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「軍関与」記述削除の展示開始 沖縄戦「集団自決」で歴博

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「軍関与」記述削除の展示開始 沖縄戦「集団自決」で歴博


 太平洋戦争末期に起きた沖縄戦の「集団自決」をめぐり、旧日本軍の関与を示す記述を解説文から削除した国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)の新常設展示室「現代」が16日、オープン。セレモニーが行われた。

 この展示室は主に1930~70年代の「現代史」がテーマで、沖縄戦や原爆投下などを取り上げ、沖縄戦のパネル展示では「『集団自決』に追い込まれた人びともいた」と書かれた解説文を掲載。旧日本軍の指示や命令が住民の意思を左右したなどとする記述が削除されており、沖縄の市民団体が抗議していた。

 同館は記述の変更について「教科書問題や係争中の裁判ともかかわり、関係者のなかでも意見を異にしている難しい問題」と指摘。「文字資料から検証できるレベルに留めた。沖縄戦の体験者の証言も展示している」としている。

 市民団体は抗議声明で「2008年の大阪地裁、高裁判決は『日本軍が深く関与した』と認めており、悲惨な体験をした沖縄県民の心を踏みにじるものだ」と批判している。

2010/03/16 11:06 【共同通信】


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