この曲が」
「ああ、それは・・・」
今日は雨なんだ、美鈴の部屋で引きこもってるわけだが
美鈴は俺が持って来たあいぽっど+すぴーかーで音楽流してる、俺はそれを聞きながら筋トレ
「あっ!この曲好きですよ」
「ん?どれどれ・・・」
あいぽっどの画面を覗くとそこには「リビドー」
「・・・美鈴、リビドーの意味知ってるか?」
ちょっと意地悪のつもりで、聞いてみた
「りびどー・・・ビー玉の親戚ですか?何かガラス細工みたいな名前が」
だめだ、この娘・・・可愛すぎる(お前が駄目だ
「しょうがないなぁ、いいか?リビドーってのは・・・」
~実技中~
「解ったか?」
「うう、結局流されるままに・・・」
「ノリノリだったくせに・・・」
まぁ押しに弱いのは出会った時から変わらずだ、この子はほんと変わらない
「さて、筋トレ再開~」
「もうですかっ!?」
「文句有るか?」
「いや、もうちょっとこの甘い雰囲気を楽しみつつイチャイチャと余韻を・・・」
「・・・前言撤回、ちょっとだけ、積極的になった」
「え?え?」
昔はもっとびくびくしてたというか・・・まぁいい変化、かな
どうせ天気は悪いし、このまま
「さてさて、じゃあイチャイチャしますか」
たまにはゴロゴロだらだらしようか
雨も、たまには、たまにはだけど、いいな
9スレ目 >>555
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やぁ皆、元気にしてるかい?あんまり暑いからってクーラーの効いた職場でネットしてちゃ駄目だぞ☆
暑いからこそ!外に出て、汗をかこうじゃ無いか!でも熱中症と脱水には気をつけろよ(はーと
おれ?俺はいま稽古中の美鈴を眺めて精神の稽古中
あれ?誘われたからもっと近くで眺めげふんげふん、一緒に汗を流してくるよ!
あれだな、胸に目がいくのは男に生まれたんだからしょうがないよな
しかし暑い、美鈴の汗が(以下省略
「○○さん!?」
「へ?ぶるぁっ」
見事な蹴りが、俺の首を薙いだ
めのまえがまっくらになった!
「組手中に余所見をするだなんて・・・危険ですよ?」
「あー・・・すまん」
「まったく、何に目を・・・」
俺が何を見ていたのか、思い出して、かくにんしたらしい
「えーと・・・すまん」
とりあえず起き上がってみた、もんだいない
「・・・」
「・・・」
美鈴は赤くなって俯いている、この暑さのせいではないだろう
嫌な沈黙だなぁ・・・
「美鈴っ!」
「へ?ひゃぁぁ!?」
不意をついてタックル、美鈴はタックルをカットできない!そしてそのまま持ち上げた
「え?え?な、ななに!?」
「はっはっはー」
そのまま湖岸まで走った、そしてそのまま湖へ
「ヒャッホゥ!」
「きゃああああ」
ざっぼーん、ぶくぶく
「・・・」
「・・・ぷはっ!○○さん!?どういうつもりで・・・あ、あれ?○○さん?」
青年潜水中
「○、○○!?もしかして溺れひゃっ!」
水の中、足に纏わりつく何か
水草か、それとも魚か
魚にしては動きがやらし過ぎる、こんなスケベな魚はいないだろう
「この・・・どこに・・・あっ・・・」
消えた、何処かへ、流石の彼でもそろそろ限界だろう・・・大丈夫でしょうか?
「美鈴・・・」
背後からそーっと出て、抱きしめた
「ひゃぅ!?○○さん・・・」
「美鈴、もうちょっと涼んでいこうか」
「あ・・・はい」
そのまま少し、抱きしめていた、不思議と暑さは感じなかった
ただ彼女の体温を感じる事に集中した
9スレ目 >>635
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「○○さん~」
夜、俺が最も元気になる時間
美鈴と交代して門を守っていたのだが
「美鈴、まだ起きてたのか」
寝間着で姿を現した美鈴、妖怪とはいえ真冬の夜にそのような軽装では寒かろう
「これ着とけ」
そう言ってきていたトレンチコートを羽織らせた
「わ、私は大丈夫ですから・・・」
そういいつつも、少し震えている、気がした
「俺は寒くないから、吸血鬼だし、死体と変わらんさ、だから・・・遠慮するな」
蜥蜴みたいに周りの気温に合わせる事が出来る、お嬢様ぐらいになれば自由自在らしいが・・・
「あ・・・ありがとうございます」
寒さのせいか、顔を赤く染めて、そう言った
門前で座り込んで紅茶を飲む、ただ何を話すわけでもなく
「・・・眠れなかったのか?」
「え?い、いえ・・・そういうわけでは・・・」
寝付けないわけではないらしい、紅茶を届けてくれただけなのか?十分にありがたいが・・・?
「・・・」
「・・・」
会話はない
肩と肩が触れるか触れないか、そんなギリギリの位置で
俺がもうちょっと小柄か、コートがもっとでかければ二人で一つのコート、何てことも出来たんだろうが
「ああ、あれがあったか」
「え?」
俺は持て余していた莫迦みたいに長いマフラーを
「え?ええ!?」
美鈴の首に、二人で一つのマフラーを共有した
「○、○○さん!?こここれは」
さりげなく距離を縮めた、ゼロ距離
美鈴を抱えて、俺の膝の上に座らせた
「~~~~っ!!????」
美鈴はパニくってる、真っ赤になってなんか悶えてる
「ななな!?○○さん?○○さん?」
「悪い、前に森近のトコで見た漫画でこういうことをやってたから・・・嫌だったら止める」
「いえ!嫌だなんてことは」
即答だ、俺のほうがびっくりした
「・・・漫画だとよく解らんが・・・実際してみると、緊張するな、心臓もドキドキ言ってるし」
「は、はい・・・○○さんの心臓の音が・・・」
気がついたら美鈴を抱きしめていた、支えていた腕を前に回して、力強く
「んー・・・暖かいな」
「はい・・・暖かいです」
そのまま二人で、何を話すでもなく過ごした
これで雪でも降っていれば漫画を再現できたなと、思ったりしたが
結局朝日を拝む前に自室に退散した
そういえばコートもマフラーも忘れてきたな
「○○さんのコート~♪」
曰く、今日の美鈴はは露西亜の軍人の様な格好をしていたらしい
あと長いマフラーをたなびかせていたとか何とか
9スレ目 >>847
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拳が、〇〇の肝臓を強烈に揺さ振った。
「――〇〇、立てる?」
「無理……息するだけで痛すぎる」
はぁ、なんで〇〇は館に出入りを許されないのだろう。
毎日来て、あっさり私に破れて……これでは日課じゃない
「大体、一度入館を許されたときに何をレミリア様に言ったのよ?次から絶対通すなって厳命されたのよ?」
「大したことじゃないよ」
あ、痛そうに藻掻いてる
〇〇が自力で帰れるまで、いつものように世間話をして……いつものように帰っていった
ずっと続いてるなぁ、この関係
「レミリア様、お招き戴きありがとうございます」
〇〇と名乗る男を、館に招いたときの話だ。
「〇〇、お前程度の実力と素質で美鈴に勝てるはずもないのに。なぜ挑むの?」
「挑むことに意味があるのです」
「ふぅむ、面白いことを言ったら出入りを許そうと思ったんだけど」
「あぁ俺、美鈴が好きなんです。挑んで彼女と一緒に居たいってのが唯一の目的なので、むしろ出入りを許さないでください」
私は、おかしくてお腹を抱えて笑った
本気で思ってるなら、本物の馬鹿だ。
咲夜以外のメイドたちは、笑い転げる私を見て恐怖している
「――…気に入ったわ。〇〇が美鈴を落とすまで、紅魔館への出入りを禁じる。 さぁ、はやく出ていきなさい」
〇〇が、今日は来なかった。日課になっていたので、調子が狂う
〇〇が、今日も来なかった。面倒がなくていい
〇〇が、今日も来ない。暇を持て余す
〇〇、来ないと何だか寂しい
〇〇が来た!
「いやあ、風邪引いちゃって」
そうか、よしボコす!
「はぁ、平和ねぇ……何かこう、派手なことはないかしら?」
「レミィが起こせばいいじゃない」
「そうね、霧を出すなんてどうかしら」
「図書館の湿気は上げないでね」
後の紅霧事変である
10スレ目>>52
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掌打が入った手ごたえ。
衝撃音と同時に彼は吹き飛ばされ、地面に転がる。
「――今日はここまでです」
「っ痛~~……お疲れ様、美鈴」
打ち抜かれた腹部を押さえながら、起き上がる○○さん。
「お疲れ様です……あの、大丈夫、ですか?」
いつものように実戦訓練を終えて。
そしていつものようにやられてしまう○○さんに歩み寄る。
「大丈夫、骨とかまではいってない。なんだかんだで美鈴、手加減してるな?」
そう爽やかな笑顔で手抜いてることを見抜かないで下さいよ……バレないようにやってるつもりなのに。
「……それは○○さんが未熟だからです! もっと精進してくださいね」
「はは、それもそうだな…努力する」
「今日はもういいですから、早めに休んでくださいね」
「助かる……それじゃ、また明日な」
彼がこの館に来て(拉致られて)2ヶ月が経つ。
レミリア様曰く「弱そうなくせに、位の高い妖怪と戦おうという気概が気に入った」とのこと。
紅魔館の外の領域をナワバリとしている妖怪と、無謀にも戦おうとしていたらしい。
それがたまたまレミリア様の目にとまり、問答無用で連れてこられたのだ。
彼も行く当てが無かったようで、この館に滞在することを了承した。
仕事もすると張り切ってはみたものの、咲夜様の仕切る館の中に自分の仕事はないと見たらしく、
私の元へやってきて「一緒に門番をやらせてくれないか」と頭を下げたのだった。
紅魔館には人間も妖怪も時折やってくる(大抵は図書館の蔵書の閲覧が目当て)。
新しく雇われた、非力だという彼には人間の折衝を頼むことにした。
私は、いざとなったら力を使わなければならない妖怪相手。
自称非力(それでも人間よりは力強い)な彼ではあったけど、人当たりの良い性格をしていた。
その事もあってか人間にも好かれ、里にもちょくちょく用事を足しに降りていた。
人と話して納得させるのがそれほど得意ではない(拳で語るのは好きだけど)私にとって、彼の話術はとてもありがたかった。
「あら、○○。どうしたの? こんな所で」
彼を見つけたのは看護室の前。
「ああ……咲夜さんですか。ちょっと、美鈴との実戦訓練で」
しこたまやられまして、と苦笑い。
よく見てみるとあちこちにアザや擦り傷の痕。
やられました、なんて自慢にもならない事なのだけど……悪気はないのだろう。
元々彼には人間の相手しか頼んでいない。余程の事がなければそれほど大事にはならないはず。
「そう。あんまり無茶はしないようにね」
「いえ、館内に外敵を入れないのが門番の仕事ですから。この程度はどうってことないですよ。
……咲夜さんこそ、あまり無茶はしないでくださいね。それでは、また明日」
鼻歌交じりで去っていく○○。
(……不思議なヒト)
誰かに気遣われるのなんて、何年ぶりだろうか。
普通、レベルの低い妖怪はどこかネジが抜けた性格をしているハズなのだけど。
彼はどこまでも人間臭く、そして妖怪らしさが微塵もなかった。
妖気だってあるんですよ~、と話してくれたこともあったけど、
よくよく注意をして見なければ気付けない程のもの。
(そもそも低級妖怪ごときが人型なんて取れたかしら。それに……)
妖気がほぼ0な妖怪なんて聞いたこともない。
「……寒ッ」
朝起きて、布団から出て。
第一声がそれだった。というか脊髄反射で口から飛び出た。
最近めっきり冷え込んだな、位には思っていたのが、窓の外をみやればちらほらと雪が降っていた。
本格的に冬が訪れたらしい……噂に聞く黒幕、とやらでもやってきたのだろうか。
勤務服に着替え、その上に防寒着も着込む。
動きを阻害するので門番の立場としては好ましくないのだが、風邪は引きたくない。
背に腹は変えられないって奴だ。
「これでいいかな……さて、仕事仕事」
里で見つけたもこもこの手袋も完備でのんびりと扉を開けた。
「おはよう美、鈴……?」
……白銀になりつつある世界に違和感が一つ。
「あ、おはようございます○○さん。寒いですねぇ」
俺の前で腕をさする美鈴は、いつもと何ら変わらない格好だった。
「お前……それで寒くないのか……?」
ちらほらと雪も振るような気温である。幾ら妖怪であっても寒暖の差は感じる。寒いものは、寒いはず、だよな?
