リザードン
英名 charizard 学名 flare wolcris saurus
標準体高 1.7m 標準重量 90.5kg 特性:猛火
主な生息地:現在不明
「かえんポケモン」に分類される、二足歩行爬虫類(鳥類とする説もある)型ポケモン。
ヨーロッパや中東原産のポケモンで、「ドラゴン伝説」の原型となったとされる。
体色はオレンジが基調であり、その特徴として尻尾の先に炎が灯っている。
背中には羽が生えており、爬虫類型ポケモンが別系統(鳥類型)に進化する際の名残という
学説が現在のところ有力である。だが名残と言えども非常にうまく空を飛べる。
全ての足に鋭く尖った爪を持ち、牙も生えていることから、間違いなく肉食性である。
飛行能力に優れ、最大で1400mもの高さにまで上昇する事も出来る。
持続力は
カイリューの16時間以上には及ばないが、平常時でも3時間は飛び続けられる。
また、体内に「火炎嚢」と呼ばれる特殊な器官を持っており、生産したATPを燃料に
火炎を吐き出し、小さい岩程度なら一瞬で破壊する事が出来る。
「火炎嚢」は一頭のリザードンから僅か1つ、しかも小物入れ程度しか取れないが、
耐火性に優れ、また、一切の水分を通さない事から、印籠や財布、火薬袋に用いられた。
長生きする個体では数百年もの寿命があるといわれているが、せいぜい50年から
80年、長い個体でも100年が限界である。
繁殖は1度に平均で8個程度のタマゴを産み、生まれた個体が独り立ちできるまで
親が面倒を見ると言う鳥類以上の生物の特性より、リザードンは「移行期動物」の代表と
して、教科書や大学入試の生物学の問題によく取り上げられる。
リザードン系統最大の特徴は、誰もが「尻尾の火」だと言うであろう。
この火は前述の「火炎嚢」が発達した器官であり、生命維持に必要なエネルギー源を
ATPへと変化させる工程を促進させる働きがあると見られている。
その為、リザードン系は尻尾の炎が消えた時、寿命が来ると言われている。
ちなみに、この炎は基本的に外的要因では消えない。エネルギー源が不足すると
火力が弱まる様である。しかし、多くのリザードンが逆境に立たされた時にも尻尾の
火力を上昇させる事が出来る理由は、未だ解明されていない。
古代から、その激しい気性と類稀なる身体能力を買われ、兵器として用いられてきた。
その代表例としては、今から500年程前のジョウト・シンオウで起きた「エンジュの乱」がある。
当時の幕府軍は、外国よりリザードンを5頭譲り受け、(文献に古名「テンジクリュウ」)
10年間も惰性的に続いた争乱に蹴りをつけた、というのは既に常識であろう。
ヨーロッパ、中東地域でもリザードンを利用した戦争がたびたび起きたが、
彼等を制御できる者は非常に少なく、常にリスクの高い作戦であったと言う。
近代まで、すなわち
コイルやビリリダマ系のいわゆる「機械系不定形型」が発見されるまで
彼等の血塗られた歴史に終わりを告げなかった事が、我々人類の汚点である。
ちなみに、リザードンは国連による決議の結果、「第一級危険携帯獣」認定を受けたため、
これを扱う免許をもつトレーナーのみが携帯を許可される。違反して勝手に所持していると
厳しい罰則が口をあけて待っている事であろう。
【資料:「第一級危険携帯獣」リスト】
リザードン・カイリュー等の所謂「ドラゴン系」ポケモン
ポリゴン(プログラム改変による大規模ハッキングの後に法整備)
ほか約4系統、計23種。
最終更新:2007年06月18日 13:35