15年戦争資料 @wiki内検索 / 「「「沖縄戦」から未来へ向って(太田良博氏へのお答え)(1)」」で検索した結果

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  • 集団自決などをめぐって
    ...日(5日は休載) 「「沖縄戦」から未来へ向って(太田良博氏へのお答え)(1)」 「「沖縄戦」から未来へ向って(太田良博氏へのお答え)(2)」 「「沖縄戦」から未来へ向って(太田良博氏へのお答え)(3)」 「「沖縄戦」から未来へ向って(太田良博氏へのお答え)(4)」 「「沖縄戦」から未来へ向って(太田良博氏へのお答え)(5)」 「土俵をまちがえた人」太田良博 太田良博氏の曽野氏への再反論1985年5月11~17日(12日は休載) 「土俵をまちがえた人」(1) 「土俵をまちがえた人」(2) 「土俵をまちがえた人」(3) 「土俵をまちがえた人」(4) 「土俵をまちがえた人」(5) 「土俵をまちがえた人」(6) 「沖縄の証言」(上)より 宮城晴美氏 読谷村史5上 チビリガマでの集団自決 沖縄県公文書館サイト 沖縄戦関係資料閲覧室 集団自決の再検討 兵...
  • 「「沖縄戦」から未来へ向って(太田良博氏へのお答え)(1)」
    「「沖縄戦」から未来へ向って」(曽野綾子・沖縄タイムス)(1) この原稿を書いている今、私の体は痣(あざ)だらけである。私はつい一週間ほど前に、エチオピアから帰ってきたばかりである。 私の心の中には、エチオピアがマスコミのハイライトを浴びているような時に行くのは避けたい、という思いが強かった。しかし、私の遠慮とは別に、そういう時ほどわたしがそういう場所へ行くような機運が不思議と向いてくるのである。 痣はのみいと南京虫に食われた後の引っかき傷、ラバに十時間も乗って被災状況も分からぬ村に行った時に蹴られたり、岩で擦りむいた傷跡などで、実に薄汚い。 エチオピアへ行くことを決意したのは、人道主義の立場から出たことではないのである。私は作家ではあるが、作家が特に人道主義的であらねばならない、などと思ったことの一度もない人間である。ただ、私はここ数年、不思議な偶然から、韓国...
  • 「「沖縄戦」から未来へ向って(太田良博氏へのお答え)(2)」
    「「沖縄戦」から未来へ向って」(曽野綾子・沖縄タイムス)(2) あいまいな状況 もう数年も前のことである。私は那覇で一人の新聞記者のインタビューを受けた。その方は開口一番、私に、「渡嘉敷島の集団自決命令が軍によって出された、ということは、曽野さんの本によってくつがえされたことになりましたが」 と言った。 「そうでしょうか」 と私は答えた。 「私はただ、集団自殺命令が出されなかった、という証明もできない代わり、確実に出されたという証明もできない、ということを言ってるんですよ。今日にもどこかの洞窟の中から、自決命令書が出て来るかもしれないでしょう。ただ、今までのところは、一切が確実ではない、という曖昧さに私たちが耐えねばならない、ということを、私は言い続けて来ただけなんです」 私が「ある神話の背景」を書いたのは、太田良博氏が何と言われようと、太田氏の...
  • 「「沖縄戦」から未来へ向って(太田良博氏へのお答え)(5)」
    「「沖縄戦」から未来へ向って」(曽野綾子・沖縄タイムス)(5) 沖縄中心の考え方 私は今回、こういう企画が行われて、私の本がたとえ一冊でも多くの方々の眼にふれるようになったことを喜んでいる。安い文庫本のことだから、売れると印税が儲かる、ということではない。 数年前、『ある神話の背景』が出てしばらくした頃、私は知人にあげるために一緒に那覇市内の本屋に行って、この本を買おうとしたことがあった。しかし、本屋にはこの本がないばかりでなく、私が当の著者であることを知らない店員さんは、入荷の予定もない、とそっけなかった。知人はその本屋が「思想的に特徴のある本屋ですからね。曽野さんの本は置かないのかもしれませんね」という意味のことを言ったが、私は穏やかに前金を払って自分の文庫を取ってもらうように頼んで来たことがある。 私はかねがね、沖縄という土地が、日本のさまざまな思想から隔絶され、...
  • 「「沖縄戦」から未来へ向って(太田良博氏へのお答え)(3)」
    「「沖縄戦」から未来へ向って」(曽野綾子・沖縄タイムス)(3) ジャーナリストか 太田氏のジャーナリズムに対する態度には、私などには想像もできない甘さがある。 太田氏は連載の第三回目で、「新聞社が責任をもって証言者を集める以上、直接体験者でない者の伝聞証拠などを採用するはずがない」と書いている。 もしこの文章が、家庭の主婦の書いたものであったら、私は許すであろう。しかし太田氏はジャーナリズムの出身ではないか。そして日本人として、ベトナム戦争、中国報道にいささかでも関心を持ち続けていれば、新聞社の集めた「直接体験者の証言」なるものの中にはどれほど不正確なものがあったかをつい昨日のことのように思いだせるはずだ、また、極く最近では、朝日新聞社が中国大陸で日本軍が毒ガスを使った証拠写真だ、というものを掲載したが、それは直接体験者の売り込みだという触れ込みだったにもかかわらず、お...
  • 「「沖縄戦」から未来へ向って(太田良博氏へのお答え)(4)」
    「「沖縄戦」から未来へ向って」(曽野綾子・沖縄タイムス)(4) 多数の島民が証言 つい先日、ベトナム戦争の時、一人の市民をピストルで射殺した軍人の記録フィルムをテレビで見た。その軍人の名前ははっかり分かっていて、彼は今アメリカでレストランを経営しているという。 それを撮影したアメリカ人のカメラマンの発言は、しかし実にみごとなものであった。彼は自分がそのような決定的瞬間を撮ることで、その殺した側のベトナム軍人の生涯に、一生重荷を負わせてしまったことに責任を感じていた。カメラマンは、自分もあの場にいたら多分同じ事をしたろうと思うから、という意味のことを言ったのである。 これこそが、本当に人間的な言葉であろう。そしてこの赤松隊の事件を調査した時も、同じようなすばらしい言葉を、私は渡嘉敷島の人々から聞いたのだ。つまり村の青年の中にも、 「総(すべ)て戦争がやったものであ...