「なんですか、その変人を見るような目つき……寒いに決まってるじゃないですか!
ただ、その……冬服、ダメにしちゃって」
ずーん、と縦線と暗い雰囲気を身にまとう美鈴。放っておいたら地面に"の"の字でも書きそうだ。
詳しい話を聞いた所、去年の冬服の類を仕舞う際に(忙しさ故か)おざなりにしたせいで、
冬服一式が悲惨な状況になっていたとのこと。詳しくは想像に難くない。
「何ていうかその……大変だったな」
「そうですよ! こんな寒い中上着もありゃしないし、お気に入りの服だって……嗚呼」
何てことやっちゃったんだろ、と顔を手で覆う美鈴。随分気にしているらしい。
……ふと、良い事を思いついた。
「用事があるから里まで行って来る。これでも着てろ」
着ていたジャケットを美鈴に被せる。
「へ? うわぁ」
「里のじさまに用事があるのさ。この時間帯なら来客も少ないし、お前一人でも多分大丈夫だろ? じゃな!」
了解の答えも聞かずに駆け出す。
「あ、ちょっと○○さん!?」
すぐ戻るから! と振り向かずに叫びながら走り去る○○さん。
「あーあ、行っちゃった……」
これ、どうしよう。
○○さんが私に(半ば投げつけるように)かぶせていった、ファーのついた防寒着。
置いていった彼は寒くないのだろうか。
「着てろ……って、言ったよね」
恐る恐る、袖を通してみる。
「わー、でかい」
案の定、彼と比べて背丈の低い私には有り余る代物だった。
彼が着ている時は腰くらいまでの丈に見えたのに、私が着ると腿のあたりまで。
でも、暖かい。
(○○さんの匂いがする……って、何考えてるんだろ私)
慌てて首を振る。誰も見て……ないよね?
遠めに人影(?)が見えたのを境に、私は仕事へと気持ちを切り替えた。
「ありがとうございました、○○殿。いつもすいませんな」
「いえ、コレも仕事のうちですから……また御用があれば私に。それでは」
言い訳程度にはなりそうな量の仕事も終わらせ、里を出る。
"いつも"よりは幾分か速度を上げながら。
「ただいま~」
「おかえりなさ……って、どうしたんですかソレ!?」
○○さんは宣言通りに3時間程で帰ってきた。
行きは手ぶらだったのに、両手や背中に溢れんばかりの荷物を背負って。
「ん、ああ。里に行ったついでに買ってきた。ほれ、お前の分だ」
そういって両手に持っていたでっかい袋を二つ投げて寄越す。
「わっ…とと、こんな大きな荷物いきなり投げつけないでくださいっ」
落とさないよう、零さないようバランスを取っている間に彼は自分の部屋へと荷物を置きに行ってしまっていた。
ちらっと中身を見てみると、そこには女物の……割とお洒落な、冬服。
あ、コレ可愛い……ってそうじゃなくて!
「……コレ、なんですか?」
部屋から戻ると少し不審な視線を俺に投げかける美鈴の姿があった。
ま、いきなり服とかもらっても困る、よなぁ……
「見りゃ分かるだろ。服。冬の」
ええい、もう少し上手い言葉を喋らんか、俺!
「それを、○○さんが何故?」
「お前が今までのダメにしたって言ってたから」
「だからって、何もこんな……」
突然のことでさすがに困惑の色を隠しきれない美鈴。
「気に食わなかったか?」
売り子のおねーさんに恥を忍んで相談までして選ぶのを手伝って貰ったのだ。
おねーさんも「これなら大丈夫ですよ」と太鼓判を押してくれたから問題はない、ハズ。
よくよく考えてみれば、俺が門番を買って出て、美鈴に買い物させていたほうがよかったような。
選択、ミスったかな……? でも、そうすると大物来ても俺が相手しなきゃならないのか。それは面倒だ。
「いえ…どれも素敵な服ばかりで……その、ありがとうございます」
「ああ、いや…こちらこそ、大したものも用意できなくてすまない」
お互いに頭を下げあった。傍から見れば、不思議な光景に見えるのだろうか。
少しばかり時間が過ぎて。
門に二人で寄りかかりながら、ぽつぽつと話を続ける。
寒いといえば寒いのだけど、外で見ていなければならないのが門番の辛い所。
「一つ、聞いてもいいですか?」
「何だ?」
「私の為に、どうしてそこまで?」
「何となく、かな」
「何となく、ですか」
「今朝、冬服ダメにしたって言ってたろ?」
「言いましたね」
「その時に思いついた。美鈴に服でも買ってあげようと」
「それだけですか?」
「不服か?」
不服なわけではない。純粋に嬉しかった。
でも、どうしてだろう。「何故?」が頭から離れてくれない。
「でも、あんなに沢山の服……代金も相当なものだったでしょう?
思いつきだけで○○さんがそこまでするとは思えません」
「ぐ……話さなきゃ、だめか」
「してくれないと、納得できませんよ」
「むぅ……」
どうしたものか。
「「……」」
「……はぁ……」
盛大な溜息を吐いてから、彼はようやく口を開いた。
「最初はな」
「はい?」
「最初は……そう、本当にただの思いつきだったよ。
お前の話聞いて、里にも少しだけ用事はあったしな。
ついでに上着くらい買っていこうかな? ってくらいだった」
「……」
「で……選びながら美鈴のことを考えてたら、ああなってた」
「そ、そうですか……」
さらっとそういうことを言われるとちょっと恥ずかしい。
「んー……何と言えばいいのか」
まだ少し怪訝な顔をしている私を見てか、再び首を傾げる○○さん。
「嗚呼、成程」
ようやく合点が行った。思わず自分で手を合わせてしまうほどにスッキリと。
「どうしたんですか?」
「どうやら俺は、お前の事が好きらしい」
「はい?」
目を点にする美鈴。ちょっと面白い顔だ。
「聞こえなかったか? 俺はお前が好きだ、と言ったのさ」
自分への確認も込めて、もう一度口にした。
何故かはよく分からないけど、この相棒にいつのまにか惚れていたらしい。
美鈴に言われ、自身の思いを整理して、行き着いたのはこの答えだった。
「え、あ、あの……好きって……」
ようやく理解したのか、顔では済まず耳まで赤く染めながらしどろもどろになる美鈴。
「でも、咲夜様からは……その、ごにょごにょ」
「ああ、そういえば……」
ここで働くようになった日のこと。
仕事における諸注意として言われた事の1項目として"恋愛に現をぬかさないこと"とあった、気がしないでもない。
恐らく美鈴も同様の事を言われているのだろうか。……聞いてみるか。
「恋愛に現をぬかすな、だっけ?」
「……です」
やはり同じ事を言われていたのか。
小さく溜息を付く。
「でもさ、それはつまり、現をぬかさなければ恋愛はOKって事だろ?」
屁理屈ではあるのだけど、正論でもある。
別に恋愛が禁止されているわけではないのだから。
「美鈴は俺の事をどう思ってるんだ?」
真顔で、正面から見つめられる。
「わ、私は……」
耐え切れなくなって、少しだけ目を逸らした。
先ほど真顔で好きだ、と言われてから。
私も彼の事をどう思っているのか、考えていた。
誰にも分け隔てなく優しくて、真面目な所もあるのにどこか無邪気で。困っている時は傍に居てくれる。
今日だってあんなに沢山の服をプレゼント(と呼ぶには些か乱暴な手段だったけど)してくれた。
そんな、彼を、私は。
「……好き、かも」
二言目の所で彼が派手にコケた。
「ご、ごめんなさい……でも、少しだけ、時間をくれませんか?」
「ああ、わかった」
いつでもどうぞ、と言いながら。
彼は柔らかく微笑んだ。
十数日後。
「寒いな」
「そうですね、すっかり雪も積もっちゃって」
「おかげで人間は来なくなったから楽なんだがな」
「妖怪もあんまり来ないから楽ですよ」
「そうか」
二人並んで、今日も今日とて門番業務。
俺が告白(といえるのだろうか)をした次の日。
まるで今から嫁に行きますとでも言うような顔つきの美鈴が
俺の部屋までやってきて、「宜しくお願いします」と頭を下げたのだった。
それからメイド長の目には留まらない位微々たるものだったけど、俺達の付き合いは始まった。
女心が分からないと自負できる俺と、「こういう事、初めてで」と顔を赤くする美鈴。
二人の進展が亀のように遅いのは、ある意味では仕方のない事。
のんびりいければいいや、と思う。時間はたっぷりあるのだから。
ちなみに今日は。
美鈴が仕入れてきたらしい明らかに一人の手には負えないマフラーを、二人で巻いていた。
敵襲があったらどうする、なんていう突っ込みは聞かない事にした。
「こんな格好、咲夜様に見られたら怒られちゃいますね」
「開き直ればいいんじゃないか?」
「どう開き直るんです? ボコボコにされちゃいますよ」
「俺達はこんなにもラヴラヴですって」
そういいながら肩を抱き寄せる○○さん。
か、顔が近いです……
「そ、そうですね! そういうのも、楽しいかも知れませんね」
「だろー?」
実際に見られたら私達のクビが危ないのかもしれないけれど。
……二人で生きていくのも悪くないかな、と思った。
>>うpろだ635
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俺は軽く手を挙げながら、真剣な目つきで門の傍らに立つ彼女に声を掛けた。
「よう、美鈴」
「あ、○○さん」
「今日もお勤め、ごくろーさんです」
挙げた手をそのまま曲げて、軽く敬礼のマネゴトなんぞをしてみせる。
「どうも。 ○○さんは…散歩ですか?」
「うんにゃ、昼飯。 たまには外でと思ってな」
そう言ってもう片方の手に持った包みを見せると、急に彼女がもじもじしだした。
「あー…うー…そのぉ」
「どした美鈴?」
意味のない言葉と共にぐねぐねと身を捩る美鈴。その目は俺の持つ包みに注がれて…って
「…もしかして、昼飯?」
「はいぃ…午前中の失敗で」
(うおおおおぉぉぉぉ………)
言い終るより早く、どこぞの初号機とタメ張る位の唸り声が彼女のお腹から響く。
やがてそれが収まると同時に、真っ赤になった美鈴が蚊の鳴くような声で、
「抜かれちゃい、まして」
「…それはそれは」
そう言えば少し前に例の白黒魔法使いが来ていたっけか。
「…それで、良ければ分けてもらえない、かな…と」
断る理由は見当たらないが、如何せん量が量だ、分けるには心許ない。
数秒間考えた後に俺が出した結論は、
「よし、俺が軽く作って来てやる」
「え? そんな、そこまでして貰うわけには」
「いいからいいから。 気にすんなよ」
美鈴の答えを一笑に付して、俺は館へとんぼ返りする。 さて、何にするかな?
