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水道水は乳児向けの厳しい基準 「1年間毎日飲んでもリスク低い」

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水道水は乳児向けの厳しい基準 「1年間毎日飲んでもリスク低い」

2011.3.23 19:28

 東京23区全域と都内5市に出された「乳児は水道水の飲用を控えるように」との要請。どのようにとらえるべきなのか。

 「水道水に含まれた放射性物質の摂取制限は、カドミウムなどの環境汚染物質や食品添加物などと一緒のレベルで考えないほうがいい」と、長崎大大学院医歯薬学総合研究科の山下俊一教授は指摘する

 一定レベル以上を摂取すれば、中毒や障害を起こすカドミウムなどに対し、放射性物質は、安全性のグレーゾーンが非常に大きく、より安全な数値を基準としているからだ。

 国立保健医療科学院の欅田(くぬぎた)尚樹生活環境部長は「成人が放射性ヨウ素1キロ当たり100ベクレルの水を1年間毎日1リットル飲んでも、甲状腺がん発症の生涯リスクが高くなる可能性は1万分の2上がるだけ。乳児の場合でも影響は少ない」という。

 厚生労働省が示している食品の摂取制限に関する暫定基準値では、放射性ヨウ素は飲料水と牛乳・乳製品1キロ当たり300ベクレル。しかし、1歳未満の乳児については、食品の安全基準などを定める政府間機関「コーデックス委員会」が定めた国際規格に基づき、成人より甲状腺がんなどのリスクが高く影響を受けやすいとして、基準を通常の300ベクレルよりも厳格化し、100ベクレルとしている。

 欅田部長によると、人が生涯、交通事故に遭うリスクは200人に1人。喫煙者が肺がんになるリスクは100人に2人。「リスクを数値化すると現状、水道水から検出されている放射性物質の数値は極めて低いといえる。冷静に対応する必要がある」と話す。

 厚労省は暫定基準値を超えた水道水について、(1)指標を超えるものは飲用を控える(2)生活用水としての利用には問題ない(3)代替となる飲料水がない場合には飲用しても差しつかえない-としている。