お昼寝 - たぶん素敵妄想集（爆@ ウィキ

　楽屋に遊びに行ったらソファでうとうとしていたごっちん。
　隣に座って、そっと肩を抱き寄せたら、

「んぁ？　りかちゃん？」

　って、寝ぼけ眼でふにって笑った。

「おはよ。ごっちん」
「おはよぉ」
「でも、なんかすぐにおやすみなさいな感じだね」
「ふふーん。だね」
　大きなあくびをして目をごしごしって。

　抱き寄せた肩に力こめて、ごっちんの上半身をゆっくりと膝にのっけた。
「あは。膝枕！」
　うれしそうなごっちん。
　思わずあたしもうれしくなっちゃう。
「ゆっくり寝れそう？」
「うん。起きたくないくらい」
　ふにゃってとろけた笑顔にふわりとあったかくなるココロ。
　髪を梳くように撫でたらすうって目を細めて、
「なんかネコみたい」
　って言ったら、
「にゃあ」
　だって。

「本番が近くなったら起こしてあげるから、ゆっくり寝てていいよ」
「じゃあさぁ…」
　ごっちんが起き上がった。
「おやすみのキス」
　にへって笑って、ちょこんと首なんか傾げて。
　ごとーさん。そのかわいさは反則ですっ！
「もう…。しょうがないなぁ」
　なんて言いながら、きっと顔は真っ赤なんだよ。
　心臓どきどき言ってるもん。

　ちゅっ！

「おやすみ。真希ちゃん」
「うん。おやすみぃ～」

　 うれしそうにふにって微笑んで、膝の上のアナタはもう夢の中。
　そこにはあたし、いるのかな？

（2004/5/23）