邪推 - (2015/02/28 (土) 12:50:52) の編集履歴(バックアップ)
邪推
人物列伝&邪推は、雷神7の世界を補完するショートストーリーです。※ユーザーによる妄想ストーリーであり公式設定ではありません
人物列伝
ID | 武将名 | 顔 | 列伝(3行でおk) |
2 | バン | imageプラグインエラー : 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 | バジール家の次男。アベモイガは兄にあたる。アスラン崩御後にキルビスで旗揚げし、ノーズ星系に一大勢力を築くも後継者には恵まれず、稀代の名将トットンに後事を託そうとする。だが、死の直前に激昂した息子アカフリに胸を貫かれ、肝心のトットンも古参達の手により投獄。若き日に自身の躍進を後押しした実力主義への拘りが、結果として国の崩壊を早める事となった。 |
339 | マッコイ | imageプラグインエラー : 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 | 旗揚げ時からアベヤクーンに仕えた武将。下士官時代から権力争いとは無縁だったが、晩年には一気に分1位まで昇り詰め、半ば担ぎ出される形で派閥長となった。不可解な人事の背景には諸説あるが、主君の娘狩り令を昔から拒否し続けていた事が簒奪者パメラの目に留まったのでは、という見方が有力という。 |
18 | エジェンダ | imageプラグインエラー : 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 | 約30年の空白を経て戦場に返り咲いた猛将。SC70年代半ばからアドコル軍に仕えたが、程無くして分将ジックマンの勘気を被り投獄される。首都陥落の混乱に乗じて脱出後、「宮仕えは御免」と長らく職を転々としていたが、嘗ての敵という立場から彼の才能をいち早く見抜いていたアブラム軍の元宿将・キシによる数年にわたる説得の末、旗揚げ直後のバニアウ軍の総司令官として仕官。期待に恥じぬ働きぶりを見せ、敵味方双方から『銀髪鬼』と恐れられた。 |
430 | バダイ | imageプラグインエラー : 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 | 元は民間パトロール企業の現場責任者としてサウス一帯の貨物船の臨検に従事していたが、工作員摘発や海賊掃討などの功績が認められてアベヤクーン軍に推挙された武将。仕官の際、覇王の面前で分5位相当の地位と女仕官一人を求めて周囲の顰蹙を買ったが、当のアベヤクーンは大笑いしながら要求に応じたという。 |
57 | アスミタ | imageプラグインエラー : 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 | 元々は一介の村娘だったが抵抗軍の疑いをかけられアイタぺに捕えられた。しかしアイタぺと交渉し、一夜の関係を持つことを引き換えに家族と自身の安全を確保することに成功する。後にアイタぺが独立すると息子アイアワと共にアイタぺの元に押しかけ妃の地位を得た。アイタぺがラーに敗れて戦死した後はラー軍に降伏し生き延びる。戦乱の終結後は生まれ故郷である地球に戻ろうとしたが、その途上で病を患い息子アイアワやバイアーらアイタぺの旧臣に看取られながら亡くなったという。 |
