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  • 鏡(後編)

鏡(後編)

最終更新:2009年10月25日 20:14

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だれでも歓迎! 編集

鏡(後編)  ◆hqLsjDR84w





 ◇ ◇ ◇


 爆炎の中から、飛ばした爆弾がコロンビーヌの下へと戻ってくる。
 超古代のエネルギーによって駆動する開天珠の火力は凄まじく、闘技場中に刻まれた亀裂はより深くなる。
 爆風でも爆心地付近の石柱が崩壊し、降り注ぐ破片の中でも最も大きいものが床に穴を開けた。
 だというのにコロンビーヌは明るくない表情で、立ち込める白煙を見据える。

「けはっ……かはっ……」

 じょじょに砂埃が晴れていき、その中で佇む存在が姿を現す。
 紅い体躯は若干錆色がかり、尾は切れたまま、剥き出しのコアが放つ光は弱まっている。
 それでもコアは幾分力なくだが脈打っており、ネオ生命体第二号は二つの足で床に立ち尽くしていた。
 迫り来る開天珠へと体内からグラーフアイゼンを射出して強制的に爆破させ、金蛟剪で爆心地から遠ざかったのだ。
 とはいえ火力が火力だ。
 直撃を避けても余波でコアごと身体を焼かれ、吹き飛ばされた挙句に壁に叩き付けられた。
 何とか意識は繋ぎ止めているものの、ダメージは無視できるものではない。
 グラーフアイゼンも粉砕し、体内に残っている道具は服と懐中時計とPDA。強度的にもサイズ的にも、それらでは開天珠を防ぐのは不可能。
 しかしそんな状況にもかかわらず、ドラスは生き延びている事実に笑みを零した。
 なぜなら――――

「ま、だ……守れ、る……」

 闘技場には二人しかいないため、ドラスの自らに喝を入れる声までコロンビーヌに届いた。
 その言葉に、コロンビーヌは目を見開く。

 ――――守りたい人がいれば変われる。進化できる。

 『ゲェム』の際に、才賀勝が告げたことがフラッシュバックしたのだ。
 他人を踏み潰すのが間違い、と言われた時にもコロンビーヌの脳裏に才賀勝の姿が過ぎっていた。
 パンタローネから、才賀勝が愛しているはずのエレオノールから身を引いた未来を聞いている。

「くす……」

 たっぷり数秒経過した時、コロンビーヌはついつい白い歯を見せていた。
 守るために戦い、自分のために他者を踏み潰すのが誤りだと言う。
 異形のネオ生命体の姿に、コロンビーヌの中で才賀勝が重なる。
 前に立つのが才賀勝だとしても、おそらくは同じように自らの行いを否定するのだろう。

「分かってるわよ、そんなこと……ッ」

 壊し合いに乗り気になった時点で分かり切ったことだ。
 似たように動くドラスの姿から、再認識しただけの話。
 そう、覚悟などとうの昔に完了している。

「それでも、たとえ否定されても、私は…………!」

 戻ってきていた爆弾は、すでに使用可能状態へと回復している。
 開天珠のマントを展開させ、コロンビーヌは漲る超古代インカのエネルギーを注ぎ込む。

「突き進むっ!!」

 マントに付属した白い球体から、空気を切り裂くような音が響く。
 コロンビーヌがゆっくりと浮遊していき、上空数メートルのところで静止する。
 遠距離から爆弾を飛ばすこともできるが、それでは先程のようにドラスは倒れないだろう。
 何せ、守るために戦っているのだから。何度も危機的状況に追い込み進化させるくらいなら、一気にコアを両断する。
 そう判断したコロンビーヌが、ゾナハ蟲製の刃を装着した右腕を胸の前で構える。
 次第に右腕が発光していき、ついにドラスの尾を両断した頃ほどの光となる。だが、まだコロンビーヌは動かない。
 守るために戦う者を相手にしている以上、これでは足りないのだ。
 己の愛を守るために、こちらも進化せねばならない――――刃に隠れた組み合う腕輪へと呼びかけるコロンビーヌ。
 その祈りが届いたのか、はたまた単にコロンビーヌ自身が腕輪のエネルギーに順応し始めたのか。
 ついに、コロンビーヌの右腕がこれまで以上の輝きを放つ。
 『純白の手』どころか、さながら『白銀の手』。
 その変化を見届け、コロンビーヌの姿が四散して掻き消える。
 現在のドラスには、もはや移動する軌道すら見えはしない。
 それでも、ドラスにとって最悪の展開ではなかった。
 体力的に、むしろ短期決戦は望むところ。
 接近戦を挑んでくるのならば、尚更のことだ。

