ミルワーム(昆虫) - 学生が一人で作るみんなの百科事典 our pedia | みんなの百科事典

ミルワーム(昆虫)

ミルワームの幼虫。
画像はWikipediaから
CC BY-SA 3.0

主に他の動物の餌のために養殖されている甲虫である。

種類について

チャイロコメノゴミムシダマシ

最も日本で一般的なミルワーム。
大きさは2cm程度であり繁殖力が強い。
ふすま又はパン粉を用いることで繁殖が可能。

ツヤケシオオゴミムシダマシ(ジャイアントミルワーム)

中東原産の大きなミルワームで
大きさは4cmに達する。
飼育にはたんぱく質を必要とする場合がある。

飼育

卵

期間は2週間程度。
親が 死んでから 生まれるケースがほとんどで
1mmもない糸くずのような体で生まれてくる。

幼虫

期間は4か月程度。
昆虫ケースを設置した後、更に床材を設置することで転倒した際に 死亡する のを防ぐことができる。
前で述べている通り床材としても餌としても機能するふすまが最も使い勝手が良いが
あまり出回っていない。ウッドチップは需要があるので簡単に入手できるのでお勧めできる。
ミルワームは雑食性でありとあるゆるものを食べる。
具体的にはキャベツ、ニンジン、昆虫ゼリーなどで肉や魚も食べるが匂いが出るので極力控えたほうがいい。
餌をふんだんに与えると通常の1.5倍にまで大きくなりその分繁殖力も高くなる。
ツヤケシオオゴミムシダマシはたんぱく質が不足すると幼虫同士で共食いをするので注意が必要。

蛹

蛹は他の昆虫に比べて衝撃に非常に強く、触ると強く反応するが
爪や刃物で傷を付けると内臓が完成していないために簡単に病原菌に負けて黒くなり死んでしまう。
成虫になるまでの期間は2週間~3週間程度。

成虫

成虫は幼虫と比べて小さく生まれたばかりはベージュ色をしているが
ベージュ色→夕焼け色→赤色→赤又は黒色に勢いよく変化していく。
成虫に変化してから1週間以降交尾が可能となりオスはメスに積極的に交尾を行う。
どの種でも一匹から最大500匹の卵が生み出され卵を産み終わってから間もなく 死亡 する。
メスよりオスのほうが長く生きる場合もある。