アットウィキロゴ

『新世界の神と魔神の絶叫』


(キャラ) 夜神月、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア



「ふざけるなああああああああああああああ!!」

 夜神月の絶叫が、夜の街に響き渡った。

「今、僕が勝ったところだったんだぞ!」

 月は息を荒げ、首に巻かれた冷たい首輪を掴んだ。
 端正な顔が怒りに激しく歪み、明るい茶髪が乱れ、鋭くなった瞳が暗闇の中で獣のように光っていた。

 ニア、僕の勝ちだ——そう宣言した直後だった。勝利を確信した瞬間に、月はこの場所へ強制的に連れてこられたのだ。

「僕はニアに勝っていたんだ! Lの後継者など、所詮は僕の掌の上で踊らされていただけだった!」

 その先を知らないが故に月は吠え続ける。

「完璧な勝利だった! 新世界を造る最後のピースが埋まったはずだった!!」

 月は地面を強く蹴り、拳を握りしめた。
 怒りが全身を駆け巡る。恵まれた家庭に生まれ、秀才として生き、正義を歪めてまで神になろうとした男は最大限の屈辱を味わっていた。

「主催者ども! お前たちは僕の完全勝利の邪魔をした! 僕の理想を、僕の新世界を侮辱した! 絶対に許さない!」

 月はデイパックを乱暴に引き裂くように開け中を確認した。スマホと複数の支給品が地面にぶちまけられる。当然デスノートはなかった。

「くそっ!! 僕はニアに勝っていた……勝っていたのに! 馬鹿野郎!! ふざけるなああああああ!!」

 皮肉なことに「馬鹿野郎!!」「ふざけるなああああああ!!」という絶叫は、月が辿るはずだった本来の運命において完全敗北した末に吐き捨てるはずの台詞だった。
 しかしそれを知らない月は勝利の頂点から引きずり下ろされたと思い込み、その言葉を叫んでいた。


 ──その頃、別の場所で。

「ナナリーィィィィィィィィィィィィィィィィ!!」

 もう一つの絶叫が夜空を引き裂いた。

「ナナリーは何処だ! ナナリーを探せ!! ナナリーィィィィ!!」

 ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアの絶叫が夜の島に凄まじく響き渡った。

「ナナリーは死んでいない! ナナリーは生きている!! ナナリーは何処だぁぁぁ!!」

 ルルーシュは両手で頭を抱え黒髪を激しく掻きむしった。瞳は血走り端正な顔は激しい怒りと絶望に完全に歪みきっていた。息が荒く肩が激しく上下する。
 ナナリーがフレイヤの爆発に巻き込まれた直後、ルルーシュはこの場所へ強制的に引きずり込まれた。

「ナナリーを探さなければ! 早くナナリーを見つけなければいけないのに!!」

 ルルーシュは地面を強く蹴り、デイパックを乱暴に投げつけ、スマホを握りしめながら吼えた。その声は完全に取り乱していた。

「主催者ども! なぜ俺をこんな場所に連れてきた!!」

 怒りと狂気が理性を焼き尽くさんばかりに燃え上がる。普段の冷静で計算高い戦略家としての顔は完全に消え、ただ妹の安否だけを求める獣のような叫びが続いた。

「この首輪は何だ!? いや、首輪なんてどうでもいい! ナナリーは生きているはずだ! ナナリーを探さなければ!!」

 ルルーシュは歯を食いしばり悔しさと焦燥を浮かべながら周囲を睨みつけた。スマホの画面に映る地図は目に入っているが、頭はほとんど回っていない。デイパックの中身も冷静に確認する余裕など微塵もなかった。
 想定外の事態に極端に弱い彼の弱点が、今まさに最大限に露呈していた。最大のイレギュラーに彼の精神は完全に狂乱状態へと陥っていた。

 夜神月とルルーシュ・ヴィ・ブリタニア——まったく異なる世界から強制的に連れてこられた二人の天才は、互いの存在を知らないまま、それぞれ怒りに囚われ絶叫を続けていた。


【夜神月@DEATH NOTE】
[状態]:激昂、屈辱
[装備]:
[道具]:基本支給品一式、不明支給品×1 ~3
[思考]:馬鹿野郎!! ふざけるなああああああああああああああ!!
1:僕はニアに勝っていたんだ! 勝っていたのに!!

【ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア@コードギアス 反逆のルルーシュ】
[状態]:狂乱、パニック
[装備]:
[道具]:基本支給品一式、不明支給品×1~3
[思考]:ナナリーィィィィィィィィィィィィィィィィ!!
1:ナナリーは何処だ! ナナリーは生きている!!





>TOP

最終更新:2026年07月02日 21:21