――かつて世界はいつ終わるともしれない戦争の中にあった。
強大な帝国の侵略とそれに対抗する国々。
帝国は強大であっという間に攻め滅ぼされたり属国にされる国もあれば、
その戦火に耐える国もあった。
それでも争いはどれだけ続いても激化の一途を辿り、世界すべてが疲弊していった。
しかし12年前のある日、争いは終わりを告げることになる。
突如開いた魔界からの門から来た魔族その侵攻は、
帝国も他の国々も区別せず、人間すべてからあらゆるものを奪わんとしたからだ。
人同士で争っている場合ではない。
それまで争っていた国々が魔族と戦うために手を取り合ったのだ。
そうでもしなければ人間は簡単に滅ぼされてしまうほど、魔族は強かった。
矛先は人から魔族へと変わったが、
今もまだ戦乱はまだ終わらない――
……的な世界観でございます。
以下に今のところ考えてる世界設定を語ります。
これは『決定』ではなく、とりあえず始める上で下地があったほうがやりやすいんじゃないかってことで暫定です。
ここはこうしたほうがいいんじゃないか、ここはむしろこうしたい!とかあればご意見・質問・ご相談があれば
ダンタリオン平賀まで!
Twitterであればほぼ確実に見ると思います。
魔族の乱入によって人間同士が停戦して以降を『血盟時代』と呼び、それ以前は『血盟以前』と呼びます。
だから現在の年号は『血盟歴12年』になります。
12歳以下の場合、血盟時代以降の生まれということになります。
血盟によって表向きは人間同士の国々は戦争をやめていますが、戦争の遺恨を綺麗さっぱり忘れたわけではないので、
お世辞にも『人間連合軍の連携がとれている』とは言えません。
もしかしたら魔族との戦いで疲弊したならばそれを期に侵略を再開しよう、と考えてる国さえあるかもしれません。
あくまでも、『目先に大きな敵がいるので表向きは人間同士の戦争をやめた時代』に過ぎません
その後3年間に及ぶ人間軍と魔族軍の激しい戦いによって魔族の大規模な侵攻を防ぎきり門を閉じるることに成功し、それ以降9年間魔族軍の進攻はなく、門は閉ざされたままです。
これによって人間軍の勝利と発表されましたが、門からこちらに来た者たちを押し返しただけで、
魔族を根絶したわけではありません。むしろ9年間何もない魔族が不気味でさえあります。
この魔界の門は今も人間軍によって門を囲うようにして堅牢な砦が築かれ、外から門を開けに来た者を、門から出てきたものを追い返さんと厳重に封印されています。
また、その3年間によって人間界に溢れだした魔族たちすべてを狩り尽くしたわけではなく、それらの残党はいわゆる『
モンスター』として各地に生息を続け人々の生活を脅かし続けています。
さらに敗残兵や傭兵崩れなどが野盗、強盗などの犯罪者となり集団でうろついていることもあり、彼らもまた無視できない危険な存在です。
そしてこの9年間で魔族に大きな動きがないために、表立っては今までどおり同盟国ですが、徐々に人間の国々は血盟以前の緊張状態に戻りつつあります。
文明レベル
中世ヨーロッパくらいのイメージでお願いします。いわゆる『ファンタジーの王道』で
武器は剣、槍、斧、弓などが主流です。
銃や大砲などは存在しますが、火薬、弾薬が高価なので金持ちの装備です。
しかも後述する強力な魔法が存在し銃の代用以上ができるので、
銃を作る職人もそう多くなく、物好きの武器、扱いです(だから値段が高い)。
火縄銃とかフリントロックとかそのへんのイメージ。ただ、リボルバーはかっこいいのであることにしましょうw
その他、帝国が開発した『魔導機械』という、魔力を原動力にして動く機械じかけの人形、いわゆるロボットのようなものが存在します。魔石を核とし、これに魔力を充填することで動きます。
主に戦争利用が目的の兵器であり、べらぼうに高いです。いわゆる金持ちが1機2機持っていれば十分威圧&自慢&財力自慢ができるレベルです。
高いだけあってタフで強力で、1機いるだけで並の兵士十数人程度では相手になりません。
帝国はこれを血盟歴に入る少し前くらいに量産し前線投入を開始していたため、もし魔族が来なければそのまま世界を統一していたのは間違いありません。だから停戦に一番納得していないのは帝国でしょう。
村、町、都市
先の戦争やモンスターの侵攻や略奪によって滅んだ土地は決して少なくありません。
そのため、人間が暮らすほとんどの土地は壁や城壁などによって囲まれ守られています。
が、それでも完璧ではないため、小さな集まりほどモンスターや野盗によって破られ餌食になってしまうところも珍しくはありません。
安心できる夜など滅多にありません。
魔法
この世界には魔法というものがあります。
ごく簡単なものであればある程度修行を積めばたいがいの人には使えるようになりますが、攻撃魔法や治癒魔法などにはある種の才能が必要です。
いわゆるRPG的な魔法使いは、そういった才能に恵まれた人、それに匹敵する努力を重ねた人、あるいは何かの手段で可能にした人、などです。このへんは自由に設定して構わないと思います。
教会の神父や牧師とかの聖職者は回復魔法が使えることが多い、みたいなイメージ?
