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「福島県における小児甲状腺被ばく調査結果について」

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第3 1 回原子力安全委員会
資料第4 - 3 号

福島県における小児甲状腺被ばく調査結果について

平成23年5月12日
原子力安全委員会事務局
http://www.nsc.go.jp/anzen/shidai/genan2011/genan031/siryo4-3.pdf

平成23年3月23日のSPEEDI の試算を踏まえ、原子力安全委員会緊急技術助言組織より、特に感受性の高い小児への健康影響をより正確に把握するため、屋内退避区域あるいはSPEEDI を用いた試算(3月23日公表分)で甲状腺の等価線量が高いと評価された地域の小児の甲状腺線量の実測を原子力災害対策本部事務局あてに依頼した。

その結果、原子力災害現地対策本部において、いわき市、川俣町、飯舘村において小児甲状腺被ばく調査を実施した。

1)対象者数
測定月日(曜日) 測定場所 測定数(人)
3月26日(土)~27日(日) いわき市保健所 134
3月28日(月)~30日(水) 川俣町公民館 647
3月30日(水) 飯館村公民館 299
合計 1,080
注:なお、3 月24 日に川俣町において測定を行っているが、バックグラウンドが
高かったことから測定結果に含めていない。

2)測定方法
「緊急被ばく医療ポケットブック」(平成17年3月、財団法人原子力安全研究協会)の「頸部甲状腺に沈着した放射性ヨウ素の測定」に基づきNaI(Tl)シンチレーション式サーベイメータを用いて実施した。

3)結果
小児甲状腺被ばく調査を実施した0歳から15歳までの1,080人の小児については、スクリーニングレベル0.2μSv/h(一歳児の甲状腺等価線量として100mSvに相当)を超えるものはなかった。


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