アットウィキロゴ
ローゼンメイデン百合スレまとめ@ウィキ
掲示板 掲示板 ページ検索 ページ検索 メニュー メニュー

ローゼンメイデン百合スレまとめ@ウィキ

カモミールバスルーム

最終更新:

rozen-yuri

- view
だれでも歓迎! 編集

 
 
「あー気持ちいいな~」
 
 肩までお湯につかると全身が内から熱くなっていく。
水滴が一滴、天井から落ちて鼻に当たった。
それすらも熱っぽい体には丁度いい。
薄く緑色に色づき、気持ちのいい檜の香りがする湯が体と心をリラック
スさせてくれる。「風呂」という文化を作った日本人をこの時ばかりは心
から尊敬する。
本当、まじノーベル賞ものだと思う。
蒼星石は一度両手で湯を掬い取ると、それで勢いよく顔をこすった。
湯が目に入らないぬように手で水を弾きながら横目で風呂に備え付けられているテレビを確認する。
時刻は6時20分、まだまだ夕方のニュースの時間帯だ。
またどっかの企業だか政治だかの悪行がばれたらしく、頭の毛が薄いオジサン達がそろって頭を下げているのが見えた。
それもあと40分もすれば終わる。
そして彼女の入浴時間はそんなには長くない。
これなら7時に放送されるドラマの視聴には十分間に合うだろう。
本当はこのまま風呂場で見てもいいのだが、食事がある上に後がつかえてしまう。
おまけにのぼせてしまう可能性も否めないのでやめておくのである。
風呂あがった後はどうしようか。
今日の夕飯担当は、おばあさんだからおやつでるよな。
絶対。

んで夕飯食べながらドラマ見て、それが終わったら・・・あ、そういえばCDが1つ届いてたんだ。
あれも聞かなきゃ。
 
湯船につかりながら黙々と今日の予定を立てる蒼星石の耳に、がたがたと騒がしい音が聞こえた。
どうやら誰かが洗濯機を回しているらしい。
家の水周りはこの近くに集まっていて、風呂のすぐ近くに洗濯機と洗面台がある。
広さはそれなりにあるのだが、朝の通勤ラッシュ時には場所の取り合い戦争になるのがこの家の日常である。
こんな時間に洗濯機を回すのは珍しい、とぼんやり考えていると、突然ガラッと風呂のドアが開けられた。
瞬間、蒼星石は固まる。
 
「蒼星石ー?入りますよぅー?」
「・・・は?翠星石・・・・?」

入るよってなんだ入るよって。
君はもう入ってんじゃないか。
っていうか何で、すいせ・・・?翠星石って女の子だよな。そりゃ僕もだけどさ。
だって全身にタオル巻いてるし。
僕はそんなのしないし。
今だってなんにも体にまいてな・・・・ってあれ?
 
「うわあああああああああああ!!な、ななな、翠星石!!」
 
頭の上においておいたタオルをあわてて湯船にいれ、蒼星石は胸やあそこをそれで隠す。
このさいマナー違反なんて気にする暇もない。
慌てふためく蒼星石とは対照的に、翠星石はケロッとした表情で何の気もないし平然と言い放った。
 
「だって7時から見たいテレビありますし。その前にお風呂入っちゃいですし。まぁいいじゃないですか。」
「よくない!早く出てって!アホ星石!」
「そんな事言ってももう服は洗濯機の中ですしー、翠星石は湯船に入っちゃうますもーん。ほら入っちゃいましたぁー♪」
 
言ってるそばから湯船へと強引に押し入ってくる。
・・・僕の思い人は多少、いやかなり変わっていたようです。

少し大きめの湯船とはいえ、今まで一人でのんびりと浸かっていた湯船に二人が入ると狭いものがある。
蒼星石は伸ばしていた足を折りたたみ、体育座りのような格好で翠星石から距離をとろうと後退してみたが、背中はすぐに湯船のふちについてしまった。
その状態のまましばらく二人は睨み合ったが、こうなった翠星石は引かないと一番知っている蒼星石が先に折れた
心底呆れたようにため息を吐くと、蒼星石はもたれかかる様にふちに体を預けた。
 