  • 「沖縄戦神話論争」の時系列
    「沖縄戦神話論争」の時系列 愛・蔵太氏による採録は、まさしくGood-jobです。 以下のファイル(http //www16.atwiki.jp/pipopipo555jp/pages/62.html)は、愛・蔵太氏が電子テキスト化したもの(http //d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20060908/oota01以下)を再録させていただきました。 愛・蔵太氏の「合いの手」抜きに「素」で原文を読んでみます。 *********** 「沖縄戦神話論争」の時系列は、 「鉄の暴風」(沖縄タイムス社1993/08)を曽野氏が「ある神話の背景」(『諸君』1971年10月から1972年9月連載、文芸春秋社1973年単行本刊) で批判したので、 「鉄の暴風」著者の太田氏が1973年7月琉球新報紙上で反論「渡嘉敷島の惨劇は果して神話か」 沖縄タイムズ紙上での論争再開。「沖...
  • 被告準備書面(7)要旨2007年1月19日その2
    被告準備書面(7)要旨2007年1月19日その2 http //www.sakai.zaq.ne.jp/okinawasen/syomenn7.html 被告準備書面(7)要旨2007年1月19日その1 被告準備書面(7)要旨2007年1月19日その2 被告準備書面(7)要旨2007年1月19日その2第3 平成18年11月10日付原告準備書面(5)に対する反論1 同第1(『鉄の暴風』と座間味島の《梅澤命令神話》)について(1)原告らは、1945年(昭和20年)3月25日夜、 (2)すでに被告準備書面(5)において詳述したとおり、 2 同第2(座間味島の《梅澤命令説》に関する被告主張に対する反論)について(1)同2(県史の実質的修正について)について (2)同3(宮村幸延の『証言』(甲B8)について)について (3)同4(宮城初枝証言について)について (4)同5(座間味...
  • 論争史ガイド
    論争史ガイド 石川為丸氏 http //www.h3.dion.ne.jp/~kuikui/hihyou.htm 【「集団自決」論争】 『ある神話の背景』の背景 〈神話〉を作る身振りと〈事実〉へ向かう姿勢            石川為丸 曽野綾子の『ある神話の背景』は、いささか挑発的な、右よりの論調を特徴とする雑誌『諸君』に1971年10月から1972年8月まで11ヶ月にわたって連載された後、1973年に、単行本として文芸春秋社から刊行された。この『ある神話の背景』を書き上げた曽野の意図はあまりにも明白であると言ってよい。 「神話」とは、言うまでもなく、古くから人々の間に語り継がれている神を中心にした物語のことである。が、普通は、「客観的根拠なしに人々によって広く信じられていることがら」といった意味で使われている。曽野はかつての沖縄戦における日本軍のなした悪業の...
  • 「沖縄戦」とは何だったのか
    「沖縄戦」とは何だったのか 文部科学省が三月三〇日、公表した〇六年度の教科書検定で、沖縄戦において発生した「集団自決」について、「日本軍に強制された」「日本軍によって追い込まれた」などの記述を修正させたことが明らかになった。 その理由のひとつとして、〇五年、沖縄戦時、座間味島守備隊長であった梅沢裕氏および渡嘉敷島守備隊長であった故・赤松嘉次氏の遺族によって、小社及び大江健三郎氏が名誉段損で訴えられたこどが挙げられており、しかも文科省が「検定の参考資料」とした中に、原告側しか便わない「沖縄集団自決冤罪訴訟」と記していることが明らかになり、驚きと怒りを呼んでいる(四月四日、小社及び大江健三郎氏、被告弁護団は抗議の声明を発表した。全文は岩波書店ホームページ参照)。伊吹文科相は、この点について、四月一一日の文部科学委員会で「きわめて不適切であった」と答弁した。 沖縄では「歴史の...
  • 沖縄戦資料index
    今日の訪問者 - 沖縄戦資料index 【沖縄戦】「美しい死」と「不潔な死」 証言記録「沖縄住民虐殺」―日兵逆殺と米軍犯罪 沖縄戦と民衆(目次) 歴博「集団自決」展示問題 大田昌秀講演「沖縄戦と集団自決裁判について」 読める判決「集団自決」=大阪地裁判決と裁判資料 読める控訴審判決「集団自決」 =大阪高裁判決と裁判資料 「ある神話の背景」の研究 「海上挺進第三戦隊陣中日誌」の研究 Index 沖縄戦資料index地理渡嘉敷村ガイド 文献 沖縄戦根元史料作戦と戦闘経緯 沖縄戦前夜 慶良間諸島の戦闘と集団自決 住民虐殺 体験証言沖縄県史渡嘉敷 座間味 阿嘉 慶留間 渡嘉敷村史 座間味村史 その他 軍政と住民動員 富山証言と手榴弾配布 朝鮮人軍夫と朝鮮人慰安婦 援護法 米軍資料 戦時報道 防衛研究所資料 論争史戦後ルポ 潮1971年11月号 青い海1971年6月号 曽...
  • 「沖縄戦に“神話”はない」----「ある神話の背景」反論(2)
    「沖縄戦に“神話”はない」(太田良博・沖縄タイムス)」2回目 赤松大尉の暴状 まず、曽野綾子氏の「伝聞情報説」が事実に反することを立証するために、事のいきさつをのべておく。『鉄の暴走』の渡嘉敷島に関する話は、だれから聞いて取材したかと曽野氏に聞かれたとき、私は、はっきり覚えてないと答えたのである。事実、そのときは、確かな記憶がなかったのである。ただ、はっきり覚えていることは、宮平栄治氏と山城安次郎氏が沖縄タイムス社に訪ねてきて、私と会い、渡嘉敷島の赤松大尉の暴状について語り、ぜひ、そのことを戦記に載せてくれとたのんだことである。そのとき、はじめて私は「赤松事件」を知ったのである。 宮平、山城の両氏は、曽野氏が言うように「新聞社がやっと那覇で捕えることのできた証言者」ではなく、向こうからやってきた情報提供者であって、「それでは調べよう」と私は答えたにすぎない。そのとき、私は二人を単...
