変位

物理量のページ)
基本単位 位置の変化量([[ベクトル量]])
英:? よく使われる記号:Δxなど 
SI単位:m(「メートル」)
他の単位:km(「キロメートル」)
初登場…高校以前(理科)


変位の関わる主な関係式
初出 数式 意味 備考
 \Delta \vec{x} = \vec{x_2}-\vec{x_1} 変位位置の変化量 変位の定義。
一々数式として扱われることは少ない。

基本的には、運動している物体を観察することを前提に、「どちらに何m動いたか」という事を表す物理量である。
単位の同じ、位置距離等はそれぞれ微妙に違うものだが、慣れない内は混同してしまう事も多いだろう。
1次元(直線上)・原点から運動を始める問題を扱う限りは、あまり区別の必要が無いのが尚更ややこしい。
※物体が原点でもある位置x1=0から動く場合、その間の物体の変位Δxは位置x2と常に一致する=数値では区別できない。

変位の立場から他の量との比較をまとめてみると
距離:任意の2つの点がどれだけ離れているか。スカラー量
※※※物体が動くだの動かないだのは気にしていない。単純な分幅広く使える量。
位置:任意の1つの点が、「原点」からどちらにどれだけ離れているか。ベクトル量、座標の表記をすることも多い。
※※※物理では「ある瞬間の物体の位置」という文脈で使われることが多い。
変位:移動する前の点と、移動した後の点がどちらにどれだけ離れているか(どれだけ動いたか)。ベクトル量。
※※※物体の動きを数値化したものだと思って良い。

厳密な事を云うとこのように少々ややこしい。
しかし、力学、物体の運動の規則性を読み取る際、かなり数値化しやすいと思われる量の一つでもある。
ここから始まり、速度や加速度といったより抽象的な「動き」に関する物理量、法則を見出していく。


例題

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最終更新:2015年08月17日 17:38