何やら箱を持って落ち込んでいるジェイクが気になったフィン。何故かと尋ねると「
レディ・レイニコーンが“カードウォーズ”で遊んでくれない」とのこと。ジェイクを元気づけるためにも、そのカードゲーム“カードウォーズ”で遊んでみたいと思ったフィンは、ジェイクを誘いゲームテーブルへ。偶然通りかかった
BMOの妙な反応を特に気にしないまま、ジェイクから2時間ほどルール説明を受けたが、その複雑さに思わず眠ってしまうフィン…。
「栄光を掴め!」…ジェイクのゲームスタートコールで目を覚ましたフィン。「寝てたのかよォ…」と呆れたジェイクだったが、早速カードを使ってややズルい攻勢を仕掛けた。ルールがわからないまま、ジェイクのクリーチャー“トウモロコシの騎士”と魔法“雨を降らせる脳の雲”に対抗しようとするフィンは、なんとなくクリーチャー“豚”をセット。そのなんともショボい攻撃を嘲笑っていたジェイクだが、豚のアビリティ…トウモロコシを食べて騎士を弱らせる…を使われたことで形勢が逆転、脳の雲に騎士を倒させるという展開に。
“トウモロコシ畑デッキ”に絶対的な自信を持っているジェイクだが…
どうせビギナーズラックだろうと高を括っていたジェイクは、とりあえずフィンの手を待つ。フィンはクリーチャー“物知り学者”を建物“学校”へ入れ、豚を建物“独りぼっちの洞窟”へ入れてターンエンド。とりあえずクリーチャー“トウモロコシの悪魔”で厄介な豚を攻めようとするジェイクだったが、豚が洞窟に隠されているため手詰まりに。そこでジェイクは、魔法“火山”で洞窟ごと豚を破壊するという強引な手段。その後魔法“復活”で場を立て直し、さらに強いクリーチャー“不死身のコーン男”を召喚…。
「トウモロコシ畑は無敵だ!」と息巻くジェイク。しかし、対するフィンは自分のターンで学者を使い豚を蘇生、豚が再びコーンクリーチャーを弱体化。さらに設置していた建物“魂のタワー”の効果がジェイクの切り札コーン男をフィン側のクリーチャーへと変化させ、形勢は再び大きく逆転するのだった。大きく取り乱し荒れだすジェイクを見て気まずくなったフィンは、「ちょっと休憩しようか」と話しかけたが、怒り顔で「お前の番だ、早 く や れ !!」と凄んでくるジェイク…。
たまらず強制離脱したフィンは、ジェイクの豹変ぶりに激しく動揺し、BMOに相談。ジェイクとカードウォーズを経験しているBMOによると「負けず嫌いなジェイクは負けるとすごく落ち込むから、ジェイクのために負けてあげないとダメ」らしい。…やがてジェイクの伸びる手でゲームテーブルへと戻されたフィンは、なんとかジェイクに勝たせようと手を考えるのだが…ジェイク側にいるクリーチャーは、明らかに弱そうな“さすらいの坊主”のみ。フィンは適当な理由をつけて豚に坊主を攻撃させてみたが、豚の弱弱しい攻撃にあえなく坊主は倒れてしまう…。
ほぼ勝負が決まってしまい、顔を歪めるジェイク。…とその時、ジェイクの無意味の沼に馴染んでしまった豚が、なんとジェイク側のクリーチャーへと変化したのだった。「豚は俺様のもんだ!いくぞ!!」勢いと攻撃ターンを取り戻したジェイクは、“弓の名人”“畑の死神”の怒涛の速攻によって、あっという間にフィン側の建物とクリーチャーを一掃。こうしてゲームは、ジェイクの勝利で幕を下ろした。
フィンがわざと負けてあげたとも知らずに勝ち誇るジェイクは、フィンに“ダメダメのジュース”を差し出す。フィンはふと不味いダメダメのジュースを美味しそうに飲んで見せ、ジェイクに飲ませるというささやかな反撃。いつもの仲良しな二人の様子を見て、「やれやれ、この二人は…」という感じのBMOだった…。