邪推SS/デイビス(SC46～SC??) - 天制覇wiki PUK（パワーアップキット）

邪推SS/デイビス(SC46～SC??)

惑星セタの商家出身
女の子と遊ぶ方が多いほど寡黙で臆病な子供だったらしい
１５の時「気が弱すぎる！」と父親に半ば強制的に軍学校へと入れられた（軍とのコネのためでもある）
軍学校では試験の上での成績は良いが
シミュレートや実戦では性格が災いし赤点すら取った事もあり
教官に「軍人には向いていない」とはっきり告げられた事もあると言う

しかし彼自身戦争や格闘に向いてないと言う事を自覚しており
軍学校時代から地道にセタ内の商人などを通じてコネを形成しており
卒業する頃には『セタの若旦那』と言えば大抵の商家、企業で通じるほどの莫大なコネを得ていた

そのコネを形成する力を見出され正式にセタの政務官として登用される
臆病さゆえか建築物の欠点や民衆たちの反感など『日常での危険』を素早く察知する事に優れており

兵士達が使う武器、搭乗する艦なども事故の可能性を限りなく低くする改造の指示などもした
とかく安全を重視する為には意見を譲らず、「戦いもせずに口だけは達者」と軍の上層部には嫌われていた

しかし覇王ミディアからは「彼がいなければセタは発展しない」と期待され
それに応える形で自らのコネを使い、武器の仕入れなど金欠気味のミディア領の財務官とも呼べるほどの仕事をしていた

それ以外にも誰よりも早く出勤し掃除をしたり、寒い日には暖房などを入れたりと雑用もためらい無くする心遣いからか
意外にも女性事務官達にはモテていたそうだ

また建築予定地にも朝４時から下見をし後に来た監督者に細かく作業工程などを聞き続け
後年は専門家も舌を巻くほどの知識を身に付けていたと言う
ミディアがバンに領土を譲った時、目立った活躍も無い彼をなぜ高いくらいにつけているのかを尋ねたという話がある
ミディア曰く「彼は政治と言う戦場では天才だから」と答えたそうだ

しかしバンにとってはセタを併合した事により前線に赴ける将官が欲しかったらしく
彼自身には目もくれなかった、彼は広い領土の中で武器の暴発や民衆の暴動が起きる度に心を痛め
コネを通じ難民や負傷者の受け入れを積極的に行い、工場等の労働力と変える事でセタの経済をさらに潤わせた

そしてトットンが独立、独立を考えた時セタに驚異的な影響力を持つ彼に真っ先協力を申し込んだ
争いを好まない男だから難航すると思っていたトットンだったがあっさりと協力を約束したので理由を尋ねると
「セタでもバンへの不満が高まっていますし、そろそろ景気も頭打ちなので・・・」と申し訳層に答えたそうだ
トットンは全く性格が違うが正直な彼を気に入り文将の立場を渡そうとしたが
彼自身から「分不相応です」とバッサリ断られたと愉快そうに話をしている

後年平穏が訪れるとセタはさらに急速に発展した
彼は病に冒されて入院する、見舞いに訪れた部下一同たちに対して
「僕は臆病だから格好良い事は出来ないし言えないけど、
これからは子供たちが戦争ごっこなんかしない世の中が良いなぁ・・・」と告げ安らかに永久の眠りへと付いた

後年歴史書に『セタの父』と書かれ、立派な胸像までも建てられた彼だが
彼の子供は「天国で顔を真っ赤にしてるんじゃないかな」と心配そうである

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