アットウィキロゴ
ローゼンメイデン百合スレまとめ@ウィキ
掲示板 掲示板 ページ検索 ページ検索 メニュー メニュー

ローゼンメイデン百合スレまとめ@ウィキ

『Twins デート』

最終更新:

rozen-yuri

- view
だれでも歓迎! 編集

 
 
「わぁ…!凄いのー!」
「…おっきい…」
「さて、今日は」
「いっぱい遊ぶですよー!」


『Twins デート』


 事の始まりは一週間前。商店街のくじびきで、偶然遊園地四名様ご招待券を引き当てた双子。という事で仲良しの四人で遊びに来たのだ。

「翠星石!ヒナあの風船欲しいのー!」
「わ、分かったから引っ張るなですぅ!(雛苺…可愛いです…食べちゃいたいですぅ……)」
「…人、いっぱい…」
「はぐれないようにね(今日一日離すつもりは無いけどね…)」

 純粋な二人をよそに、欲望渦巻く二つの影があるのは、見なかった事にしておこう。

―――――

 次々と乗り物を制覇していく四人。だが、双子の方が乗り物に強くないのか、ついて行けず、後半は雛苺と薔薇水晶が乗り物に乗っていた。

「いってきまーす!」
「…待ってて、下さい」

 はしゃぎながら手を振り、乗り場へ消えていく二人。
 そんな二人の後ろ姿を、『休日に家族で遊びに来て、子供達のはしゃぎっぷりについて行けず、ベンチで一休みする両親』のような表情で双子は見送った。

「な、なんであいつらあんなに元気なんですかぁ…!?」
「薔薇水晶…こういうのスイッチ入るタイプなんだね…」

 お互い同時に、溜め息を吐いた。

―――――

「…暗くなってきましたし、そろそろ…帰りましょうか…」
「ヒナもうくたくたなのー」
「じゃ、じゃあ最後に…」
「あ、あれ乗らない?」

 このまま収穫0で帰るのは悲しいので、せめて、と双子は同時に観覧車を指差した。

「賛成なのー!」
「…そうですね」

 二人も賛同し、四人は観覧車乗り場へ向かった。

「何名様ですか?」
「四に…」
「「二名ずつで!」」

 四人、と言おうとした雛苺の声を遮り、双子がまた同時に叫んだ。

「…どうして、ですか?」
「ま、まぁたまには良いじゃないですか」
「そ、そうだよ。ほら、乗ろう」

 なかば無理矢理、雛苺と翠星石、薔薇水晶と蒼星石に分かれて観覧車に乗った。

―――――

「わぁー!高いのー!」

 無邪気な笑顔で景色を楽しむ雛苺。隣にいる狼が涎を垂らしてるとは気付かずに。

(うぅ…いっそ此処で食べちゃいますかねぇ…下に着くまで結構時間かかりそうですし……)

 そんな思考を止めるものもなく、狼はゆっくり雛苺に歩み寄り、そして…。

「あ、流れ星なの!」

 盛大にずっこけた。

「うゆ?翠星石何してるの?」
「…き、聞くなです…」

 泣きたい気持ちを抑え、視線を外に向けた。その瞬間、翠星石は目を奪われた。

「……綺麗、ですぅ………」

 夜空一面に、沢山の星が輝いていた。丁度翠星石達が乗ってる観覧車は頂上で、いつも地上から見る星空とはまた違っていた。

「…………ちび苺」
「なぁに?」
「……今日、楽しかったですか?」
「うん!」
「……そうですか」

 雛苺が笑顔で答えると、翠星石は優しい笑みを浮かべた。

「翠星石、なんだか嬉しそうなの」
「ま、翠星石も今日は退屈しませんでしたからね」

(今日のところは……雛苺の笑顔で我慢してやるですぅ………でも………)

―――――

「…どんどん…皆が小さくなってる……」

 観覧車に乗った事があまりないらしく、ちょっと珍しそうにする薔薇水晶。背後に狼…否、エロスの悪魔が微笑んでいるとは知らずに。

(さて、どうやって襲おうかな…)

 翠星石とは違い、襲うのは決定事項らしい。無理矢理唇でも奪おうかと考えていると…。

「…蒼星石」

 いきなり呼び掛けられた。

「な、何?」
「…今日は、誘ってくれて…ありがとうございました…」
「……え…?」

 ポカンとする蒼星石をよそに、ちょこんと頭を下げる薔薇水晶。頭を上げた時、笑顔を浮かべていた。

「とっても…楽しかった、です…」
「………そっか」

 そんな薔薇水晶の笑顔を見て、蒼星石は優しく微笑んだ。

「……あ、流れ星…!」
「………薔薇水晶」
「…なん、です………ん、」

 薔薇水晶が振り向いた瞬間、唇と唇が触れた。

「い、いきなり…なんて、恥ずかしいです…!」
「あはは、ごめんごめん」

(今日のところは……薔薇水晶の笑顔と真っ赤な顔で我慢しようかな……でも………)

―――――

((でも………今度は……二人きりで……))


end

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最近更新されたスレッド
ウィキ募集バナー