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レイス

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レイス・フォウォール

作者:クロ ( dragond )user_id=12660

[キャラを描いてもOK][仲間にしてもOK][好敵手にしてもOK]
[上司・部下にしてもOK][なんでもOK]

出身国:スペーダイン
名 前:レイス・フォウォール
身 長:186センチ
性 別:男性
年 齢:25歳
種 族:人間
職 業:騎士(副隊長)
性 格:真面目

設定:スペーダイン国家騎士団所属 第3飛竜隊の副隊長

短編小説〔出会い〕

晴れ晴れしい太陽の日差しが暖かい、このまま昼寝でもしたらとても気持ちのいい夢が見れそうだ。
この書類の山が無かったら今すぐにでも寝たいがな。そう思いながら、一枚一枚丁寧に書類を見ていく男がそこにいた。
「はぁ・・・。」もう何時間こうしているのだろうか?そう自問自答しながらため息をついた。
いい加減、部屋のど真ん中で寝ているボォルフが羨ましくる。
こいつとは色々あったなぁと、過去の思い出していた。


まだ平隊員だった頃あいつとであったのだ。
荒々しい風が吹き、あたりの砂が巻き上がり視界がとても悪い。
ここらいったいを縄張りにしている。狼の退治を頼まれたのだが、これではどこに居るのかわからない。
ひとまずここは、いったん空へ上がって様子を見るしかないな。そう思い竜に乗った途端
「ガアァァァ」咆哮と共に奴が現れた。大きい!!そう感じた一瞬で奴は、竜の羽に噛みつき肉をえぐった。
「ギャュウゥゥゥ」痛みに耐え切れず体勢を崩し、地面に倒れ込む竜。
レイスはとっさに竜から降り構えたが、さっきの大きな獣は視界から消えていた。
狼が危険なのは知っていたが、まさかあれほど巨大なものとは思ってもいなかった。
竜と同じくらいの大きさではないだろうか?いや、今はそんなことはどうだっていい。
ここは奴の縄張りしかも鼻が利くあいつにとっては、この砂嵐はへでもない。
「どうする?」思わず口に出てしまった。危機的状況を奪回するには、あいての裏をかく事。
だがこの状況では、もはや手も足も出ない。竜は羽を片方負傷してもう飛べない・・・。
「羽・・!そうか!!」レイスは一か八か賭けてみることにした。
竜と意思疎通が上手く出来ないレイスにとってちょっと伝えずらかったが、何とか解ってもらえたようで
竜は傷ついていない反対側の羽を大きく広げた。
バサッっと羽ばたかせ、砂嵐を吹き飛ばした。竜がどれほどの力で空を飛んでいるのか解らなかったがこの時、
竜の力に少し圧倒された。
何はともあれ視界は確保できた。これで条件は少し良くなった。辺りを見回すと奴がいた。
ご丁寧にお座りをして待っているではないか。ちょっとその態度にむっと来たが、ここは冷静に戦わなければ危ういと思い
慎重に行動することにする。
「グルルゥゥゥ」痺れを切らしたのは相手の方だった。立ち上がったと思ったらものすごい勢いでこちらに向かってくる。
ヤバイそう思った時には奴の牙が目の前だった。
バァァァンレイスは目を瞑っていた。あまりの痛みのせいで、体が麻痺しているのか?痛みがまったく伝わってこない。
恐る恐る、目を開けると、手、足、体、全て繋がっている。
「く、首は・・・」手で触って確認した。大丈夫どこも怪我をしていない。
「じゃ・・・」そう言いながら辺りを見ると、あの大きな狼が倒れていた。
ドスゥゥゥン・・近くにいた愛竜が倒れる。
「そうか・・お前が」そうさっき、狼が襲ってきたときに助けたのが竜だった。
ただでさえ出血が激しいのに無理をして羽を動かしたのにレイスを助ける為、また急激な動きまでしてしまった。
恐ろしい勢いで血が溢れ出ている。どうすればいいか、頭の中がこんがらがってしまっていた。
「グゥァラララァァ」ものすごく大きな咆哮のする先には、さっき吹っ飛ばされた狼が立っていた。
「・・・いいだろう」剣を強く握り締める
「止めを刺してやる!」そう言って地面を強く蹴り、相手目掛けて突進した。
狼は決死の覚悟で飛び掛ってきた。
勝負はあっさりとついた。レイスの剣が狼の喉に突き刺さり、そのまま狼の重量とスピードのおかげで腹まで引き裂いた。
「・・・」勝った事には勝った・・・だが・・。
「はっ!」その場に剣を落とし竜の元へ駆け寄った。
もう息が無く死んでしまっていた。もっと早く空に・・そう思い自分を責め、目からは涙が溢れた。
「キュンキュウゥゥン」どこからか聞こえてくる
「さっきの狼か?」いや違うだろうこんな声が出るわけが無い。それにさっき喉をつぶしたんだし
「キュゥンキュァウン」まさか!?そう思い狼の方に駆け寄って狼の腹を見てみる。
「馬鹿な!?」エグイ肉片の中から小さい狼の顔が出ていた。
「くそぉ」剣をとって矛先を小さな狼に向けた。
カラン、カラァン剣を落とした。「出来るかよ・・・ちくしょぉ・」目から涙が込み上げて来て我慢が出来ない。
この大きな狼は、妊娠していて警戒が強くなっていただけで、ただ自分の赤ん坊を守る行為をしていただけなのに俺は・・。
そう考えると、更に悲しくなり。涙が頬をつたった。
呆然とそこに座り込み、涙を流していたレイスにいつの間にか出てきた赤ん坊の狼が歩み寄った。
まだ、上手く歩けずそれは歩いていたというよりもはっていたと言った方がいいものだったが、
レイスの視界に入った時には、手元にまで来ていて舌で手をなめて来た。
思わず手に抱きかかえまた涙を流していた。


「はっ・・!!」涙が目から溢れていて、慌てて拭いた。
「・・・あぁぁ!!!」日は暮れ始めていて、きれいなオレンジ色の空が広がっていた。
「やばい・・」机の上にある山積みの書類を見てそうつぶやいた。


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