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よつばのクローバー

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rozen-yuri

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だれでも歓迎! 編集



昔からそうだった。
思ってもないような事を言って人を傷つけたり。
素直になりたいのに素直になれなかったり。
………何て言うか、言い訳になっちゃうと思うんだけど……。
……運が悪い。



「あれ?……真紅も蒼星石も何食べてるんですか?」

気分が良かったので廊下を雑巾がけしている時にふと気になったので私は二人に問いかける。
蒼星石の方が若干早く私の方を振り返る。

(……そういう所も大好きです)

「ん?これはアイスだよ?」
「そっ、のりが暑いだろうからって買ってきてくれたのだわ。」

(……アイス?)

「……アイスってなんですか?」
「……んーと、冷たいお菓子みたいなものかな。一口いる?」

……冷たいお菓子、食べてみたい気がするけれど……。

(蒼星石と間接キスですぅ!///)

………でも、蒼星石が嫌がったら………。

『……え?翠星石と間接……?うわっ!もう僕このアイス食べれないよ!……あーあ。最悪だ……。』

……妄想(?)というか空想(?)が最悪なのしか思い浮かばない……。

「……?どうしたの?すいせ……」
「あ、アイスなんかいらないですぅ!」
「えっ?ちょ!翠星石!」

呼び止められようが構わない。
……だって、蒼星石に嫌われたくないから。
………でも、今もらっとかないと何だか後悔する気がする。
せっかく、くれると言っているのだから貰っといた方がやっぱり得だろう。
私は走っていた足をピタッと止め蒼星石の方に向って逆走する。

「あれ?翠星石?」
「あ、あの!やっぱり一口!」
「……ごめんね。もう食べちゃった。」
「へ?あっ!こっちの方がごめんです!」

「うぅ……。最悪ですぅ……。チビ苺聞いてくださいです~!!」
「あっ♪翠星石なの~!このアイス一口あげるの!」


雛苺からさっき真紅達が食べてたアイスを一口もらう。
……さっきやっぱり一口貰えば良かった。

「……美味しいですね。」
「そうなの!すっごく美味しいの!のりが『生きててよかった』とまで言ってたの!」
「相変わらず大げさですねぇ……。」
「のりはね~ジュンに
『この時代の前に生まれてきた人はこのアイスの味を知らないのよ?お姉ちゃんウルトラ級の幸せ者だと思わない?』
              っていってたの~!」

……確かに、たった一年でもズレていれば蒼星石とは双子という関係にはなれなかったかもしれないんだ。
………そっか。
この時代に。
この世界に。
二人でココにいるということは、まるでキセキとでもいえるような確率で。
そう考えると何だか私って……、

               「凄く幸せな関係に当たるのかもしれないです。」

一言そう呟くと、苺と書かれたアイスをもって首をかしげている。
自分に対して首をかしげているのかと思ったら後ろから荒い息が聞こえて私は慌てて振り返る。
………そこには、

「蒼星石!?ど、どうしたんですか!?だいじょ……」

口が思うように動かなかったのは蒼星石が何かを差し出しているから。
よく見たらそれは。

「よ、よつばのクローバー?これって……」
「……翠星石、欲しがってたじゃないか……」

欲しがってた?………あっ!


『翠星石が蒼星石からもらうんなら、よつばのクローバーがいいですね~♪』

あんな何気ない一言を覚えといてくれるなんて……。

「……それに、さっき君にはアイスあげれなかったし……。迷惑?」
「………ううん。凄く嬉しいです!ありがとうです!」
「……喜んでいてくれて嬉しいよ。翠星石。」

こういう所も、優しい所も、全部ひっくるめて、大好き。

「やっぱり蒼星石は翠星石だけの王子様になってほしいですぅ♪」
「……翠星石の王子様なら構わないけど。………僕だって一応女の子なんだからね?」
「わすれてなんかいないですぅ~♪」

次は蒼星石のアイスは絶対もらってやるです。
……あと。
こういう形でなくちゃんとはっきりと次は言ってやりたいです。

「愛してますよ」

って。
 

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