「信じられないよ・・・君は・・・女じゃないね・・・」
「どーゆーことですかー?」
「普通入ってこないでしょ・・・それに・・・、」
 
ため息と共に吐き出された言葉に、翠星石が噛み付く。
蒼星石はちらりと翠星石に視線を移した後、ボソリと呟いた。
 
「胸ないし。」
「んなっ!失礼です!!」
 
急に立ち上がる翠星石の迫力に湯船が波立つ。
思いっきりとばっちりの水飛沫を顔面に受け、蒼星石は渋い顔をした。
真実を言ってなにが悪いとその目が語る。
実際、見比べる対象が水銀燈や真紅しかいない蒼星石にとって翠星石が持つ一般的な女としての魅力はほぼないに等しい。
まぁそんな所も好きなのだが。

「このナイスボディのどこに文句があるっていうですか!!」
「君は・・・『鏡』がなんであるのか、その理由しってる・・・?」
 
蒼星石の発言に翠星石が言葉を詰まらせる。
どうやら本人も気にしていることではあるらしかった。
急にしおらしくなって湯船に戻っていく。
翠星石はしばしば自分の胸と蒼星石の胸を見比べながら、何かを考えているようだった。
その次に飛び出してくる提案が先ほど以上に蒼星石を驚かせるとはまだ思いもしない。
 
「ねぇ・・・・蒼星石・・・ですぅ。」
「なに?」
「胸・・・・・揉んでくれませんか?」
 
ゴンッっとタイル壁に頭を打ち付ける。
あまりの驚きに、痛みは殆ど感じなかった。
数秒送れてようやく神経から脳へ衝撃が伝わってくる。
 
「は?・・・いや、すいせ・・・はぁ!?」
「だって・・・揉んでもらったり気持ちいいと大きくなるって言いますし。」
 
いや、確かにそんな話もあるが。
 
 「第一・・・揉むところあるの?」
 「・・・それぐらいはありますよぅ!ほらぁ!」
 
僅かだった隙間を翠星石が縮める。
それにひるみ、蒼星石は距離を置くべく後退しようとしたが、体はそれ以上後ろには進めなかった。
行き場を無くしていた蒼星石の左手がもぎ取られ、手が翠星石の胸にそえられる。

バスタオル越しでもわかる、自分には、まだない柔らかさと僅かに存在を主張する膨らみに高揚していた蒼星石の頬がますます赤くなった。
一方、翠星石の方も羞恥心からか頬が薄く染まり始めていた。
蒼星石とは目を合わせようとはせず、どこか曖昧な眼差しが遠慮がちに宙を泳いでいる。
普段は見かけることのない翠星石の表情に、蒼星石の中に眠る悪戯心が何事かを呟いた。
 
「タオル越しじゃわからないよ?」
「う・・・ちょ、直接でもいいですぅ!」
 
はんばヤケクソのような発言だ。
勢いよく啖呵をきった割には微かに肩が震えているのを、蒼星石は見逃さなかった。
ゆっくりとバスタオルをはずして行くとやはり自分とは違う体が目の前に現れる。
ゆったりとした曲線を描くラインは女性への変わり目なのだろう。
こうして自分と比べてみると、結構胸があるように見えるのだから実に不思議なものである。
丁度手のひらに収まるサイズのそれを包み込むように触ってみると、ピクリと翠星石の睫が震えた。
今まで真紅達に所謂AVやエロ本見せられ、存在を知ってはいたのだが。
 
(柔らか・・・)
 
触ってみるとよくわかる、女なのに胸もない自分とは違う女性特有の柔らかさ。
同じ人間なのにこうも違うのかとある意味関心もする。
上下左右、どこから触っても平等に柔らかく動くたびに共に揺れる薄紅色の乳首が胸の大きさに似合わぬ官能さを醸し出し蒼星石の喉を鳴らした。
画面を通してみる女よりも、翠星石の肌はきれいな桜色に染まり怪しげな雰囲気を醸し出していて色っぽかった。
いうなれば処女の雰囲気。
処女の色気。

湯船に落ちたタオルを小さな手で握り締め、焦点が定まらずか弱く揺れる瞳は皆に散々見せられた女優たちにはないものだ。
薄く開けられた唇から漏れ出る息は艶かしく、湿っぽい。
天井から、水滴が一滴、湯船へと落ちた。
 
