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仲間NPC

仲間NPCのHPを厳密に管理することはDMの負荷を増大させるため、HPは『負傷段階』によって管理する。
負傷段階は『無傷→軽傷→負傷→重症→瀕死→行動不能』の6段階となる。
1回のアクションで複数回の攻撃を受ける場合でも、NPCは1段階しか負傷しない。
行動不能段階になったNPCはその場に倒れ無力状態となり、行動不能段階でさらに攻撃を受けた仲間は死亡する。
負傷段階を回復する場合、その方法が魔法以外なら*1常に1段階のみ回復する。
魔法で回復する場合、その呪文レベルに等しい段階が回復する。
休憩をとる場合、負傷段階は小休憩で1段階、大休憩で3段階回復する。

フレンド

単独戦闘が可能なキャラクターは、PCと関わらず単体で戦闘を行える。この状態を「フレンド」と呼ぶ*2
フレンドのイニシアチブ値は常に10となり、ダメージは固定値*3を与える。

フレンド・アクション (FA)

フレンドには通常のアクションの他に、PCの近くにいる場合のみ使えるアクションが設定されている場合がある。これを「フレンド・アクション」と呼ぶ。
フレンド・アクションはすべてのフレンドに共通するものと固有のものがある。
以下のリストでは固有アクションがあるものに限り「FA:あり」と表記する。

タッグ

単独戦闘が不可能なNPC、また単独戦闘が可能なNPCの一部は、PCと一緒に行動することでさまざまな効果を与える。この状態を「タッグ」と呼ぶ。1人のPCは1体のNPCとのみタッグを組むことができる。
タッグを組んでいるPCが範囲を対象とする攻撃またはクリティカル・ヒットを受けた場合、タッグを組んでいるNPCにも負傷段階が発生する。
範囲攻撃の場合、タッグを組んだPCはダメージを倍受けることでタッグ相手を「かばう」ことができる。この場合、負傷段階は進行しない。

タッグを組んでいるPCまたはNPCが無力状態になった場合*4、タッグは解消される。
無力状態になったのがNPCであるなら、NPCはタッグを組んでいたPCから5ft以内の何ものにも占められていない空間に現れ、倒れて伏せ状態となる。
無力状態になったのがPCであるなら、NPCはタッグを組んでいたPCから5ft以内の何ものにも占められていない空間に現れ、フレンドあるいは戦闘行動不可のNPCとして扱う。
PCもしくはNPCが無力状態から回復した後も、戦闘中に再度タッグを組むことはできない。

タッグ・トレイト (TT)

タッグを組んでいるNPCはPCに「タッグ・トレイト」を提供する。タッグ・トレイトはタッグを組んだPCの特性として機能する。
タッグ・トレイトは特記がない限り常時効果を発揮し、効果を受けないことを選択できない。

タッグ・アクション(TA)

タッグ・トレイトのうち、使用回数やタイミングに制限があるもの(常時効果を受けないもの)は「タッグ・アクション」に区分される。

仲間PC

PCとして登場したキャラクターがNPCとして登場する場合、フレンドとして扱う。

目次


同行中

MISAO:68型07号

  • 単独戦闘不可
- ...
  • TT:超音波探査
    • キャラクターの感覚に「疑似視覚(60ft)」を追加する。また、超音波を聞き取る聴覚を得る。この特性はボーナス・アクションを使用して終了、または再開することができる(終了を宣言していない限り常に使用しているものと見なす)。
    • この特性を使用している間、「超音波を聞き取る」能力を持つクリーチャーは、疑似視覚の範囲内で【判断力】〈知覚〉判定DC10に成功することで、この特性を持つクリーチャーあるいはタッグを組んでいるPCの居場所を探知できる。
  • TT:戦術的知見
    • パーティはイニシアチブ・ロールに有利を決定するための【敏捷力】判定に“習熟”*5を得る。[20210314修正]
  • ホムンクルス三原則
    • ホムンクルスは単独戦闘を行うことができない。
  • FA:不明

モグリン

  • 単独戦闘不可
- ...
  • TT:トレハンクポ!
    • ダイスによってランダムに報酬や財宝を決める時、その出目が奇数なら半減(最低1)、偶数なら2倍にする。
  • TT:パニックポ!
    • 遭遇全体に「大混乱」効果が適用される。毎ラウンドの終了時に遭遇に参加しているクリーチャーは全員イニシアチブを再ロールし、新しい結果を使用して次のラウンドを行う。
    • タッグを解消することでこの効果は適用されなくなる(同行しているだけでは発生しない)。
  • モーグリの種族特徴
    • モーグリは不可知状態(魔法的な方法以外では知覚できない)として扱う。この効果はクリスタルの加護を持つものには発揮されない。
    • モーグリはなんらかのキャラクター・クラスを得ない限り単独戦闘を行うことができない。
  • FA:不明