「ほい、ぅお待たせぇ!」
「わ、早いですね!?」
「はっは。 軽くって言ったろ?」
「はぁ。 で、それは?」
怪訝そうな顔で、俺の手にしたお盆-正確にはそれに乗った楕円形の物体を指差す美鈴。
「うむ、俺のいた世界の食べ物でな。 ヤキソバパンだ」
「やきそばぱん…」
流石に知らないか。 だがなぜ紅魔館に中華ソバやオタ○クソースがあるのか、
俺としてはそっちの方が気にかかるのだが…今度咲夜さんに訊いて見るとしよう。
「こ、これ、頂いても?」
ンな飢餓感に満ち満ちた目をして訊かれるとコッチが恐いですメイリンさん。
「どーぞどーぞ」
「では、いただきます…」
ぱくりと一口かじった美鈴の横に俺も腰を下ろし、包みを開ける。
ふと隣を見ると、俯いたままで小刻みに体を震わせている美鈴の姿が目に入った。
「な、なぁ美鈴? どうかし」
「…お」
「お?」
「美味しいですぅ~…」
よく見ると目じりに涙まで溜めて口をもぐもぐさせている。
「そ、そうか? そりゃ何よりだ」
尻がむず痒くなるような居た堪れなさを感じつつ弁当を口に運ぶ俺の隣、
美鈴が栗鼠の如くパンを頬張る光景は、それからしばらくの間続いたのだった。
「ごちそうさまでした…」
「お粗末さんでした…でいいのか?」
「たぶん」
「そっか」
どちらからともなく笑いが漏れる。 空の弁当箱を包み終えた俺に
「○○さん、その、また…お願いできます?」
「あぁ、ヤキソバパン? お安い御用だ」
「ありがとうございます…」
ニコリと笑う美鈴を見て、俺の心に暖かいものが広がる。 ついでに僅かな悪戯心も。
「ところで…俺からも一つお願いがある」
「はい?」
いざ言うとなると緊張するが、チャンスは今しかないのだ、踏ん張れ俺!
「食休みに…その、膝枕を、だな」
「はぁ、いいですよ。 どうぞ」
「…あれ、意外にあっさり? もうちょっと照れるとか」
「言わないで下さい、これでも心臓バクバクしてるんです」
「そりゃ触って確かめろと言う…いや待て膝蹴りよりも膝枕がいいなぁ俺は!」
さっき食ったばっかの弁当との対面を全力で拒否して、座り直した美鈴の膝に頭を乗せる。
おお、やっぱり女の子の体ってーのはやーらかいもんなんだなぁ…。
「…悪いな」
「はい?」
「こんな状態じゃ門番が出来んだろ」
「いえいえ、これもやきそばぱんのためです」
「左様でございますか」
ある意味正直な返答に思わず苦笑を漏らしてしまう。
そんな俺を見たからか、彼女も笑みを浮かべる。 柔らかな笑顔の頬に、僅かな朱色。
「でも、貴方にこうしてあげたかったのも本心ですよ?」
「…………」
「あのぉ、○○さん?」
まずい、今のは非常にまずい。 完全な不意打ちです、クリティカルです。
彼女の顔を直視出来ず、強引に顔を横に向けながら、何とか一言だけ口にする。
「…眠くなってきたから、寝る」
「あ、もしかして照れて」
「…ぐー、ぐー」
「こら、狸寝入りしない!」
ポコポコと側頭部を打擲されながら、ではあるが。
俺は柔らかな日差しと柔らかな枕と共に、至上の昼下がりを堪能したのだった。
after?
「どうするんだ、この二人」
「しばらくこのまま、が一番かしら」
「………起こさないのか?」
「起きた時の反応が楽しみでしょう」
「…天狗が来て記事になるかも、だぜ?」
「それもまた面白、よ」
「うっへぇ…悪い上司だぜ」
「ぅん…め~りん~」
「くぅ…くぅ…」
7スレ目>>217-218
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「ごろん」
美鈴の膝枕。
「んん……めーりん、柔らかい…………」
「もう、何を馬鹿なこと言ってるんですか……」
「ほんとのことだもん……」
「って、ちょっと膝枕でうつぶせは……!」
美鈴のお腹に顔を埋めてみる。
「めーりん、温かい……いい匂い…………」
「もう…………本当にしょうがないですね、○○さんは…………」
抱えるようにして頭を優しく撫でてくれた。
7スレ目>>293
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今日から、ゴールデンウィークで久しぶりに出かけることにした。
「美鈴は何処に行きたい?」
て、聞いてみたら
「私は、○○さんと一緒なら何処にでも付いて行きますよ」
7スレ目>>303
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「俺も今日付で門番になった。そんなわけだから頼むぜ相方さん。ああ心配すんな、
俺は思ってるほどヤワじゃないぞ。足腰は強い方だから長時間突っ立ってるのも
苦じゃないし、日射病への防御も済んd……あ?戦力外?うるせーな、どうせ凡人だよ。
だがよ、侵入者を門前に暫く留めておく位は出来るぜ?口は達者だからな。言わば
お前が錠前なら俺はドアノブだ、多少は通り難いように渋くなってやるさ……何より、
勤務中はお前を退屈させない、これが俺の最大の任務だ」
7スレ目>>674
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今にも雨が降り出しそうだった。
俺は傘を片手に、紅魔館の庭をかける。
もう片方の手には、あいつへのプレゼント。
何日もかけて素材を手に入れて、メイド長に教えてもらいながら作り上げた物だ。
真っ白な箱にいれて、大事に脇に抱えたまま走る。
「美鈴!」
大きな門の向こうにあいつはいた。
今日も紅魔館の門を守り続ける、あいつ。
長く、炎のように赤い髪を風に流し、肩幅に開いた足はどっしりと地面に立っている。
ただ、そこに在るだけで、何者をも通させまいとする意志が読み取れる。
「お~い、美鈴! ……あっれぇ、聞こえてないのかな」
さっきから結構な大声で呼んでいるのに、美鈴は返事をしない。
不思議に思った俺は通用口から門を出て、美鈴の前に立った。
湖の方を見据える目。一瞬それが俺のほうを向いて――そらした。
何故かその仕草にあせった俺は、美鈴に傘を差し出す。
「ほら! 雨降りそうだから傘持ってきた!」
「……………………結構です」
「え?」
「必要ありませんって言ったんです」
耳を疑った。美鈴の口からこんな言葉を聞くとは思わなかった。
いつもいつも、一緒にいたのに。
仕事をサボって湖畔で昼寝をしたこと。厨房に忍び込んでメイド長秘蔵のお菓子をつまみ食いしたこと。あれやこれや、美鈴と一緒にやったことが頭を過ぎる。
ぐうの音も出ない俺を、美鈴は冷めた視線でねめつける。
「大体、何で貴方は私に親しくするんですか? 私と貴方は仕事上の関係でしかないはずです。なのになんでこんなにベタベタ付きまとうんですか?
正直、うっとうしいんです。貴方が」
「美……鈴…………」
「そこ、どいてもらえますか。仕事の邪魔です」
美鈴が俺の身体を押す。細い腕に込められた、拒絶の気持ちが俺の身体を突き動かす。
それでも、それでも俺は退かなかった。必死に彼女の背中に語りかける。
「いきなりどうしたんだ? 俺が何かしたか?」
しかし、まだ、美鈴の足は止まらない。大股に歩いてゆく彼女の背中を追いながら、俺は取って置きのプレゼントを箱から出した。
きっとこれを見せれば、彼女の機嫌も直るはず――。そう思った。
「美鈴、これ見てくれ! 俺、お前のために作ったんだ。
ほら……お前何時も同じ服着回してるだろ?
だからちょっと豪華にしてみたんだ。…へへ、下手くそだからあんまり見せられたもんじゃないけどさ、受け取ってくれよ」
ピタリと、美鈴の足が止まった。ゆっくりこちらを振り向く。
手を伸ばして、プレゼントを手に取る。眼の高さまで持ち上げて、裏、表とねぶるように見る。
そして――地面に叩きつけた。
踵でグリグリと服を踏みつける。泥に汚れてゆく、糸がほつれ、縫い目が崩れ、服はただの布に戻ってゆく。
「なんですか、これ。私を馬鹿にしてるんですか?
こんなもの、里の子どもにだってもうちょっとマシなものが作れますよ。
それを自慢げに見せて……よくそんなことが出来ますね。尊敬します。
ああ、私はこんなもの必要ありません。着替えは何着もありますし、もっと豪華なものもありますから。
持って帰って下さい」
そう言って、また俺に背を向ける。
気がつけば、ぽつりぽつりと雨が降り出していた。
地面に仄暗い染みがつくように、俺の心は暗く沈んでゆく。
次第に雨は強く、雨粒は大きなものへと変化していく。
ふとあげた視線の先、紅色の髪が雨に濡れている。
この強い雨ではずぶ濡れになってしまう。風邪を引いてしまう。
意識しないうちに、俺は美鈴の傍によって傘を差していた。
そんな俺に、歯噛みした美鈴が怒鳴る。
「だからっ――私の傍に寄らないで下さいって言ってるでしょう!? 何の用なんですか、私は忙しいんです!」
「雨が……濡れると風邪引くから…………」
「…ああもう、貴方は馬鹿ですか!? 妖怪の私がそう簡単に風邪なんて引くわけないでしょう、貧弱な人間と一緒にしないで下さい!
それとも私を哀れんでいるんですか? 毎日毎日つらい仕事ばっかりで可哀想って? お生憎様、この仕事は私が自分で選びました、つらくなんてありません!」
美鈴は傘も乱雑に奪い取り、地面に叩きつけた。
バシャ、と音を立てて地面に突き立つ傘。それはまるで墓標のように見えた。
美鈴は湖の方をむいて、微動だにしない。声をかけるなと、横顔が言っている。話しかけるな、近寄るな、親しくするな。
――私を愛すな。
俺は汚れてしまったプレゼントを小脇に抱え、とぼとぼと紅魔館へ引き返した。頭の中では、「どうして」の疑問だけがぐるぐると渦巻いている。
俺が一体何をしたと言うのか、彼女が一体何をしたと言うのか。
天を仰いでみても、落ちてくるのは生暖かい涙雨だけで、何の答えも見ることは出来なかった。
……そう、涙。
最後、湖を睨みつける美鈴の横顔は泣いているように見えた。
うpろだ253
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「釣……よく飽きませんねぇ」
退屈そう、というよりも物珍しげな口調でそういったのは紅魔館の門番、紅さん。
門番なのに僕の趣味である釣りに付き合ってくれているわけは、館の客人である僕にはまったく戦う力がないからだ。
館のすぐ傍といっても力のない人間には結構危険なのだ。
ここ幻想郷は妖怪が住む世界なのだから。
「よく言われます。でもすみませんね。趣味の時間につきあわせちゃって」
「え? あ、いや、別に嫌味とかじゃなくてですね」
「わかってますよ。紅さんがそんな人じゃないことくらい」
「よかったぁ……」
紅さんはカラカラと笑う僕に真剣に安堵する。なんとも人間くさい妖怪だ。
それが彼女のとっつきやすい理由なのだろう。
「でも本当に、わざわざすみません」
「私は気にしませんよ?」
「そうですか? それはよかった。僕がこうして誘えるのって紅さんだけですから」
「え?」
「お恥ずかしい話で、僕は女性とのつき合いとか……苦手で……
だから、紅さんだけなんですよ。こうしてお誘いできるのって」
紅魔館の人達って妙に気難しそうだもんな。
妖精のメイドたちは何考えてるかわからない。
図書館組は引き篭もり。
メイド長の十六夜さんはお嬢様一筋の上になんとなく怖いし……
お嬢様? 僕は別に自殺志願者ってわけじゃない。
やっぱり、紅魔館の女の人と普通に話したりするのは苦手だなぁ
「えっ……あ、あの……」
「だから、紅さんと二人で来たかったんです。本当に嬉しいんですよ」
「わ、私と……二人で……ですか?」
「はい。紅さんとじゃないと駄目なんです」
「…………」
「……今日は調子悪いですね。このくらいにして帰りましょうか」
「○○さん!」
「はい?」
……? 紅さんって僕のこと普段は名字で呼んでなかったっけ?