  • 「沖縄戦に“神話”はない」----「ある神話の背景」反論(3)
    「沖縄戦に“神話”はない」(太田良博・沖縄タイムス)」連載3回目。 実は『鉄の暴風』は伝聞証拠によって書かれたものではないのである。それを明らかにする前に一言ことわっておきたいことがある。私は、曽野綾子氏に、取材した相手をはっきりおぼえていないと答えた。事実、そのときは、そうであった。取材相手をおぼえていないというのは、取材者としては、うかつのように聞こえるかもしれないが、それにはそれなりの理由があった。  記録は取材の一部 一つの理由は、『鉄の暴風』を書くに当たっては、あまりにたくさんの人と会ったので、話を聞いた、それらの人たちがいちいちだれであったか、おぼえていないということである。一つの座談会に、多いときは二十人近くも集まる。座談会だけでもいくらやったかわからない。それも沖縄戦全般にわたっての取材で、渡嘉敷島の記録は、そのごく一部である。取材期間三ヵ月、まったく突貫工事で...
  • 第3・4(1)ウ(ア) 自決命令を示す文献等
    通022 | 戻る | 次へ 沖縄集団自決裁判大阪地裁判決 事実及び理由 第3 争点及びこれに対する当事者の主張 第3・4 争点4(真実性の有無)について 第3・4(1) 被告らの主張 第3・4(1)ウ 渡嘉敷島について 第3・4(1)ウ(ア) 自決命令を示す文献等 第3・4(1)ウ(ア) 自決命令を示す文献等a 「鉄の暴風」(乙2) b 「戦闘概要」(乙10「ドキュメント沖縄闘争 新崎盛睴編」所収)(a) (内容)* (b) (「戦争の様相」との関係)* c 「秘録 沖縄戦史」(乙4) d 「沖縄戦史」(乙5) e 「悲劇の座間味島 沖縄敗戦秘録」(乙6) f 「秘録 沖縄戦記」(乙7) g 「沖縄県史 第8巻」(乙8) h 「沖縄県史第 10巻」(乙9) i 「家永第3次教科書訴訟第1審 金城重明証言」(乙11「裁かれた沖縄戦 安仁屋政昭編」所収) j ...
  • (原)第3・4(1)ウ(ア) 自決命令を示す文献等
    目次 戻る 通2-020 次へ 通巻 読める控訴審判決「集団自決」 事案及ぴ理由 第2 事案の概要等 第2の3 前提事実及び争点 【原判決の引用】 (原)第3 争点及びこれに対する当事者の主張 (原)4 争点4(真実性の有無)について (1)被控訴人らの主張 第3の4(1)ウ 渡嘉敷島について (原)第3・4(1)ウ(ア) 自決命令を示す文献等 (判決本文p46~) (引用者注)当サイトでは、原審判決に大阪高裁が付加あるいは判断を改めた部分等は, 区別しやすいようにゴシック体で表示し, 削除した部分は薄い色で削除した部分示しました。 (原)第3・4(1)ウ(ア) 自決命令を示す文献等a 「鉄の暴風」(乙2) b 「戦闘概要」(乙10「ドキュメント沖縄闘争 新崎盛睴編」所収)(a) (内容)* (b) (「戦争の様相」との関係)* c 「秘録...
  • 「沖縄戦に“神話”はない」----「ある神話の背景」反論(1)
    愛・蔵太氏採録 http //d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20060908/oota01 「沖縄戦に“神話”はない」----「ある神話の背景」反論(1)(太田良博・沖縄タイムス1985年4月8日掲載) はじめに 沖縄戦でいつも話題になる事件の一つに渡嘉敷島の集団自決と住民虐殺がある。 この事件について作家の曽野綾子氏は『ある神話の背景』のなかで、当時渡嘉敷島の指揮官であった赤松嘉次大尉が「完璧な悪玉にされている。赤松元大尉は、沖縄戦史における数少ない、神話的悪人の一人であった」と述べる。その神話の源になっているのが『鉄の暴風』のなかの赤松に関する記述だとしてその赤松神話を突き崩すために書かれたのが『ある神話の背景』である。 曽野氏は、沖縄タイムス社刊『鉄の暴風』を、戦後、沖縄住民によって書かれた沖縄戦記録の原典と見ているが、その中の第...
  • 「沖縄戦に“神話”はない」----「ある神話の背景」反論(10)
    「沖縄戦に“神話”はない」(太田良博・沖縄タイムス)」連載10回目 終戦直後、日本の中尉と下士官が赤松のところに降伏勧告にきている。しかも、下士官は米軍の服装をしていた。降伏勧告にきた住民がことごとく殺された事実からすれば、相手が軍人であれば、なおさら厳格に対処すべきである。だが、赤松は降伏勧告にきた二人の軍人をおとなしく帰している。 大城訓導は民間人 また、家族に会いに行ったというだけの理由による大城訓導の処刑がある。渡嘉敷国民学校の大城徳安訓導が、島内の別の場所にいた妻にこっそり会いに行ったという理由だけで、縄でしばられて陣地に連行され、斬首(ざんしゅ)されたのである。この事件について、曽野綾子氏は、大城訓導が「招集された正規兵」(曽野氏は、防衛隊員を正規兵と解釈している)だったことをあげて、赤松の処置が「民間人」に対するものでなく、軍律により軍人に対してとられた処置(処...
  • 「沖縄戦に“神話”はない」----「ある神話の背景」反論(8)
    「沖縄戦に“神話”はない」(太田良博・沖縄タイムス)」連載8回目 信頼どこにおくか 将校会議があったかなったか、赤松隊の陣地がどうだったかということは、付帯的な問題にすぎない。『鉄の暴風』が伝聞証拠によって書かれたものであり、また、なかには創作的な記述があることを証明するためにそれらは持ち出されたものだが、『鉄の暴風』の記述がすべて実体験者の証言によるものであり、記述者の創作は介入していないことを言明することで答えとしたい。あとは、赤松側の言葉を信用するか、住民側の証言に信頼を置くかの選択が残されるだけである。 ありもしない「赤松神話」を崩すべく、曽野綾子氏は、新しい神話を創造しているにすぎない。そのやり方は手がこんでいる。『鉄の暴風』だけでなく渡嘉敷島に関するほかの戦記もすべて信用できないとする。なぜなら、それらの戦記にも『鉄の暴風』とおなじようなことが書かれているからで、そ...