「はあぁぁ……!」

 爆風に抗わなかったことで、部屋の角まで吹き飛ばされた。
 如何に圧倒的な速度を誇ろうとも、こうなれば攻撃を仕掛けてくる箇所はドラスの前方九十度に限定される。
 来たるコロンビーヌの攻撃へ向け、ドラスは腰を低く落として呼気を整える。
 圧倒的な速度による接近に対し、対抗手段として選んだ武器は拳。
 すなわち、起爆宝貝の推進力全てを上乗せしてのカウンター。

 マシンガンアームと乾坤圏は砕かれた。
 コロンビーヌの斬撃には、防護障壁など無意味。
 魔法弾は威力不足。コロンビーヌのボディを削ったところで、一瞬で肉薄されて終いだ。
 マリキュレーザーならば、一撃で以って半身を抉り取ることも可能だろう。
 ただでさえ、コロンビーヌが攻撃してくるのはドラスの前方だ。適当に撃てば当たる可能性も低くない。
 だが、それではダメなのだ。
 ――当たるかもしれない、などという手段では。
 ドラスは、ナタクから宝貝に関する情報を与えられている。
 使い手の意思、あるいは意地次第で、宝貝は宝貝以上の能力を発揮する。
 その事実を聞かされていたゆえに、ドラスは判断する。
 開天珠であそこまでの速度を出しているのだ。行動はともかく、その愛は本物だ。

 そこからドラスが導き出した結論――――『当たるかもしれない』でなく『当てる』つもりでなければ、コロンビーヌを退けるのは不可能。

 だからこそ、拳を選択する。
 エネルギー充填に僅かな時間を要するマリキュレーザーと違い、拳はコロンビーヌの姿を捉えた瞬間に放つことができる。
 コロンビーヌの速度を考えれば、分の悪い賭けだ。まだマリキュレーザーが命中する可能性に賭けた方が、マシと言えるかもしれない。
 神を志していた頃ならば、嘲笑っていただろう。
 しかし、現在のドラスは違う。
 全力を出して、それでも分が悪いのならばプラスすればいい。
 そういう時に補うべきものを、ドラスは既に教えられていた。

「……ふふっ、勇気で補う……か…………」

 裏付けされていない理屈だ。
 それを語った青年自身、論理的に説明などできないだろう。
 だというのに、その無茶苦茶さが不思議と力強く思えた。
 そんなことを考える自分自身が、ドラスにはたまらなく面白おかしい。

(ああ…………)

 撹乱するつもりなのか、瞬間的にコロンビーヌの姿がドラスの視界に入る。
 いまのドラスには対応する体力すらないが、出現しては掻き消える様子にしみじみと思う。

(愛の力って、やっぱりすごいんだなぁ……)

 そんな思考に浸っていると、ついにコロンビーヌの姿をドラスが捉える。
 正面に出現したコロンビーヌ目掛け、ドラスが握った拳を振りかざす。
 全身ボロボロだというのに、繰り出された渾身の右ストレートは普段と遜色ない威力だ。
 しかしその右腕は、開天珠を瞬間噴射させたコロンビーヌの金髪を掠るに終わる。

「があああああ!!」

 横合いから伸びてきた光の筋でもって、二の腕から先を斬り落とされた。
 全てを託したドラスの一撃は防がれ、コロンビーヌの続く斬撃に対応しきれない。
 脇腹に入った刃は、豆腐でも切るようにスムーズにコアまで到達した。

