変体仮名は、生まれたけど生き残れなかったひらがな。
概要
生まれたけど生き残れなかったひらがな
小学校で当たり前のように習う平仮名だが、実はその歴史は比較的浅く、今の平仮名に整理されたのは1900年に帝国教育会国語改良部が「ひらがなは1音につき1文字にしてね」と決めて以降のことである。
その際に淘汰された、昔は使われていた平仮名が「変体仮名」である。
その際に淘汰された、昔は使われていた平仮名が「変体仮名」である。
変体とは「体裁が普通とは違う」という意味であり、決してそういう意味ではない。
ちなみに「ゑ」「ゐ」は現代ではもっぱら使われることはないが、初版筆者が調べた限りでは変体仮名としては扱わないことが多いようだ。
日常で見られる変体仮名の例には以下のようなものがある。
- 花札の「あかよろし」の札。その見た目から「あのよろし」だと思っている人も多いが、「の」に見える文字は「か」の変体仮名である。
- 蕎麦屋の看板。前述の通り今の平仮名は100年ちょっとの歴史しかないので、それ以上の歴史がある老舗の蕎麦屋などでは店名に変体仮名が使われていることがある。
- QuizKnockの動画。
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