  • 「沖縄戦に“神話”はない」----「ある神話の背景」反論(6)
    「沖縄戦に“神話”はない」(太田良博・沖縄タイムス)」連載6回目 赤松大尉の言葉 赤松大尉の命令または暗黙の許可がなければ、手りゅう弾は住民の手に渡らなかったと考えるのが妥当である。それ以外のことは考えられない。 曽野綾子氏は軍隊の組織を知らないから単純に赤松の言葉を信ずるのである。軍の指揮官は、武器の所在と実数を確実に掌握していなければならない。武器の取り扱いについては、指揮官の命令(注:原文傍点)が絶対に必要である。防衛隊員が、指揮官の命令がないのに勝手に武器を処分することは絶対に許されない行為である。それがわかったら、それこそ大変なことになる。敵前歩哨が居眠りをするだけで、死刑、ときめられている陸軍刑法のなかで、軍の生命である武器を指揮官の命令なくして処分することが何を意味するか、容易に理解できることである。防衛隊員を通じて手りゅう弾が住民に渡された事実を、赤松が知らなかっ...
  • (原)ア 鉄の暴風について
    昨日 - 今日 - 目次 戻る 通2-108 次へ 通巻 読める控訴審判決「集団自決」 事案及び理由 第3 当裁判所の判断 5 真実性ないし真実相当性について(その1) 【原判決の引用】 (原)第4・5 争点(4)及び(5)(真実性及び真実相当性)について (原)(4) 集団自決に関する文献等の評価について (原)ア 鉄の暴風について (判決本文p204~) (引用者注)当サイトでは、原審判決に大阪高裁が付加あるいは判断を改めた部分等は, 区別しやすいようにゴシック体で表示し, 削除した部分は薄い色で削除した部分示しました。 (原)ア 鉄の暴風について(ア)(取材方法について)* (イ)(初版の誤記)* (ウ)(上陸日時の誤記)* (エ)(取材方法についての曽野綾子の批判は)* (オ)(資料価値は有る)* (カ)(調査不足を謝罪したと...
  • 「沖縄戦に“神話”はない」----「ある神話の背景」反論(4)
    「沖縄戦に“神話”はない」(太田良博・沖縄タイムス)」連載4回目 体験者の証言記録 『鉄の暴風」の渡嘉敷島に関する記録が、伝聞証拠によるものでないことは、その文章をよく読めばわかることである。 直接体験者でないものが、あんなにくわしく事実を知っていたはずもなければ、直接体験者でもないものが、直接体験者をさしおいて、そのような重要な事件の証言を、新聞社に対して買って出るはずがないし、記録者である私も、直接体験者でないものの言葉を「証言」として採用するほどでたらめではなかった。永久に残る戦記として新聞社が真剣にとり組んでいた事業に、私(『鉄の暴風』には「伊佐」としてある)は、そんな不まじめな態度でのぞんだのではなかった。 『鉄の暴風』の渡嘉敷島に関する記録のなかで、具体的に名前が出てくるのは、住民の生存者では、当時の「古波蔵村長」と「渡嘉敷国民学校の宇久眞成校長」の二人だけ...
  • 「沖縄戦に“神話”はない」----「ある神話の背景」反論(9)
    「沖縄戦に“神話”はない」(太田良博・沖縄タイムス)」連載9回目 任務放棄に失望 赤松嘉次大尉の証言は信用しがたい。その一例をあげておく。赤松隊の任務は舟艇による特攻であった。だが、赤松隊は、渡嘉敷島に米軍が来攻したとき、みずから舟艇を破壊して、米艦船に対する特攻という本来の任務を放棄してしまった。 この任務放棄に関し、赤松は、慶良間巡視中の船舶隊長大町大佐の命令があったからだとしている。大町大佐は慶良間近海で戦死しているので死人に口なしである。大町大佐がわざわざ特攻中止を命ずるために慶良間巡視に出かけたとは思えないが、この出撃中止が軍司令部の意向ではなかったことだけはっきりしている。 沖縄守備第三十二軍の高級参謀であった八原博道大佐の手記『沖縄決戦』によると、慶良間の海上特攻に一縷の望みをかけていたことがわかる。「好機断固として海上に出撃すべきである。願わくば出撃して...
  • 第4・5(4)ア 「鉄の暴風」について
    通099 | 戻る | 次へ 沖縄集団自決訴訟裁判大阪地裁判決 事実及び理由 第4 当裁判所の判断 第4・5 争点4および5(真実性及び真実相当性)について 第4・5(4) 集団自決に関する文献等の評価について 第4・5(4)ア 「鉄の暴風」について 第4・5(4)ア 「鉄の暴風」について(ア)(取材方法について)* (イ)(初版の誤記)* (ウ)(上陸日時の誤記)* (エ)(取材方法についての曽野綾子の批判は)* (オ)(資料価値は有る)* (カ)(調査不足を謝罪したという梅澤陳述書は疑問)* (ア)(取材方法について)* 第4・5(2)ア(ア)aに記載したとおり,「鉄の暴風」は,軍の作戦上の動きをとらえることを目的とせず,あくまでも,住民の動き,非戦闘員の動きに重点を置いた戦記であり,戦後5年しか経過していない昭和25年に出版されたものである。...
  • 被告準備書面(3)要旨2006年6月2日その2
    被告準備書面(3)要旨2006年6月2日その2 ソース:http //www.sakai.zaq.ne.jp/okinawasen/syomen3.html 被告準備書面(3)要旨2006年6月2日その1 被告準備書面(3)要旨2006年6月2日その2 第2 同書面第2(渡嘉敷島における集団自決の神話と実相)について1 同1(渡嘉敷島の集団自決の神話)について 2 同2(渡嘉敷島における集団自決の経過の概要)について(1)渡嘉敷島における集団自決の経緯ア 原告らは、安里喜順元巡査の手記(甲B16)や イ 前記のとおり、沖縄においては、「皇民化教育」が強力に推し進められ、 (2)原告ら主張の「渡嘉敷島における集団自決の経過の概要」についてア 原告らが、「渡嘉敷島における集団自決の経過の概要」と主張するところのものは、 イ また、原告らが星氏の「集団自決を追って」とともに挙...