「え、えっとですね、そのですね……」
「は、はい」
「わ、私も二人で来れて嬉しいです!!」
「は、はぁ……ありがとうございます」
「それ、それじゃぁ、帰りましょうか」
「はい…………ッ!!」
って、どうして急に手を握りますか!? 『えへへ』じゃありませんよ紅さん。
つか、武術やってるのにやわらかい手をしてますね。いや、そうじゃなくて……
行きがけは手をつながなかったじゃないですか!? それが急に何故?
むしろ腕組んで胸当てて欲しい。いやいやいや、だから違うって。それでもないだろう。
おいおいおいとりあえず落ちつけよ僕。
「どうしたんですか? 顔赤いですよ?」
紅さんも赤いです。
とかなんとか、そんな簡単な切り替えしすらままならないほどに混乱している僕。
だから落ち着けって。
いったいどんな魔法だ? いつ何が起こったんだ?
深呼吸深呼吸……も一つ深呼吸。
「よし、落ち着いた」
「何か言いましたか?」
「へ? あ、ううんなんでもないれす紅さん」
噛んだ。緊張のしすぎだ。ちっとも落ち着けてない。
「あ、あのですね、○○さん」
「なな、なん、なんですか?」
「そのぅ……ですね……あのぅ……」
なんだろう? なんとなく良い予感のような嫌な予感のような。
「……名前で呼んでください」
「へ?」
「だから、名前。『紅さん』じゃなくて『美鈴』って呼んでください」
なして?
「……呼んで……くれないんですか?」
「いや……その突然だったもんですから」
「あは、あはは……やっぱり、そうですか?
でも私嬉しかったんです。好きな人と両思いだってわかって」
な、何で知ってんの?
え? 言ったっけ僕? いつ? どこで? え?
いやいやいや、落ち着けよ僕。
ほら、急に態度変わっただろ、その前だよ。何いったんだよ僕。
(「だから、紅さんと二人で来たかったんです。本当に嬉しいんですよ」
「わ、私と……二人で……ですか?」
「はい。紅さんとじゃないと駄目なんです」)
こ、これかぁ!!
紅さんとじゃないと駄目とか、告白じゃないかほとんど。
「あ、あのですね、紅さん」
あ、めっちゃ悲しそうな顔してる。
「さっきの、紅さんじゃないとっていうのは、その……そういう意味じゃなくて」
「え? も、もしかして、私の勘違い……
そ、そうだったんですか……あは、はは……だめですね、私って……」
悲しそうな顔がほとんど泣き顔に変わって、そのまま寂しそうに手を離す。
「さ、最後まで話を聞いてください」
「いいんです。ごめんなさい。えへへ、でも、ちょっと幸せでした」
「だから!! 聞いてください」
自分でもびっくりするくらい大きな声が出た。
紅さんも僕がこんなに声を出すのは意外だったらしく、ようやくこちらの話を聞いてくれそうな間が出来た。
「僕はあなたが好きです。付き合ってください」
「え?」
「美鈴さん。僕はあなたが好きです」
「でも、さっき……」
「あんな伝わり方するのは本意じゃなかったですから……その、きちんと言おうと思って……
すみません、紛らわしいことしちゃって……」
「いえ、いいんです。私今とっても幸せですから」
本当に幸せそうな彼女の笑顔を、僕はきっと忘れないだろう。
何せこれから毎日ずっと見ていくんだから。
うpろだ257
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「美鈴」
声に反応した美鈴が、振り返ると同時に銀のナイフが彼女に突き立てられた。
こんな芸当が可能な人物の心当たりなんて、たった一人しかいない。
「咲夜さんっ?!なんのつもりですかっ!!」
降りしきる雨の中、二人の女性はにらみ合っている。
「何のつもり?それはこっちの台詞よ。あなた○○をフッたでしょう?」
咲夜は、音もなく周囲にナイフを展開した
「お互い好きなくせに、そんなの馬鹿げてる。その根性叩きなおしてあげるわ」
――戦いが始まり、そして咲夜が押していた。
だが、咲夜は途中で攻撃をやめ「つまらないわ」とこぼした
「つまらない、って言ったのよ美鈴。本気を出したら?『妖怪として』」
『妖怪としての本気』それは触れれば即死する攻撃を繰り出し、相手に1000の細切れにされてもいつかは癒える生命力を駆使しろということだ。
いかに咲夜が人間として優れ過ぎた能力者でも、いつかは消耗し、致命的なミスを犯して死ぬ。人間と妖怪の差はそれ程のものなのだ。
「それとも、人間のような弱い生き物相手では本気になれない?恋も戦いも。」
「――違うっ!そんな事ないっ!」
次の瞬間――時を操る相手に次の瞬間など関係ないが――美鈴の視界をナイフが埋め尽くした。
そのナイフを正面から突っ切り、咲夜の首に右手を伸ばす。
咲夜は動かない、いや動けない。
「やれば出来るじゃない美鈴、人相手に本気になれるなら、○○にだって――」
「違いますっ!…私が○○をフったのは 咲夜さんが○○さんを好きだからですよ」
咲夜は顔色1つ変えず「ええ、その気持ちはあなたにも負けてないつもりよ」と言い切った。
「○○には、幸せを掴んでもらいたいわ」
「私は妖怪ですよ!○○さんの幸せを思えば、咲夜さんの方がっ…」
言葉にならない。○○のことを考えれば考えるほど、自分は邪魔者なのだと思えてくる
「・・・・・・これだから、妖怪は身勝手だって言われるのよ」
咲夜の意思は揺らがない。
「○○が好きなのは美鈴、あなたよ。私じゃない。」
美鈴は手を、咲夜の喉から力なく下ろした。
「咲夜さん、妖怪って馬鹿ですね。」
「人間もね。さ、○○と仲直りしてきなさい。あの服、かなり苦労したんだから。」
うpろだ258
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「おい!町の腕自慢はあんたに挑戦するのが常らしいな!俺も挑戦させてくれ!」
「人間が私に勝てるとでも?」
「モノは試しだっ!!」
それが俺とあいつの出会いだった―
「よう美鈴、遊びに来たぜー」
「○○さん!待ってたんですよ~」
朝起きて、柔軟して紅魔館へ出かけるのが俺の日課だ
もちろんこいつに会うために
美鈴も俺を待っていてくれたらしい、それは喜ばしい
「ちゃんと柔軟しましたか?私は待ってる間に済ませてますよ」
「問題無い、準備オーケーだ」
互いに表情を変え、腰を落とし、構えた
動かない、あいつは待ち伏せ方、しかし此方が隙を見せたら殺りにくる
………
「シッ!セヤッ!」
下段、避け上段で反撃をかえそうと身をひねる
「ふっ!せy」
メメタァ!って音がした気がした
「ぐ・・・やっぱ人間が反応できる身体能力じゃ無いか」
避けたはずの下段がすぐに俺の首を薙いだ、人間がやったら関節壊れるぜ?
「当たり前です!紅魔館の門番を任されたこの紅 美鈴が人間に遅れをとる訳ないじゃ無いですか」
「・・・俺らがやりあってる間に白黒が入っていったけどな」
あ、落ち込んだ、周りが見えてないんだって
「ううう、また咲夜さんに怒られてしまいます」
「まぁ気を落とすな、俺にも一因がある、怒られるなら一緒だ」
いや、ね?かっこつけたいじゃ無い?かっこ悪い続きだし
「○、○○さん!」
こらこら、抱きつくんじゃない、胸が当たってるよ胸が当たってるって胸があたってr
その後咲夜さんにこっぴどく怒られました、そして強制帰宅です、せっかく・・・なんでもない
気がついたら食料が尽きていた、仕方ないので今日明日は山に行って三彩と山女でもとってこよう
「・・・うぉ、日が暮れはじめた、帰らねば」
くれてしまったら危ないので夕方には家にたどり着くように行動せねばならんのだ
「ただいま~ってだれも・・・誰だ」
家の中に人の気配、勝手に入るなんてならず者め、この俺が成敗し・・・て
「遅かったじゃ無い?どこに行ってたのかしら?」
「咲夜さん・・・人の家の鍵を壊すほどの用ですか?」
いきなり頬を叩かれた、ばちんと乾いた音が響く
「な、なにを」
「貴方、何で昨日も今日も来なかったの!?美鈴がどれだけ待ってたと思ってるの!?」
あいつ、今日も昨日も待ってた?待ってて・・・
「美鈴が、あんたの事どう想ってるかもわかってないんでしょ!?この鈍感!来れないならせめて一声かけていけばいいじゃない!」
「いや・・・その・・・」
自分が嫌いになりそうだ、俺はあいつの事を、どうして―
「何つっ立ってんのよ!行くべき場所があるんじゃないの?」
「あ、ああ!」
俺は紅魔館に向かって付かれきった身体を走らせた、いつもより速く走れた気がした
「美鈴!」
「○○さん!?こんな時間に」
「昨日と今日、すまなかった、せめて一声掛けていくべきだった」
きょとんとして、戸惑って、いった
「そんな、いいんですよ、私が勝手に待ってただけなんですから、約束もしていたわけじゃ」
「それでも俺は、君を待たせた、謝らなきゃいけないんだ、ごめん」
「・・・はい、許しちゃいます、だから頭を上げてください」
優しい声だ、こんな寒い中、こんな優しい女の子を待たせてたのか俺は
「もう一つ、言わなきゃならないことがあるんだ、聞いてくれるか?」
何を言われるのかという不安、好奇心、本当に表情の豊かな女性だ
「……俺は君の事が好きだ、大好きだ、最初の出会いは無礼極まりない俺だったが、君が許してくれるなら、君を好きでいてもいいだろうか?」
驚いてる、すごく驚いてる、この様子じゃきっと駄目なのか、いや驚きすぎだろ、其処まで驚かなくてもいいじゃ無いか
「私は、ずっと一人でした、此処にきて、一人じゃなくなりました、そして生まれて初めて、好きな人ができたんです」
一言一言、噛み締めるように呟く
「その人はよわっちいくせに何度でも挑んでくるんです、でもすごく優しくて、私は妖怪なのに、当然のように、壁なんかないように接してくれる人なんです」
「俺で、いいか?」
「貴方じゃなきゃいやです」
俺らは初めて「抱き合った」強く強く抱きしめ合った
その後メイド長はじめとする紅魔館軍団に冷やかされたが、そんな事は全く問題ない、幸せに酔っていた
「美鈴ー!俺は人間をやめるぞぉ~!!」
「いきなりなんですか!?」
「いや、俺妖怪になろうかと思って」
「なんで!?」
「そりゃあ・・・惚れた女より弱いままってのも癪だ」
「そ、そんな理由で!?馬鹿ですか?」
「はっ!馬鹿でけっこう、頭いいまま生きててもつまらんぜ」
「う~ん、そんなもんですか」
「それに、妖怪になればお前とずっと一緒にいられるしな!」
「○○さん・・・」
俺が美鈴を抱き寄せて、キスを促す、彼女もそれを、眼を閉じて待つ、この瞬間が一番好きだ
「昼真っ赤ら門前で何やってるのかしら?」
「「さ、咲夜さん!!」」
「少しは自重しなさいっ!」
今日もお仕置きを喰らってしまった、基本的に痛いのは嫌だが
彼女と一緒ならそれもまた楽しいのだと、そう思ったりもした
~未完~
うpろだ299
───────────────────────────────────────────────────────────
「こんにちは美鈴さん」
「こんにちは○○さん」
今日もまた自分は紅魔館へと足を運ぶ
「で、今日は何の御用ですか?」
用など無い
「いや、用って程のこともないし、客として呼ばれたわけでもないんだけど……」
「通しませんよ?」
「え、いや……」
「通しませんよ?」
「少しくらい……」
「通しませんよ?」
にべもない
「……んじゃさ、せめて隣……いいかな?」
返事は聞かず彼女の隣に座り込む
「座ったらどうですか?」
「門番ですから」
彼女と同じ方向を見る、湖、そのむこうには森
ただ時間だけが過ぎていく……
「門番って暇だ」
「まぁ、忙しいときは忙しいんですけどね」
おもむろに彼女の腰に抱きついてみる
「な、なんですか!?」
「ふふふふふ、これで貴様の動きは封じたぜ」
「いや、上半身は自由じゃないですか」
「そしてこのまま貴様を持ち上げると……」
全力を込めて彼女を持ち上げようとして
「お゛……」
「え?」
「腰が……」
「そ、そんなに私重たいですか!?」
「多分……運動不足なだけだと……」
「大丈夫ですか?」
「動けそうに……ない……」
「……もう、しかたないですね」
彼女は自分を軽々と抱きかかえる
とここで問題がひとつ浮上する、それはお姫様抱っこってことだ
「ちょっと待って美鈴さん!!お姫様抱っこはやめて!!」
「もう、怪我人が文句言わないでください」
「駄目だって!!このまま館入らないで!!せめておんぶで!!恥ずかしいから!!」
「ふふふ……」
たぶん医務室に運ばれるんだろうけど
どれだけの晒し者にされるんだろうか……
っていうか晒し者か?
