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バリー(SC62~SC141)

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邪推SS/バリー(SC62~SC141)


アダムス、アベル、バニアウのアイネ3代に仕えた武将

アダムス旗揚げ時のメンバーとして名を連ねている彼だが、
頭は良かったが、それ以外はからっきしであり、
その細い体系ゆえ周囲からは「萌やし」とあだ名されていた

その為本人も軍人には向いていないと、学者か教師になろうとしていたが、
彼の頭脳を欲した地元覇王アダムスの強い意思により
「戦場に出ないこと」を条件に15歳で彼に仕官する羽目となった


「アダムス軍に、これあり」と言われるほど頭の良かったバリーだが、
自らの提案が本人の意図しない所で作用する事が多くあり、
本人も「失敗した」と漏らすほどだった
それの最初となったのがナーハン制圧~ロゴとの同盟までの
俗に言うサウズ東部戦役である、

その最初が、アダムス政権最初にして最悪の愚行と言われる覇王アベヤクーンの処刑である
ナーハン制圧後、捕縛した覇王アベヤクーンの処遇を巡り会議が行われていた
「アベヤクーンの技術開発に対する能力は秀でるものがある
彼を生かし恩を与えておくべきです。
そうすれば陛下に忠誠を誓い、我が帝国の基盤は磐石になりましょう」
とバリーは提案した
所が、普段は温和で知られるアダムスだが、先代から続く因縁から許すことが出来ず
「そんな才能を持っているなら生かしておくほうが危険だ」
とアベヤクーンを処刑してしまう

これだけなら、ただ単に家臣の進言を主君が聞き入れなかっただけで終わるだろう
だが、これが数年後の伏線になる

カスマンも制圧し、ロ族の長・ロゴの拠点ラエ目前まで兵を進める
すると一転ロゴから「同盟」を求める使者が訪れる
「これは首都を脅かされたロゴの苦し紛れの命乞い
このまま兵を進めるべきです」
と言ったバリーだが、アダムスは同盟を受け入れると言い出し
「敵に恩を与えておくことが大事と言ったのは、帥ではないか」と発言。
「野心ある敵に恩は与えるべきではない」と反対するバリーだが
アダムスは聞き入れず同盟を結んでしまう
また、ロゴ牽制の為カスマンへの遷都と進言したが
「盟友となったロゴを脅かしては、同盟に傷が付く」と反対
バリー最初の「失敗した」であった

それから10数年後2度目の「失敗した」が訪れる
当時、ロゴはバン、アキとラバウルを巡り抗争を繰り広げている最中であった
この時ロゴはアダムスにラバウル戦役への参戦を要請
アダムスも承諾しラバウルへ出兵する

この時、アダムス軍はアキの防衛艦隊を撃墜し
ロゴのラバウル制圧に貢献したわけだが、
その功績と引き換えにとんでもない者を持ち帰る
それは、アジェの元軍師で悪名高いエーエスである

盛んに仕官を求めてきたエーエスだが、彼の悪名を聞いていたバリーはこれに反対
この時はアダムスも賛成した為、事なきを得るかに見えた
だが、この時足を引っ張ったのが王妃ソニアであった

当時、アダムスは旧アベヤクーン王妃で
3美人の一人側室ファーリに夢中であった
一方正妻ソニアはと言うと、王子アベルが産まれてからは
アダムスとセックスレスになっていた

これを見たエーエスは偶然拾った面会パスを使い王妃の部屋に侵入
彼女を犯しを犯し篭絡させてしまう
彼の言いなりになったソニアは
「エーエスはアジェ、アキの所で分将にまでなった。彼の才能を生かすべきだ」と発言。
妻の言うことならばとアダムスもこれを了承
「エーエスは都合悪くなれば主君を裏切る男」と反対するバリーに
ソニアは「敵に恩を施す。そういったのは貴方ですよね」と例の話を再び引き合いに出し
アダムスも「そうだ。そうだ」と言い出し、2度目の「失敗した」を味わう

当初は大人しくしていたエーエスだが、アダムスが死ぬと本性をあらわにした。
性奴となった太后ソニアの権威を利用し暴利を貪ったのである
これを見たロゴが同盟を破棄しカスマン、ナーハンを占領
アイネに迫ると案の定エーエスは裏切りロゴに降服
アダムス、アベル王朝はあっけなく滅亡してしまった