「や・・あ、ん・・・です・・・」
 
淡々とニュースを告げるだけのテレビの音に混じって聞こえた翠星石の喘ぎ声に、蒼星石は現実に引き戻される
 
「あ、ごめ、痛かった・・・?」
「ちが・・・痛いとか、じゃなくて・・・あ、・・・ふぁ。」
 
静電気に似たような、痺れる様な感覚を生み出す蒼星石の指先に翠星石は翻弄され、声を出すまいと絶える翠星石の姿に蒼星石が翻弄される。
指の力に軽く強弱をつけるだけで面白いぐらいに反応する。
蒼星石の肩に置かれた翠星石の手が快楽に酔いしれる毎に「もっと」と蒼星石に訴えるようだった。
それに夢中になって初めて触る感触を蒼星石は楽しむ。
薄緑色のお湯の中で淫らに揺れる肢体は、とても綺麗だと思った。

「ひぅ!そうせ・・・なにやって・・・・やぁ!」
「あんま暴れないで・・・っと。」
 
細い背中を引き寄せお湯から翠星石を少しだけ浮かせるように持ち上げる。
浮力も手伝ってか、案外簡単に翠星石の体は持ち上がり、腕に負担もなかった。
目の前に曝け出された丸出しの胸に、舌を這わせる。
 
 「あ・・・はっ・・・あぁっ!」
 
乳輪にそって舌を這わし、乳首の部分を緩く噛めば翠星石の肩が震えた。檜の香りしかしないはずなのに、翠星石からは甘い香りがしたような気がした。

 
「気持ちいい?翠星石」
「わ、分から、ない・・・ですっ、はっ、なんか体中がじんじんして、ん!」
「ふーん」
 
ここらへんまでは、確か無理やり風呂に入ってきた復讐のつもりだったのだと、後に弁明していた。
 
「んじゃ、もう少しだけ気持ちよくしてあげるよ」
「あ、やっ・・・!」
 
腰骨あたりに引っかかっていたバスタオルを引っ張り上げ、翠星石の手が届かないところへ転がす。
露になった秘部に人差し指を這わせるとそこは明らかにお湯ではないなにかでぬかるんでいた。
 
「あー・・・濡れてるよ、翠星石。」
「そ・・・れは、お風呂に!はっん、入ってるから・・・です。」
「分かってるくせにー」
 
意地悪いなーとは自覚している。
けれど、普段はあまりない状況条件で翠星石の悔しそうな、切なそうな表情をみるとやはり男(いや女だけどね)としての何かが自分の中で疼いているのだと蒼星石は確信した。
口元のにやけが、何故かとまらない。
それと、もう二つだけ確信する事実がある。
 
「こんな姿誰にも見せちゃだめだからねー、翠星石」 
「なに言って・・・あ、やぁ」 

自分が思っていた以上に相方は官能的で、自分は思っていた以上に独占欲が強いらしい。
 
所有印を押すようにきつめに薄桃色の肌を吸い上げる。
くっきりと咲いた薔薇色のキスマークは翠星石の肌に良く映えていた。
赤い舌でキスマークの上から肌を舐めると、ほんのり甘い味がした。
 
「ねぇ、翠星石」
「や、・・・あん、な・・・ん・・・です、か?ふぁ・・・」
「キス、していい?」
 
呼吸を整えさせるために蒼星石が手を止めると、翠星石の秘部が切なそうに疼いた。
口元から漏れ出る息は艶かしくどうして手を止めるのかと言いたげな瞳が蒼星石をじっと見つめた。
 
「え・・・?」
「キス、したいんだけど。いいの?ダメならダメって言っていいから」

多分、これは交渉に近いんじゃないかと思う。
ダメだと言った瞬間この行為自体も終わりを告げるのだろう、けれど了承した時からきっと最後まで進むことが簡単に予測できた。
いまや翠星石の体は換気扇から吹く僅かな風にも反応するほど高まっていて、この熱をどうにかしたいと今はそれしか考えていない。
しっとりと濡れそぼった膣からは薄白い愛液が湯船に混ざっているのが見えた。
是も日もない。
答なんか最初から決まっているのだ。
翠星石は返事代わりにゆっくり目を瞑ると、手を伸ばして蒼星石の頭を引き寄せその唇に自分のそれを落とした。
 