  • 「沖縄戦に“神話”はない」----「ある神話の背景」反論(5)
    「沖縄戦に“神話”はない」(太田良博・沖縄タイムス)」連載5回目 『鉄の暴風』の渡嘉敷島に関する記録は、伝聞証拠によるもので、そのまま信ずることはできないという前提で、『ある神話の背景』は、集団自決の問題をもち出す。 渡嘉敷島住民の集団自決に関し、赤松大尉は命令を下したおぼえはないという。この“赤松証言”に曽野綾子は重点を置いている。しかし、その言葉の信憑(ぴょう)性をどう検証できるだろうか。もし、これが検証できないとすれば、『鉄の暴風』の記述を崩す根拠とはならないわけだが、『ある神話の背景』で、「赤松証言」の客観的真実性が証明されてはいない。たとえ赤松の命令があったとしても、赤松本人が「私が命令した」というはずはないのである。自分に不利な証言となるからである。命令は、あったとしても、おそらく口頭命令であったはずで、そうであれば、「命令された」「いや、命令しなかった」と、結局は...
  • 「靖国の視座」による沖縄戦の定説化に抗して
    世界 SEKAI 2007.7 特集:「沖縄戦」とは何だったのか 書き換えられた沖縄戦 「靖国の視座」による沖縄戦の定説化に抗して 石原昌家 「靖国の視座」による沖縄戦の定説化に抗してはじめに 有事立法制定の動きと沖縄戦体験の提造 「集団自決書き加え」事件による沖縄戦認識の深化 「援護法でいう集団自決」と「強制集団死」の相違 極秘文書が明かす軍部の沖縄県人観-間接的要因 国家の最高機密を知った沖縄住民-直接的要因 究極の恐怖心――事件の発生 おわりに はじめに いま、全国各県・各市町村では有事法制の一環である「国民保護法」に基づいて義務付けられた「国民保護計画」の策定が推し進められつつある。そこでは防災訓練の名のもとに「軍民一体」化した形が具体化しつつある。本年三月末、教科書検定の結果、沖縄戦における集団自決の記述において、日本軍の関与が削除されたということでマ...
  • 「沖縄戦に“神話”はない」----「ある神話の背景」反論(7)
    「沖縄戦に“神話”はない」(太田良博・沖縄タイムス)」連載7回目 初め壕や洞穴に 米軍上陸と同時に住民は追われるように陣地付近に逃げてきたと『ある神話の背景』では説明する。砲撃と米軍上陸、この事実に直面した住民たちはとっさに、それぞれ安全とおもわれる場所、つまり壕や洞穴にかくれたようだ。それが当然である。いきなり猛攻をうけたときの反射的な初動である。『鉄の暴風』には「住民はいち早く各部落の待避壕に避難し…」と書いたが、実際はあわてふためいた本能的な行動だったと思う。そして、住民たちは各個に孤立し、そこには統一された意思はなかった。軍の意思により駐在巡査がかり集めたというのが真相であろう。その理由は「住民は捕虜になるおそれがある。軍が保護してやる」というのである。 米軍上陸が三月二十六日で、その翌日、赤松隊は西山A高地に陣地を移動している。その陣地の位置がまた問題である。赤松隊長...
  • 「土俵をまちがえた人」(1)
    「土俵をまちがえた人」(太田良博・沖縄タイムス)(1) 手榴弾への疑問 曽野綾子さんの「お答え」を呼んで、一面、非常に満足している。渡嘉敷島の赤松問題については、だいたい白黒がはっきりしたと思うからである。というのは、私が出した、いちばん重要な問題――手榴弾が、なぜ、住民に渡されたか、同一行動(降伏勧告、逃亡)について、住民は殺され、兵隊は見逃されている事実――に関しては、なんの回答もないからである。この論争は、これでケリがついたようなものだ。他の面では、曽野さんの「お答え」には、がっかりした。もっと期待していたが、その調子が低いのには拍子抜けである。曽野さんの「お答え」にたいする答えは、あと回しにする。 まず、根本的な問題、手榴弾が住民に渡されたこと、その他について補足説明、または言及しておきたい。 ▼弾薬類は兵隊の手にかんたんに渡るものではない。昭和十一年の二・二六...
  • 書証一覧
    判決全文 と 準備書面一式 とから調べ 引用は自己責任にてお願いします m(- -)m 書証一覧  サイト内検索 書証一覧本件書籍(結審時) 調書 原告側提出甲A 甲B1~20 甲B21~40 甲B41~60 甲B61~80 甲B81~100 甲B101~120 甲B121~140 甲B141~160 甲C1~ 被告側提出乙1~20 乙21~40 乙41~60 乙61~80 乙81~100 乙101~120 乙121~140 本件書籍(結審時) 番号 証拠名 by whom 成立 本件書籍(1) 「太平洋戦争」岩波現代文庫版 家永三郎・岩波書店 2002年平成14年7月16日 本件書籍(2) 「沖縄ノート」  大江健三郎・岩波書店 1970年昭和45年9月21日 調書 略称 氏名 法...
  • 「沖縄戦」展示を史実を正確に反映したものに改めるよう求める要請
    国立歴史民俗博物館における「沖縄戦」展示を、歴史研究にもとづき 史実を正確に反映したものに改めるよう求める要請 2010年3月15日 国立歴史民俗博物館 館長 平川 南 殿              沖縄戦の歴史歪曲を許さず、沖縄から平和教育をすすめる会             大江・岩波沖縄戦裁判を支援し沖縄の真実を広める首都圏の会                     大江健三郎・岩波書店沖縄戦裁判支援連絡会                            子どもと教科書全国ネット21                              日本出版労働組合連合会                        連絡先;子どもと教科書全国ネット21              〒102-0072 東京都千代田区飯田橋2-6-1 小宮山ビル201      ...