340 | ジェニファ | imageプラグインエラー : 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 | アキとジェニファの髪の色が違う理由は二人が実の親子ではないからである。アキが地球勢力の侵攻をバースに受けた際、同盟国であるツウガイに援軍を求めた。しかしながらツウガイが示した代償はアキのもとに嫁いで間もないラブの身体であった。アキは苦渋の決断を強いられるも涙を飲んでこれを受託。ラブは男を知らぬままツウガイのもとに送られるのであった。ツウガイに純潔を捧げることになったラブは妾として夫以外の子を宿してしまう。しかし、夫への愛を断ち切れぬ彼女はツウガイの下をを脱走。ツウガイの子種を宿しアキのもとへと帰還するのであった。アキはラブの大きく孕んだ腹を見て嘆き悲しむも、危険を冒して自分に会いに来た彼女の思いに胸を打たれ、生まれてくる子供を我が子として扱うと固く約束するのであった。やがてラブは種父譲りの淡い髪を持つ女児を産んだ。ラブは夫に対しての侘びの言葉を述べながら子を産み落としたという。しかしアキは産まれた子にジェニファと名付け、その生誕祝いとして厳しい戦況ながらも豪勢な祝宴を開いたという。この娘が後のラーの妃となる。種父ゆずりの武闘派で高い艦隊指揮能力、育て親から受け継いだ冷静な知力で夫を助けたという。血のつながりが無いということで幼き頃より妾としてアキに床技を鍛えられたとの噂があるが真偽のほどは不明である。 |
アスラン | ソース(旧太陽系)を中心とするア族・銀河皇帝・覇王。 ア族は元々地球のアラブの王族に過ぎなかったが、持ち前の資金と交渉術を生かして地球連合首席の座に就き、クーデターを起して地球連合を掌握し覇王となった。 だが、太陽系外恒星系イーズの開拓を行わせていたツ族が離反、討伐艦隊を差し向けるもツ族が予想以上の軍備を有しており、地球艦隊も長い平和続きのため弱体化していた事から制圧に失敗し、長い膠着状態を産んでしまう。 彼の治世は長く保たれていたが一夫多妻の伝統から後継者問題を抱え、多数の王族・王子がいた他、有能と認めたアベモイガを養子にしていた。 そしてアキ・アディスの2王子が後継者争いの末、太陽系外で独立してツ族と結んでしまい、アスラン本人が後継者を明確に定めず没した事が、後の帝国分裂・群雄割拠へと繋がってしまった。 | ||
アグデッパ | アスランの後を継いだ第一王子。 知略に秀でるが、明確に後継者と指名されなかったが故、父アスラン崩御後に一族の多くが星系外で独立・反旗を翻す事となってしまう。 体制を立て直し銀河制覇へと向かうが、父が長命で王位継承時既に高齢であった事が災いし、道半ばにて病死してしまう。 帝王学をよく学び、冷静・冷酷な判断を行う覇王で情に流されず、その事が有望であった第一王子アズマの出奔の遠因となってしまった。 王子時代にツ族の切り崩しのため自ら工作を行い、ツウガイの妻サンミを寝取り内通させる事に成功している。 リリーハンはその時にできた娘だが認知されなかった。 | ||
ブラウン | アスランの第ニ王子だが王位継承権を与えられず、ア族名をもらえなかった男。 兄アグデッパ存命中は兄を支えるべく派閥工作に当っていたが、兄が死去してからは野望を露わにし、姪ジュリアを犯し甥ララウィンを暗殺して王位を簒奪する等、傍若無人の振る舞いを見せる。 好色・悪辣・無慈な性格で、兄が一族アブターを下した際、アブターの妻アムを略奪すべく、彼女の息子アルビオンの命を盾に脅迫して犯し自らの妻とした。 この因果が巡って彼自身の命を縮める事となる。 | ||