くちゅり、と舌が絡まる音がした。
 
「うんっ・・・ふっ、ふぁ・・・ん」
 
蒼星石は自分の中で何かが外れた事に気がついた。
多分これは愛情とか欲情とか今まで翠星石に持っていてけれど、決して表に出していなかった感情の渦。
予定とは全然違う順番で進んでいく行為に戸惑いを覚えながら、もう片方では貪欲に翠星石を求め始めている自分がいた。
中指をゆっくりと翠星石の中に入れるとやんわりと締め付けられる。
生理的に流れているのだろう涙が頬を伝って湯船に落ち、そこから波紋が広がっていくのが見えた。
 
 「あ・・・はぁ、そうせ・・・せき」

「翠星石可愛い・・・もっと声聞かせて」
 「んあっ・・・はっ、ああん!」
 
入り口付近から一気に奥まで指を突き入れる。
すんなりとは行かなかったがゆるい抵抗も難なく押しのけて蒼星石は中を探った。
これは確かに神秘的な感覚である。
一体中の構造がどうなっているのか。
柔らかい壁がきゅうきゅうと包み込む感覚が気持ちいい。
唇の横にキスをすると翠星石の肩が震えた。
それにあわせて二本目の指が翠星石の中に押し入ってくる。
生まれて初めて他人に触れられた秘部から押し寄せる快感と異物感が翠星石の頭では入り混じる。
現状を受け止められるほどしっかりとした意識はなく、翠星石はひたすら蒼星石を求めた。
膣の中からゆっくりとレンの指が引き抜かれる。
 
 「あ・・・そ、そうせ・・・?」 
 「・・・・えっと・・・」
 「・・・」
_________________
______________
___________
_______
_____
___

・・・・ 


洗濯機が完了を知らせる時に鳴らす音と、バステレビがなにかのニュースを読み上げる声が聞こえた――――。
 
「で、結局胸って大きくなるんですか?」
「僕に言われても・・・」
 
それじゃあ話が違うとばかりに翠星石が蒼星石を睨みつける。
7時をゆうに過ぎてしまい、見たいテレビは結局みれず夕飯は自己責任で自分で作る事になってしまった。
それがハウスルールなのだから仕方ないと言えばそうなのだが。
 
「あのテレビ・・・見たかったんですからね?」
「だからそれは悪かったって・・・」
 
バツが悪そうに蒼星石が顔を歪める。
あれから結局御湯を入れなおし、今度は桜の香りがする薄桃色に色づいた湯船で、蒼星石は翠星石を抱きかかえるように向かい合いながら湯船に使っていた。
ぬるめの御湯は、長湯するには丁度いい。

「見た感じ大きくなってない気がするです・・・」
「そりゃあ一朝一夕で変わるもんじゃないだろうし・・・持続するのが大切なんじゃないの?」
「・・・ってことは、またするですか?」
 
少し目線を泳がせた後、ぼそりと蒼星石が呟く。
 
「そりゃあ・・・翠星石が望むんなら俺は構わないけど」
「ふーん・・・」
 
納得のいかないと言う表情。
しかしこれ以上何を言えというのか、今の蒼星石には見当もつかない。
濡れた手で髪の毛を触ればさらりとした感触が伝わってきた。
ただ今は愛しいとしか言いようのない存在は、自分に何を求めているのか。 
 
「で、蒼星石、翠星石言う事があると思うのですぅ。」
「いや・・・これ以上何を言えと・・・」
「順番が逆になっただけですよ?ちゃーんと言ってくれなきゃ、そうですよね?」

悪戯っぽく笑う顔はどの表情だろうか。
「相方」?
「双子」?
「姉妹」?
どれにも当てはまらない新しい二人の関係を示すもの。
それで気がついた。
言わなくちゃいけない言葉は、たった二文字なのに唇が重たくて動かない。 
あーでもないこーでもない、と自分の中で格闘して、ようやく蒼星石は口を開いた。
 
「・・・・翠星石、好き。愛している」
「・・・は、はい、よく出来ました・・・ですぅ。」
 
愛しい人にはどうにも適わない。

 
このあと風呂をあがったら体を拭いて洗濯物を干して、それから夕飯とおやつ食べながら録画したドラマでもみようか。
なんて話し合いながら二人はゆっくりキスをした。
 
時刻は午後7時30分をつげるニュースキャスターの声が聞こえる。
柔らかい御湯と愛情に包まれて、今何かが変わり始めたカモミールバスルーム。
 
 

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最近更新されたスレッド
ウィキ募集バナー