邪推SS/イブ(SC76~SC??)
ノーズ恒星系セタの覇王トットンの王妃イブ。良妻賢母として知られる彼女だが、
実は彼女の過去には不明な点が多い。
ノーズの覇者バンに仕官し、トットンと結婚する以前の経歴が平民出身であること意外
抹消されているのである。何故なのか?
調査を進めていくうちに、地球である答えにたどり着いた。イブの公式データベース上の
配偶者の欄に夫であるトットンではなく、地球の覇王アグデッパの名が書かれていた。
清楚で夫であるトットンを支え息子ノムを育てた良き母親からは想像できない過去だった。
なお、これは地球でイブの同僚で親友だったとされる軍病院勤務士官の日記である。
公式記録でないため信憑性についてはご容赦願いたい。
実は彼女の過去には不明な点が多い。
ノーズの覇者バンに仕官し、トットンと結婚する以前の経歴が平民出身であること意外
抹消されているのである。何故なのか?
調査を進めていくうちに、地球である答えにたどり着いた。イブの公式データベース上の
配偶者の欄に夫であるトットンではなく、地球の覇王アグデッパの名が書かれていた。
清楚で夫であるトットンを支え息子ノムを育てた良き母親からは想像できない過去だった。
なお、これは地球でイブの同僚で親友だったとされる軍病院勤務士官の日記である。
公式記録でないため信憑性についてはご容赦願いたい。
中流階級の一般市民の家系に生まれたイブは、14歳の時に地球へ仕官している。
詳細は不明だが、自分を育ててくれた両親に少しでも楽をさせたいと生活が保障されている
軍属の道を選んだと推測される。
詳細は不明だが、自分を育ててくれた両親に少しでも楽をさせたいと生活が保障されている
軍属の道を選んだと推測される。
地球へ仕官後、18歳になった彼女はある任務の為、覇王庁から呼び出しを受ける。
極秘任務だと言うので、敵地への諜報か何かだと思っていたそうだが、
内容は覇王アグデッパの介護だと言うのだ。
当時、アグデッパは頭こそしっかりしていた(当時は)が既に73歳、体力の限界を感じていた。
歩くのには杖を要し、転ぶことも多く、ごく稀に失禁も見られたと言う。
そこで、周囲はアグデッパを何とか説得し、少なくとも公務で出歩く時意外は介護師の介護を受けるよう
取り計らったと言う。
軍属になる前は介護師を志していたイブは快く了承。以降、覇王アグデッパの介護を献身的に行った。
極秘任務だと言うので、敵地への諜報か何かだと思っていたそうだが、
内容は覇王アグデッパの介護だと言うのだ。
当時、アグデッパは頭こそしっかりしていた(当時は)が既に73歳、体力の限界を感じていた。
歩くのには杖を要し、転ぶことも多く、ごく稀に失禁も見られたと言う。
そこで、周囲はアグデッパを何とか説得し、少なくとも公務で出歩く時意外は介護師の介護を受けるよう
取り計らったと言う。
軍属になる前は介護師を志していたイブは快く了承。以降、覇王アグデッパの介護を献身的に行った。
それから、数年がたちアグデッパは物忘れが目立つようになり公務にも目立たぬ様にではあるが、
イブが同行することも多くなった。
イブが同行することも多くなった。
そんなある日の夜、事件が起こる。イブの同僚によると事務所で休憩を取っていると、
アグデッパからの呼び出しベルが鳴ったという。
当時、アグデッパの介護は3交代制で、その時はイブが担当していたと言う。
不思議に思いながらも、急いで駆けつけるとアグデッパが裸でいすに腰掛けていた。
ふと、ベッドの上を見ると、無残に陵辱されたイブがぐったりと仰向けに倒れていた。
呼び出しのベルは「イブが大人の事情の後、気を失ったので運び出せ」と言う命令だった。
驚いた同僚であったが、彼女を急いで休憩室に運んで介抱したとされる。
意識を取り戻したイブは狂った様にわめき泣き崩れ、2週間ほど家に引きこもったと言う。
アグデッパからの呼び出しベルが鳴ったという。
当時、アグデッパの介護は3交代制で、その時はイブが担当していたと言う。
不思議に思いながらも、急いで駆けつけるとアグデッパが裸でいすに腰掛けていた。
ふと、ベッドの上を見ると、無残に陵辱されたイブがぐったりと仰向けに倒れていた。
呼び出しのベルは「イブが大人の事情の後、気を失ったので運び出せ」と言う命令だった。
驚いた同僚であったが、彼女を急いで休憩室に運んで介抱したとされる。
意識を取り戻したイブは狂った様にわめき泣き崩れ、2週間ほど家に引きこもったと言う。
