ギーガー(ぎーがー)
アストラル・ナーヴァ内の地下格納庫に納められていた巨大な
禁人種。創造したのは
カプリコと思われる。
外見は仏教上の餓鬼を思わせるような体型をしており、顔の作りも非人間型禁人種同様に醜怪なものとなっている。
禁人種の中でも非常に大型の禁人種であり、それに比例するかのように戦闘力も高い。
複数体が存在し、それぞれにナンバリングがされている。
細かい点ではあるが、個体ごとに
イルミナの位置や眼球の数が異なるなど差異が見受けられるため個体ごとにの実力差があるのだろうか?
しゃがみこんだり中腰の体勢のまま戦っていたので定かではないものの、カイルとの対比から少なく見積もっても全高は100m以上という巨大さである。
ギッザーニのように人語を話したり考えたりするだけの知能はなく、ただカプリコの命令に従って暴れる程度の知能しかない模様。
とはいえ、その巨躯と凶暴性には目を見張るものがあり、攻撃力と俊敏性を兼ね合わせ耐久力まで高いという極めてハイスペックな禁人種である。
単純な膂力のみならば
カイルすらも上回り、正拳を突き出した彼を平手打ちで押し返し地面に叩きつけてしまうほど。
知性が低く巨躯にもかかわらず波状攻撃や連携攻撃といった集団戦術が得意という厄介な一面を持っており、手負いのカイルを苦戦させた。
非人間型の禁人種の中ではおそらく最強格に位置する禁人種であり、このレベルになると弱点であるイルミナを砕くことも難儀になるようだ。
途中まで有利に戦いを進めていたが、突如、
朧の乱入を受け、01~03号は
生命融和の力により朧に取り込まれてしまった。
あちこちにイルミナらしきものが埋め込まれていたところから察するに、
ゴルドフと同じように複数の生命、あるいは複数の禁人種を融合させて作られた禁人種なのかも知れない。
最終更新:2023年08月09日 13:15