【長文記事】ヨコドリ新聞新春特別連載特集~行く末
ヨコドリ新聞新春特別連載特集
行く末~第1回・教育制度改革
新年を迎え、人々は気持ちも新たに生活を始めているが、この国はそうはいかない。
去年から引き継いでしまった山積みの課題、ここではそれらの要点を整理し、
解決すべき課題を明らかにして行く。
昨年、シンゾウ総理が就任してまず最初に掲げた公約が「教育改革」である。
ご存知の通り、現行の教育制度では義務教育が実質10歳となっている。
これはトレーナー公式資格登用試験の受験が10歳から可能という事で、小学校4年で
学校を半ば中退することが認められているからである。しかし教育基本法では
「義務教育は15歳まで」と明文化されており、ここに矛盾が生じるのである。
総理の掲げる教育改革の内容とは、15歳までの義務教育という法律上の規定に沿って、
10歳でのトレーナー登用後も通信教育や夏季・冬季に集中して学習させるなどして
学力の隔たりをなくし、豊かな人間を育てようという事なのである。
現在の世間一般のトレーナーへの好感度は著しく低下している。これは近年の
「暴走族(珍走団)」と呼ばれるマナーを無視した悪質なトレーナーの増加が
一因と言われている。これらのトレーナーが発生した原因に、義務教育の不足による
「人間として心の教育」の不足が原因と言う声も多い。
これらを受けての教育改革である。
しかし、義務教育を15歳までとすれば長く勉強に縛られる事となり、トレーナーとして
優秀な人材が育たなくなるのでは? という反対意見も野党側から出ている。
どちらにせよ、総理の方針で国の行く末が決まるという事を肝に銘じ、
安直な結論に至らないようにして欲しいものだ。
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行く末~第2回・ポケモンとの共生
人間とポケモンとの共生は古来より試みが続けられてきた。しかし一部の人間は未だに
ポケモンを下等な存在として見下しているのが現状である。
前回の教育改革の話と絡んでくるが、ポケモンを自分の手足としか思っていない
トレーナー達が一向に減らない事は、核家族化などによる家族との交流の減少などの影響から
あたり前の事が家庭で教えらていないという事に要因の一つがあるのだろう。
学校教育で「あたりまえの事」を教えなければならない時代となったと言える。
教育改革でトレーナー達にもこれらの周知徹底を図らなければならないだろう。
共生に関係する話では、去年発生した「バンギラス被害」での一連の動きも
忘れてはならない。バンギラスの群れの土地破壊行為が人里に及ぶ恐れがあると判断した
国が駆除を決定、それに猛反発する愛護団体と大規模な衝突が起き、重傷者を出す騒ぎに
なったのは記憶に新しい。国が国民を守るのは義務でありこの駆除も正しい事である。
しかし、愛護派のポケモンを守るという主張も正しい。ただ、考えて欲しい。
ポケモンを愛護・保護するという事は心の底でポケモンの事を下等な保護すべき存在だと
認めていることになるのでは無いのか。愛護・保護という前に人間の活動が脅かされる時には
断固とした対応を取るべきである。一見ポケモンが可哀想に見えるが、それこそポケモンと
同等の立場にあるという証拠になるのではないか。今回は駆除といっても人間にとって
安全な山奥へ逃がすという事で、ここまで反発する事もなかったのではないかと思う。
なんにせよ、ポケモンと人間との共生、これが永遠のテーマだという事は間違いないだろう。
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行く末~第3回・インフラ整備
カントー・ジョウト間を高速で結ぶリニアが開通し、両地方が近くなった。
これは私も含め、国民のほとんどがそう思う事であろう。
しかし、このような高速輸送機関が建設された一方、地方のインフラ整備は
一向に進まない。まず道路の舗装率だが、市街地の舗装率がほぼ100%なのに対し
街の間を結ぶ主要幹線の舗装率は35%と、依然として先進国の中で最下位の水準である。
舗装率は50年前の10%から僅か25%の上昇に留まっている。