「…………?」

 だというのに、急に右腕が進まなくなる。
 コロンビーヌは怪訝な顔で、視線を右腕からドラスへと移す。
 その瞳が映したのは――――

「何よ、これ……ッ」

 ドラスの身体を覆う、白と黒のエネルギー結晶体。
 龍こそ模れていないものの、まさしく金蛟剪によって生み出された代物だ。
 これこそが、ドラスの攻撃を『当てる』手段。
 龍として飛ばすことは不可能だが、エネルギー自体を放射することはかつても可能だった。
 過去に使えて、いま使えない道理があるものか。必要なエネルギーが足りないとしても、宝貝ならば言うことを聞け。
 どこかの蓮花の化身のような理屈で、ドラスは体内のスーパー宝貝を行使した。
 残り少ない体力を根こそぎ奪われるが、ドラスは無理矢理に意識を繋ぎ止める。
 倒れてしまえば、自らを覆うエネルギーは消滅するだろう。
 そうなれば終いだ。コアに突き刺さっている刃を押し止めることができなくなる。

「おおおォォォォ!!」

 残った左の拳を握り締めて、ドラスは声を張り上げる。
 コロンビーヌが右腕を突き進めようと開天珠を噴射させ前進しようとするものの、微動だにしない。
 まるで喰らいついているかのように、エネルギーの結晶体は輝く刃を離そうとしない。
 逆噴射で引き抜くことすら不可能。
 コロンビーヌが試行錯誤しているうちに、ドラスは左腕を振り上げている。
 切断された箇所だけでなく、口からも緑色の血液を撒き散らしながら絶叫。

「ッ、らアアァァァァーーーーッ!!!」

 硬く握ったドラスの左の拳が、振るい落とされるかのようにコロンビーヌの頬にめり込む。
 インパクトの瞬間に、限界が来たのか白黒のエネルギーは消失。
 コロンビーヌは踏み止まってコアを一閃しようとするもの、腹部から鈍い音が響く。

「なっ、嘘、でしょう――?」

 思わず漏れた疑問の声に、いっそう大きくなっていく破砕音が返答する。
 そしてついに乾いた音とともに、コロンビーヌの腹部は引き千切れた。
 コロンビーヌのボディは二つに分かれ、そうなれば衝撃を受けている上半身が踏み込めるはずがない。
 衝撃を受け流すことも出来ずに、コロンビーヌは凄まじい勢いで落下していく。
 超古代のエネルギーがあるとはいえ、腹部から擬似体液が漏れている現状では開天珠に回す体力はない。

 結果――――勢いよく吹き飛んだコロンビーヌの上半身は、ひび割れていた足場をぶち抜いて床下まで追いやられた。

「……がっ、ぐァぅぅ…………」

 埋まっていったコロンビーヌの姿を確認することなく、ドラスはくず折れる。
 というより、拳を叩き込んだ直後には倒れ込んでいた。
 ドラスが地面に触れるより早く、コロンビーヌが床へと突っ込んだだけの話。
 苦悶の声を上げながら首を動かして、ドラスは周囲を見渡す。
 視界は霞んでいるが、残されたコロンビーヌの下半身と飛散している銀色の液体は確認できた。
 上半身は床に空いている穴に突っ込んだものと判断し、ドラスはコロンビーヌの死を確信する。
 撒き散らされている銀色の液体の量は、フランシーヌ人形が言っていた自動人形の致死量を超越していたからだ。

「ぅ…………」

 ドラスの意思に反して、持ち上げていた首が床まで落ちてくる。
 焼かれた上に傷を付けられ、ネオ生命体の中核をなすコアはダメージを受けすぎていた。
 だが、まだ破壊はされていない。
 その事実に、ドラスは頬を緩める。
 まだ守れるのだ。

「でも……さす、がに……」

 襲い来る睡魔に、ドラスは身を任せる。
 急所であるコアにダメージを受けた状態でスーパー宝貝を使ったのだから、意識の糸が切れそうになるのも当然か。
 と言っても、そこはネオ生命体。万全でなくとも、十分ほど休めば再び戦闘は可能になるだろう。
 とはいえ、それまでは何の動作もできそうにない。
 動くのはもちろん、金属に呼びかけて黒ずみかけた紅いボディに取り込むことさえも。

