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短編 紅×蒼

最終更新:

rozen-yuri

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だれでも歓迎! 編集

 
――人形遊び。
動かず、喋る事の無い人の形をしたモノで自由に遊ぶ、純粋な、女児を中心とした遊び。
しかし、それが全て、イメージ通りのほんわかとしたものとは、限らない……。

「ぅ……んん…!」

一人の少女が、塞がれた口から微かなうめき声を上げた。既に涙で濡れている翠と紅の瞳は、必死に何かを、誰かに訴えていた。
しかし、それに答える筈の相手は、必死に訴えている事を知りながら、違う事を口にした。

「あら…いけない子ね…。抵抗しては、駄目でしょう…?」

優しい、けれど厳しい口調で、左胸の中心である場所を、指で強めにつねった。
すると少女から、悲鳴に近い声が上がった。

「約束したでしょう?」

長い金髪を揺らす、人形の様な顔立ちをした女性は、脅える少女の、再び溢れ出す涙を指で拭い、少女の頬を両手で包み込んだ。

「私の人形になる、と」


「あら、いらっしゃい」
「こんにちは。翠星石と雛苺は?」
「一階ではしゃいでいるわ」
「なるほど。で、真紅は読書?」
「えぇ。良かったら貴方もどう?なかなか面白いわよ」
「じゃあお言葉に甘えて。隣、良いかい?」
「構わないわ」

「(……?なんか熱気が……)」
「(蒼星石と二人きり……今なら……ふふふふふ……)」
蒼「真紅?入ってもいいかい?」
紅「いいわ、入りなさい」
蒼「ふふっ…真紅って余程本を読むのが好きなんだね」
紅「あら、いけなかったかしら?」
蒼「ううん、そんなことないよ…僕も何か読ませて貰っていいかな?」
紅「どうぞ…翠星石と雛苺は?」
蒼「下でお絵描きしてるよ」
紅「そう…」
蒼「…隣、いいかな?」
紅「ふふ…どうぞ」

蒼「……ふわああぁぁ…ぁふう…」
紅「…眠たいの?」
蒼「うん、ちょっとね…昨日マスターの手伝いしてたら日を跨いじゃって…」
紅「そう…無理はしないのよ?」
蒼「…うん……」ウトウト

紅「………」
蒼「………」
紅「………」
蒼「………」コテッ
紅「…蒼星石?」
蒼「…すー……すー…」
紅「…無理はしないように、って言ったのに」
蒼「…すー……すー…」
紅「ふふ…可愛らしい寝顔ね…」プニ
蒼「んんぅ……しん…くぅ……」
紅「んっ…もう…甘えん坊ね…」
蒼「…すー……すー…」
紅「蒼星石…」ナデナデ

蒼「……ん…あれ…?」
紅「あら…おはよう、蒼星石」
蒼「………もしかして僕、寝てた?」
紅「ええ」
蒼「…真紅に抱きついて?」
紅「そうよ」
蒼「な、何で起こさなかったのさ!?」
紅「だってあまりにも寝顔が可愛らしかったのだもの」
蒼「も、もう……真紅の馬鹿」
紅「ふふ…そんな貴女も可愛らしいのだわ」
蒼「………ぶぅ」
紅「ふふっ…ごめんなさい」

蒼「…でも、温かかったよ、真紅」
紅「………」
蒼「とっても安らいで…気持ちよかった」
紅「…貴女もよ?蒼星石」
蒼「…ねぇ、真紅」コテッ
紅「何かしら?」
蒼「もう少し…こうしていたい…」ギュッ
紅「ふふ…甘えん坊ね、蒼星石は…」ナデナデ
蒼「…ありがとう、真紅…」
紅「どう致しまして、蒼星石…」

翠(あ、あいつらぁぁ!帰って来てみればこの有り様!!どういうことです!?
蒼星石は翠星石のものなのに!あろうことか蒼星石も気持ちよさそうに寄りかかりやがってぇぇ…!!)
雛(2人共…ラブラブオーラ、全開なの…見とれちゃった…なの…)

終わり。書いてて虫歯が痛くなってきた…

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