この記録は今次大戦における沖縄戦の一端渡嘉敷島における戦聞の概要を収録したのであるが 沖縄本島と切離された孤島の戦線には幾多様相を異にするものがある
当時村長米田惟好氏 役所職員 防衛隊長屋比久孟祥氏等の協力を得て纒めたものでありますが 過去を省みて如何に戦争が罪悪であるかを吾々は実際に体験し そして今後幾多反省すべきことがあること(※1)を痛感した
将来この社会において再びこの様な事を繰返すことのないよう 永遠に平和を愛好し人類の幸福と繁栄を自由世界に樹立することを願って止まない一九五三年三月二十八日渡嘉敷村遺族会