うpろだ376
───────────────────────────────────────────────────────────
「○○さん、これを・・・どうぞ」
いきなり渡された紙袋、ずっしりと重い
「美鈴?これはいったい・・・なんだ?」
「い、いいから開けてください!」
怪しいと思いながらも、恐る恐ると開けてみる
「おお」
マフラー(恐らく)が入っていた
しかしマフラーだけでこんなに重いはずがない・・・あるぇー
「・・・長っ!!?」
喩えるならそうだな・・・紅魔館の屋根から地面に余るぐらいのながさ
「・・・ありがとな・・・でもなんで?」
「ええっ!?自分の誕生日を忘れないでくださいよ」
ああ、言われて見ればそうだったな、そうか、今日は俺の誕生日か
「忘れてた・・・ありがとう、祝ってもらえて嬉しい」
「いえ・・・あんまり上手に編めなかったんですけど・・・」
なるほど、つまり綺麗に編めてるのが後ろなわけだ
「でもあれだな・・・こんなにいいものを貰ったのに美鈴の誕生日を祝えないのは残念だなぁ」
祝ってもらったら祝い返す、これ常識
でも彼女に誕生日はない、いやあるんだろうけど知らないのだろう
「そうだな・・・よし!今日がお前の誕生日という事に決定しました!」
「ええっ!?決定ですか!?」
「異論は認めぬ・・・来年は俺もプレゼント用意するからな、今年は・・・まぁ・・・来年倍にして返す感じで」
「あ、じゃあ今年のプレゼント、リクエストしてもいいですか?」
「?」
何を思いついたのか、とても嬉しそうに、珍しく彼女がお願いをした
「明日一日ぎゅーっとしててください」
「What?それはずっとくっ付いてろって事?」
「YES!YES!YES!」
翌日
「さて、今朝・・・正確には昨晩からくっ付いてるわけですが・・・」
「・・・動きにくいですね」
「だから言ったのに」
俺と美鈴は文字通りくっ付いている
「もう離れていいだろ?」
「いえ!今日は一日これで行きます!」
「ムキになるなって!?ちょあ、まて、あああぁぁぁあああ」
その日一日、門の前に腰掛けた俺に美鈴が腰掛けるような感じで一日を過ごしましたとさ
足と腕がしびれて動きませんが何か?
オマケ
「○○さん!来年は何をくれる予定なんですか!?」
「いやいや、今言ったらお楽しみも何もないだろ!?こういうのは秘密にしておくんですよおまえさん」
「私はトレンチコートか新しい道着を上げる予定です」
「人の話し聞けって!言うなって」
「私が言ったんですから・・・教えてください」
あう、そんな眼で見るな、がんばれ俺
「~っ!言わねぇぇぇ!」
俺 は逃げ出した
しかし回り込まれた
「ちっ!ならば!・・・あ、メイド長」
「えっ!?っていないじゃ無いですか・・・って○○さん!?」
「ふぅ、俺の逃げ足ははぐれメタル並だぜ」
門前から逃走と見せかけて紅魔館の中を通り裏口から脱出に成功した
「しかし・・・婚約指輪をやるつもり、なんて恥ずかしくて言えねぇよ」
たぶん来年を待ちきれないかもしれない、俺の方が、いやお互いにかもしれない
ああ、早く来年の今日が訪れないかなぁ
~終~
10スレ目>>331
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中国「いいなぁ、私も休みを取って〇〇さんと……」
〇〇「呼んだか?」
中国「ひゃあ!いつの間に!?」
〇〇「本の精に……否、愛に不可能はないのさ。邪魔する奴は指先一つでダウンだぜ」
中国「それは止めてください」
〇〇「冗談だ」
中国「冗談に聞こえません」
〇〇「よし、めーりん。門番しながらイチャつこうか」
中国「無茶を言わn」
ひょい
中国「え、もしかしてこれって」
〇〇「ああ、お姫様抱っこ。さあ、行こうか俺達の幻想郷へ!」
中国「……はい」
部下A「隊長、たぶん腰が立たないだろうから頑張るよ」
一同「「オー」」
7スレ目881
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さぁ、美鈴。共に行こうか
7スレ目999
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「美鈴!へたれてるお前も門番してるお前も大好きだー!今度お弁当差し入れするから!一緒にお昼を食べよう!!」
8スレ目 >>399
───────────────────────────────────────────────────────────
「美鈴、交代だ」
俺の仕事は日が暮れてから日が昇るまでの門番、日が在る時は館内で仕事
「ちょっと早くないですか?後1時間くらいありますよ」
「やること無くてさ、先に上がっていいよ、後は俺がやっとくから」
自分は無能な為に仕事が回ってこない、と言うかメイド達(主にメイド長)が優秀すぎるだけだと思う
「う~ん、それじゃああと1時間、二人で門番しましょう!」
「・・・まぁ俺は別にかまわないよ」
それから話をした、今日の昼食は何だったとか白黒も紅白も来なかったから平和だったとか
彼女は彼女なりに門番楽しんでいるようであった
「○○さんも自分の仕事を楽しんでください、楽しんでるうちに何かを見つけられますよ」
「何か?見つける?」
「やりがいだったり生きがいだったり、使命感だったり、楽しみだったり」
「む・・・」
「何度でも何度でもやってみればいいんです、それでも駄目ならもっと、もっと」
「よく・・・わからないよ」
彼女が何を言っているのか理解できない、でもそれは今の俺にとってとても重要なものに思えた
「そのうち解かります、近いか遠いかは○○さんしだいです」
いつも誰かに怒られている彼女、情けないデカ乳チャイナぐらいに思っていたが
こんなにシッカリした奴だったとは、見直した
「美鈴・・・お前すごい奴だったんだな」
「な、何言ってるんですかー誉めても何も出ませんよ?」
照れてる、前々から思ってたけど・・・こいつ可愛いな
なんと言うか・・・いい奴、お人よしで損するタイプだ。俺はこういう奴を放っておけない
「真っ直ぐなのはいいが、あまりお人よしなのも考え物だぞ?」
「あはは、咲夜さんにもよく言われます」
「・・・ま、それがお前の好い所なのかもな」
「だといいですけどねー」
「本当にいい女だお前は、お前みたいなのが損するような世界じゃなくて良かった」
「ふぇ?い、いい、いい女だ何てそんな」
照れてる、うん、可愛い
「○○、美鈴とイチャイチャしてる暇は無いんじゃない?」
「「さ、咲夜さん!!」」
「い、イチャイチャだ何てそんな!?」
「違いますよっ私は別に○○さんと乳繰り合ってなんかいません!」
「ふーん、○○と美鈴が・・・」
「だから!違うってー!」
「まぁそんなことより○○、早くや方に入らないと塵になるわよ」
いつの間にか夜が明ける時間、後30分もあれば朝日が差し込むだろう
「危なかった・・・咲夜さんありがとうございます」
「全く、吸血鬼のクセに日光に鈍感な奴ね」
「ははは、美鈴!悪いな付き合せちゃって」
「いえいえ!私も楽しかったですから、それじゃまた夜に!」
「ああ、また夜に」
少し日の光が恋しくなった
8スレ目 >>446
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「~♪」
「……おい」
「~~♪」
「……なぁ」
「~~~♪」
「なぁってば!」
「もう、何ですか? 人が折角和んでるっていうのに」
「和むのはいいけどな……俺を抱き人形みたいに扱うなよ!?」
「えー……だって、可愛いんですもん」
「男が可愛いって言われて嬉しいわけないだろ!」
「別にいいじゃないですか。…それとも、私に抱きつかれるのは嫌ですか?」
「…嫌じゃないけど…」
「じゃあいいじゃないですか」
「そういうことじゃなくて! ……その、男のプライドっていうか、何て言うか…」
「あぁ、もうっ! 可愛いなぁ……♪」
「って、だから人の話を聞けー!!」
8スレ目 >>494
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美鈴が珍しく休みだと言うので山にピクニックに来たんだが・・・
「○○さん!これくらいでへばってどうするんですか!」
「う、うるさい、こっちは人間なんだぞ・・・妖怪の体力と一緒にするな」
楽しいピクニックでうへへへへと思っていたんだが、いつの間にか山岳修行?山篭り?
