【名前】鹿目まどか
【性別】女
【出典】魔法少女まどか☆マギカ
【支給品】No.104仮面道化師シャイニング@遊戯王ZEXAL
【台詞】
「ウェヒヒヒヒ」
「ねぇ、私の言うこと、そんなに間違っているのかな?」
【人物】
まどか☆マギカの主人公、14歳の少女で友達おもいな性格、一見大人しく気弱そうに見えるが
遠慮がちになりながらも自分の思う所は相手にはっきり伝えようとする強い意志の持ち主である。
強大な力を持っており「世界の中心にして世界を終わらせうる魔法少女」であり、原作では概念となって全ての悲劇を終わらした…
尚劇場版では…
【ロワ内での行動】
原作参戦であるが、見せしめのほむらを親友と呼んでいたことや、すでにマミや杏子やさやかの死を知っているなど
精神状態がほとんど摩耗した状態での世界枠からのIF世界からの参戦(所謂ディケイドの
剣崎一真や紅渡)と思われる。
キュゥべぇとは契約していない状態なので参加者唯一と言ってもいい変身も出来ない一般人状態で参戦した。
いくら精神が摩耗しているとはいえ殺し合いに乗る気もなく名簿に記載されたマミや杏子とさやかとの再会を楽しみにしていた、が…
―――さあ!よからぬことを始めようじゃないか!
支給品がNo.104仮面道化師シャイニングであることがいけなかった、そのカードにはバリアンの真ゲスのことベクターの思念や
その長であるドン・サウザンドの思念も混じっていた為にまどかの力を目に付けたその思念はまどかを徐々に浸食しはじめる…
無論まどかとてその思念に飲み込まれないように戦っていたが、次第に二つの思念はごちゃ混ぜになりまどかは徐々に消耗していく。
一応は思念に飲み込まれはしなかったものの強烈な疲労を感じたまどかは一度休息を取る
そうすると参加者の一人であるカレイドルビーと出会う。
カレイドルビー「貴方大丈夫?」
まどか「え、ええ大丈夫です…私、これからどうすればいいのかな?」
と不安げな表情を浮かべるまどかにカレイドルビーは少なくとも殺し合いにのるような子じゃないと判断して助言するが
そのうっかりさが最悪の形であらわれる。
カレイドルビー「自分の正しいと思う道を進みなさい」
そういうとカレイドルビーは去った。彼女にしてはまどかへの激励でもあったが
まどかの心は自分とバリアンの力にゴチャゴチャ状態だった為に正常な判断が出来ず、まどかを益々混乱の状況へと陥れた。
続いて出会ったのは見せしめとして目の前で死んだはずの
暁美ほむらの姿だった、死んだはずじゃと思いつつほむらと
出会ったことに喜ぶまどかはほむらと接触するが、それはほむらの姿に変身したエンヴィーであった。
エンヴィーはまどかを言葉巧みに嬲り追い詰めていく…そしていつしかまどかの心はバリアンに乗っ取られていき―――
まどか「強い人は弱い人が生きて帰るために犠牲になるべきだよね…」
エンヴィー「へ?」
バリアンに乗っ取られたまどかはそのままほむらに変身しているエンヴィーに襲いかかった
言葉巧みに嬲って落としたのは上手くいったのだが、バリアンについて全く知識のないエンヴィーは突然豹変したまどかに驚愕する
無論抵抗するが自身の魔力とバリアンの力が合わさったまどかの力はエンヴィーにすら想定外で手傷を負いながらなんとか離脱する。
そして原作での行動が自分が正しいと思うこと=みんなのためになることという思考回路であったこともまどかの行動を
暴走させることになる。
そして強者限定マーダーとなったまどかは成すがまま強者を探して会場を徘徊すると
イリヤスフィール・フォン・アインツベルンと出会う。イリヤは美遊を探していることと
殺し合いに放り込まれた恐怖心から怯え気味であり、突如声をかけてきたまどかに驚いて攻撃をしてしまう。
そしてイリヤを強者と認定したまどかは正しい道を選び、そのままイリヤを圧倒する。そしてイリヤは恐怖に震えて
兄や美遊への助けを叫びながら、まどかに骨まで絞り取られるロワでも屈指のトラウマな最期を遂げることになる
…これが結果的に美遊をマーダー化させた挙句
トバルカイン化させるなどの悲劇をうみ出した。
そして次の標的を探すべくまどかは会場を探索、そして纏流子とミネルバ・マグゴナガルからなる不良生徒と先生コンビと遭遇
強者であることを感じたまどかは2人に襲いかかる。
まどか「強い人は弱い人が生きて帰るために犠牲になるべきだよね…私の言うこと間違ってないよね?」
流子「むかつく野郎だ、ぶっ倒してやる」
マグゴナガル「あなたには、罰が必要です!」
まどか「ええ!?なんで怒ってるの二人とも?」
流子「555っと…変身!」
あまりに身勝手なまどかに対しキレた2人はまどかと戦う…確かにまどかの力はバリアン化したことで
強大な力を得たもののそれを生かせる技術もなかったこと、そのことを見抜いたマグゴナガルの的確な支援魔法攻撃と
仮面ライダーファイズに変身した流子の乾巧ばりのチンピラ拳術に一方的に叩きのめされ、辛うじて離脱する。
まどか「痛いよう…なんで、私の考え方は間違っているの?おかしいよこんなこと…」
負傷したことと先輩であるマミや杏子の死亡放送を聞いた結果まどかの思考は徐々にバリアンと言うか色々ごちゃ混ぜの
訳のわからない思考となっていき「強い人は弱い人が生きて帰るために犠牲になるべき」だったのが
「強い人も弱い人も苦しまずに死なせてあげるべき」と言う救済者気取りの無差別マーダーとなっていく。
そしてまどかは遂に最初は出会いたかった美樹さやかとキュゥべぇと遭遇する。
まどか「あ、さやかちゃんだ…」
さやか「良かったまどか、よく無事…なんなのよそれ…」
親友であるさやかはまどかの変わり果てた姿に愕然とする。そしてまどかはさやかの隣にキュゥべぇがいたことで
自分の願いを叶わせようとする。
まどか「ねぇ、キュゥべぇ、魔法少女になるなら願いを叶えてくれるんだよね…だから、私魔法少女になる!