アベモイガ | バジールの長男で後にウェズの覇王となる。 元々はバスールという名であったが、艦隊戦で先手必勝の戦術で数々の作戦に勝利し、その才能をアスランに認められ養子となり、ア族の冠名がついたアベモイガという名を授かる。 アスラン崩御後に弟バンと共にソースを脱出し、彼方のウェズ恒星系で旗揚げするが、アイネで挙兵したアダムスに妻フィリアを殺され復讐鬼となる。 狂った運命の歯車は止められず、誤って弟バンの娘サブリナを殺してしまい、兄弟相討つ事となり滅びの道を歩む。 武勇に優れた弟バンと宿敵アダムスとの二正面作戦に耐え切れず、最後はアダムスに敗れ処刑されてしまう。 妻のフィリアは不妊症を患っており、妾も持たなかったため後継者はいなかった。 | ||
バン | バジールの次男でアベモイガの弟、後にノーズの覇王となる。 アスラン崩御後にソースを脱出したが兄と合流できず、漂流していたカルハーン三姉妹の長姉で後に妻となるニナ救助し、その導きにてノーズ恒星系にて旗揚げする。 初の娘サブリナが復讐鬼となった兄アベモイガに殺され、兄と戦う運命に導かれる。 晩年、後継者として名将トットンに国を託そうとするが、逆上した息子アカフリに刺殺されてしまう。 | ||
ミディア | ノーズ恒星系セタで挙兵した唯一の女性覇王。 女性ながら無類の艦隊運用上手で、アスランに信頼されてセントラル西方探索艦隊の指揮を任されノーズ恒星系を調査していたが、アスラン崩御の報を聞き挙兵した。 挙兵後アビーと惑星ペレスを巡って争うが、背後のキスビルに挙兵したバンに敗れ、その軍門に下った。 バンに仕えると分将として遇され、バンの臣下と対立しつつも内政・外征に励み、トットン・カズキらを見出す。 サブリナ姫殺害事件では責任あるトットンを庇い、自らの右手を切り落して助命を嘆願した。 この時、彼女は既に放射線病に侵されており、自らの余命幾許も無い事を知った上での行為だった。 程なくしてミディアは病死した。 | ||
アブター | ア族の王族の一人。 アスランの直系ではないため王位継承権はない。 アスランとはそれなりに親交があったがその息子達とはソリが合わず、アスラン死去後に故郷ナレッソで独立する。 しばらくの間独立を保ちアグデッパ軍の猛攻を防ぐが力尽き、部下・妻子の助命を条件に降伏し自害させられる。 その妻子は数奇な運命を辿る事となった。 | ||
アズマ | アグデッパの第一王子だったが、国を出奔して海賊となる。 元は父に忠実だったが、地球に降下した海賊ロドアムの討伐に失敗し、捕虜となった体験を契機に父の圧政に疑問を持ち、海賊に憧れる様になった。 艦隊指揮能力もずば抜けており、大海賊としての名声が高い。 出奔する際に少女バイアグラを救い、バイアグラも女海賊として名を馳せる事となる。 | ||
ララウィン | アグデッパの第二王子で元は王位継承権はなかったが、兄アズマが出奔したため父の死後に地球の覇王として即位する。 非情な父に似ず心優しい性格で、武力による銀河統一など望んでおらず、抵抗勢力との対話・融和を希望していたが、叔父ブラウンら武闘派の反感を買い、力によって言いなりにさせられていた。 妹ジュリアがブラウンに強姦され妊娠させられた事を知り、激高してブラウンを殺そうとするが、返り討ちに遭い王位を簒奪されてしまう。 | ||
ジュリア | アグデッパの第一王女でアズマ、ララウィンの妹。 14歳の時、叔父ブラウンに襲われ妊娠・流産を経験している。 この事件がきっかけで兄ララウィンがブラウンに殺され、ブラウンの性奴隷として耐え忍ぶ生活を余儀なくされる。 転機が訪れたのはブラウンが海賊マカーフィを雇った時であり、マカーフィは実は義理の叔母アムの前夫アブターとの子アルビオンで、父仇であるブラウンを暗殺してしまう。 ブラウンの死により解放されたジュリアは、ブラウンを討ったマカーフィに興味を持ち、国を捨て以後行動を共にする。 海賊の活動が難しくなって来たSC110年代、二人はロゴ残党軍に拾われドーラの元に参じる事となる。 二人の関係はどう見てもいい仲であったが、当の本人達は激しく否定していた。 | ||
