【名前】バーン
【出典】ダイの大冒険
【性別】男
【年齢】不明
【名ゼリフ】「覚えておくのだな、『死神』よ……これがマホカンタだ。もっとも、もう聞こえぬか」
【支給武器】護送車@DEATH NOTE、ドクターペッパー@STEINS;GATE
【本ロワでの動向】
「魔界の神」の異名を持つ、魔族最強の実力者。
「ダイの大冒険」に置いては圧倒的な実力を持つラスボスとして活躍した、悪役のカリスマである。
ロワ黎明期にその名を残すジャンプロワにおいては、宇宙の地上げ屋や冥王と共に主催者を務めていた。
ラスボスだけあってスペックはチートの一言。
膨大な魔力を秘めた第三の瞳「鬼眼」を持ち、さらには3つの心臓を得ているために恐ろしく生命力も高い。
彼が持つ必殺技も、一度に三回の攻撃を可能とする「天地魔闘の構え」や、不死鳥を形どるメラゾーマ「カイザーフェニックス」など、恐ろしいものだらけ。
そのため、本ロワに置いてもカリスママーダーとして数々の参加者を薙ぎ倒してくれる、と思われたのだが……。
なんと、登場話で見せた姿は、読者の見慣れた老いた魔族のもの、通称「老バーン」ではなく、
配下ミストバーンが保存していた若りし頃の姿と一体化した「真・大魔王バーン」状態だったのである。
この姿は一応「大魔王バーンの全盛期の姿」と設定されており、前述の必殺技も全てこの形態になって使用しているのだが……。
正直な話、若返ってからのバーン様は妙に自信過剰で思慮に欠けており、「老バーン」状態に比べると随分とカリスマが不足しているのである。
もちろん原作中ではダイ達をこれ以上なく苦しめていて、しっかりと強いことは強いのだが……。
しかし、元々このロワが「
厨二ロワ」である事を考えれば、これも妥当な判断だったのかも知れないが。
登場話では、己に支給されていた「護送車@DEATH NOTE」を初見で運転。
ドラクエ世界の住人であるバーンにとっては、自動車はまさに未知のアイテムであり、その有用性に随分と興味を持っていた。
……結局は使いこなす事(運転)が出来ずに、デスノ本編よろしくテレビ局へと突っ込んでいってしまったのだが。
教訓:無免許運転は危険なのでやめましょう!!
バーンを語るにあたって外せないのは、やはり「マホカンタ無双」であろう。
マホカンタとはドラゴンクエストに存在する呪文で、自分が敵に掛けられた呪文をそのまま相手へと跳ね返すという効果を持っている。
作中ではなんと、ギアスを跳ね返し、邪王炎殺黒龍波を跳ね返し、鏡花水月を跳ね返しと、とにかく万能っぷりを発揮。
もっとも黒龍波は元々、自分に向かって放つパラメーターアップ呪文とも言うべき物だったので、逆効果ではあったが。
特に語り草となったのは
藍染惣右介に対して鏡花水月を跳ね返した時で、哀れ完全催眠状態となった愛染は幻覚の敵と戦い続ける事となった。
(その様子から一部では愛染に対するアダ名が「戸愚呂兄二号」になるという珍事も発生。愛染ェ……)
と言ってマホカンタも最後まで最強だった訳ではなく、
上条当麻の死体から回収された右手、すなわち『幻想殺し(イマジンブレイカー)』の前に無効化されている。
が、バーン様は直後に慌てず騒がずカラミティエンド(闘気を纏った手刀)によって『幻想殺し』を切断。そりゃ物理攻撃じゃそげぶできんわな。
最終的には
カズマ・アーディガンと
東風谷早苗との決戦にて、自ら持つ「鬼眼」の力を開放。
最終形態である「鬼眼王バーン」と化し、圧倒的な実力により蹂躙せんと襲いかかったのだが、如何せん相手が悪かった。
彼らが乗り込むのは
デモンベイン。
数々の激闘により力を蓄え、正真正銘の『魔を断つ剣』と化したこの機体を、『魔王』が打ち破れるはずもなく。
キリストの教えにより真の三位一体を体現したデモンベインの、レムリアフルアクセルインパクトを受け、その太陽を思わせる巨大な熱量によって体内から焼き尽くされて絶命する。
かつて魔族に太陽をもたらそうとしたバーンにとっては、あまりにも皮肉な最期であった。
敢え無くその身を打ち砕かれたバーンは、デモンベインの初撃破相手としてその名を刻んだのであった。
……ちなみにこの大魔王、結局最後まで参加者を誰一人殺害できていない。
元部下達はそれぞれ不死身の対主催、一対多の激闘を繰り広げた強マーダーとして名を馳せたと言うのに…。
あまりにも情けないその戦績に、読者達は「バーン様テラサラマンダーwww」と嘆き悲しんで(?)いたのだった。
最終更新:2013年11月27日 20:49