同僚によると、軍からの一様の謝罪と賠償を受け、傷心ながらも職場へ復帰した彼女だが、
アグデッパの介護からは外されず(アグデッパから圧力が掛かったそうである)、
それからも、たびたび呼び出されアグデッパに犯され、身も心もズタズタになった彼女は
見る見るやつれていき、ついには自らアグデッパの部屋に足を運ぶほど精神を病んでしまったと言う。
アグデッパの介護からは外されず(アグデッパから圧力が掛かったそうである)、
それからも、たびたび呼び出されアグデッパに犯され、身も心もズタズタになった彼女は
見る見るやつれていき、ついには自らアグデッパの部屋に足を運ぶほど精神を病んでしまったと言う。
それから暫くたち、再び事務所にアグデッパからの呼び出しベルが鳴る。
また、イブに手を出したのかと思い急いで駆けつけた同僚だが、
部屋に入ると数人の役人と、アグデッパ、奥にはウェディングドレスを着たイブがいた。
訳が解らず、そばに居た役人に問いかけると「陛下はイブ殿と臥所を共にした。よって婚儀を
執り行うと言い出しました」という。
すでに、正妻キャサリンが居る身ゆえに問題ではないかと聞くと、「イブは余の世話を献身的にしてくれた
よって夫婦となったも問題ないだろう」と言う意味不明の理屈である
すでにアグデッパには痴呆の気が見られ、役人や側近たちもアグデッパに意見して粛清されるのを恐れていた為、
文句をいえなかったのである。
当のイブの目には光は無く、泣いているのか笑っているのかも解らない表情で、ただ無言で座っていたと言う。
こうしてアグデッパとイブの婚儀が執り行われ、2人は晴れて『夫婦』となったのである(アグデッパはボケていても、
正規の手続きをとり、役所のデータベースにまで乗せ、自分もそれを確認したと言う)。
また、イブに手を出したのかと思い急いで駆けつけた同僚だが、
部屋に入ると数人の役人と、アグデッパ、奥にはウェディングドレスを着たイブがいた。
訳が解らず、そばに居た役人に問いかけると「陛下はイブ殿と臥所を共にした。よって婚儀を
執り行うと言い出しました」という。
すでに、正妻キャサリンが居る身ゆえに問題ではないかと聞くと、「イブは余の世話を献身的にしてくれた
よって夫婦となったも問題ないだろう」と言う意味不明の理屈である
すでにアグデッパには痴呆の気が見られ、役人や側近たちもアグデッパに意見して粛清されるのを恐れていた為、
文句をいえなかったのである。
当のイブの目には光は無く、泣いているのか笑っているのかも解らない表情で、ただ無言で座っていたと言う。
こうしてアグデッパとイブの婚儀が執り行われ、2人は晴れて『夫婦』となったのである(アグデッパはボケていても、
正規の手続きをとり、役所のデータベースにまで乗せ、自分もそれを確認したと言う)。
それから数日後、イブが行方をくらます。脱走であると憲兵たちが彼女のマンションへ駆けつけたが、
既にもぬけの殻だった。だが、部屋には沸騰したヤカンが音を立てて鳴っており、電子レンジには
解凍された冷凍食品が、テレビもつけっ放しで、戸締りもしていなかったと言う。
既にもぬけの殻だった。だが、部屋には沸騰したヤカンが音を立てて鳴っており、電子レンジには
解凍された冷凍食品が、テレビもつけっ放しで、戸締りもしていなかったと言う。
その後、この件に関しては緘口令が引かれ。軍のデータベースから彼女の経歴の一切が削除された。
ア族の権威失墜を恐れての処置だったのだろう。だが、後に起こったララウィン暗殺、ブラウンの即位、
反地球同盟とごたごたが続き、役所のデータベース削除にまで手が回らなかったものと推測される。
ア族の権威失墜を恐れての処置だったのだろう。だが、後に起こったララウィン暗殺、ブラウンの即位、
反地球同盟とごたごたが続き、役所のデータベース削除にまで手が回らなかったものと推測される。
その後、彼女の存在が明らかになったのは100年のノーズ恒星系ストーである。
それからの経緯はみなが知ってる通り、トットンと知り合い結婚。ノムの誕生、セタでの旗揚げ。
トットンも彼女の過去は深く追求しなかったようで、セタの軍データベースでも彼女の経歴は白紙である。
それからの経緯はみなが知ってる通り、トットンと知り合い結婚。ノムの誕生、セタでの旗揚げ。
トットンも彼女の過去は深く追求しなかったようで、セタの軍データベースでも彼女の経歴は白紙である。
なお、この事件を記した同僚はアグデッパの死後、他の同僚らと共に「一身上の都合」で退職しており、
その後の消息は不明である。
その後の消息は不明である。