【名前】零崎人識
【出典】戯言シリーズ
【性別】男
【年齢】19歳
【名ゼリフ】「そーいやこの辺で殺したあいつに似てるな。かはは、仇討ちか」
【支給武器】ロストドライバー@仮面タイダーW、DG-X@.hack//G.U.

【本ロワでの動向】

キチガイ殺人鬼。
参戦時期が、哀川潤に負ける前だったため、このステータスは厨二ロワにおいても遠慮することなく発揮された。

ゲーム開始直後にシックスと遭遇。
人識はシックスの悪意になんらかの魅力を感じ、シックスも人識の純粋な殺意に魅かれ互い手を組むことになる。
そして、そこに運悪く近づいてしまった折原舞流を発見し、好みじゃなかったからとシックスと共に嬲り殺す。

主にシックスが拷問で人識が殺害担当である。
しかしこの殺害が人識の死因となってしまうことになる。

しばらく移動すると人識は支給されていたロストドライバー@仮面タイダーWの事が気になり鞄から取り出す。
シックスと共にそれを観察していると、ロストドライバーを大道克己に奪われる。
変身した大道克己相手に応戦するが敵側に西丈一郎が参戦し、分が悪いことして撤退。

第二回放送後には食堂の男と遭遇。
自身やシックスの悪意や狂気を遥かに上に行くような彼のオーラに思わず引いてしまい、人識は屈辱的に下手に下ることになる。
その屈辱を人に見せた自分に嫌味を覚え、シックスや食堂の男から逃げるように別れる。

その後、夕方にはD-2中学校の傍らで一方通行と遭遇。
同時、その場に上条当麻いーちゃんが乱入。
同作の敵味方勝負となり、流れで一方通行と組んで闘うことになる。
こと、単純な戦闘力では、人識・一方通行コンビのほうが格段に高かったのだが、相性は最悪だった。
人識といーちゃんは対局とも言える存在で千日手とんってしまい、一方通行は当麻相手には反射が効かず押され気味であった。
ならばと、互いに相手を入れ替えればよかったのだが、見知らぬ相手同士、コンビネーションが成り立つわけもなく、相手の調子を狂わすいーちゃんの戯言もあり、戦況は不利になる一方であった。
ならばと一方通行を囮にして逃げ出そうとするも、学園都市でも有数の頭脳を誇る一方通行にそのことを先読みされてしまい、ベクトル操作にて、当麻といーちゃんの全ての攻撃を直撃させられてしまう。
そのまま逆に囮にされてしまった人識は絶大なダメージを受けてしまう。
幸い、いーちゃん側も性格の相性は良くなく、追撃は免れ、撤退に成功。
第二回放送がエリア中に響いていたが、人識にはもうそれを聞く気力すらなく、傑作だぜと自嘲しながら、ただ、歩くことしかできなかった。

そんな彼の目の前にある男が現れ、手にしていた大きな石を持ちこちらに向かって走ってきた。
零崎特有の殺意察知能力で、人識は間一髪で避けるが、その男は言う。

「お前だろ…?」

人識はその声を聞くとその男の顔を見る。
その男の顔はいつかどこかで見た顔であった。
そうだ、最初に殺した折原舞流だと気付くやその男は舞流の親族か何かだと気付く。
殺人鬼でありながらも、家族を大切にする零崎一賊なだけあって、すぐに事情を察する。

「そーいやこの辺で殺したあいつに似てるな。かはは、仇討ちか」
「仇討ち?おいおい勘違いするなよ化け物。俺は俺のために、君を殺すんだ」

こうして、もはや戦う力の残っていなかった零崎人識は折原臨也に人ならぬ鬼として殺された。
波止場のコンクリートの地面の上で永遠の眠りに就いたのである。


哀川潤に負け、人殺しを禁じられる前から参戦したことで、彼は命を落とすこととなった。
家族の仇は必ず取るとされる殺人鬼、零崎一賊の鬼子が、鬼と断じられ家族の敵討ちで殺される。
零崎人識がたどった顛末は皮肉としか言いようが無いだろう。

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最終更新:2013年04月21日 14:46