POC@wiki

暴走史

最終更新:

Bot(ページ名リンク)

- view
だれでも歓迎! 編集
暴走とは、スレの流れや空気にかまわずとにかく早くスレを埋めてしまうこと、またはその行為をさす。暴走行為があったと認められたスレ(後述の暴走の定義参照)を特に加速スレと呼ぶことがある。
おしゃべり掲示板ではパートスレ、古くは単発のネタスレなどでも見られたが、最近ではまず行われない。全盛期ほどの活気がないこともあり、絶滅したと言ってもいいだろう。

POCでもそのような風潮は例外ではなかった。ここでは、POCが歩んできた暴走の歴史について解説する。


暴走の定義

WiiNaが恒例の独断と偏見で下記の通り暴走を定義した。
  1. レスの内容が「ksk」などの通常使われない文字列、あるいは暴走を象徴するコメントである。
  2. 1000レス全て暴走の場合、1時間以内で消化されている。(*1)
  3. スレの途中からの暴走の場合、500レス以上あるものを加速スレとして記録に残す。暴走の出発点は1.にあるようなレスが現れた地点とする。
  4. 最初から、途中からにかかわらず、スレの最後まで暴走が続いたものを加速スレとして記録に残す。
4.にあるように、暴走が始まっても途中で終わったものは「加速スレ」として認めない、あくまで「埋める」のが目的だ、というのがWiiNaの考えである。
そのため、暴走の痕跡があっても「加速スレ」認定されない場合がある。

暴走の発展

そもそも暴走はPHとの争いの中生まれたものであり、「PHより一秒でも早く」というのが当時のPOC住民の思いだった。しかし10万レス突破後からの暴走は、早さ、つまり「記録」を求める暴走へと変化していった。その過程を暴走の種類別に分けて解説する。
ちなみに暴走の名称はWiiNaが便宜上勝手につけたもので、他の場所でその名前を言ってもまず通らない。

コメント暴走

期間:2007年3月?~2007年4月7日
発案:なし(自然に暴走に発展)

何でもいいからとにかくコメントしまくってスレを消化するもの。PHとの対決色が鮮明になった2007年3月頃から使われ始めたとみられ、POCでは後述のBsE暴走が発明された4月7日まで主流だった。手順は以下の通り。
  1. コメント欄に何かを書く。
  2. 「返信する」を押す。
  3. 画面転換後「スレッドを見る」を押す。
  4. Endキーなどで素早くコメント欄に移動する。
  5. 1.~4.繰り返し
この方法で1000レス消化に必要な時間は30~60分程度。人数によっては1時間以上かかることもある。(*2)

BsE暴走

期間:2007年4月7日~2007年10月
発案:たらこ(POC)

POC100、すなわち10万レス争奪戦の真っ只中でたらこが発案、以後主流になった。このおかげでPOCは劣勢の中にあって逆転勝利を収めることができたのである。手順は以下の通り。
  1. コメント欄に何かを書く。
  2. 「返信する」を押す。
  3. 画面転換後、Backspaceキーを押す。
  4. 画面転換後、Enterキーを押す。
  5. 3.~4.繰り返し
「BsE暴走」の命名は、この暴走のカギとなるBackspaceキーとEnterキーの略である。狂牛病ではない。
投稿後の画面でBackspaceキーを押したときに画面が投稿前に戻り、コメントが書き込まれた状態でかつ「送信する」ボタンを選択した状態になっている(*3)ので、ここでEnterキーを押せば再び投稿できる。
同じ内容を繰り返し投稿するので、一人でやろうとすると連投制限に引っかかり不可能。1000レス消化に必要な時間は10~20分程度。

F5暴走

期間:2007年10月~
発案:PH内?

