4度選考会に落ちた末の入学であるため、年齢的には彼女達よりも上。使用する楽器はクラリネット。
掟破りの入学を果たしたためになにかとやっかまれがちなスノウドロップの数少ない友人の一人で、
七楽門の一つ、火のタタラ家の分家筋であるユウナギ家の出身。後継者の居ないタタラ家に養子に入っているがまだタタラ姓を名乗る許可は出ていない。
幼少の頃は体が弱く、その療養のために山奥の別荘に来ていたところで一柱の
ボウライと出会う。初めての友人として仲良くなるものの、遠くなく突然の別れを経験する。だが、その時の思い出を胸にひたすら修練を重ね、独力で
精霊島学院へ入学できるまでになった。
性格は穏やかで優しく、
神曲楽士としても本来高い才能を持っている。しかし未だ一度も精霊と契約出来た事が無いため、周囲の者からは落ちこぼれのダメ楽士と見られている。
試験を前に何とか精霊と契約しようとトライアルを続けていたが、いつも精霊は集まるものの、契約の段になると突然謎の雷が落ちて逃げられるという事の繰り返しの中で、遂に物陰から自分を見つめる少女の存在に気付く。彼女こそかつて親交を深めたボウライの正体、紫の
始祖精霊リシュリーティンクであったが、かつての別れから十数年ぶりの再会であったことに加え、リシュリー当人でさえ共通点が見いだせないほど全く違う存在になっていたためにジョッシュがその事実に気づくことはなく、結果的にリシュリーが逃げだしてしまったことで契約には至らなかった。
ニューイヤーパーティーにおいてついにリシュリーにダンスを踊ることに成功している。
特徴的な点にいくつかタタラ・フォロンを連想させる点を持つものの、
コーティカルテのお眼鏡には叶わなかったようである。その後のコーティの発言を総合するところ、後の契約者タタラ・フォロンが彼の遠い子孫ではないかとおぼしき発言があるが、「フォロンは孤児であり、本人の認識が正しければタタラ家とはなんの関係もない」人間であること、また「孤児院を出るにあたって与えられてしまう」ほどタタラ姓自体の認識も当時とは異なっている(わざわざ孤児扱いして危険などから遠ざける必要性は薄い?仮にそうとしても、タタラ姓を与えてしまってはその意味がない)ことなど疑問が残る。
最終更新:2007年06月03日 23:47