になっていた、何か間違えたorz
「いいですか、達人と言うものはですね、常に修行を」
器用に後ろを向きながらあるいてやがる、木やら何やらを上手く避けてる
「・・・器用な奴め、こけても知らんぞ」
「私ほどの達人になればですね、このていd !?」
急に視界から美鈴が消えた
「なッ!?美鈴!?」
どうやら3mほどの崖になってたらしく、見事に落ちやがった
「おいおい、どうした達人」
「いてて・・・あれ?」
上がってくる気配が無いので崖を降りる
「どうした、足でもくじいた・・・か・・・」
何か変なほうに足首が曲がってる・・・いやいや、そこは足首じゃ無い
「あ、足首がふえてる!!?」
「違いますよ!折っちゃったんですよ!!」
「妖怪でも骨折れるんだな・・・と言うか骨あるんだな」
「・・・○○さん・・・どうしましょう、立てません」
「だろうな、そんな足で歩行が出来たらお前を人型と認めぬ」
言いつつ泥だらけの美鈴の顔を拭いてやる、所々擦り剥けてるし
なんだ、普通に人間みたいだな、何て思った、少し親近感(?)がわいた
「しょうがねぇ、おぶって帰ろう」
「え、いや・・・でも」
「だってそれしかないだろ?ほら」
美鈴をおぶったがそこまで重くは無かった、乳の分重いかと思ってたのはナイショだ
そのまま崖を一気に上る・・・上れない、上る・・・上れた
「じゃあ紅魔館まで帰るぜ」
「スイマセン、迷惑ばかり・・・」
「きにスンナ!俺は思えの尻を触れてとてつもなく元気だ、胸も当たってるし」
「○、○○さん!!?そ、そんな・・・その・・・あわわわわ」
何か後ろでオーヴァーヒートしたが気にしない
結構山道は険しく荷物は置いてきた、後日回収する事にしよう
「重く・・・無いですか?」
「いや軽い、もちょっと重いと思ってたがお前スタイルいいもんな」
「何か嬉しいような複雑ですね」
すっかり日が暮れた、何とか下山した俺等は・・・日付が変わる前に紅魔館にたどり着くことが出来た
「美鈴!」
正面の窓から咲夜さんが・・・降りてきて門を開け
「美鈴!○○さん!こんな遅くまで・・・」
「スイマセン咲夜さん、美鈴が怪我しちまって、手当てをお願いします」
「え、ええ、すぐに」
美鈴を部屋に運び込む、咲夜さんは救急箱をとりに行った
「じゃあ、俺は帰るよ」
「あ、ありがとうございました・・・すいません、迷惑かけて」
「全く疲れたぜ・・・ま、俺も少しはいい思いが出来たし」
「今度御礼をしますね・・・」
おいおい泣くなよ、何で泣くんだよ、泣くなって
「じゃあよ、一つ俺の要求を聞け、それでチャラだ」
「・・・な、なんですか」
どんな要求をされるのか、美鈴は身構えてまった
「怪我が治ったら・・・今度は里でデートだ!」
「え・・・・・・は、はい!喜んで!」
時間も遅いので俺は家に帰った
次の日、門に美鈴の姿は無かった、気になったけどすぐに帰った
次の次の日、美鈴に起こされた
「美鈴?怪我は・・・まだあれから3日も立ってない」
「治りました!治しました!ですから出かけましょう!」
「わかったわかった、着替えるからちょっと待ってろ」
「ハイ!」
「それと美鈴・・・もう俺を心配させるなよ」
彼女は笑ってうなずいた
8スレ目 >>496
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○○「うわぁ~、すごいなメイリン」
俺の目の前には色とりどりのご馳走がならべられていた。
美鈴「ふふっ、いっぱい作ったんで、たくさん食べてくださいね」
○○「うんうん、じゃっ、頂きます~~」
とりあえず俺は近くにあったチャーハンに蓮華を伸ばしほおばり始めた
○○「すげぇ旨い、うまいよ美鈴ゴハンがパラパラしてる、おっ、こっちのスープも最高。」
美鈴「○○さん、おちついてくださいよ、そんながっつかなくても料理は逃げませんよw」
俺のほおばる姿を見ながらやさしく微笑む美鈴。
~青年暴食中~
~少女見守中~
○○「ふ~~~、おいしかったぁぁ~」
美鈴「ふふっ、おそまつさまでした」
そういってにこっと微笑んだ美鈴の顔に
一瞬なんか不気味な影が・・・・・・
○○「・・・・・・」
美鈴「ふふっ、○○さんゆっくりしててもらっていいですよ」
にこにこしながらゆっくり俺の背後に回る美鈴
○○「美鈴?」
美鈴「私でもいちお妖怪なんですよ、だ か ら、お腹いっぱいになった○○さんを・・・・・・」
い た だ き ま す
(性的な意味orカニバリズム的意味はみんなの判断にまかせます)
8スレ目 >>537
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俺は狂ってるらしい
あいつを見ると変な感じで高揚して、あいつを見てるとイライラする
あいつが他の男と話してると嫌な感じだ、あいつが胸元の開いた服を着てると他の奴に見せたくないと思う
スリットなんかもってのほかだ
紅色の長髪が揺れるたびに綺麗だと思う、胸が揺れると鼻時が出る
これはたぶんあいつに惚れてる・・・と思う、恋と言う病の狂気
告白って奴をせねばならんのだろう、普通は
だが拒絶されるのが怖い、拒絶されて今の関係が壊れるのも怖い
怖いものなど無いと思っていたら世界はこんなにも恐怖と不安にあふれていたのか
それでも告白せねばならんのだろう、恐怖に打ち勝てなくては敵に打ち勝つ事は敵わぬ
迷っている間に他のやつにとられてしまうやもしれん
「留守番を頼む、知人が来たら適当にもてなして帰ってもらえ」
式にそう命じ家を出た
俺は今からあいつに告白する、誰にも邪魔はさせんぞ
紅魔館に着くまでに告白のセリフを考えねばな
喝を入れて、夜の森の中を駆け出した
~終~
8スレ目 >>543
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「○○さんて・・・恐面ですよね」
組手中に、いきなり言われてびっくりである
「ああ、親にも言われた事がある893とかになるんだろうなってよ」
かのじょの下段をかわしざまに胸部に拳を叩き込む、しかしそれは流される
「ソレが今は妖怪のいる国で畑仕事に漁業をしてるとは思わないでしょうね」
「だろうな」
下段をかわされ空振り、其処で距離をつめようとした美鈴に足刀を叩き込む
「・・・しかしいきなり顔が怖いなんて、どういうつもりだ美鈴」
「いえ・・・咲夜さんがおっしゃってたので」
「・・・お前も恐いと思うか?」
「いいえ?だって○○さんはとっても優しいんですから」
面と向かって微笑まれるといまだに直視できない
「それを知ってるのが私だけだっ手思ったら・・・その・・・何だか嬉しくて」
「~~~ッ!お前はっ!恥ずかしい事を言うんじゃない、コッチが恥ずかしぃorz」
「!隙あり」
右中段正拳、俺の鳩尾をすさまじい衝撃が駆け抜けていった
おお○○よ、死んでしまうとは情けない
なんてな、死んじゃいないらしい、まだ体が動かん
「まだ起きないのかな・・・ちょっとだけ」
後頭部が柔らかい、恐らく美鈴の膝か
え、ちょ、美鈴さん顔近いですy
柔らかい唇が、優しく降ってきた
「・・・」
「・・・」
ばっちり目が合いました、4~5cmの距離で
「○、○○さんっ!?これはですねそのあのええとですから」
慌て過ぎ、ちょっと落ち着け
あたふたしてる美鈴を、強引に抱き寄せ、唇を奪った
「んっんーんー」
何か言おうとしてるようだが関係ない
「ぷはっ・・・これでおあいこだろ」
「ふあぁぁ」
何かオーヴァーヒートしてます、真っ赤です、茹蛸?
「○○さん・・・い、いきなりなんて卑怯です!!乱暴です!」
「いや、お前だって俺にその・・・した、じゃん」
「う、わ、ぁぁぁぁ」
コイツはいちいち赤くなりやがって、これはこれで可愛いんだが
「おい、俺そろそろ帰るぞ」
「はっ!?え、もう少しぐらい・・・」
「あー・・・」
捨てられた子犬みたいに、すごく可愛い目で俺を見るな、俺はそういうのに弱いんだ、豆柴が好きだ
「・・・もう少しだからな」
そうやって夜は深けていくのだった
「・・・見せ付けちゃって、私だってイチャイチャする相手ぐらい・・・」
残念、メイド長には相手がいなかった(でろでろでろーん
「う、五月蝿いわね、別に羨ましくなんかないんだから!」
8スレ目 >>932
───────────────────────────────────────────────────────────
「・・・はぁ」
「・・・はぁ」
「よう嬢ちゃん、溜息ばっかり吐いてると不幸になっちまうぜ?」
「あ、○○さん・・・こんにちは」
門前で溜息をつく門番、いつになく落ち込んでいる
「今日は三人通っていきました・・・」
「たまには止めたらどうだい?門番じゃないのか君」
「は、はい、あの紅白とか強くって・・・」
「なぁ嬢ちゃん、本気で戦ったことあるか?」
唐突に、ある質問をした
「本気で、ですか?」
「ああそうだ、自分の全てを投げ打って何も残らなくとも、唯倒すと言う気概にのみ動かされ敵を討つ」
「いえ・・・そんな事はないですね」
「そりゃそうだ、普通はない、皆何処か手加減するし妥協する」
「・・・」
「本気で戦うって事は、自分の全てをかけるに値する何かを見つけられるって事だろ?それは素晴しいじゃ無いか!俺はそうなって見たいな」
隣で語る彼が、とても遠くにいるような錯覚、妖怪化人間かも解らないアンノウン
しかし彼が此処で話す言葉には、確かなる重みが感じられた
「○○さんは・・・本気で戦ったことは?」
「前に、一度だけ、戦うなんて綺麗な事じゃなかった、一方的な―」
遠くを見つめる、それだけで彼は何かを失ったのだと、失くしてしまったのだと感じる事ができた
「さて、帰ろうかな、可愛い子供達が待っている」
「え!?○○さん子供さんが!?」
「いや、私は未婚で独身だよ?私の使い魔が暖かい夕食を作って待ってくれているだろうから」
「あ、あはは、びっくりしたじゃ無いですか~」
「すまないね、ちょっとややこしい言い方だったね・・・それじゃあお嬢ちゃん、さようなら、またね」
「は、はい!さようなら、ま、また!」
にこりと微笑むと、彼はゆっくりと消えていった
少し寂しいな、なんておもったり
9スレ目 >>124
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おおっと、そろそろ時間だ
ん?何の時間かって?そりゃーあれだ、これのトコ(小指を立てる
昼飯前に組手するんだよ、危なくないかって?危ないからこそいいんだろ
あのチャイナな格好で激しく動けばスリットからちらちらと・・・もっと見るために、更に見るために、そのたびに腕が上がっていくのさ
おお、話し込んじまったな、じゃあ行って来るよ
ん?ああ、その魚はやるよ、嫁に料理してもらえ・・・照れるな、気持ち悪い
じゃあ・・・いってくるぜ
9スレ目 >>270
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暑い、幻想郷始まって以来の猛暑に妖怪人間問わず・・・だれていた
「○○さん・・・」
「何だ美鈴」
傍らには愛しい恋人、でも今は暑いのだ
「その・・・ぎゅーってしてくれませんか?」
なぜこの糞暑いのに抱擁を求めるかね?でもそんな瞳で見つめられてしまったら・・・
「・・・暑いのに?」
虐めたくなってしまうじゃ無いか
「え、あ・・・う・・・すいません」
落ち込むな、悪いのは俺だけど
しょうがないので帽子を取って頭をなでなで
凄く嬉しそうな顔の美鈴、猫か何かを撫でているような気分だ、可愛い
暑くても、抱きしめて良いかな何て思ってきた
「美鈴、ぎゅーってしていいか?」
「はぃ・・・い、嫌ですよ、暑いじゃ無いですか・・・でも○○さんがどうしてもと言うならその・・・」
「・・・そうだな、暑いし・・・嫌がる事を無理には出来ないな」
美鈴墓穴を掘る
「う~」
また落ち込んでる、もうなんか可愛すぎるぜ
保護意欲がもくもくと
「美ー鈴♪」
がばっ!っと抱きしめる、暑かろうが気にしない、彼女を抱きしめる障害なんてない
「○○さんっ!?あ、暑いですよ?」
「いいよ、気にしない・・・お前を抱きしめていられるから、暑さなんか気にならない」
汗だくになろうとも気にしない、今はただ美鈴を抱きしめる事に意識を向けよう
9スレ目 >>362
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「○○さん~この曲が」
「ああ、それは・・・」
今日は雨なんだ、美鈴の部屋で引きこもってるわけだが
美鈴は俺が持って来たあいぽっど+すぴーかーで音楽流してる、俺はそれを聞きながら筋トレ
「あっ!この曲好きですよ」
「ん?どれどれ・・・」
あいぽっどの画面を覗くとそこには「リビドー」
「・・・美鈴、リビドーの意味知ってるか?」
ちょっと意地悪のつもりで、聞いてみた
「りびどー・・・ビー玉の親戚ですか?何かガラス細工みたいな名前が」
だめだ、この娘・・・可愛すぎる(お前が駄目だ
「しょうがないなぁ、いいか?リビドーってのは・・・」
~実技中~
「解ったか?」
「うう、結局流されるままに・・・」
「ノリノリだったくせに・・・」
まぁ押しに弱いのは出会った時から変わらずだ、この子はほんと変わらない
「さて、筋トレ再開~」
「もうですかっ!?」
「文句有るか?」
「いや、もうちょっとこの甘い雰囲気を楽しみつつイチャイチャと余韻を・・・」
「・・・前言撤回、ちょっとだけ、積極的になった」
「え?え?」
昔はもっとびくびくしてたというか・・・まぁいい変化、かな
どうせ天気は悪いし、このまま
「さてさて、じゃあイチャイチャしますか」
たまにはゴロゴロだらだらしようか
雨も、たまには、たまにはだけど、いいな
9スレ目 >>555
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やぁ皆、元気にしてるかい?あんまり暑いからってクーラーの効いた職場でネットしてちゃ駄目だぞ☆
暑いからこそ!外に出て、汗をかこうじゃ無いか!でも熱中症と脱水には気をつけろよ(はーと
おれ?俺はいま稽古中の美鈴を眺めて精神の稽古中
あれ?誘われたからもっと近くで眺めげふんげふん、一緒に汗を流してくるよ!
