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リレイ(SC95~SC150)

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邪推SS/リレイ(SC95~SC150)


リレイ(SC95~SC150)

サウズにはロゴ、ログ兄弟が率いるロ族の他に5つの分家がある
その一つ、最も勢力の弱い種族がリ族である
CS95年、そのリ族に姫が生まれる名をリレイ。本編の主人公である

リ族には死産が相次ぎ、今回も難産の末に産まれた為
覇王リノン(仮)は彼女を眼の中に入れても痛くないほど可愛がった
お陰で、成長した姫は大変お転婆にそだった
侍従も手を焼いたのはもちろん、寝ていた父リノンの髭を勝手に剃ったり、
婆やのタンスにカエルを入れたり、大変悪戯好きであった

また、かなりの大食漢でリ族の財政の1/3は彼女の食費と言われるほど食べ、
地元有力者の結婚式に呼ばれた時は、
新郎新婦のウェディングケーキより、リレイの食事用ケーキのほうが大きかったとさえ言われる
ゆえに幼少時は、ふっくらと肥え『まん丸姫』とあだ名されるほど太っていた

やがて、彼女も成長し地元小学校に入学するが、勉強はそっちの気
悪戯三昧の学校生活
鬼ごっこをして硝子を割ったり、遅刻寸前に窓から侵入したり
給食を男子と取り合ったり(本人曰く『あの量では、おやつの代わりにもならない』)
と問題児振りを発揮
弱小ながらも王族であ両親が、学校に呼ばれ頭を下げる事はしょっちゅうだった

そんな彼女の行動原理には一つの特徴があった
それは、面白いかどうかと言うことである
ただの悪戯好きの姫と思われているが、それも面白いか否か判断した結果であり
面白くないと判断しなかった場合は悪戯に加わることをしなかった
ある時、子猫をエアガンの的にしていた友人に激怒、殴り合いの喧嘩をし
相手の前歯を折ったというエピソードもある

この考えは大人になっても変わる事は無かった

やがて彼女は学校を卒業すると両親の反対を押し切り出奔
面白くない王族生活より、面白い下界の生活を望み羽ばたいていった

学生時代に校内の売店で貯めた金で旅を続けたが、やがて底を突く
困った彼女は、なんと軍属の道を選ぶ。理由は当然面白そうだからである

当時、地元サウズではロ族宗家ロゴが追放され
パメラ、バニアウ間で内乱が勃発する
するとバニアウ軍に一人の赤髪の美女が現れる。名をリレイ
そう、彼女はバニアウに仕官したのである
幼少の頃とは似ても似つかないモデル顔負けのスタイルの良さ
男なら誰もが見とれる美貌。ブスは成長すると化けるの典型であった
(それでも常人の数倍食べる大食漢は相変わらずであった)
ちなみに、仕官した理由もバニアウの思想に共鳴したわけでも、彼のカリスマに引かれたわけでもない
ただ単に、彼のところに居たら面白そうだと感じたからである
(ロゴ追放の余波で、リ族も追放された。これをバニアウが批判していたからでもあるが、
判断基準はやはり面白いか否かである)

彼女が戦場で求めたのは勝利でも名誉でもなかった
如何に楽しめるかどうかであった
戦艦、時には戦闘機で戦場を飛び回り、危なくなると真っ先に逃げる
上官の命令を無視して先行することもあれば、
撤退命令が出る前に自らの部隊はさっさと逃げる
(その戦場を荒らしまわるやり方が敵の混乱を招き、結果的に味方の勝利に貢献したこともある)
問題児が多い事で知られたバニアウ陣営においても、突出した問題児だった
(その破天荒な性格から、元海賊のレナジやモレアから
海賊に向いていると言われるほどだった)

また、その美貌から多くの男性仕官が彼女に言い寄ったが
彼女の鉄壁ぶりは凄まじく、多くの男性仕官が玉砕したと言う
言い寄ってきた男には闘将アタックも存在し、アタックに
「おっさん、鏡で自分の顔見たことあるの?」と吐いてアタックを傷心させた話もある
(本人曰く『私を面白がらせてくれる男って見つからないのよねー』)
誕生日やバレンタインなどは彼女の部屋はプレゼント(食べ物)で埋まり
大食漢の彼女は、溶かして1日で全部食べたとも言われている
(『(プレゼントを)くれるって言うんだから貰わなきゃ損』との事)

やがて、バニアウ軍とプロベット軍が直接ぶつかり、バニアウが大敗すると
彼女は突然退役を願い出る
「この非常事態にどう言うつもりだ」と言う上官に対し一言「だって、面白くなくなるんだもん」

やがて、退役した彼女は貯めたお金で再び旅を始めた
目的は当然『面白い事を求めて』である
その為、興味を持った秘境の探索に夢中となって1年以上帰ってこない時もあれば、
「あーつまんない」と1週間ほどで帰ってくることもあった
ちなみに、当初こそ軍属の時に貯めた金と退職金を使ったが、
すぐに無くなり(理由は後述)、旅先でバイトして稼いでいた
また、交流のあったモレアの下に旅費がなくなるとひょっこり現れ、
まだ軍属であった彼女に仕事を斡旋してもらい、
資金貯まるとふらっと旅に出たと言う

ある時、旅費の無くなるスピードを疑問に思ったモレアが
「あんた、何にそんなに金を使うの?」と聞いた際
「食事。毎日、朝、昼、夕方、夜と寝る前の5食食べないと体が持たないのよ」
と答え、モレアも納得したと言う

そんな生活が数年間続いたある日、車道に飛び出した子供を庇い
トラックに跳ねられた。
その後、危篤状態が続いたが、ふと意識を取り戻し
「今になって解るが、人生は何が起こるか解らない。
生きているだけで楽しい」と呟き眠るように息を引き取った。
享年55歳、早すぎる死だった
問題児と言われたリレイだが、葬儀には親友モレアを始め
彼女が訪れた旅先からも多くの人が参列した事からも、
彼女が如何に愛されていたかが伺えるだろう

その自由奔放だが、どこか憎めないその性格には多くの人々が魅了され、
今も彼女の眠る墓には花が手向けられていると言う


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