ダグバの死とともに、闇の支配者は微笑んだ。
「これでまた邪神は強くなる……」
黒いエネルギーが邪神の口に入っていった。
邪神の体にダグバの顔が現れた。
「待て!」
そこに一人の青年が現れる。
「なんだお前は」
「
南光太郎だ!!」
その名前をきいて、闇の支配者がにやついた。
「歴史に狂いはないか……」
その小さな声は、光太郎の耳に入らなかった。
□
光太郎がここに来たのは、ある少女に導かれたからだ。
「一人の男がある世界を滅ぼそうとしている……」
突然目の前に現れた少女の言葉に、光太郎が耳を傾けた。
「お願い、力を貸して。……仮面ライダー」
そう言って少女が走り出す。
「!? おい、君!!」
光太郎が少女を追う。
「あなたにはライドロンがあるでしょ? ウルトラマンも、仮面ライダーも……危ないの。だから力を貸して」
光太郎の前にライドロンが現れた。
「!?」
呼んでもいないのに現れたライドロンに光太郎が驚いた。
「それに乗っていって……。邪神をたおして」
気がつくと光太郎はライドロンの中にいて、時空の中を突き進んでいた。
その中で、光太郎は少女の姿を再び思い浮かべた。
赤い靴を履いた少女の姿に、瞳の姿を重ねた。
だからこそ、少女に力を貸そうとしてこういう風に走っているのだろう。
□
「赤い靴を履いた少女に頼まれた。……お前の後ろにいる怪物はなんだ!? まさかお前は、クライシス!? いや、もしやゴルゴム!?」
「そのどちらでもないな」
闇の支配者はクスリと笑う。
「何がおかしい!」
「よく耳をすましてみろ」
カシャン……カシャン……と音がした。
「まさか、この音は!」
光太郎が考えたとおりだった。
その音の主は……
──光太郎。俺を助けてくれ!!
「そんなはずはない! お前は……!!」
──俺は死んだ! そして人間に戻ったはずなんだ! なのに、体が勝手に!
その赤い刃の剣が光太郎を襲う。
「何!?」
──殺したっていい!! 俺を助けてくれ……!!
「信彦!!」
秋月信彦/シャドームーンを倒すため、光太郎は仮面ライダーBLACK RXに変身した。
最終更新:2008年11月03日 19:30