百合ケ崎 優希(ゆりがさき ゆうき、1985年7月7日 - )は、
東京フレイズに所属するプロ野球選手(投手)。
概要
経歴
プロ入り前
高校入学当初からチームのエースとして活躍し、全国大会でも優秀な成績を残した事から、第二の
斎木和美(現・
大阪ナイトブレイカーズ投手コーチ)と呼ばれた。自身も斎木和美を尊敬していることから大学、社会人チームと斎木と同様の道へと歩む事に。
西芝に就職してからは斎木から直接指導を受けた事もあってか試合ではこれまで以上の好投を見せ、斎木とのダブルエース体制、西芝黄金期の到来を予感させるも、斎木はその年に現役続行を断念する大きな故障、自身も故障してしまう。その後再び故障しPGB発足初年度入団を逃す。
二度の故障の影響もあり、リリーフ転向を余儀なくされたが中継ぎとしてしっかりと仕事を果たし、
風間颯海(現・
福岡クローネ)への打撃指導などで
西芝ブレイブサンダースの社会人女子野球トーナメントでの躍進の牽引者となった。
打者・百合ケ崎優希
高校、大学、社会人とメインとなる守備位置は投手故に打席に立つ機会は然程多くなかったが、高校時代から打撃には定評があり、自ら点をとっていた。指名打者制の大会やリーグや登板しない試合では指名打者で出場するなど打撃力を買われた起用も目立った。
西芝時代には風間颯海に打撃指導を行えるほどである事と、肩と肘の故障を考慮に含めれば、野手転向の話の現実味がましてくる。
東京フレイズ入団後
比較的安定した投球を見せ、シーズン序盤からセットアッパーとして起用され、初ホールドや初勝利をあっという間に達成する。しかしながら、故障歴からか登板数は少なめになっているようである。とはいえ、守護神の
長峰葵がベンチを外れた際には代理ストッパーとして最終回を任されるなど、チームからの信頼は厚い。チームトップの10ホールドはリーグ2位、失点した試合は僅かに一つという安定感は正しく絶対的リリーフそのもの。チャンピオンシップ2013第三戦では一点リードの場面をしっかりと抑え、守護神に繋いで日本一へと導いた。しかしながら、その最後の投球で肩を故障。現役続行を危ぶまれている。
選手としての特徴
平均以上のストレートと、緩いスローカーブ、そして空振りを狙えるキレのあるナックルカーブを武器とする本格派。内野ゴロを狙うために右バッターの内角をシュートでえぐるなど投球術の幅は広い。そのうえ、コースを投げ分けるコントロールもあるため、安定したピッチングを見せる。
しかしながら、一度打たれるとその事が頭に残るのか若干ピッチングが鈍る事が多い。その点が、彼女の尊敬する
斎木和美に及ばないところだろう。
人物
基本的には冷静沈着で温和。後輩に対しては面倒見のいい先輩、と思われる事が多い。不調そうにしている選手には投球または打撃であれば指導する事が多く、実際、
西芝ブレイブサンダースの切り込み隊長であった
風間颯海からは師匠と呼ばれるほど打撃指導が得意。ピッチングに関しては速球とウイニングショットを中心とした多彩な変化球で引き出しを増やす投球術を目指しているが、これは現
大阪ナイトブレイカーズ投手コーチの
斎木和美のかつての指導方針そのままである。
何事も冷静に状況判断して動くタイプであるが、それゆえに計算が狂うと集中力を乱すタイプで、味方がエラーしたりすると、一瞬だが不機嫌そうな顔になる。ヒットを打たれた場合は表情こそ変えないが、額から一気に汗が出ているのをキャッチャー、バッターからはよく見える。
詳細情報
年度別投手成績
年度 |
所属 |
規定 |
試合 |
勝 |
敗 |
S |
H |
完投 |
完封 |
先発 |
QS |
完了 |
防御率 |
投球回 |
打者 |
被安 |
被本 |
奪三 |
与四 |
与死 |
敬遠 |
失点 |
自責 |
WHIP |
2013 |
東京 |
× |
16 |
2 |
1 |
1 |
10 |
0 |
0 |
0 |
0 |
2 |
1.04 |
17 1/3 |
70 |
14 |
0 |
15 |
3 |
1 |
0 |
2 |
2 |
0.98 |
記録
初記録
節目の記録
背番号
能力推移
年度 |
速球 |
球威 |
変化 |
制球 |
体力 |
守備 |
ピン |
対左 |
打強 |
クイ |
総合 |
2013年 |
15/B |
|
15/B |
15/B |
7/E |
15/B |
3 |
3 |
2 |
3 |
740/C |
2014年 |
7/E |
12/C |
8/D |
15/B |
5/F |
14/C |
3 |
3 |
2 |
3 |
64/E |
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最終更新:2014年08月14日 16:13