  • c 前記「沖縄戦史」(2ha)
    昨日 - 今日 - 目次 戻る 通2-077 次へ 通巻 読める控訴審判決「集団自決」 事案及び理由 第3 当裁判所の判断 5 真実性ないし真実相当性について(その1) 【原判決の引用】 (原)第4・5 争点(4)及び(5)(真実性及び真実相当性)について (原)(2) 集団自決に関する文献等 イ 渡嘉敷島について(ア)(赤松命令説記載文献)   赤松命令説について直接これを記載し, 若しくはその存在を推認せしめる文献等としては, 以下に記載するものがあげられる。 c 前記「沖縄戦史」(2ha) (判決本文p167) (引用者注)当サイトでは、原審判決に大阪高裁が付加あるいは判断を改めた部分等は, 区別しやすいようにゴシック体で表示し, 削除した部分は薄い色で削除した部分示しました。   「沖縄戦史」には, 「大尉は...
  • 「大江・岩波訴訟高裁判決に思う」
    今日の訪問者 - 琉球新報2008.11.13-4 「大江・岩波訴訟高裁判決に思う」 琉球新報2008.11.13 「大江・岩波訴訟高裁判決に思う」上 山崎行太郎 基本文献読まず議論 思想的に退廃する論壇 クリックすると拡大 琉球新報2008.11.14 「大江・岩波訴訟高裁判決に思う」下 山崎行太郎 言論には言論で勝負を 太田良博氏の名誉回復必要 クリックすると拡大 太田良博関連ファイル 読める控訴審判決「集団自決」
  • f 「沖縄戦史」(昭和34年)上地一史著(2ha)
    昨日 - 今日 - 目次 戻る 通2-060 次へ 通巻 読める控訴審判決「集団自決」 事案及び理由 第3 当裁判所の判断 5 真実性ないし真実相当性について(その1) 【原判決の引用】 (原)第4・5 争点(4)及び(5)(真実性及び真実相当性)について (原)(2) 集団自決に関する文献等 ア 座間味島について(ア)(梅澤命令説記載文献)   梅澤命令説について直接これを記載し, 若しくはその存在を推認せしめる文献等としては, 以下に記載するものがあげられる。 f 「沖縄戦史」(昭和34年)上地一史著(2ha) (判決本文p148) (引用者注)当サイトでは、原審判決に大阪高裁が付加あるいは判断を改めた部分等は, 区別しやすいようにゴシック体で表示し, 削除した部分は薄い色で削除した部分示しました。   「沖縄戦史」...
  • 「沖縄戦」展示を史実を正確に反映したものに改めるよう求める声明
    国立歴史民俗博物館における「沖縄戦」展示を、歴史研究にもとづき史実を正確に反映したものに改めるよう求める声明 国立歴史民俗博物館は3月16日にオープンする新設の常設展示室「現代」の展示概要を3月8日の記者会見で発表した。それに関する報道によれば、沖縄戦のいわゆる「集団自決」について、その背景に「住民への軍国主義教育や、軍人からの指示・命令など、住民の意思決定を左右する戦時下のさまざまな要因があった」という要旨の当初の解説記述を改め、「軍人」や「軍国主義教育」という用語を使わずに単に「『集団自決』に追い込まれた人びともいた」との記述に改めたということである。同時に「集団自決」という項目名がなくなり、上記の変更後の解説文は「戦場の民間人」という項目の中におかれるようになったともいう。 これでは誰によってどのような要因で「集団自決」に追い込まれたのかがまったく示されないことになり、日...
  • (原)(2) 集団自決に関する文献等
    昨日 - 今日 - 目次 戻る 通2-054 次へ 通巻 読める控訴審判決「集団自決」 事案及び理由 第3 当裁判所の判断 5 真実性ないし真実相当性について(その1) 【原判決の引用】 (原)第4・5 争点(4)及び(5)(真実性及び真実相当性)について (原)(2) 集団自決に関する文献等 (判決本文p143~) (引用者注)当サイトでは、原審判決に大阪高裁が付加あるいは判断を改めた部分等は, 区別しやすいようにゴシック体で表示し, 削除した部分は薄い色で削除した部分示しました。 (原)(2) 集団自決に関する文献等ア 座間味島について(ア)(梅澤命令説記載文献)* (イ)(梅澤命令説を否定等する文献)* イ 渡嘉敷島について(ア)(赤松命令説記載文献)* (イ) (赤松命令説を否定等する文献)*   第2・2(5)記載の各事...
  • 読める 控訴審 判決「集団自決」・通巻リスト
    昨日 - 今日 - 読める 控訴審 判決「集団自決」・通巻リスト 読める控訴審判決「集団自決」 書証一覧 判決全文の画像PDFファイル 誤記ご指摘やご意見はこちら(控訴審判決) 通2-001  2審判決主文 通2-002  第1 当事者の求める裁判 通2-003  第2 事案の概要等 通2-004  第2の1 事案の概要 通2-005  第2の2 原審の判断及び不服申立て 通2-006  第2の3 前提事実及び争点 通2-007  (原)第2 事案の概要 原判決引用 通2-008  (原)第3 争点及びこれに対する当事者の主張 原判決引用 通2-009  (原)1 争点1(特定性ないし同定可能性の有無)について 原判決引用 通2-010  (原)第3の1(1)控訴人らの主張 原判決引用 通2-011  (原)第3の1(2)被控訴人らの主張 原判決引用 ...
  • 第3・4(2)エ(ウ) 文献に対する反論
    通038 | 戻る | 次へ 沖縄集団自決裁判大阪地裁判決 事実及び理由 第3 争点及びこれに対する当事者の主張 第3・4 争点4(真実性の有無)について 第3・4(2)原告らの主張 第3・4(2)エ 渡嘉敷島について 第3・4(2)エ(ウ) 文献に対する反論 第3・4(2)エ(ウ) 文献に対する反論a (文献間の関係)* b 「鉄の暴風」について c 「戦闘概要」について d 米軍の「慶良間列島作戦報告書」について a (文献間の関係)* 渡嘉敷島における住民の集団自決が赤松大尉の命令によるとの記述は,「鉄の暴風」(乙2),「戦闘概要」(乙10),「戦争の様相」(乙3,但し,これには赤松大尉の自決命令それ自体の記載はない。)に記載され,その後に出版された「秘録 沖縄戦史」(乙4),「悲劇の座間味島 沖縄敗戦秘録」(乙6),「沖縄県史 第8巻」(...