「ちょっと、だけ…………」

 誰もいないはずの闘技場で静かに言うと、ドラスの漆黒の瞳から光が消える。
 しかし床にくっついている胸部は上下しており、そこから見えるコアは確かに輝いていた。


 ◇ ◇ ◇


 闘技場の真下。
 そこに、部屋はもう一つあった。
 バトル・ロワイアルを開催した未来人でさえ知らない、それゆえに監視カメラなど仕掛けられていない部屋。
 シグマが用意したのだ。もしもの際に、そこに『ソレ』を隠すために。
 現在、『ソレ』はここにある。
 最悪の展開を考慮したシグマによって転送され、その事実を唯一知るシグマはもういない。
 だというのに『ソレ』がある部屋へと、彼女は偶然入り込んだ。

「……ぐぅ…………」

 自らを照らす光に、落ちかけていたコロンビーヌの意識が覚醒する。
 流した擬似体液は、明らかに致死量。
 ゾナハ蟲を呼び寄せて液状化させたところで、下半身がないのだから流れるだけだ。
 死を確信しながら、コロンビーヌは首を灯りの方へと向け――――言葉を失った。
 あったのは、何やら仰々しい装置。
 それだけでは正体が分からないが、それに大きく張られた紙にその名称が記されていた。
 その正体は『簡易型並行世界移動装置』。
 シグマが正義を志す者のために記した説明書までもが、ご丁寧に添えられている。
 使用方法は、至極単純。
 画面に映っている名簿から一つを選べば、その参加者が存在した世界まで転送されるという。

「っ、ぁ…………」

 今の状態では優勝して賞品を貰うのは無理だが、戻ることはできるのだ。
 才賀勝に会えるのなら、もうそれだけで十分だった。
 開天珠での飛行など不可能。むしろ体力を奪われるので剥ぎ取りたいが、それをしようとすれば身体を上げなければならない。
 そうすれば擬似体液が漏れ出てしまう。
 だから体力をさらに吸われながらも、震える両腕で地を這う。

「蟲……よ、来ォ、い……っ」

 ゾナハ蟲を呼び寄せて擬似体液へと変換させる。
 しかし大多数をドラスに取り込まれているため、量が少なすぎる。
 右腕に纏わりついて刃となっていたものも液状化させるが、それでもまだ足りない。
 何せ、動くたびに零れていくのだから。

 ――――さみしかったんでしょ?

 いつかの『ゲェム』が、コロンビーヌの頭の中に蘇る。
 才賀勝が、ある人形へと告げた言葉だ。
 あの時は馬鹿馬鹿しいと罵ったが、いまのコロンビーヌは違う。
 元より恋愛小説に惹かれたのは、さみしかったからなのかもしれない。

「く、は…………」

 平行世界移動装置まで、残り二メートル。
 そんなところで、コロンビーヌは地に臥せてしまう。
 擬似体液が溢れ出すぎたせいで、もはや身体を引きずるだけの力がないのだ。
 旧ボディのコロンビーヌは感覚機関が優秀でないというのに、彼女には床がとてつもなく冷たく感じた。

「……ぃ、ゃ」

 動かない両腕をコロンビーヌは叱咤する。
 壊されても元に戻るだけなどと、壊し合いが始まった当初は考えていた。
 だが、コロンビーヌはここに来てその認識を改める。

 ――――もう抱きしめられちゃった……

 ある人形破壊者の姿が浮かぶが、コロンビーヌは彼女のように笑うことができなかった。
 どうしても生きて帰りたい。その思いに嘘を吐くことなど、到底できそうもない。
 漏れ出た擬似体液を手で掬って、体内へと流し込む。

(身体も服も半ばで引き千切れて、その上でこんなこと……まるで物乞いみたいね)