ロゴ領となったアイネで生き甲斐を無くしていたバリーの前に一人の若者が現れる
バイザーをした怪しい風貌の青年で、名をバニアウ
後にプロベットと銀河を2分する大勢力を作り上げる男である
彼と議論をしていくうちに彼の理想才能に共感を得たバリーは
「彼なら間違いなく天制覇を成せる人物」と見込み親交を深めていった

やがて、バニアウがパメラと共にロゴを追放
バニアウもパメラと対立し挙兵するとバリーもバニアウに協力し挙兵する

アイネの掌握に成功したバニアウに
「いまだ国の基盤は軟弱。これを打開する為にも
アタックとパンを味方に付けるべき」と進言した
バリーのアドバイス通り、バニアウの元に集った2人だが
やがて、バリーが3度目の失敗を味わうことになる

2人ともバニアウの右手として予想以上の活躍を見せ、
バニアウ王朝のサウズ平定に貢献した
だが、アタックは占領した惑星で略奪狼藉を働き
それを咎めるパンと対立。
それが、文武官全体の対立にまで拡大し、国家機能麻痺寸前まで行った

この時バリーは「アタックの所業には目に余るものがある。処刑するべき」としたが、
バニアウは「アタックの功績を考えると処刑は軍の士気に関わる
謹慎処分にして、後々アタックに償わせるべきだ」と反対
結局、バリーが折れる形で対立は収束に向かうも
やはり「失敗した」と感じていた

そして4度目の失敗はバニアウがプロベットと直接ぶつかった時である

銀河2大勢力の直接対決。大激戦が予想されたが
万全の体制のプロベットと、文武官の対立で亀裂の入ったバニアウとでは
結果は明白であり、またアタックの蛮勇(勝手に飛び出していった)のせいで
旗艦を撃墜され、指揮系統を失った艦隊は大敗
ウェズ属領を全て奪われてしまう

この時、バニアウに徹底抗戦を訴えたバリーだが
これに反対したのがパンだった
かつて、パンがプロベットのところへ交渉に行った際、
プロベットに「バニアウなど何時でも滅ぼせる」と言う
無言の恫喝を受けていたためバニアウに降服を進言

「サウズはウェズと違いバニアウに忠誠を誓う惑星が多い
まだ戦う余力はある」としたが、
パンは「プロベットの所にはアズマやバイアグラ、ショーンの他
あのラーでさえ味方に付いた
そんな規格外の連中に勝てると本気でお思いか?」
として名誉ある降服をするべきだとした

結局バニアウがパンの提案を聞き入れ降服
バリーは4度目の「失敗」を味わった

降服後、バニアウ本人と重鎮たちは土星衛星への出頭を命じられるが
バリーはこれを無視し「老兵に居場所は無し」と退役してしまう

それから間もなくバリーは病に倒れ入院してしまう
そして見舞いに来たバニアウにこう言った
「プロベットに気をつけろ。いずれ、奴も君の野心に気づき
危険視するようになる。いずれ、アタックやパンも粛清されるだろう」

それから間もなく既得の連絡が入り、駆けつけたバニアウに
「君が野心を持ってプロベットに仕えているのは知っている。その時が今でないのも
君が再び立ち上がるのは軍師ラーが死んだ時だ。
彼は覇業達成をを焦るあまり無理をしている。既に点滴の管だらけで車椅子の様だ
おそらく10年を待たずに死ぬだろう
そうすれば、巨大勢力の弊害、必ずその後任を巡り争いが起こる
君はこの期に乗じて各地の反プロベット勢力に檄文を送るのだ
必ずや、不満を持っている各勢力が謀反を起こし混乱に陥る
それが反攻のときだ… バニアウ、天制覇を…」
そう言うと意識を失い永遠の眠りに付いた享年79歳

だが、パンは粛清されること無く10年以上プロベットに仕え天寿を全うし
アタックも逆恨みから覇王暗殺未遂を起こし、その責任を取る形で処刑された為、
誰一人粛清はされていない(アタックは見方によっては粛清だが)
彼の5度目「失敗した」の伏線は既に張られていた

やがて、ラーが死ぬとバリーの予想通り後任を巡る争いが起こる
しかし、各地へ送った檄文に応じる勢力は無く
孤独の戦いを強いられたバニアウは破れ処刑された
死後、5度目の「失敗した」を味わう事になるとは
まさか、本人も思いもしなかっただろう


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