アム | アブター王妃で後にブラウンの妻に略奪される悲運の女性。 年配の夫アブターとは歳の差婚ではあったが、それなりに夫と息子を愛しており、息子アルビオンの助命を条件にブラウンに身体を差し出した。 後にアルビオンは死んだと聞かされ、ブラウンに産まされた息子プロベットに愛情を注ぐが、アルビオンが海賊マカーフィとして現れブラウンを暗殺してしまう。 当惑したアムは王妃としての立場を捨てず、マカーフィを拒絶してプロベットの母として生きる事を選んだ。 | ||
ホウネン | バルゴの領主で、実はベータと地球を脱出した日本民族の子孫。 一族の仇ではあったが個人的に親交を深めたア族王アスランより、当時未開発だったホスエンとバルゴを買い取り開発した立役者。 ベータ復活を巡って一族の対立が起こった時、ベータ復活拒否・新王擁立派を率いてバルゴ移住し、ベータ復活派のヘイデンらにホスエン・ジパングを託す。 自らはベータ復活を望んでいたが民族衝突を回避するためやむを得ずの策だった。 晩年は一族のスクロックに王位を狙われ、事故を装って暗殺された上、妻子を陵辱されてしまう。 | ||
スクロック | ホウネンの一族でベータ復活反対派の悪逆な覇王。 主ホウネンを事故を装って殺害して王位に就き、ホウネンの妻子を手篭めにし、領内で娘狩りを盛んに行うなど、腹心ダムイらと共に非道の限りを尽くした。 ホウネンの元にベータの種を宿したカイリが来ると危険視し抹殺しようとするが、カイリは殺したものの、ドクターモーゼ・エルバ姫らの尽力でベータの子リヨンヒは脱出し、後に復讐される事となる。 | ||
アディス | アスランの妾ナオミの子だが、後継者争いの暗殺を恐れ太陽系を脱出し、セントラル恒星系ザクソンで覇を唱えた覇王。 母ナオミは地球脱出に失敗し処刑されている。 若年・優柔不断な性格で、重臣たちに支えられツ族・アキと同盟を結びなんとか永らえていたが、宿将コンラッドの病死後、アグデッパの侵攻の間隙を突いたスクロックに抗し切れず敗死した。 | ||
アキ | アスランの妾カカラの子で、アディス同様に暗殺を恐れ母子で太陽系を脱出し、イーズ恒星系バースで覇を唱えた覇王。 ツ族・アディスと同盟する事で地球陣営に対抗していた。 自らに大きな才能はなかったが、その人徳によって多くの部下の信頼を集めた。 元配下カルハーンの次女ラブと恋愛結婚し、娘ジェニファを得た。 後年、アモスの推挙でラーを得、ラーの策にて地球側の猛攻を防ぐが、道半ばにして病死し娘婿となったラーへ後事を託す。 | ||
ラー | アディスの宿将コンラッドの息子で、幼少よりその知力を垣間見せていた天才。 父親の死後、父の旧友オルチンに従い、妹2人を連れて諸国を放浪し見聞を広めた。 成人してからは隠遁生活を送っていたが、アキに見出させれその才を振るい、侵攻して来るブラウン軍の重臣アイタペを離反させて侵攻を止め、その隙に旧主星バースを奪還しコスタルを奪った。 アキの娘ジェニファと結婚し、アキの死後はその遺志を継ぎ覇王となる。 テンオウ軍が進出して来るとソラを使い、バルゴとザクソンの衝突を回避してテンオウと同盟を結んだ。 長年の念願であった地球北伐の最中、病に倒れ道半ばにて死去している。 | ||
カルハーン | アキ派の宿将でカカラ・アキ母子の地球脱出に貢献したが、バースへの脱出行の最中に艦隊がブラックホールに嵌り込み、主と離れ離れになってしまう。 ブラックホールから脱出した所に惑星スパンを発見し、これを配下と開拓して覇王となった。 即位後に元主アキとの連絡が付き、3人の娘を伴って表敬訪問に出た事から彼の運命が急転する。 留守の間に不満を持っていたアビーらがクーデターを起こし、帰途にあったカルハーンを殺して国を乗っ取り、3人の娘はそれぞれ数奇な運命を辿る事となった。 | ||