これは政府が永年の方針として「自然保護」を念頭に置いて来た為であろう。
その為政府は、鉄道網の整備に力を注いだのだが、現在各地方ではポケモンの「そらをとぶ」を
使った格安の輸送手段があり、またトレーナーの冒険が鉄道から徒歩へ著しくシフト等で需要が
都市内以外で急激に減少、各鉄道ともローカル輸送の赤字が増大、コスト削減などに追われている。
また、鉄道と併設する形で作られたサイクリングロード(国有・通行料格安)も利用者が減少しており
昨年末、民営化・通行料値上げの方針が発表され、デモが起こったのも記憶に新しい。
現在、都市間輸送はリニアを除くと衰退の一途であり、ポケモントレーナーや若い人々などはともかく、
これから増加するであろう高齢者には公共交通等が利用しにくくなってきている。
国はこれらの現状と解決すべき点を整理し、積極的に援助してゆくべきであろう。
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行く末~第4回・ポケモンの持つ能力の利用と悪用
ポケモンの持つ能力を利用する事は今までも盛んに行われてきた。トレーナー等が使用させる
「秘伝」と呼ばれる技がその代表例である。そして最近ではポケモンの能力を最先端技術に応用する
取り組みが盛んに行われている。
例えば、コイル等のポケモンが使用する技「電磁浮遊」、これを使った技術が昨年は話題となった。
SF映画等で登場する「空飛ぶ車」、これがこの技のメカニズムを応用する事で可能になると
国立研究機関が発表、実用化への実験を開始した事である。
「空飛ぶ車」が鳥ポケモン達と共に大空を飛ぶ日もそう遠くはないだろう。
その一方で、ポケモンの能力を悪用したハイテク犯罪が再び増加傾向にある。
90年代のポリゴン開発、2000年代初頭のロトム等、ハイテク関連のポケモンが多く現れたが、
ポリゴンは生産中止、ロトムは駆除されるなどしてその影響は少なくなったかに見えた。
しかし昨年頃から、パソコンの「ファイル交換・共有」ソフトにロトムやポリゴンなどを不正使用して
個人情報をネット上に漏洩させるというハイテク犯罪が頻発している問題がある。
第一種危険携帯獣に指定されるポケモンの不正使用であり、警察の慎重な捜査が続けられている。
ポケモンの能力・特性は良い方面に利用すればその無限の可能性を我々に提供してくれる。反面、
悪用すれば同様に危険性も無限大、という事にもなる。
ポケモンの持つ無限大の可能性を生かすためにも、
我々は悪用する心を根絶させる努力をしなければならないだろう。
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行く末~第5回(終)・メディア報道のヤラセ、没落
パソコン通信が盛んになった現在でも、テレビ、ラジオ、そして新聞と在来のメディアが
主流である。これは国民に習慣づいたことも要因だろう。
しかし最近、メディアにヤラセなど没落の兆しが目立つようになった。
最近の例では昨年10月にあさのひざし系列で放送された人気番組『金曜スペシャル』での
子供騙しとも言われた冒険企画の大々的なヤラセである。同番組はこの回以降、急激に視聴率を
落とした。また、昨年8月のヤマブキ系列・ポケモンチャンプでのポケモンバトルトーナメントでは
最初から前回チャンピオンが優勝するようにヤラセが行われた。なお同番組は放送打ち切りになっている。
これらから分かるように、国民が信頼を寄せ、楽しむメディアの発信側がこのようなヤラセ行為、つまり
視聴者、はたまた国民を馬鹿にする行為をして良いものだろうか。決して許されるはずがない。
ハイテクが発展した現在でも、在来のメディアが強い最大の理由である「長年の信頼」、
これを自分から壊しているのではないかと思う。
「面白ければそれで良い」という風潮がメディアに蔓延している現在、
このような体質を改善しなければ、在来メディアの没落は予想せずとも分かる事であろう。
(全5回・新春連載特集終わり)
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最終更新:2007年12月09日 22:11