あれだな、胸に目がいくのは男に生まれたんだからしょうがないよな
しかし暑い、美鈴の汗が(以下省略
「○○さん!?」
「へ?ぶるぁっ」
見事な蹴りが、俺の首を薙いだ
めのまえがまっくらになった!
「組手中に余所見をするだなんて・・・危険ですよ?」
「あー・・・すまん」
「まったく、何に目を・・・」
俺が何を見ていたのか、思い出して、かくにんしたらしい
「えーと・・・すまん」
とりあえず起き上がってみた、もんだいない
「・・・」
「・・・」
美鈴は赤くなって俯いている、この暑さのせいではないだろう
嫌な沈黙だなぁ・・・
「美鈴っ!」
「へ?ひゃぁぁ!?」
不意をついてタックル、美鈴はタックルをカットできない!そしてそのまま持ち上げた
「え?え?な、ななに!?」
「はっはっはー」
そのまま湖岸まで走った、そしてそのまま湖へ
「ヒャッホゥ!」
「きゃああああ」
ざっぼーん、ぶくぶく
「・・・」
「・・・ぷはっ!○○さん!?どういうつもりで・・・あ、あれ?○○さん?」
青年潜水中
「○、○○!?もしかして溺れひゃっ!」
水の中、足に纏わりつく何か
水草か、それとも魚か
魚にしては動きがやらし過ぎる、こんなスケベな魚はいないだろう
「この・・・どこに・・・あっ・・・」
消えた、何処かへ、流石の彼でもそろそろ限界だろう・・・大丈夫でしょうか?
「美鈴・・・」
背後からそーっと出て、抱きしめた
「ひゃぅ!?○○さん・・・」
「美鈴、もうちょっと涼んでいこうか」
「あ・・・はい」
そのまま少し、抱きしめていた、不思議と暑さは感じなかった
ただ彼女の体温を感じる事に集中した
9スレ目 >>635
───────────────────────────────────────────────────────────
「○○さん~」
夜、俺が最も元気になる時間
美鈴と交代して門を守っていたのだが
「美鈴、まだ起きてたのか」
寝間着で姿を現した美鈴、妖怪とはいえ真冬の夜にそのような軽装では寒かろう
「これ着とけ」
そう言ってきていたトレンチコートを羽織らせた
「わ、私は大丈夫ですから・・・」
そういいつつも、少し震えている、気がした
「俺は寒くないから、吸血鬼だし、死体と変わらんさ、だから・・・遠慮するな」
蜥蜴みたいに周りの気温に合わせる事が出来る、お嬢様ぐらいになれば自由自在らしいが・・・
「あ・・・ありがとうございます」
寒さのせいか、顔を赤く染めて、そう言った
門前で座り込んで紅茶を飲む、ただ何を話すわけでもなく
「・・・眠れなかったのか?」
「え?い、いえ・・・そういうわけでは・・・」
寝付けないわけではないらしい、紅茶を届けてくれただけなのか?十分にありがたいが・・・?
「・・・」
「・・・」
会話はない
肩と肩が触れるか触れないか、そんなギリギリの位置で
俺がもうちょっと小柄か、コートがもっとでかければ二人で一つのコート、何てことも出来たんだろうが
「ああ、あれがあったか」
「え?」
俺は持て余していた莫迦みたいに長いマフラーを
「え?ええ!?」
美鈴の首に、二人で一つのマフラーを共有した
「○、○○さん!?こここれは」
さりげなく距離を縮めた、ゼロ距離
美鈴を抱えて、俺の膝の上に座らせた
「~~~~っ!!????」
美鈴はパニくってる、真っ赤になってなんか悶えてる
「ななな!?○○さん?○○さん?」
「悪い、前に森近のトコで見た漫画でこういうことをやってたから・・・嫌だったら止める」
「いえ!嫌だなんてことは」
即答だ、俺のほうがびっくりした
「・・・漫画だとよく解らんが・・・実際してみると、緊張するな、心臓もドキドキ言ってるし」
「は、はい・・・○○さんの心臓の音が・・・」
気がついたら美鈴を抱きしめていた、支えていた腕を前に回して、力強く
「んー・・・暖かいな」
「はい・・・暖かいです」
そのまま二人で、何を話すでもなく過ごした
これで雪でも降っていれば漫画を再現できたなと、思ったりしたが
結局朝日を拝む前に自室に退散した
そういえばコートもマフラーも忘れてきたな
「○○さんのコート~♪」
曰く、今日の美鈴はは露西亜の軍人の様な格好をしていたらしい
あと長いマフラーをたなびかせていたとか何とか
9スレ目 >>847
───────────────────────────────────────────────────────────
拳が、〇〇の肝臓を強烈に揺さ振った。
「――〇〇、立てる?」
「無理……息するだけで痛すぎる」
はぁ、なんで〇〇は館に出入りを許されないのだろう。
毎日来て、あっさり私に破れて……これでは日課じゃない
「大体、一度入館を許されたときに何をレミリア様に言ったのよ?次から絶対通すなって厳命されたのよ?」
「大したことじゃないよ」
あ、痛そうに藻掻いてる
〇〇が自力で帰れるまで、いつものように世間話をして……いつものように帰っていった
ずっと続いてるなぁ、この関係
「レミリア様、お招き戴きありがとうございます」
〇〇と名乗る男を、館に招いたときの話だ。
「〇〇、お前程度の実力と素質で美鈴に勝てるはずもないのに。なぜ挑むの?」
「挑むことに意味があるのです」
「ふぅむ、面白いことを言ったら出入りを許そうと思ったんだけど」
「あぁ俺、美鈴が好きなんです。挑んで彼女と一緒に居たいってのが唯一の目的なので、むしろ出入りを許さないでください」
私は、おかしくてお腹を抱えて笑った
本気で思ってるなら、本物の馬鹿だ。
咲夜以外のメイドたちは、笑い転げる私を見て恐怖している
「――…気に入ったわ。〇〇が美鈴を落とすまで、紅魔館への出入りを禁じる。 さぁ、はやく出ていきなさい」
〇〇が、今日は来なかった。日課になっていたので、調子が狂う
〇〇が、今日も来なかった。面倒がなくていい
〇〇が、今日も来ない。暇を持て余す
〇〇、来ないと何だか寂しい
〇〇が来た!
「いやあ、風邪引いちゃって」
そうか、よしボコす!
「はぁ、平和ねぇ……何かこう、派手なことはないかしら?」
「レミィが起こせばいいじゃない」
「そうね、霧を出すなんてどうかしら」
「図書館の湿気は上げないでね」
後の紅霧事変である
10スレ目>>52
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掌打が入った手ごたえ。
衝撃音と同時に彼は吹き飛ばされ、地面に転がる。
「――今日はここまでです」
「っ痛~~……お疲れ様、美鈴」
打ち抜かれた腹部を押さえながら、起き上がる○○さん。
「お疲れ様です……あの、大丈夫、ですか?」
いつものように実戦訓練を終えて。
そしていつものようにやられてしまう○○さんに歩み寄る。
「大丈夫、骨とかまではいってない。なんだかんだで美鈴、手加減してるな?」
そう爽やかな笑顔で手抜いてることを見抜かないで下さいよ……バレないようにやってるつもりなのに。
「……それは○○さんが未熟だからです! もっと精進してくださいね」
「はは、それもそうだな…努力する」
「今日はもういいですから、早めに休んでくださいね」
「助かる……それじゃ、また明日な」
彼がこの館に来て(拉致られて)2ヶ月が経つ。
レミリア様曰く「弱そうなくせに、位の高い妖怪と戦おうという気概が気に入った」とのこと。
紅魔館の外の領域をナワバリとしている妖怪と、無謀にも戦おうとしていたらしい。
それがたまたまレミリア様の目にとまり、問答無用で連れてこられたのだ。
彼も行く当てが無かったようで、この館に滞在することを了承した。
仕事もすると張り切ってはみたものの、咲夜様の仕切る館の中に自分の仕事はないと見たらしく、
私の元へやってきて「一緒に門番をやらせてくれないか」と頭を下げたのだった。
紅魔館には人間も妖怪も時折やってくる(大抵は図書館の蔵書の閲覧が目当て)。
新しく雇われた、非力だという彼には人間の折衝を頼むことにした。
私は、いざとなったら力を使わなければならない妖怪相手。
自称非力(それでも人間よりは力強い)な彼ではあったけど、人当たりの良い性格をしていた。
その事もあってか人間にも好かれ、里にもちょくちょく用事を足しに降りていた。
人と話して納得させるのがそれほど得意ではない(拳で語るのは好きだけど)私にとって、彼の話術はとてもありがたかった。
「あら、○○。どうしたの? こんな所で」
彼を見つけたのは看護室の前。
「ああ……咲夜さんですか。ちょっと、美鈴との実戦訓練で」
しこたまやられまして、と苦笑い。
よく見てみるとあちこちにアザや擦り傷の痕。
やられました、なんて自慢にもならない事なのだけど……悪気はないのだろう。
元々彼には人間の相手しか頼んでいない。余程の事がなければそれほど大事にはならないはず。
「そう。あんまり無茶はしないようにね」
「いえ、館内に外敵を入れないのが門番の仕事ですから。この程度はどうってことないですよ。
……咲夜さんこそ、あまり無茶はしないでくださいね。それでは、また明日」
鼻歌交じりで去っていく○○。
(……不思議なヒト)
誰かに気遣われるのなんて、何年ぶりだろうか。
普通、レベルの低い妖怪はどこかネジが抜けた性格をしているハズなのだけど。
彼はどこまでも人間臭く、そして妖怪らしさが微塵もなかった。
妖気だってあるんですよ~、と話してくれたこともあったけど、
よくよく注意をして見なければ気付けない程のもの。
(そもそも低級妖怪ごときが人型なんて取れたかしら。それに……)
妖気がほぼ0な妖怪なんて聞いたこともない。
「……寒ッ」
朝起きて、布団から出て。
第一声がそれだった。というか脊髄反射で口から飛び出た。
最近めっきり冷え込んだな、位には思っていたのが、窓の外をみやればちらほらと雪が降っていた。
本格的に冬が訪れたらしい……噂に聞く黒幕、とやらでもやってきたのだろうか。
勤務服に着替え、その上に防寒着も着込む。
動きを阻害するので門番の立場としては好ましくないのだが、風邪は引きたくない。
背に腹は変えられないって奴だ。
「これでいいかな……さて、仕事仕事」
里で見つけたもこもこの手袋も完備でのんびりと扉を開けた。
「おはよう美、鈴……?」
……白銀になりつつある世界に違和感が一つ。
「あ、おはようございます○○さん。寒いですねぇ」
俺の前で腕をさする美鈴は、いつもと何ら変わらない格好だった。
「お前……それで寒くないのか……?」
ちらほらと雪も振るような気温である。幾ら妖怪であっても寒暖の差は感じる。寒いものは、寒いはず、だよな?