ツウガイ | イーズ恒星系を開発したツ族当主の覇王。 粗暴で残忍な性格ながら無類の戦上手で、準備の不十分だったアスランの討伐艦隊をアキ・アディスとの連合軍で散々に打ち破った。 妻にサンミ、息子ツキリ・ツルマ、娘にリリーハンを得ていたが、サンミはアグデッパに通じており、リリーハンは不倫の種だった。 大人しい長男ツキリより自分に似た次男ツルマを可愛がり、ツキリを器にあらずと公言していた事から、後に後継者争いが発生してしまう事となる。 完全な実力主義者で能力さえあれば誰でも取り立てたため、密かに恨みを持っていた将軍ルーキに暗殺されてしまった。 | ||
ツキリ | ツウガイの長子だが父に似ず穏やかな性格で、決して無能ではないものの弟ツルマに比較され、幼少より劣ると貶められていた。 父に王位継承を明確に否定された時、部下ルーキがツウガイを暗殺し、促されてセントラルの惑星ゼファーにて独立する。 だが、ルーキはツウガイだけではなくツ族全体を恨んでおり、ツキリもルーキによって処刑されてしまうのであった。 | ||
ツルマ | ツウガイの次男で父の性格を色濃く継ぎ、若年から才能を見せた。 その才幹故に弟ながら王位継承者と目されており、兄ツキリとの王位継承争いは時間の問題であったが、母の裏切りと処刑・父の暗殺という形で王位継承争いが早まる事となる。 兄ツキリ一派をゼファーへ、異父妹と判明したリリーハンの額に傷を付けて地球へ追放して王位に就いた。 分裂で戦力の減ったツ族を率い、ア族の猛攻を長年に渡って凌ぐも力尽きてしまう。 | ||
ロゴ | ウェズ恒星系ラエの覇王。 ロ族の指導者で密かに地球を脱出し、彼方のウェズ恒星系に惑星ラエを発見して開拓を行い、弟のログは地球に留まってア族への抵抗軍を指揮し、兄と連絡を取り合っていた。 ア族の王族たちによってウェズとサウスの開発が進むと挙兵し、ノーズの覇王バンの息子アカフリに愛娘モニカを娶せ、結んでアダムス・アベヤクーンと戦うがアダムスに敗れてしまう。 その残党は王妃フィフィタを奉じて潜伏するが、フィフィタが病死したため指導者となったショーンの下、ドーラの傘下に入る事となる。 | ||
アダムス | ア族の王族でウェズ恒星系アイネの覇王。 アスラン崩御後にソースを脱出し、ウェズ恒星系を発見して挙兵した。 アスランにも認められていたアベモイガを敵視し、軍師ブラカスの献策を容れてアベモイガ王妃フィリアを誘拐し殺害した。 結果、アダムスは自らの妻子に見限られてしまうが、アベモイガは実弟バンとも争う事となり、アダムスに挟撃されて滅亡する。 残るロゴを滅ぼしウェズ統一を成し遂げるも、高齢で後継者を失っていたアダムスの帝国は彼の死後分裂し、バニアウによって滅ぼされてしまう。 | ||
アベヤクーン | ア族の王族でサウス恒星系ナハーンの覇王。 アスラン崩御後にソースを脱出しアビーの反乱軍に遭遇、カルハーン三姉妹の三女:ファーリを保護し、その導きでサウスに到達・挙兵してファーリを妻とした。 同族のアドコル・アブラムを滅ぼしサウス統一を果たすが晩年は女漁りに耽り、復讐の機会を伺っていたアブラムの遺児:バニアウに暗殺され、パメラに国を奪われてしまった。 アベヤクーンは晩年の女漁りやアダムスの妻:ソニア母子の亡命に際し体を要求するなど好色・悪辣な面があり、この性癖が彼の命を縮める事となった。 | ||
