アーサー・コナン・ドイル

概要

ロンドンにある『M』行きつけの古書店で店番をする青年。cv;小次狼
10代~20代。線の細い青年で、眼鏡がよく似合う。
古書店の暗がりにの中に立って、昼夜を問わず本を読み耽る白痴の男。店に誰が訪れても視線を向けず本を読み続けるが、来客に気付かない訳ではなく、彼にとって注目に値しないだけ。
彼の世界は本の中のみにあり、あらゆる幻想が彼の世界であり、あらゆる現実は彼には意味はない。もはや自分の名前も覚えてはいない。
妖精が好き。常に夢見がちな言葉を紡いで正体を失っている。
《結社》に関わる人物の一人で、脳容量の9割を《結社》に貸し与えている。情報処理機関に僅かに残った人格が今の彼である。

能力

鋭敏な神経を持ち、暗示迷彩を使用した人間さえ感知できる。
脊髄の多くを高度な演算と情報処理を行う機関に置き換えられており、一部ならば最新の機関人間であるモランよりも高性能。

本編での活躍

古書店に来た人物への対応が主な出番だが、見向きもしない上に会話が成立しないことが多い。
3章でモランがメアリにシャルノスの知識を与えるために古書店に訪れた場面から登場。モランの指示通りアルソフォカスの書をメアリに渡した。終盤には泣き顔で古書店に訪ねてきたのモランを哀れみ、メアリも最後には諦めるからと皮肉たっぷりに慰める。伝手と金をフル活用して《結社》の計画に辿り着いたハワードには及第点と評して機関回廊への道を教えた。
シャルノスが消えた後はこの計画で結社が辿った経緯を呟き「かの《教授》の器もたかが知れる」と辛辣な評価を下す。そして締め括りに「僕たちの負けだ。今回は」と《結社》の敗北を影人間に報告した。

備考

  • モランとの会話は成立していないように聞こえるが、意思疎通はできているようである。
  • 本編で行っていた金言集からの引用連打を《結社》の構成員に行った場合、モランは無反応、《機械卿》には殺されかけ、《黄金王》はそれより凄い反応だったらしい(流石にアーサーもこの対応がいやがらせ以外の何物でもないと理解はしている)。
  • 彼の古書店にはボルヘス卿の幻獣辞典の初版らしきもの、《博物王》のカダス博物誌の第2版、エジプト神聖語辞典の英語版、大デュマの初版など読書好きのメアリが驚くほど貴重な書架が揃っている。
  • 上級幹部以上の権能で操る影人間に命令を下している、仮にも最高権力者である《教授》に対して不遜な評価、「僕たちの負けだ。今回は」という言葉など、彼の最後の行動については不可解な点が非常に多い。
    • 強引に解釈するならアーサーは上級幹部以上の権能を持つ結社員であり、しかも総帥代行に意見できる立場にあることになる。そんな人物は《結社》では総帥トートくらいであるため、アーサーはトートに操作される端末になっていたのではないかと考察するファンもいる。
    • とはいえ影人間はエド・オニールのように権利を譲渡されれば結社員以外にも使うことは可能だし、不遜な言葉についても彼は権力者の前でも対応を変える人物ではないので、さほどおかしな対応ではない。実際に本編の前に《結社》の最高幹部である《機械卿》や《黄金王》相手にもいやがらせの言葉をかけたこともあったという。また、作者(コナン・ドイル)が自分の作品(シャーロックホームズ・シリーズ)を扱き下ろすというメタな自虐ネタだったのかもしれない。なのでアーサー=トートは全く的外れな可能性もある。

元ネタ

推理小説の金字塔「シャーロック・ホームズシリーズ」の作者であるアーサー・コナン・ドイル。

登場作品


関連人物

The M
Mに焦がれている一人であり、彼には非常に好意的。しかしもう一人のMであるバロンのことは(視界の隅でちらちらと)鬱陶しいと感じている。

モラン
同じくMに焦がれている者として、自分たちを似た者同士と称した。モランによればアーサーも既に"諦めている"とのこと。

ジェーン
本に見向きもしない、という理由で年配の女性は苦手であるらしい。



  • 端末だったっけか -- 名無しさん (2013-03-17 14:23:30)
  • 最後は意味深だったな -- 名無しさん (2013-06-02 20:10:24)
  • 敗北を報告というより、従えてる感じがしたな。幹部にしか使えない影人間を。 -- 名無しさん (2013-10-19 23:49:18)
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最終更新:2016年07月04日 17:27
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