また、様々な属性の魔力を吸い込み蓄えた魔石というアイテムがあります。
これは宝石のように採掘され、魔法よりも簡単に内部の属性の力を引き出し使うことが出来ます。
火山からは火属性の魔石、水辺の近くでは水属性の魔石、といった具合に採掘されます。
光の魔石は採掘量が少ないため非常に高価です。
採掘されたままの状態でも力がありますが、宝石のように精製することでさらに効率的に力を引き出すことが出来ます。
前述の魔導機械のコア部分としても使われています。主に採掘量の多い地属性、火属性の魔石が多いです。
魔石にはある種魔力の影響なのかごく簡単な意思のようなものがある、とも言われています。
魔導機械のコアに使われるのは魔石に全身の術式にうまく魔力や術式を分配できるからだとされていますが、この意志の力のために動いているのでは、という説もありますが確証はありません。
また、いわゆるマジックアイテムとして魔導器というものがあります。
これは魔石が使われていたり、魔力を込められた道具のことです。魔法の才能がなくても魔法と同じような効果が得られるようなものから、魔法使いの補助になるもの、魔法使い以外の特定の才能がなければ使えないもの、魔力を充填すれば何度でも使えるもの、使い捨てのものまで様々です。あまりに種類が多いため魔導器とは『不思議な道具』のようなざっくりしたイメージを持たれています。魔導機械も魔導器の一種です。
宗教
イァルハ教というものが主な宗教です。キリスト教的なものだと思っていてくださればだいたい合っています。
聖ナダイア法国が聖地であり宗教国です。
攻撃魔法は戦争利用されていることもあって、地球のように『魔法が使えるのは悪魔と契約した邪悪な奴らだ!!』みたいなイメージはないでしょう。むしろ魔界の神とか邪神とかを奉じてるヤツら、闇属性の魔法が使えるのがそういう扱いになるかと思います。
むしろ、人間に化ける魔族が存在するため、それによって疑心暗鬼になり魔女狩りのような状況になることもあり得ます。
通貨
『ガルツ』という共通貨幣がある、とします。略称は『G』で。こんなんひねってもしょうがないのでG!G!
ガルツは血盟歴に入ってから鋳造された貨幣です。これ以外のを使ってる国ももちろんあります。
1G=1円くらいのイメージでいいと思います。
金貨=1~5万G
銀貨=500~1000G
銅貨=1~10G
くらいのイメージで。細かく設定しなくても多分困らない。
金貨の詰まった袋をテーブルにジャラッ!って置かれたら、まあ札束どさっ!みたいなイメージでいいと思います。
細かく決めたい人いたら任せる(笑)
移動手段
馬、馬車が基本です。
バイク、車みたいな『魔導輪』という
乗り物も存在しますが、例によってバカ高く、超高級品です。一台で大きめの家が建てられます。
物資の長距離輸送は馬車の隊商が主です。
帝国には魔導列車という線路のいらない列車のような魔導輪もありますが、これも例によってクソ高く、帝国の重要なモノや貴族、王族などを運ぶ専用の乗り物で、外敵の襲撃に備えて武装化されており、さながら走る要塞です。
町から町、村から村への移動にはモンスターや野盗と遭遇するリスクがあるため、護衛を雇うのが常識です。
しかしこれもまた完璧ではなく、腕の良い護衛ほど依頼料が高いため、『安全確実な移動手段』はありません。
船による輸送もありますが、海も海でモンスターが出ます。
一番安全なのは『飛空艇』ですが、これも高価なのは言うに及ばず、非常に希少で、大型の飛空艇を所持してる国も多くはありません。
レベルについて
テンプレートにも解説がありますが、
戦いに縁のない一般人で5前後。
腕自慢程度で8くらい
騎士、兵士で10~15
兵士長とかで20くらい
手こずる敵、精鋭で50くらい
ドラガロアの竜将は75~85ほど
です。基本的にはどのレベルにするかは自由ですが、90代にする場合は相談してくれると嬉しいですw
95以上の場合は
絶対に相談してくださいw 絶対だぞ!ただし、ダメとは言ってないので!w
この世界観に当てはまらないキャラ、設定を作りたい場合
平凡な現代日本の高校生とかが飛ばされた系の、『異世界人』みたいな扱いでいいと思います。
その他大掛かりなものがあれば念のためご相談くださいw
たいがいはダメッて言わないw
とりあえずざっくりこんな感じ?
質問などございましたらダンタリオン平賀まで!
最終更新:2014年02月28日 21:56