「なんですか、その変人を見るような目つき……寒いに決まってるじゃないですか!
ただ、その……冬服、ダメにしちゃって」
ずーん、と縦線と暗い雰囲気を身にまとう美鈴。放っておいたら地面に"の"の字でも書きそうだ。
詳しい話を聞いた所、去年の冬服の類を仕舞う際に(忙しさ故か)おざなりにしたせいで、
冬服一式が悲惨な状況になっていたとのこと。詳しくは想像に難くない。
「何ていうかその……大変だったな」
「そうですよ! こんな寒い中上着もありゃしないし、お気に入りの服だって……嗚呼」
何てことやっちゃったんだろ、と顔を手で覆う美鈴。随分気にしているらしい。
……ふと、良い事を思いついた。
「用事があるから里まで行って来る。これでも着てろ」
着ていたジャケットを美鈴に被せる。
「へ? うわぁ」
「里のじさまに用事があるのさ。この時間帯なら来客も少ないし、お前一人でも多分大丈夫だろ? じゃな!」
了解の答えも聞かずに駆け出す。
「あ、ちょっと○○さん!?」
すぐ戻るから! と振り向かずに叫びながら走り去る○○さん。
「あーあ、行っちゃった……」
これ、どうしよう。
○○さんが私に(半ば投げつけるように)かぶせていった、ファーのついた防寒着。
置いていった彼は寒くないのだろうか。
「着てろ……って、言ったよね」
恐る恐る、袖を通してみる。
「わー、でかい」
案の定、彼と比べて背丈の低い私には有り余る代物だった。
彼が着ている時は腰くらいまでの丈に見えたのに、私が着ると腿のあたりまで。
でも、暖かい。
(○○さんの匂いがする……って、何考えてるんだろ私)
慌てて首を振る。誰も見て……ないよね?
遠めに人影(?)が見えたのを境に、私は仕事へと気持ちを切り替えた。
「ありがとうございました、○○殿。いつもすいませんな」
「いえ、コレも仕事のうちですから……また御用があれば私に。それでは」
言い訳程度にはなりそうな量の仕事も終わらせ、里を出る。
"いつも"よりは幾分か速度を上げながら。
「ただいま~」
「おかえりなさ……って、どうしたんですかソレ!?」
○○さんは宣言通りに3時間程で帰ってきた。
行きは手ぶらだったのに、両手や背中に溢れんばかりの荷物を背負って。
「ん、ああ。里に行ったついでに買ってきた。ほれ、お前の分だ」
そういって両手に持っていたでっかい袋を二つ投げて寄越す。
「わっ…とと、こんな大きな荷物いきなり投げつけないでくださいっ」
落とさないよう、零さないようバランスを取っている間に彼は自分の部屋へと荷物を置きに行ってしまっていた。
ちらっと中身を見てみると、そこには女物の……割とお洒落な、冬服。
あ、コレ可愛い……ってそうじゃなくて!
「……コレ、なんですか?」
部屋から戻ると少し不審な視線を俺に投げかける美鈴の姿があった。
ま、いきなり服とかもらっても困る、よなぁ……
「見りゃ分かるだろ。服。冬の」
ええい、もう少し上手い言葉を喋らんか、俺!
「それを、○○さんが何故?」
「お前が今までのダメにしたって言ってたから」
「だからって、何もこんな……」
突然のことでさすがに困惑の色を隠しきれない美鈴。
「気に食わなかったか?」
売り子のおねーさんに恥を忍んで相談までして選ぶのを手伝って貰ったのだ。
おねーさんも「これなら大丈夫ですよ」と太鼓判を押してくれたから問題はない、ハズ。
よくよく考えてみれば、俺が門番を買って出て、美鈴に買い物させていたほうがよかったような。
選択、ミスったかな……? でも、そうすると大物来ても俺が相手しなきゃならないのか。それは面倒だ。
「いえ…どれも素敵な服ばかりで……その、ありがとうございます」
「ああ、いや…こちらこそ、大したものも用意できなくてすまない」
お互いに頭を下げあった。傍から見れば、不思議な光景に見えるのだろうか。
少しばかり時間が過ぎて。
門に二人で寄りかかりながら、ぽつぽつと話を続ける。
寒いといえば寒いのだけど、外で見ていなければならないのが門番の辛い所。
「一つ、聞いてもいいですか?」
「何だ?」
「私の為に、どうしてそこまで?」
「何となく、かな」
「何となく、ですか」
「今朝、冬服ダメにしたって言ってたろ?」
「言いましたね」
「その時に思いついた。美鈴に服でも買ってあげようと」
「それだけですか?」
「不服か?」
不服なわけではない。純粋に嬉しかった。
でも、どうしてだろう。「何故?」が頭から離れてくれない。
「でも、あんなに沢山の服……代金も相当なものだったでしょう?
思いつきだけで○○さんがそこまでするとは思えません」
「ぐ……話さなきゃ、だめか」
「してくれないと、納得できませんよ」
「むぅ……」
どうしたものか。
「「……」」
「……はぁ……」
盛大な溜息を吐いてから、彼はようやく口を開いた。
「最初はな」
「はい?」
「最初は……そう、本当にただの思いつきだったよ。
お前の話聞いて、里にも少しだけ用事はあったしな。
ついでに上着くらい買っていこうかな? ってくらいだった」
「……」
「で……選びながら美鈴のことを考えてたら、ああなってた」
「そ、そうですか……」
さらっとそういうことを言われるとちょっと恥ずかしい。
「んー……何と言えばいいのか」
まだ少し怪訝な顔をしている私を見てか、再び首を傾げる○○さん。
「嗚呼、成程」
ようやく合点が行った。思わず自分で手を合わせてしまうほどにスッキリと。
「どうしたんですか?」
「どうやら俺は、お前の事が好きらしい」
「はい?」
目を点にする美鈴。ちょっと面白い顔だ。
「聞こえなかったか? 俺はお前が好きだ、と言ったのさ」
自分への確認も込めて、もう一度口にした。
何故かはよく分からないけど、この相棒にいつのまにか惚れていたらしい。
美鈴に言われ、自身の思いを整理して、行き着いたのはこの答えだった。
「え、あ、あの……好きって……」
ようやく理解したのか、顔では済まず耳まで赤く染めながらしどろもどろになる美鈴。
「でも、咲夜様からは……その、ごにょごにょ」
「ああ、そういえば……」
ここで働くようになった日のこと。
仕事における諸注意として言われた事の1項目として"恋愛に現をぬかさないこと"とあった、気がしないでもない。
恐らく美鈴も同様の事を言われているのだろうか。……聞いてみるか。
「恋愛に現をぬかすな、だっけ?」
「……です」
やはり同じ事を言われていたのか。
小さく溜息を付く。
「でもさ、それはつまり、現をぬかさなければ恋愛はOKって事だろ?」
屁理屈ではあるのだけど、正論でもある。
別に恋愛が禁止されているわけではないのだから。
「美鈴は俺の事をどう思ってるんだ?」
真顔で、正面から見つめられる。
「わ、私は……」
耐え切れなくなって、少しだけ目を逸らした。
先ほど真顔で好きだ、と言われてから。
私も彼の事をどう思っているのか、考えていた。
誰にも分け隔てなく優しくて、真面目な所もあるのにどこか無邪気で。困っている時は傍に居てくれる。
今日だってあんなに沢山の服をプレゼント(と呼ぶには些か乱暴な手段だったけど)してくれた。
そんな、彼を、私は。
「……好き、かも」
二言目の所で彼が派手にコケた。
「ご、ごめんなさい……でも、少しだけ、時間をくれませんか?」
「ああ、わかった」
いつでもどうぞ、と言いながら。
彼は柔らかく微笑んだ。
十数日後。
「寒いな」
「そうですね、すっかり雪も積もっちゃって」
「おかげで人間は来なくなったから楽なんだがな」
「妖怪もあんまり来ないから楽ですよ」
「そうか」
二人並んで、今日も今日とて門番業務。
俺が告白(といえるのだろうか)をした次の日。
まるで今から嫁に行きますとでも言うような顔つきの美鈴が
俺の部屋までやってきて、「宜しくお願いします」と頭を下げたのだった。
それからメイド長の目には留まらない位微々たるものだったけど、俺達の付き合いは始まった。
女心が分からないと自負できる俺と、「こういう事、初めてで」と顔を赤くする美鈴。
二人の進展が亀のように遅いのは、ある意味では仕方のない事。
のんびりいければいいや、と思う。時間はたっぷりあるのだから。
ちなみに今日は。
美鈴が仕入れてきたらしい明らかに一人の手には負えないマフラーを、二人で巻いていた。
敵襲があったらどうする、なんていう突っ込みは聞かない事にした。
「こんな格好、咲夜様に見られたら怒られちゃいますね」
「開き直ればいいんじゃないか?」
「どう開き直るんです? ボコボコにされちゃいますよ」
「俺達はこんなにもラヴラヴですって」
そういいながら肩を抱き寄せる○○さん。
か、顔が近いです……
「そ、そうですね! そういうのも、楽しいかも知れませんね」
「だろー?」
実際に見られたら私達のクビが危ないのかもしれないけれど。
……二人で生きていくのも悪くないかな、と思った。
>>うpろだ635
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