改造していくと 元の技の性能が変わってしまって困る事があります
たとえば カズヤで閃光烈拳3発目を風神拳に変えて
この時に出る風神拳は中段属性にする といった改造をする時
風神拳の属性を中段に変えてしまうと
通常時の風神拳の属性データも当然中段に変化してしまいます。
このような時に 元の風神拳は上段で
改造で出す時に使う風神拳は中段のように差別化する場合の方法
いくつか方法がありますが 二つ紹介していきたいと思います
■ケース1「条件コードを駆使して、数値を変化させていく」
条件コード(Eコード)を使って差別化する方法です
どちらも同じ風神拳ですが、どのようにして差別化するというと
今回の件ですと
- 片方は普通の風神拳
- もう一つはLPLPから派生する風神拳
この違いがありますので
この違いを条件で指定していく事になります
LPLPから風神拳に派生した時
風神拳の属性を中段にする
LPLP以外から風神拳に派生した時(改造技以外で風神拳が出た時)
風神拳の属性を上段にする
このような感じでコードを組めれば作れます。
この ○○から××に派生した時 という部分が
ちょっとややこしいので説明します
条件で使う場所は 基本的に以下の二つ
0x0036F908 xxxx→今現在画面に出ている技の番号
0x0036FAC4 yyyy→次に出る技の番号
0x0036FAC4 yyyyこちらのyyyyの場所ですが
何もコマンドを入力していなければ0000となっていて
変化がありませんが、コマンドを先行入力した時や、コマンド入力してから
0フレーム目に 画面に表示される前に一瞬技番号が格納されます。
この二つのアドレスの特性を使い 上記のコードを組んで見ます
0xE00201A8 0x0036F908 → 今出ている技がLPLPの時
0xE00101EB 0x0036FAC4 → 次に出る技が風神拳の時
0x10DAA7A0 0x00000217 → 風神拳の属性を中段にする
0xE00201A8 0x1036F908 → 今出ている技がLPLP以外の時
0xE00101EB 0x0036FAC4 → 次に出る技が風神拳の時
0x10DAA7A0 0x00000512 → 風神拳の属性を上段にする
このような感じです。
コードの行数が1行でも惜しい場合は
0xE00101EB 0x0036FAC4 ここが重複しているので
0xE00401EB 0x0036FAC4 → 次に出る技が風神拳の時
0xE00101A8 0x0036F908 → 今出ている技がLPLPの時
0x10DAA7A0 0x00000217 → 風神拳の属性を中段にする
0xE00101A8 0x1036F908 → 今出ている技がLPLP以外の時
0x10DAA7A0 0x00000512 → 風神拳の属性を上段にする
このように変更しても大丈夫だと思います。
Eコードを使う勉強にもなりますし
いろんな所でも使えますので 覚えておいて損は無いかと思います。
■ケース2「没技を利用する」
この場合は 没技を潰して 新たに風神拳をもう一つ作ってしまう方法です
しかし、都合よく没技が無いと使えませんが
私の調べた限りですが、すべてのキャラクターに
エディやクリスティのような座りの構えみたいな物が存在しているのを
確認しています。
没技の技番号や、技アドレスは使うキャラクターによって多少かわりますが
どうやら8LP(垂直小ジャンプLP)の技番号の手前の番号~7個手前の番号が
没座り構え関係のようです(すべてのキャラで試したわけでは無いです)
実際にカズヤの閃光烈拳3発目の技番号を変更して
確認してみましょう
まずは 8LPの技番号→0116
次にLPLPからRPの派生場所→0x00D87CD0
ここの数値を0116から7個手前の数値(010F)にして見ましょう
没技に派生するともいます。
この没技(010F)普段は見たことも無いので
ここを新たな風神拳のスペースとして利用します
まずはこの没技(010F)の技アドレスを調べます
→0x00DA6640
次に風神拳の技アドレスを調べます
→0x00DAA790
次に風神拳の技アドレスの内部を丸ごと没技のアドレスへコピーします
0x50DAA790 0x0000004C
0x00DA6640 0x00000000
最後に この没技スペースにコピーしてきた風神拳の属性データを
中段へ変更します。
→0x10DA6650 0x00000217
以上です。
最終更新:2009年08月28日 07:07