春の精霊サプナ=プランタン

人物像


 狂王と契約を交わし、グリナテッレ帝国領に春をもたらす春の精霊。
 花を咲かしたり芽生えを促したり、冬の間眠りについている虫達を目覚めさせる力を持つ。
 桃色の長い髪に緑色の瞳を持ち、上品なワンピースをきている少女の姿で、花の妖精を数多く従えている。
 契約の際に彼女が狂王に要求した条件は、彼女のための広い花畑を用意することであった。
 普段は街の外れにある一年中花の咲いている花畑に一人で住んでいて、時折街に花を売りにやってくる。
 春の精霊などと聞くと無害で優しいイメージがあるが、彼女の場合は違う。
 花を売りに街にやってきている際の彼女からは、礼儀正しく物腰も柔らかで優しそうな印象を受けるが、花畑を荒らす者は警告なく殺害し、通りすがりの生物も時折「花の栄養」にするために殺してしまう。
 また、嘗て彼女がいた国は、王様が彼女の不在のうちに花畑を潰して別邸を建てたことで、彼女の怒りを買い、毒蛾と軍隊蟻の群れを差し向けられ瞬く間に滅んだらしい。
 他にも様々な魔法を得意としているとも言われており、彼女に迂闊に近づくのは危険である。

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最終更新:2013年05月12日 16:07
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