【名前】湊斗景明
【出典】装甲悪鬼村正
【性別】男
【年齢】18歳以上です
【名ゼリフ】「善悪相殺。――そうか。あの少年を憎しみから斬ったというのなら、村正、俺は、お前を……」
【支給武器】狼牙棒@めだかボックス、バイオリン@ローゼンメイデン
【本ロワでの動向】
悪鬼偏開始時から登場。
愛する者を殺した自責と、生きる目的を失ったがゆえ空虚感に押しつぶされていた時期からの参加だったため、殺し合いを強いる
黒のカリスマに怒りを抱きつつも、血に濡れた自分の手では人殺しを是とする者達を殺すことでしか止められないという絶望に呑まれていた。
何よりも今の様では、殺人者を殺したところで愛する人達を斬れるのか。
村正を没収されていたために善悪相殺の理にすら背いてしまうのではないかと恐れていた。
今まで自分が強いてきた幾多の死を無為にし、人を殺すことを仕方なかったのだと済ませてしまっていいはずがなかった。
そのため、景明は村正を探して取り戻そうと数時間悩んだ上でようやく行動を開始。
帯刀の儀を交わしていたおかげで、村正が会場のどこかにいることをなんとなくだが感知。
正宗を纏い飛翔する
葦原涼を目撃したことで、村正も誰かに支給されたのではと推測。
事実村正は
プッチ神父に支給されており、“神の血肉”と呼ばれる金属を素材に使っていたため、あわや天国に至るために利用されそうになる。
しかし、人間形態に変身し、プッチが驚いている隙をつき逃亡。
そのまま、互いを探し合い合流するに成功した。
そして村正よりプッチの目指す天国の話を聞いた景明は、世界を一巡させ、全ての人間や生物は未来にいつ何が起こるかを体験させることで、これから自分の人生や人類の歴史について起こることを”覚悟”させるというその思想をあってはならないと否定。
そんなものが覚悟でなどあってたまるものか。
人殺しは悪なのだ。運命などと言う言葉で軽く受け止められていいはずがない。
善悪相殺により人殺しの醜悪を自他共に知らしめる村正の二人に、人を殺すことすらも前もって覚悟することで軽く受け取られてしまうような“天国”は“地獄”でしかなかった。
プッチ討伐を決意した二人は、村正が逃げてきた道を辿りプッチを目指すも、途中、
美堂蛮と
藍染惣右介の幻覚合戦に巻き込まれる。
幸い原作にて強力な幻覚使いを打ち破ったことのある景明は、幻覚を打ち破り、藍染を斬りつけ、幻覚合戦を終わらせた。
その後、藍染が撤退し、残るSOS団と情報交換をしたものの、プッチについての情報は得られなかった。
途方に暮れるも、エヴァ3号機の起動を目撃。
エヴァ3号機の巨体に原作で戦った荒覇吐を思い出し、劔冑だと誤解する。
SOS団と別れ、エヴァ3号機の元へと向かうも、辿り着いた時には既に3号機は大破しており、事情を聞こうと仕手である
上条当麻を助けだす。
そこに村正だけではなく、イマジンブレイカーにも目をつけていたプッチ神父が現れたため、一身上の都合により戦闘。
幻覚だけではなく、時を操る敵や、重力を操る敵とも原作で戦っていた景明は、プッチのスタンド能力にも翻弄されることなく、勝利を収め彼を殺害する。
だが、善悪相殺の理のもとに殺そうとした上条当麻が逃げ出したため、プッチを殺した分を自分を殺すことで、善悪相殺完遂しようとするも、戻ってきた当麻に止められる。
善悪相殺をただの呪いだと勘違いした当麻のイマジンブレイカーで村正を破壊された景明は、味方としてではなく愛するものを殺した敵として当麻を斬ってしまう。
そのことで自分の抱いていた村正への愛を強く自覚するも、当の村正は既にこの世におらず、善悪相殺を成し遂げるために景明もまた自らを斬りこの世を去った。
英雄を否定した彼がヒーローである上条当麻が原因で、愛するものを失い、この世で最も憎い自らをも殺すこととなるという最後を迎えたことは、なんとも皮肉な話である。
最終更新:2013年11月29日 00:16