 胸中で自嘲的に吐き捨てながら、コロンビーヌは両腕を諦めて這いずる。
 汚らしい格好も情けない行動も好きではないが、それでも彼女は這いずり回る。
 全ては、もう一度あの温かさを味わうために。

「もう、すぐ…………」

 そうして、ついに彼女は到達する。
 ボタンまで手は届かないが、PDAを投げればいいだけの話。
 自分の名前を選択しようとして、不意に思う。
 パンタローネのいた世界では、すでに加藤鳴海とエレオノールがくっついているという。
 自分のいた時間に戻って才賀勝が身を引くのを待つよりも、そちらに行ってしまったほうが早いのではなかろうか。
 悩むのに、大した時間はかからなかった。
 いち早く傷心の才賀勝に出会うため、コロンビーヌは自分がかつていたよりも後の時間を選んだ。
 腕は震えているが、そこは二世紀も曲芸に勤しんできた彼女。落ち着けば外すことはないだろう。
 取り出してPDAを握って意識を集中させる彼女には、余計な物は聞こえないし見えていない。そもそもそんな余裕などあるものか。
 彼女の脳内にあるのは、標的とこれより訪れる幸福だけだ。全ては、ここから始まるのだ。


 ◇ ◇ ◇


 床下を這っていたコロンビーヌが静止したことで、闘技場内は再び静寂に包まれ――――ていなかった。
 微かな音が、断続的に部屋の至るところでで響いている。

 落下してきた照明や石柱、起爆宝貝、分子破壊光線、射出宝貝、ドラスやコロンビーヌ自身の肉体……――――

 繰り広げられた激闘は、闘技場を激しく傷付けていた。
 照明がまず小さな傷を付け、起爆宝貝が部屋全体にその亀裂を広げた。
 二度の分子破壊光線が壁を蒸発させたことで、整っていた部屋の形状はいびつになった。
 その歪んだ部屋へと射出宝貝が射出され、直撃した石柱を中心に亀裂はさらに深くなる。
 次いで超古代のパワーを上乗せした起爆宝貝に、それを受けたネオ生命体の肉体が壁を痛めつける。
 いびつとなって耐衝撃性が落ちている部屋に、さらに衝撃が加わった。
 やがて、コロンビーヌが突っ込んだことで床に穴が空いた。
 シグマが監視カメラの及ばない箇所を作るために、強引に作られた床下。
 そこに繋がる風穴が、闘技場にとって致命傷となった。
 これまで刻まれたひび割れが、一つの決壊をきっかけに集束する。
 何とかこれまで持ち堪えていたが、ここまでが部屋自体の限界であった。

 やけに軽い音とともに、まず残っていた石柱と照明が倒れた。
 支えにもなっていたそれらを全て喪ったことで、天井が落下する。
 その衝撃で、床下を隠していた鉱石製の床がいとも容易く崩壊。

 幸せな思い出を守れることに歓喜したネオ生命体も、夢をその手に掴みかけていた自動人形も、誰もが夢見た無数の世界を移動する装置も、例外はなく。

 ――――無作為に、無慈悲に、無感動に、無差別に、瓦礫は全てを埋め尽くした。


【コロンビーヌ@からくりサーカス:死亡確認】
【ドラス@仮面ライダーZO:死亡確認】
【残り参加者:6体】


【支給品、アイテムに関する備考】

※乾坤圏(右腕)@封神演義、カセットアーム@仮面ライダーSPIRITSは、両断されました。
※グラーフアイゼン@魔法少女リリカルなのはStrikerSは、爆散しました。
※開天珠@封神演義、ギギの腕輪、ガガの腕輪@仮面ライダーSPIRITSは、コロンビーヌが装備したまま瓦礫に埋もれました。状態は不明。
※コロンビーヌが所持していたPDAは、瓦礫に埋もれました。
※ドラスの体内にあった物品は、全て消滅しました。
※簡易型並行世界移動装置は、瓦礫に埋もれてました。状態は不明。





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155:鏡(前編) ドラス GAME OVER
155:鏡(前編) コロンビーヌ GAME OVER

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