POCでは2007年10月頃からの主流。発案はPH内らしいが、詳細は不明。手順は以下の通り。
  1. コメント欄に何かを書く。
  2. 「返信する」を押す。
  3. 画面転換後、F5キーを押す。
  4. アラートが出るので「再試行」を押す。
  5. 3.~4.繰り返し
この方法は、原理は不明だが、投稿後の画面で再読込をすると、同じ内容のコメントが再び投稿されるといった仕組みによるものである。これも同じ書き込みの繰り返しなので、1人では不可能。
そのキー操作から「F5連打」と呼ばれる。その他、この行為は「DDoS攻撃(F5アタック)」にあたる。サーバーに大きな負荷がかかるので、時々エラーメッセージが表示されたり(503 Service Temporarily Unavailable)(*4)、変な画面が表示されたりする。
この手法で1000レス消化に必要な時間は10分未満。最速記録は2分10秒(POC178)。

Enter暴走

POCでは使用例無し
発案:PH内?

これも発祥はPHらしいが、詳細は不明。手順は以下の通り。
  1. コメント欄に何かを書く。
  2. Tabキーでカーソルを「返信する」に合わせる。
  3. Enterキーをひたすら連打する。
この方法は、投稿確認画面に移る前にひたすらコメントの返信を続けるというもの。操作を誤って「返信する」を複数回押してしまったときに重複投稿規制の画面が出るが、それを暴走に応用したもの。
EnterはF5よりはるかに連打がしやすい(F5の場合、再読込のたびにアラートが現れる)ので、理論的にはこれが最速の方法。しかし、これが使われた例は確認されていない。その理由としては、
  • 工程が短くなりすぎて、F5連打よりもさらに投稿が成功しているのかが感じにくい(実感がない)
  • F5連打よりも多い数のコメントを短時間で送信することになるのでDPt広場のサーバーがダウンする可能性が高い
といったものがあげられる。POCでもPHでも実施されていないので正確な数値は不明だが、人数と環境がそろえば1000レス消化にはおそらく30秒とかからないだろう。(*5)

暴走の衰退

POCでは、POC241(2008年8月24日)を最後に暴走は確認されていない。手法が発展しすぎてあまりにも形式的になり、会員たちが熱意がない無意味な行為を嫌って暴走は行われなくなっていった。単に面倒だからという理由もあるかもしれない。
もともとPHでは10万レス達成後、早い段階で暴走は禁止するとのルールが追加されている。この際、推進派と反対派で会員内に軋轢が生じることもあった。
しかし結果的には暴走は敬遠され(というよりも必要が無くなり、といったほうが的確か)、暴走に対して肯定的であったPOCでもやがてそんな空気になり、だんだん衰えていくことになる。再熱の見込みはほぼ無い。

暴走年表

過去に行われた暴走(加速)を表にしてまとめている。
暴走年表を参照。

減速スレ

暴走行為があったスレを「加速スレ」と呼ぶのに対して、1000レス消化に特に時間のかかった(WiiNaの基準では10日以上)スレを「減速スレ」と呼ぶ。
過去の減速スレを減速年表にまとめている。
  • ただし、2010年に入るあたりから全体的に速度が下がっているので、そろそろ「減速」の基準を変える必要があるかもしれない。


(*1)(*2)10万レス以前の暴走は1000レス消化に1時間以上かかっても中身によっては認定される。明確な基準がないので詳しく調査すれば加速スレはさらに増える可能性がある。しかし、調査する気はない。
(*3)IEでは問題ないが、FireFoxだとBackspaceキーで戻った時点で「返信する」が選択されていない。どうにも不親切な設計である。
(*4)とはいうものの、(WiiNaの経験上)503エラーが頻発したのはむしろ10万レス争奪戦の時期であり、その頃のサーバーは現在と比べてパワー不足だったか、そうでなければ当時(2007年3~4月)の全体的な負荷が想像以上に大きかったかのどちらかである。
(*5)あくまでも理論値。実際にやると1000レス以前にサーバーがダウンするか、アク禁を食らう可能性が高い。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
ウィキ募集バナー