私の願いは…ここの会場にいる皆を苦しまずに死なせてあげて」
キュゥべぇ「それが君の願いなんだ」
さやか「な!まどかあんたなんてことを!」
あまりに身勝手な願いをかなえようとするまどか、あまりの願いに驚愕するさやか…
そしてキュゥべぇによって願いは叶えられこのバトルロワイヤルは終了か…と思われたが
キュゥべぇ「残念だけど、まどか、君の願いは叶えることはできない」
明確な拒否だった。これには二人とも驚くが、本来宇宙の寿命を延ばすことを目的であるインキュベーターは
良質なエントロピーを産み出すロワ参加者を可能な限り一人でも多く生還させることを目的としていたこと
まどかは確かにインキュベーターが目をつけるほどのエネルギーを秘めているが、バリアンと融合してごちゃ混ぜにした
まどかにとって良質なエントロピーではなくおぞましい訳の分からない存在になり果てたキュゥべぇにとって
酷い言い方であるがまどかは用済みの存在なのだ。
そしてさやかは必死にまどかを正気に戻そうと説得を続けるが、まどかはただ「私の言うこと、そんなに間違っているのかな?」
と普段見せる笑みをさやかにみせるがその目は完全に濁っていた、さやかの説得を歯牙にもかけずに尚もキュゥべぇと契約を
結ぼうとするまどかであったが
キュゥべぇ「まどか、キミは自分の立場をわかってないね。どれだけさやかたちの怒りを買ったか、……どれだけボクの期待を裏切ったか」
と見捨てられることとなる…
まどか「そっか、仕方ないね…じゃあ私自身の力でやらなくちゃ…みんなを救わなきゃ」
さやか「まどか…あんたは私が止めるよ…友達として絶対に」
そして二人の友達にして魔法少女同士の戦いが始まる、虚ろな笑顔で戦うまどかと終始泣きそうな顔していたさやか…
当初はさやかの躊躇もあってまどかが優勢に持っていくも、戦闘を聞きつけたさやかとチームを組んでいるベアトリスと櫻井螢
がやってきた、加勢しようとする螢であったがさやかは拒否、そしてその意を組んだベアトリスに発破をかけられる。
持ち直したさやかによってまどかは押されはじめる、魔力のごり押しぐらいしか出来ないズブのド素人戦術しか取れないまどかに
対して参戦前から魔女と戦っていたこと、そして参戦後はベアトリスの下で徹底的に扱かれたこともあった技量と覚悟を決めたことで
まどかを圧倒し、その剣は全ての元凶であるシャイニングを切り裂き、まどかは倒れその首元に刃を突き付けるさやか…
さやか「私の勝ちよ、まどか…」
まどか「悔しいなぁ…これじゃあ私は…」
さやか「あんたまだそんなことを…いい加減目を覚ましなさい!」
それでもトドメをさすことが出来ないさやかは支給品の一つであった百味ビーンズをまどかの口に押し込む
(これはハズレフレーバーの不味さで目を覚ましてくれるかもと期待があった)そして口の中に広がるのは
―――あ、パパの味だ…パパの味はこんなにも美味しい
なんと父親の手料理味のビーンズだった。そしてその味の影響なのかついにバリアンの力を弾き飛ばし、まどかは正気を取り戻した。
まどか「さやかちゃん、私…私は…」
さやか「良かった…本当に良かった」
正気に戻ったまどかを涙ながらに抱きしめるさやか、これで元通り…
まどか「さやかちゃん!危ない!」
突然まどかはさやかを庇う形で撃たれた、犯人はまどかやさやかの先輩であった
巴マミを殺した怪盗X
同じように隙をついて狙撃してきたのだ…尚も放たれる銃弾をベアトリスが剣に次々と落とし
螢がXに斬りかかり、Xは手傷を負い撤退する。
さやか「まどか…」
まどか「…お願い、さやかちゃんだけでも生きて…ほむらちゃんやマミさんや杏子さんの分も…」
さやか「分かっているわよ…だから、もう喋らないでまどか…」
まどか「ごめんね、本当にごめんね…さやかちゃん…だけど…良かった…最後にさやかちゃんと出会えて
…こんな馬鹿な私でも最期まで心配してくれて…」
そうして最後の最後に鹿目まどかとしての存在を取り戻したまどかは静かに目を閉じた。
そしてまどかの亡きがらはさやかによって埋められ、少なからずまどかを思っていたキュゥべぇによって花が添えられ
まどかの意志を継いださやかはバトルロワイヤルを生き残ることとなった。
もしまどかの参戦したときに精神が落ち着いていれば、もし支給品がシャイニングでなければ
もし神代璃緒と早期に出会ってシャイニングを排除してくれれば…不幸の積み重ねが優しき少女を歪めてしまったが
最期の最期にまどかが元の優しい少女であるまどかに戻れたのは幸いであっただろう…
最終更新:2018年10月29日 18:54