  • 沖縄戦ニュース
    今日の訪問者 - 沖縄戦ニュース Archivesは、沖縄タイムス特集、琉球新報特集などを探してください。 沖縄タイムス戦後60年平和ウェブから 60年前のきょうの新聞 琉球新報特集戦禍を掘る 出会いの十字路 沖縄戦ニュース10年3月 10年2月 09年11月 09年10月 09年9月 09年8月 09年7月 09年6月 09年5月 09年4月 09年3月 09年2月 09年1月 検定透明化問題(3) 検定透明化問題(2) 検定透明化問題(1) 2審判決後 第2審判決:控訴棄却 (2)社説・主張 第2審判決:控訴棄却 (1) 第2審判決直前  New 地裁判決後~第2審 3/28大阪地裁判決 2/8まで 1/16まで採録 1/14まで採録 12/30採録 12/29採録 12/28採録 12/27採録 12/26採録 11/30採録 11/20よりピックアッ...
  • c 前記「沖縄戦史」(ha)
    通076 | 戻る | 次へ 沖縄集団自決訴訟裁判大阪地裁判決 事実及び理由 第4 当裁判所の判断 第4・5 争点4および5(真実性及び真実相当性)について 第4・5(2) 集団自決に関する文献等 イ 渡嘉敷島について(ア)(赤松命令説記載文献)* c 前記「沖縄戦史」(ha) 「沖縄戦史」には, 「大尉は」 「西山A高地に部隊を集結し,さらに住民にもそこに集合するよう命令を発した。住民にとって,いまや赤松部隊は唯一無二の頼みであった。部隊の集結場所へ集合を命ぜられた住民はよろこんだ。日本軍が自分たちを守ってくれるものと信じ,西山A高地へ集合したのである。しかし,赤松大尉は住民を守ってはくれなかった。 『部隊は,これから,米軍を迎えうつ。そして長期戦にはいる。だから住民は,部隊の行動をさまたげないため,また,食糧を部隊に提供するため,いさぎよ...
  • g 「沖縄戦ショウダウン」(平成8年)上原正稔著(2ha)
    昨日 - 今日 - 目次 戻る 通2-093 次へ 通巻 読める控訴審判決「集団自決」 事案及び理由 第3 当裁判所の判断 5 真実性ないし真実相当性について(その1) 【原判決の引用】 (原)第4・5 争点(4)及び(5)(真実性及び真実相当性)について (原)(2) 集団自決に関する文献等 イ 渡嘉敷島について(イ)(赤松命令説を否定等する文献)   赤松命令説について否定し, 又はその存在の推認を妨げる文献等としては, 以下に記載するものがあげられる。 g 「沖縄戦ショウダウン」(平成8年)上原正稔著(2ha) (判決本文p180~) (引用者注)当サイトでは、原審判決に大阪高裁が付加あるいは判断を改めた部分等は, 区別しやすいようにゴシック体で表示し, 削除した部分は薄い色で削除した部分示しました。   「沖縄戦...
  • ワタクシ的分析「沖縄戦裁判」
    ワタクシ的分析「沖縄戦裁判」 安禅不必須山水iza izaエントリー・リスト 「隊長は人道主義者」という『神話』ができるまで 沖縄戦裁判:桜井よしこの創作神話 沖縄戦裁判:訴訟の根拠を原告自ら否定する ふたつの赤松大尉手記
  • 1968~1973の関係者経緯
    「ある神話の背景」の研究 今日の訪問者 - 1968~1973を中心とする関係者経緯 1958 昭和33年の春ごろ。『週刊朝日』『サンデー毎日』 1961 曽野綾子、文芸春秋社の講演で今東光、中村光夫と共に沖縄行 1963.4号 『家の光』宮城初枝手記「沖縄戦最後の日」 1967.12 ※5曽野、仲宗根政善と三人の元師範生と会う 1968.1 防衛研修所戦史室『戦史叢書・沖縄方面陸軍作戦』刊  渡嘉敷島赤松戦隊長、中村、富野、皆本中隊長の回想反映(引用文献に、「戦闘記録」赤松著(昭和21年1月浦賀復員時復員局に提出)はあるが『第3戦隊陣中日誌』はない) 1968.1.14 戦後23年目にはじめて開かれた「渡嘉敷島海上挺身(ママ)隊第三戦隊」の"同窓会" 1968.4.6号 ※1『週刊新潮』赤松氏談話(マスコミデビュー) 1968 4.8朝刊...
  • 通巻ファイルリスト
    今日の訪問者 - 読める判決「集団自決」 沖縄集団自決訴訟大阪地裁判決全文 通巻ファイルリスト 通巻ファイルリスト内容ページ主文・請求・概要 001-009 争点1~3 010-016 争点4(真実性の有無) 017-043 争点5~8 044-047 判断・争点1~3 048-051 判断・争点4~5(真実性及び真実相当性) 052-113 判断・争点6及び結論 114-115 別紙 116-120 indexページ 01-11 内容ページ 主文・請求・概要 001-009 通番号 ファイル名 検1 検2 word 通001 主文 4/26 通002 第1 請求 4/26 通003 第2・1(提訴の概要) 4/26 通004 第2・2 前提となる事実 4/26 通005 第2・2(1) 当事者 4/26 通006 第2・...
  • 大江・岩波沖縄戦裁判勝利の意義
    http //okinawasen.web5.jp/html/kousai/2008_06_saiban_igi.html 大江・岩波沖縄戦裁判勝利の意義 大阪歴史教育者協議会委員長                 大江健三郎・岩波書店沖縄戦裁判支援連絡会事務局長 小 牧  薫 大江・岩波沖縄戦裁判勝利の意義1.「沖縄戦裁判」第一審勝利判決 2.沖縄戦強制集団死(「集団自決」)はなぜおこったのか 3.「沖縄戦」教科書検定の背景とねらい 4.政府・文科省の対応 5.沖縄戦をどうとらえるか 6.最後に 1.「沖縄戦裁判」第一審勝利判決  2008年3月28日、大阪地裁民事第9部の深見裁判長は、家永三郎『太平洋戦争』、大江健三郎『沖縄ノート』の記述は真実相当性があるとして、原告の訴えをすべて退けた。それだけでなく、「日本軍が駐屯しなかった渡嘉敷村の前島では集団自決が発生...