別行動

ザリフ

  • 単独戦闘可(戦闘力:低)
- ...
  • TT:不明
  • FA:不明

ニシュラ

  • 単独戦闘可(戦闘力:中)
- ...
  • TT:料理上手
    • 小休憩中にパーティメンバーがヒットダイスを使用してHPを回復するとき、追加で+1D4回復する。
  • TA:捨て身の一撃
    • 1回の戦闘ごとに1回、1段階の負傷と引き換えに1回の攻撃のダメージロールの出目を最大にする。この効果はクリティカル・ヒットおよび限界突破と同時に使用できる。
  • FA:あり

ラニク

  • 単独戦闘可(戦闘力:低)
+ ...
  • TA:奮闘
    • タッグを組んだPCの攻撃がヒットした、またはダメージを与える呪文を発動した時、1ターンに一度だけ追加で1d6のダメージを与える。
  • TA:攪乱
    • 1ターンに一度、タッグとなったPCの行う攻撃の出目を+2、または使用した呪文に対するセーヴィング・スローの出目を-2する(出目自体を低下させるため、出目20は発生せず、また出目2・3でも自動失敗となる)。
  • FA:なし

シド (シンダリン・ダリウス・モルファス)

  • 単独戦闘可(戦闘力:中)
- ...
  • TT:頑健な足腰
    • 強制移動(押しやりや引き寄せなど)を受けない。
  • TT:職人気質
    • 習熟した道具を扱う時、通常の習熟ボーナスの代わりに習熟ボーナスの2倍を加算する。
  • TT:石工の勘
    • 石造物の由来に関する【知力】〈歴史〉判定を行う際、〈歴史〉に習熟しているものとして見なされ、かつ通常の習熟ボーナスの代わりに習熟ボーナスの2倍を加算する。
  • FA:不明

リド (リドニア・ミルファリー・アモルファス)

  • 単独戦闘可(戦闘力:低)
+ ...
  • TT:交渉人
    • 口頭でしゃべる場合の【魅力】〈威圧〉〈説得〉〈ペテン〉判定に有利を得る。
  • TA:ハートブレイカー
    • 1戦闘に1回、1回の攻撃または呪文によるダメージに追加ダメージを加える。この値はタッグを組んでいるPCの一番高いクラスレベルと同じレベルのローグの「急所攻撃」のダイスに等しい。
  • FA:あり

ミスキ

  • 単独戦闘不可
+ ...
  • TT:変わりゆく身体
    • [毒]ダメージに対する抵抗と、状態異常[毒]に対する完全耐性を得る。また、伏せ状態から立ち上がる際の移動速度の消費が5ft分ですむ。
  • TT:足手まとい
    • [精神]ダメージによる範囲攻撃およびクリティカル・ヒットを受けた場合、ミスキの負傷段階は二段階進行する*6。また、PCはボーナス・アクションを行うことができない。

サイラス

  • 単独戦闘可(戦闘力:高)
- ...
  • TT:不明
  • FA:あり

MISAO:68型02号

  • 単独戦闘不可
+ ...
  • TT:超音波探査
    • キャラクターの感覚に「疑似視覚(60ft)」を追加する。また、超音波を聞き取る聴覚を得る。この特性はボーナス・アクションを使用して終了、または再開することができる(通常、終了を宣言していない限り常に使用しているものと見なす)。
    • この特性を使用している間、「超音波を聞き取る」能力を持つクリーチャーは、疑似視覚の範囲内で【判断力】〈知覚〉判定DC10に成功することで、この特性を持つクリーチャーあるいはタッグを組んでいるPCの居場所を探知できる。
  • TT:戦術的知見
    • パーティはイニシアチブ・ロールに有利を得る。
  • ホムンクルス三原則
    • ホムンクルスは単独戦闘を行うことができない。
  • FA:不明

未加入

アカラベス

  • 単独戦闘可(戦闘力:中)
- ...
  • TT:不明
  • FA:不明

template

name

  • 単独戦闘可/不可(戦闘力:高中低)
+ ...
  • TT:
    • 効果
  • FA:
    • 効果

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最終更新:2021年03月14日 05:34

*1 何ポイントのhpが回復する方法であっても

*2 単独戦闘不可のキャラクターが戦闘中に単独行動できないわけではない。この場合、戦闘行動を行えないNPCとして扱い、フレンドとしては扱わない。

*3 ダメージダイスの平均値を使う。

*4 つまり無力状態を内包する気絶・石化・麻痺・朦朧状態の場合も

*5 習熟ボーナスを加算できる。

*6 瀕死段階で受けた場合は行動不能段階に留まる。