パメラ | アベヤクーンの妾から王妃になり、国を簒奪した悪女。 少女の頃、村がアベヤクーンの娘狩り部隊に襲われて捕まり、抵抗した両親を殺され復讐を誓う。 後宮で慰み物になりながらも知識と性技を磨き、やがて寵妃となって王子クルトニオを産み王族となった。 ドクターモーゼの弟子マルオを籠絡し、バイオノイドを作らせ各地で暗躍させ、彼女を危険視した王妃ファーリから暗殺者を差し向けられるも、逆に暗殺して王妃の地位を手に入れる。 また、バニアウの正体を見抜いて復讐を唆して夫アベヤクーンを暗殺し、強引に幼い息子クルトニオを王位に就け、大后となって国を簒奪・復讐を完遂する。 挙兵したバニアウと同盟し、ラーの死後、その分裂した領土を侵食して勢力を伸ばす。 ドーラが勢力を拡大すると危険視し、暗殺して共和国を分裂させてしまう。 | ||
バニアウ | サウス恒星系カスマンの覇王。 カスマンで挙兵した覇王アブラムの隠し子だが、臣下のバ財団(バ族)の養子として育てられたためバ氏を名乗る。 母の身分が低く妃として擁立される前に死んだ事から、王子として擁立される事を断り、アブラムがアベヤクーンに滅ぼされた際に追及を免れた。 父アブラムの処刑後、復讐のために起つ事を決意し、仮面で正体を隠してナハーンの士官学校を首席で卒業し、アベヤクーン軍に加わり功を挙げ復讐の機会を伺う。 士官学校時代に囚われたパメラを助けようとするが断られ逆に正体を悟られてしまう。 パメラとはアベヤクーンが共通の仇であったため、パメラがバニアウを将軍に取り立てアベヤクーン暗殺の機会を作った。 バニアウはキシらアブラム旧臣・バ財団と図り、反乱準備を整えた上でパメラの策に乗り、アベヤクーンを暗殺して故郷カスマンで挙兵する。 挙兵後はパメラ・クルトニオと同盟してウェズへ侵攻し、これを制覇した。 后は宿将キシの娘・レナジで、女海賊となっていたがバニアウに惚れ込み、父と共にバニアウの挙兵に協力した。 後に彼女の親友で女海賊仲間のモアレもバニアウ軍に加わる事となる。 | ||
シュワーツ | 要塞攻略に秀でた悲運の勇将。 元々はアスランに仕えていた秀才だったが、妻が息子ショーンを出産した際に他界した事を契機に野に下り、育児に励む。 在野時代にラエで暴漢にショーンを人質にされ危機に陥るが、城下の視察に出ていたロゴ妃フィフィタに救われ、生涯の恩義とする。 後にシュワーツ親子はアダムスに仕官しその覇業に貢献するが、滅ぼしたロゴの妃が恩あるフィフィタだと知り、捕虜となった彼女を救出する。 脱出の際にシュワーツは重傷を負い、ショーンとフィフィタを逃がすため自爆して果てた。 | ||
ショーン | シュワーツの息子で幼い頃より父親と共に各星域を旅し見聞を広めた。 惑星ラエで暴漢に誘拐され、親子共にロゴ妃フィフィタに救われ生涯の恩義とする。 スクロックの手より逃亡中で死の淵にあったドクターモーゼとドミナンスを看取り、要塞極秘資料を受け継いだ。 成人後アダムスに仕官するが、捕虜となったフィフィタを救出して父親を失いながらも脱走し、ロゴ残党軍と共に潜伏する。 フィフィタ死去後は指導者の立場に就き、残党軍を指揮して抵抗活動を続けるもラエの奪還は果たせず、行き詰まりを打開するため独立したドーラの傘下へと入った。 ドーラ暗殺後は分裂する共和国を必死にまとめ、後継者として起ってリヨンヒを助けマカーフィやワード、クリントらと共に銀河平定に力を尽くした。 父親譲りの軍才とドミナンスから受け継いだ要塞資料により多大な戦果を上げ、銀河最強の将軍との呼び声も高い。 戦乱を鎮め銀河政府の樹立を宣言すると、満足するかの様に息を引き取った。 皮肉にも彼の死によって後継者争いが発生し、銀河は再度の戦乱に包まれる事となる。 |
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