  • 「土俵をまちがえた人」(4)
    「土俵をまちがえた人」(太田良博・沖縄タイムス)(4) 侮辱した言葉 曽野綾子さんは、さる五月三日の本紙面で、「太田氏という人は分裂症なのだろうか」と書いてある。しかも、そう思わせる文脈の中で、そう書いてあるのである。これは、たんに言論の自由のワクをふみはずしたという程度では、すまされない言葉である。論争の相手に、そういう言葉を投げるのは、品がよくないだけでなく、読者公衆の面前で、相手を侮辱し、相手の名誉を毀損したことになる。しかも、新聞に書かれたものは、いつまでも残るのである。私の近親者に「綾子」という名の娘がいる。その母親の話によると、「曽野綾子さんにあやかってつけた名前」らしい。その娘は、いま、東京の両国高校(旧府立三中)の三年生である。私の身近にも、曽野さんのファンがいたわけだ。言葉はつつしむべきである。 知念少尉について、「鉄の暴風」では、同情的なことを書いた私が、こ...
  • 沖縄戦裁判
    今日の訪問者 - 沖縄戦裁判 ★沖縄「集団自決」の大阪高等裁判所の判決日は、もう間もない10月30日です。そこで第1審判決の意味を反芻してみたいと思い、外間明美さんの論考を転載しました。大江・岩波裁判の一審判決報告 外間明美 第一審 沖縄集団自決訴訟第1審 読める判決「集団自決」新着! 沖縄戦ニュース ワタクシ的分析「沖縄戦裁判」 第二審 沖縄集団自決訴訟第2審新着!10月31日判決 第三審 沖縄集団自決訴訟第3審新着! 裁判支援サイト 原告側サイト 沖縄集団自決冤罪訴訟を支援する会 南木の資料室南別館 ★被告側サイト 大江健三郎・岩波書店沖縄戦裁判支援連絡会 大江・岩波沖縄戦裁判を支援し沖縄の真実を広める首都圏の会 沖縄戦の歴史歪曲を許さず、沖縄から平和教育をすすめる会
  • 第3・4(1)イ(ア) 自決命令を示す文献等
    通018 | 戻る | 次へ 沖縄集団自決裁判大阪地裁判決 事実及び理由 第3 争点及びこれに対する当事者の主張 第3・4 争点4(真実性の有無)について 第3・4(1) 被告らの主張 第3・4(1)イ 座間味島について 第3・4(1)イ(ア) 自決命令を示す文献等 第3・4(1)イ(ア) 自決命令を示す文献等a 「鉄の暴風」(乙2)(a) (成立と内容)* (b) (神戸新聞記事に関して)* b 「座間味戦記」(乙3・「沖縄戦記(座間味村渡嘉敷村戦況報告書)」所収) c 「秘録 沖縄戦史」(乙4) d 「沖縄戦史」(乙5) e 「悲劇の座間味島 沖縄敗戦秘録」(乙6) f 「秘録 沖縄戦記」(乙7) g 「沖縄県史 第8巻」(乙8) h 「沖縄県史 第10巻」(乙9) i 米軍の慶良間列島作戦報告書 j (住民証言の記録)* k (小括)* a ...
  • f 「沖縄戦史」(昭和34年)上地一史著(ha)
    通059 | 戻る | 次へ 沖縄集団自決訴訟裁判大阪地裁判決 事実及び理由 第4 当裁判所の判断 第4・5 争点4および5(真実性及び真実相当性)について 第4・5(2) 集団自決に関する文献等 ア 座間味島について(ア)(梅澤命令説記載文献) f 「沖縄戦史」(昭和34年)上地一史著(ha) 「沖縄戦史」は,沖縄タイムス社の編集局長であった上地一史が,時事通信杜沖縄特派員や琉球政府社会局職員らと共同で執筆したものであるところ,上地一史は,その「まえがき」に 「この記録は,時事通信杜代表取締役長谷川才次氏のすすめで,沖縄戦の正しい記録を一冊にまとめるつもりである。したがって,日・米両軍およぴ現地沖縄に保存されている最も確実な資料に基づいて忠実な『沖縄戦史』とするように努カした。」 と記載している。 「沖縄戦史」には, 「梅沢少...
  • (原)第3・4(2)エ(ウ) 文献に対する反論
    目次 戻る 通2-036 次へ 通巻 読める控訴審判決「集団自決」 事案及び理由 第2 事案の概要等 第2の3 前提事実及び争点 【原判決の引用】 (原)第3 争点及びこれに対する当事者の主張 (原)4 争点4(真実性の有無)について (2)控訴人らの主張 第3・4(2)エ 渡嘉敷島について (原)第3・4(2)エ(ウ) 文献に対する反論 (判決本文p78~) (引用者注)当サイトでは、原審判決に大阪高裁が付加あるいは判断を改めた部分等は, 区別しやすいようにゴシック体で表示し, 削除した部分は薄い色で削除した部分示しました。 (原)第3・4(2)エ(ウ) 文献に対する反論a (文献間の関係)* b 「鉄の暴風」について c 「戦闘概要」について d 米軍の「慶良間列島作戦報告書」について a (文献間の関係)*   渡嘉敷島に...
  • (原)第3・4(1)イ(ア) 自決命令を示す文献等
    目次 戻る 通2-016 次へ 通巻 読める控訴審判決「集団自決」 事案及び理由 第2 事案の概要等 第2の3 前提事実及び争点 【原判決の引用】 (原)第3 争点及びこれに対する当事者の主張 (原)4 争点4(真実性の有無)について (1)被控訴人らの主張 第3の4(1)イ 座間味島について (原)第3・4(1)イ(ア) 自決命令を示す文献等 (判決本文p36~) (引用者注)当サイトでは、原審判決に大阪高裁が付加あるいは判断を改めた部分等は, 区別しやすいようにゴシック体で表示し, 削除した部分は薄い色で削除した部分示しました。 (原)第3・4(1)イ(ア) 自決命令を示す文献等a 「鉄の暴風」(乙2)(a) (成立と内容)* (b) (神戸新聞記事に関して)* b 「座間味戦記」(乙3・「沖縄戦記(座間味村渡嘉敷村戦況報告書)」所収)...
  • @wiki全体から「「「沖縄戦」から未来へ向って(太田良博氏へのお答え)(1)」」で調べる

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