ツリーハウス。冒険へと出かけるフィンとジェイクを見送ったBMOは、そそくさと洗面台へ。フィンたちがいないのを確認したBMO、鏡に映る自分の姿に向かって何やら語り始めた…鏡の向こうの自分の架空の人物に見立てて会話をしているようだ。元気な生き物の振る舞いを見せるため、歯ブラシで歯を磨いたり、顔を洗ってみたり、おしっこをしてみたり……そのなんとも不可思議なやりとりをこっそり窓から見ていたフィンたちは、チェックリストにある「誰もいない時BMOは変なことをする」にチェックを入れたのだった。
ツリーハウスの外。ジェイクはなんとなくフィンにハイタッチを要求、それに応じるフィン。物足りなさを感じたのか、二人はやや離れたところからダッシュしてハイタッチ。音と感触の心地よさに手ごたえを感じた二人、徐々にダッシュの距離を広げてハイタッチ……面白さに病みつきになったフィンは、「誰もしたことのない
究極のハイタッチがしたい!」…フィンはどこかの山の射出カタパルトでスタンバイし、
死の砂漠の骨で体を引っ張っているジェイクに連絡。合図にあわせて、二人は同時に勢いよく空中へと飛び出した…!!
最先端科学を駆使して“完璧なサンドイッチ”を完成させようとするバブルガム
最先端科学をフル活用し、とれたてチーズ・科学栽培で作ったレタス・科学錬成でこしらえたトマト・イースト菌と小麦粉から魔法で生み出したパンを、無重力合成装置で合体…
完璧なサンドイッチを完成させた。早速バブルガムは、
シナモンパンにサンドイッチを試食してもらうことに。だがシナモンパンは、おもむろにサンドイッチを腹に押し込めた。愕然とするバブルガムだったが、ほどなくシナモンパンの腹から咀嚼したサンドイッチが噴射。細切れのサンドイッチまみれになったバブルガムに向かってシナモンパンは、「おいしかったよ~。ありがと~。」と言い残して去って行った…。
アイスキングの城。何やら悪臭を嗅ぎつけたアイスキングは、その原因が
ガンターのオナラにあると断定。「悪く思わんでくれ」などと言いつつガンターを“島流し”にするも、まだ場内の臭いが取れていない…。やがて自分の脇の臭いであることに気付いたキングは、
アイスペンギンを使役して全身を丸洗いしてスッキリ。上機嫌のキングは、ずぶ濡れで帰還したガンターを見つけて城の中へと戻った。そして玉座でくつろぐ…謝るキングの脇に抱えられたガンターのお尻から、臭いオナラが放たれたのだった…。
キャンディ王国の外。折しもそこでは
タレントショーが開催されていて、多くの
キャンディピープルやゲストたちが参加・鑑賞していた。舞台袖で自分の持ち歌を披露しようと自信満々にスタンバイするランピー。ついに自分の番が来たと飛び出したのだが、ペパーミントとに制止されてしまい、代わりにキャンディピープルの女の子たちがぞろぞろと登場。さらに彼女たちは、あろうことかランピーの持ち歌にそっくりな歌を披露…。喝采を浴びた女の子たちの後に登場させられたランピー、自信なさげに歌を歌うも観客から「パクリじゃないか!」とブーイングの嵐。追いつめられて逆上したランピーは、思わず足元にあったバスケットボールを観客に投げつけた。すると、そのボールがピープルへバウンドしてバスケットゴールにナイスシュート。やぶれかぶれで投げ続けたランピーのボールは、全て見事にゴールへと収まっていった。この妙技に感心したペパーミントは、ランピーにタレントショーの優勝を宣言……しようとした束の間、舞台の上空でフィンとジェイクの“究極のハイタッチ”が炸裂。……今回のタレントショーの優勝は、満足げに笑うフィンとジェイクに決まったのだった…。
場面がキューバーの語りに戻される。視聴者に考える時間を与えたのち、「5つの物語は、それぞれ五感(見る・触る・味わう・嗅ぐ・聴く)がテーマになっている」と説明し、エピソードを締めくくるキューバーだった。
【挿入歌:
憧れのコブコブ】