特殊脳医学研究開発機構(とくしゅのういがくけんきゅうかいはつきこう)
山間に作られた施設内部に設けられた機関。
グリゴリ機関の親戚のような機関で、小説第一巻「終わらない詩」の舞台となった。
施設は要塞のような異様を醸し、接近する者や侵入者には殺害許可も降りているという物騒さで、
多数の武装警備員のほか、幾重にも監視装置や警報を設置するなど厳重な警備体制がしかれている。
とはいえ、
弥勒にとっては些事同然の警備レベルであり、彼の侵入を拒むことはできなかった。
最深部の行き来には特殊鋼で作られた巨大な扉をくぐらねばならず、
それには指紋および網膜センサーによる認証システム、桁数すら想像できないほどの暗証番号などハイテクが利用されている。
歌声の主はその内部にある最重要保管庫に保管されていた。
その後の詳細は描かれていないが、グリゴリ機関の前例を鑑みるに
弥勒が脱出する際、内部の人間は皆殺しにされ建物も完膚なきまでに破壊されたものと思われる。
【関連語句】
最終更新:2013年09月14日 18:36